◎歩いてわかる日野の良さ 保存版(2) 浅川・多摩川"YOU"(遊)歩道ウオーキング 市民記者がウオーキングコースを紹介! 健康のために歩きましょう 歩けば地球温暖化対策に役立ちます  日野には、浅川、多摩川という2つの大きな川が流れています。今号では、この2つの川に沿い整備された遊歩道を歩きながら日野を 巡るコースを紹介します。  コニカミノルタからボランティア記者として7人、また、市民記者2人に参加いただきました。 [問合せ先] 市長公室広報担当 浅川編 ■浅川を歩こう!上流コース(約5キロ)  豊田駅から長沼駅までの浅川を上流に向かいます。  一番橋から平山橋の上流にある桜並木を通る清流と自然、野鳥の観察などを満喫するコースです。 ●1 中央図書館裏湧水池  豊田駅南口から徒歩5分。中央図書館の裏手には、透明度の高い水が豊富に流れる湧水があります。細い水路から広い用水路への出 口には、大きく真っ黒な鯉がたくさん群がり、魚を狙って白いサギもいました。自然が満載です。   ●2 一番橋  豊田と南平を結ぶ一番橋は、昭和33年(1958)の日野町・七生村合併後最初に手がけた架橋であり、また、当時全国の町村中最も大 きな橋であったことから「一番橋」と名付けられたと言われています。今は区画整理とともに新しい橋となり、市内交通の要衝として 重要な役割を担っています。   ●3 浅川  陣馬山と高尾山を水源とするきれいで豊富な水をたたえる浅川は、日野市で多摩川と合流し全長35.6キロの流れが終わります。川に は大きな鯉なども泳ぎ、野鳥観察も出来ます。河原のグラウンドでは、子どもたちの歓声も響いており、市民の憩いの場所となってい ます。   ●4 平山橋  平山橋から八王子・日野カワセミ会の方が浅川に浮かぶ60羽程のミドリガモをスコープで観察していました。浅川では市の鳥カワセ ミの他、ミドリガモなどシベリアからの渡り鳥もたくさん見ることが出来るそうです。   ●5 さいかちぜき公園  公園内には、サイカチの木、また園の北西、長沼橋の上流には、サイカチぜきがあることが公園の名前の由来となっています。住宅 地の中にあり、明るいのどかな公園です。移動図書館「ひまわり号」も月2回巡回しています。   歩いている人にインタビュー  少年野球のチームが練習している豊田児童グラウンド上の堤防で、ご夫婦でウオーキングに来ていた杉山さんにお会いしました。「 秋には七生丘陵の紅葉がよく見え、滝合橋付近からの夕日もとてもきれいで、よく来るんですよ」とのこと。 ■浅川を歩こう!下流コース(約5.5キロ)  南平駅から百草園駅までの浅川を下るコースです。  南平の桜並木を見ながら、高幡橋、ふれあい橋と、新井橋を渡り、百草園駅まで行く清流と景観のコースです。   ▲1 南平堤防の桜  桜の咲く頃は、お花見で賑わうところです。古木の桜の花に手も届き笑みがこぼれます。富士山も遠くで見守っています。近くの人 々に愛され、清掃され、休憩のいすもあり気持ち良く楽しい一時を過ごせる場所です(桜の古木45本、長さ450メートル、南平駅から 約1キロ)。   ▲2 ドッグラン南側浅川堤防  浅川の流れに鮎も遡上しています。鯉、ハヤ、ヤマベが泳ぎ、カワセミ、カモ、白サギ、大サギが行き来しています。富士山、丹沢 山、高幡不動尊五重塔も見えます。すばらしい景観を見ながら堤防を散歩出来ます(ドッグランにトイレあり)。   ▲3 高幡橋  川崎街道の道筋で、浅川に架かる橋の中では一番古く、大正12年(1923)東京府により架橋されました。昭和50年(1975)現在の新 しい高幡橋が完成しました。元の位置から約50メートル上流に作られた京王線とは立体交差部を含めて190メートル。幅員は車道10.5 メートル、歩道2.4メートルです。   ▲4 向島用水親水路  親水路は、浅川の清水を取り込み潤徳小の裏手をゆっくり流れ、新井地区へ潤いを運びます。水車も回り、小鳥、カモ、ザリガニも 見受けられ、散策の小道は体と心にやさしいウッドチップです。 ▲5 ふれあい橋(万願寺歩道橋)  市内唯一の吊り橋で高幡と万願寺を結んだ市道。全長148メートル、幅6メートルの歩道専用として平成3年(1991)8月開通。中央部 のアーチの高さ33メートル、橋の中央に幅15メートルのテラスがあります。橋の名前は市民からの投票で決められました。ドラマのロ ケ地としてもよく使用されます。 ▲6 大木島自然公園  公園は昔の用水跡地で約8千平方メートルを有し、ほぼ平坦で昔ながらの野草が多く見られる自然公園です。春は桜が咲き、夏はく ぬぎ等の木陰で涼しく、秋は田んぼのあぜに咲く「まんじゅしゃげ」の群落が見られます(隣接のスポーツ公園にトイレあり)。 ▲7 石明神社  神社の創建は南北朝期と推測されています。祭神は猿田彦命で、浅川本流に面し用水の取り入れ口にあたるので用水の守護神として 信仰を集めてきました。境内は大きなけやきの古木2本が訪れる人たちを見守っています。   ▲8 新井橋  浅川の市内で一番下流にかかる橋、全長136メートルの都道です。橋の上はモノレールが走り、近くには石田寺、土方歳三資料館が あり、多摩川と浅川の合流地点まで見渡せます。 ●詳しい道筋にお勧め  ここ浅川・多摩川以外にも、山あり川ありの日野には「歩き処」がたくさん。もちろん新選組の歴史を訪ねて歩けるのも日野ならで は。そんな「歩き処」を巡って健康にもなってしまおう!と作られたガイドがこの「ウォーキングマップ」です。コースも詳しく、か つ分かりやすいです。市役所1階市民相談窓口・5階文化スポーツ課、七生支所、豊田駅連絡所、市内各図書館で配布しています。 ▽問合せ先=文化スポーツ課