◎「子育てしたいまち しやすいまち日野」で 安心して子育て  少子高齢化社会と言われていますが、子育てに関するサービスへのニーズはますます高まっています。日野市では、育児相談や保育 、放課後の子どもの居場所などの子育て支援施策を充実させてきました。これからも多様なニーズを受け止め、市民の皆さんが安心し て子育てができるよう、施策を展開していきます。 ○保育施設 [問合せ先]保育課 1.待機児ゼロを目指して認可保育園、認証保育所、認定こども園を新設し、定員の拡大に努めています 平成20年も認可保育園(仮称)吹不多摩平保育園(定員30人)と認証保育所京王キッズプラッツ(定員60人)、日野市で初めて の認定こども園、日野多摩平幼稚園(保育園定員30人)を開設します。 平成14年 [認可保育園:園数]19 [認可保育園:定員]1,979 [認証保育所:園数]3 [認証保育所:定員]76 平成15年 [認可保育園:園数]25 [認可保育園:定員]2,416(437人増) [認証保育所:園数]5 [認証保育所:定員]272(196人増) 2.多様化する市民ニーズに対応するため保育サービスのメニューを拡大しています ・全ての保育園での延長保育を開始 ・市内2カ所の病後児保育 ・休日保育、年末保育、午後10時までの夜間保育の実施をしています。 3.快適な保育環境をつくります ・公立保育園充実計画 保育園の大規模改修を実施 平成19年に3園、以降、年次計画により全園実施予定 ・平成19年度の予算を充実させました 消耗品 1千700万円、備品 1千万円、給食賄材料 2千540万円 4.保育の質の向上も目指します 公立保育園のあり方と民間保育園との交流事業プロジェクトチーム、気になる子どもへの支援「そだちあい事業」、食育などの特色あ る保育園事業を進めています。 たかはた保育園が「平成19年度東京都特定給食施設等栄養改善知事賞」を受賞しました  日ごろの食育活動の成果です。 ○幼稚園 幼稚園では、幼児が適切な環境の中で楽しく充実した生活をするよう工夫し、人間形成の基礎づくりを行っています。 私立幼稚園 [園数]10 [児童数]2,100 市立幼稚園 [園数]5 [児童数]409 市では、市立幼稚園に通園する幼児の保護者に、入園料、保育料の一部を助成し、保育にかかる経済的支援を行っています。 ○4月高幡不動駅前に 新・子ども家庭支援センター開設 [問合せ先]子ども家庭 支援センター(電話:042-589-1260)  要保護児童の支援策をさらに進め、総合相談機能を高めるため高幡不動駅前に新・センターを4月に開設します。※多摩平のセンタ ーは、これに伴い地域型子ども家庭支援センターとなります  センターは、2つの地域型子ども家庭支援センターや子育てひろば、在宅サービス、子育てサークル支援などを統括し地域の子育て 支援を展開するとともに、先駆型センターとして、児童虐待対応を行います。 ▽所在地=日野市高幡1009番地の4 ○子どもを地域で見守ろう放課後子どもプランひのっち ■概要 学校の放課後の教室や校庭・体育館を開放し、子どもを見守る地域のボランティア「ひのっちパートナー」と昔遊びやものづ くり・スポーツ・学び等のプログラムを提供する学習アドバイザーを配置して、子ども達が安心して自由に過ごせる居場所づくりを行 っています。 ■今後の展開 (1) 平成20年度は、いままでの実施状況を踏まえ、開設日の変更や実施時間の延長など、更に利用しやすい居場所とします。 (2) 昨年実施した利用者アンケートも反映させ、子どものニーズを生かして、プログラムの幅を広げます。 (3) 児童館・学童クラブと連携したイベント提供等、関連団体・機関との連携を密にし、共催事業等の展開を図っていきます。 [問合せ先]子育て課 ○学童クラブ ■市では「希望者全員入所」を行っています。 ■大規模化の解消のため、積極的に施設の分設を行っていきます。 ■平成20年度は、たかはた学童クラブ、五小学童クラブの2つの学童クラブを開設します。 ■今年の1月から平山小学童クラブが、4月に開校する新しい平山小校舎へいち早く引っ越しました。 [問合せ先]子育て課 ○児童館 「基幹型児童館構想」ができました ■地域の子育て・子育ち事業の企画・立案・総合調整を行います。 ■3つの柱 (1) 生まれる前から大人まで、地域の子育て・子育ち支援の活動拠点としての機能を果たしていきます (2) 子どもの悩み、子育ての悩みを児童館全体で受け止めます (3) 地域ニーズに即応できる機能と体制を整備し、地域活動を支援していきます ■平成21年度からの実施を目指し、詳細について具体的な検討・調整を行っています。 ■児童館をより身近にします。現在、栄町と万願寺地区に新児童館の建設を予定しています。 [問合せ先]子育て課 駄菓子屋児童館「としちゃんち」  児童館の新しい形として、日野宿交流館で開設しています。 ○不登校等の子どもの居場所 すてーしょん 不登校等の子どもの居場所を考える「すてーしょん」を月に2回、ねんも公園(高幡)内の建物で行っています。 漫画を読んだり、話をしたり、卓球をしたり、思い思いに過ごしています。 不登校等で悩んだり、困ったりしていたら、ちょっと出かけてみませんか? [問合せ先]子育て課 ○子ども家庭支援センターサービスが充実しました ■一時保育(1歳以上の未就学児対象)  至誠あずま保育園(日野)が新しく加わりました。これで市内に5カ所目となりました。育児疲れの解消や通院等の際にご利用くだ さい。 ■一時保育(3カ月児から1歳未満対象)  0歳児を対象とした一時保育を行う「0歳児ステーションおむすび」を福祉支援センター内に開設しました。 ■ファミリー・サポート・センター 高幡に支部を設置しました。困った時は、お互い様の気持ちで「助け合う」有償ボランティアの 会員組織です。お気軽にご利用ください。 [問合せ先]子ども家庭支援センター(電話:042-589-1260) ○保育ママ  保育ママは、保育士などの資格をもった家庭福祉員が0歳から2歳の児童を自宅で家庭的な雰囲気を大切に保育する制度です。現在 9人の保育ママが22人の児童を保育しています。 [問合せ先]保育課 ○子育てひろばオープン 平山城址公園駅前に  子育てひろばは、主に0から3歳の子どもと保護者が集い、交流しながら仲間作りや情報交換が出来る場です。このひろばを平山城 址公園駅前に建設される複合施設内に平成20年度にオープンします。  子どもを遊ばせながら、子育て相談が出来、グループ作り、子育ての情報が手に入ります。ひろばには、相談員やひろばスタッフが いるので、安心かつ安全に利用できます。 ▽所在地=(仮称)日野市平山5丁目18番地の10平山城址公園駅前複合施設2階 [問合せ先]子ども家庭支援センター(電話:042-589-1260) ○さんぽっぽひろばの充実  昨年、開設した「さんぽっぽひろば」(日野市程久保531番地の7程久保運動広場内)で在宅の3歳児を対象とした子育て支援を 充実します。  4月にNPOを取得予定の法人に運営を委託し、保育園、幼稚園に通っていない在宅の幼児に友達や先生と遊ぶ楽しさを自然の中で 感じてもらう事業を計画しています。この事業は、登録制で1年間継続し、子どもに負担のかからないプログラムで進めます。 [問合せ先]子ども家庭支援センター(電話:042-589-1260) ■子どもの情景 日野市長 馬場弘融(ひろみち)  最近ピアノ曲をよく聴いています。モーツアルトもショパンも素晴らしい。若い頃はヴァイオリンが好きだったのですが、歳をとる とピアノです。音そのものの美しさではピアノが一番でしょう。  シューマンの作品に「子どもの情景」があります。子どもたちが茶目っ気たっぷり楽しそうに遊ぶ姿を描写した珠玉の小曲集です。  翻って日野市のこと。子育て支援にはずいぶん頑張ってきました。マスコミでも高く評価されています。少子社会だというのに、日 野市ではこれから数年は子どもの数が増えそうです。いま子ども人口推計の見直しを進めています。分権や税源移譲の行方など難しい 時ですが、民間の力をいただいて、福祉・教育両面で子育て施策をさらに充実させなくてはなりません。  とはいえ、若い人が増え子どもの元気な声がこだまするまちはいいまちです。これまでのまちづくりの成果ですからむしろ喜ぶべき ことなのです。  年末の「第九」合唱団に親子の姿が何組かありました。5年生の子どもとお母さんが初めて舞台で歌って感激した、という嬉しい投 書をいただきました。これもまちづくりの一面。  シューマンの作品ではありませんが、子どもたちの無邪気で柔和な情景が似合うまちを目指したいものです。