◎いつまでも平和であるために 8月は平和月間  昭和20年に太平洋戦争が終わってから今年で62年。市では、日本国憲法の理念のもと、世界の恒久平和を願い、毎年8月に催しを行っています。この催しを通して、さまざまな角度から平和について考えてみませんか。 平和の集い 日時=8月5日(日)午後2時30分〜5時 会場=市民会館大ホール※直接会場へ ▽内容=『短編アニメーション』『ナイト ミュージアム』 ▽定員=先着1千人(無料)※8/4(土)・5(日)の期間中「ひのっ子映画祭&平和の集い」として開催(両日、午前11時から映画上映)[問合せ先]総務課 平和展 日時=8月3日(金)〜7日(火)午前9時〜午後5時 ※3日は午後1時から、7日は正午まで 会場=市役所1階市民ホール・101会議室 ▽内容=パネル展(国際協力機構、日野市国際交流協会、青年海外協力隊、満蒙開拓と日野)、ビデオ上映(拉致〜許されざる行為〜) [問合せ先]総務課 図書館事業 「戦時下の暮らし」図書の展示・貸出 日時=8月31日(金)までの午前10時〜午後7時※土曜・日曜日は午後5時まで。月曜日は休館 会場=高幡図書館(電話042-591─7322) 日時=8月4日(土)午前9時〜午後5時 会場=市政図書室 公民館平和事業 平和アニメ映画会 ▽内容=映画「ちいちゃんのかげおくり」「白い象」「象のハナ子」「おこりじぞう」 ▽読み聞かせ=市民ボランティア(宮田俊雄氏、多胡敬一郎氏)による朗読 ▽申込み先=下表の各児童館※時間、上映作品等詳細は問い合わせを 平和公演「8月に何があった 〜次の世代に伝える戦争と平和」 日時=8月4日(土)午後2時〜3時30分 会場=市民会館小ホール ▽内容=戦争体験者の話、戦争原爆を描いた詩の朗読、ハンドベル、合唱 ▽出演=戦争体験者、「のんど会」「朗読の会うづき」(朗読)、「ゆりのき(日野台幼稚園)」、「チューリップ・ツリー(五小)」、「浅川少年少女合唱団」、「男声合唱団エルデ」、「アンサンブル・アルファ・トヨキタ」(合唱)、二中卒業生・白川和彦(ハンドベル)、茂呂薫子(合唱指揮)、野口美恵子(ピアノ)、内藤和美(朗読指導) ▽定員=先着180人(事前申込み) ▽申込み先=中央公民館(電話042-581─7580) ◎秋立つ 日野市長 馬場弘融(ひろみち)  月日の経つのは早いもの。大暑を過ぎてもう9日、暦ではまもなく立秋を迎えます。  秋立つや  川瀬にまじる風の音 蛇笏  暑さ盛りの8月とはいえ、陽は少しずつ短くなるし、ひぐらしやツクツク法師の鳴き声がめだってきます。目覚めの風にひんやり涼しさを感じるとき、忍び寄る秋の足音に物思う人もあるでしょう。  東北地方の祭りはこの季節に行われます。明日は「青森ねぶた」。続いて「秋田竿灯」から「仙台七夕」まで。いずれも往く夏を惜しみつつ、やがて来る秋と寒さに向かう準備を促しているようです。残暑の夏祭りは迫力とともに物悲しさも漂わせます。  加えて、8月15日は62回目の終戦記念日。思いは違っても、日本各地で戦没者追悼の催しが行われます。私も戦争遺児の一人として常に感慨を新たにします。  これから夏休み、という人も多いでしょう。いずれにせよ、移りゆく季節の変わり目は大切にしたいものです。仕事はもとより、休暇や遊びの中に新たなステップに向かう思索のときが持てればよいと思うのですが。  秋来ぬと  目にはさやかに見えねども  風の音にぞおどろかれぬる       古今・藤原敏行