日野市ユニバーサルデザイン推進条例が制定 市民だれもが人生を楽しみながら希望を持って生きられるまちづくりのために バリアフリーのまちづくりに市民の期待が高まる中、だれもが使いやすいまちの実現を目指して、日野市ユニバーサルデザイン推進 条例を制定しました。 この条例は、4月1日施行となります。条例で位置付けられている建築物等施設や施設間のバリアフリー整備を誘導する手段の 部分は、現在施行されている東京都福祉のまちづくり条例を上回るため適用除外となり、この条例に一本化されます。 ▼ユニバーサルデザインまちづくりフォーラム開催〜条例の先に見えるもの〜 2月21日(土)午後1時から/市役所5階505会議室※直接会場へ/条例説明、講演「バリアフリーから住みよいまちづくりへ」、 パネルディスカッション「自由に行動し、希望をもって生きられるまちづくりのために」…コーディネーター・秋山哲男氏(首都 大学東京教授)、パネリスト・竹宮健司氏(首都大学東京准教授)、藤田博文氏(ユニバーサルデザイン推進条例検討委員)、橋本正明 氏(京王電鉄(株))、馬場弘融(日野市長) (都市計画課) ユニバーサルデザインとは 「すべての人のためのデザイン」を意味し、年齢や障がいの有無などにかかわらず、最初からできるだけ多くの人が利用可能である ようにデザインすることをいいます。 ●バリアフリーとユニバーサルデザイン ▲「バリアフリー」 リフトを使うことにより障壁(バリア)となる段差を除去(フリー)することで車いすでの乗降が可能となります。 ▲「ユニバーサルデザイン」 ノンステップバスといわれるものです。バスの床を低くし、すべての人にとって、乗り降りしやすいデザインになっています。 また、車いすの方が利用する場合は、スロープが出ます。 ●経過 ・平成19年3月…ユニバーサルデザイン推進条例検討委員会設置(市民及び障害者団体、関連市民団体、学識経験者等で構成) ・3〜12月…この間9回の委員会を開催 ・12月…市長に提言書を提出 ・平成20年2月…パブリックコメント実施(提言書) 8月…パブリックコメント実施(条例案) 12月…平成20年第4回定例市議会に上程 12月24日…条例公布 ●目的 市、市民及び事業者の参画、連携、協働のもとに、ユニバーサルデザインのまちづくりを推進するために必要な事項を定めることに より、市民誰もが自らの意思で自由に行動し、あらゆる活動に参加し、人生を楽しみながら希望を持って生きられる社会を築くこと。 ●条例枠組み 手段:建築物等施設や施設間のバリアフリー整備を誘導する手段 しくみ:ユニバーサルデザインのまちづくりを推進するための仕組み ↓これらを備えます。 手段 ■建築物などの施設や、施設の間の移動空間についてのユニバーサルデザイン化の誘導手段 ・不特定多数が利用する施設の整備基準への適合努力義務 ・上記のうち、一定の種類及び規模の施設の新設又は改修に当たっての届出義務、勧告・公表など 推進するためのしくみ ・可能な限り使いやすさを追求していくサイクルをつくります。 ・多様な人々の参画・意見の取り入れと相互交流を促進します。 ・継続的発展プロセスを動かすための体制を作ります。 ↓ ●スパイラルアップ 計画・設計→実施→評価→改善・改修→計画・設計→実施……→継続的発展 市民生活 ■交通災害共済「ちょこっと共済」に加入を! この共済は、都内の全市町村の住民が会費を出し合い、交通事故に遭った時、見舞金(下表参照)を受けられる助け合いの制度です。 期間…4月1日〜平成22年3月31日/市に住民登録・外国人登録をしている方対象/前年からの変更点…(1)10等級制から 6等級制に(2)3等級から6等級の見舞金及び見舞金決定の算定日数(3)交通遺児年金額が10万2千円に増額※遺児1人につき (4)バイク・自転車の2人乗りでの事故(排気量や年齢など法令で認められている場合を除く)や、交通機関への乗降時の事故には、 見舞金は支払われなくなりました。2月2日(月)から市役所1階銀行派出窓口、七生支所、市内各金融機関(ゆうちょ銀行・郵便局 を除く)へ/都市計画課 ●交通災害共済見舞金 [等級]1等級 [交通災害の程度(交通災害を受けた日から1年以内)]死亡 [加入コース(年額掛金):Aコース(1,000円)見舞金額]300万円 [加入コース(年額掛金):Bコース(500円)見舞金額]150万円 [等級]2等級 [交通災害の程度(交通災害を受けた日から1年以内)]重度の後遺障害※注 [加入コース(年額掛金):Aコース(1,000円)見舞金額]200万円 [加入コース(年額掛金):Bコース(500円)見舞金額]100万円 [等級]3等級 [交通災害の程度(交通災害を受けた日から1年以内)]入院日数30日以上の障害 [加入コース(年額掛金):Aコース(1,000円)見舞金額]25万円 [加入コース(年額掛金):Bコース(500円)見舞金額]16万円 [等級]4等級 [交通災害の程度(交通災害を受けた日から1年以内)]入院日数10日以上30日未満又は実治療日数30日以上の傷害 [加入コース(年額掛金):Aコース(1,000円)見舞金額]9万円 [加入コース(年額掛金):Bコース(500円)見舞金額]6万円 [等級]5等級 [交通災害の程度(交通災害を受けた日から1年以内)]実治療日数10日以上30日未満の傷害 [加入コース(年額掛金):Aコース(1,000円)見舞金額]5万円 [加入コース(年額掛金):Bコース(500円)見舞金額]3万円 [等級]6等級 [交通災害の程度(交通災害を受けた日から1年以内)]実治療日数10日未満の傷害 [加入コース(年額掛金):Aコース(1,000円)見舞金額]3万円 [加入コース(年額掛金):Bコース(500円)見舞金額]2万円 ※その交通災害による障害が身体障害者福祉法施行規則別表第5号に掲げる1〜3級までの障害の状態に至ったときをいう。 ■みんなでつくる環境講座〜ごみシンポジウム4 東京薬科大学里山復元サークルASIATOが企画した環境講座です。小学生を中心に、ごみ問題を考え、ごみ減量学習発表や意見 交換などを行います。 2月14日(土)午前9時30分〜11時30分/市役所5階505会議室 (ごみゼロ推進課電話:581・0444) ■「し尿」汲み取りの有料化を実施します 4月から、家庭から出されるし尿の汲み取りを有料化します。対象は、下水道供用開始から1年を経過した地域で、し尿汲み取りを 行っている世帯です(個別に通知)。費用は1回1千600円です。 (ごみゼロ推進課電話:581・0444) 税金 ■住宅のバリアフリー改修に伴う家屋の固定資産税減額措置 高齢者・障害のある方等が居住する既存住宅で、平成19年4月1日〜平成22年3月31日に、一定のバリアフリー改修工事を 行った住宅は、申告により固定資産税が減額されます。 居住者の要件…(1)65歳以上の方(2)要介護認定又は要支援認定を受けている方(3)障害のある方/家屋の要件…平成19年1月 1日に存在する住宅であること/改修工事の要件…次の工事で補助金等を除く自己負担金が30万円以上のもの(1)廊下の拡幅 (2)階段の勾配の緩和(3)浴室の改良(4)トイレの改良(5)手すりの取り付け(6)床の段差解消(7)引き戸への取り替え(8)床表面の滑り 止め化/減額される期間と税額…工事が完了した年の翌年度分に限り、改修工事を行った家屋の固定資産税の3分の1(100平方 メートル相当分を上限)を減額※省エネ改修軽減と同時の適用可/申告方法…工事完了後3カ月以内に申告書(市役所1階資産税課 にあり)と添付書類を資産税課へ ■耐震改修住宅に対する家屋の固定資産税減額措置 昭和57年1月1日以前に建築された住宅で、平成18年1月1日〜平成27年12月31日の間に建築基準法に基づく一定の耐震 改修工事を行い、次の要件を満たす場合は、申告により一定期間、家屋の固定資産税が減額されます。 耐震改修の要件…(1)現行の耐震基準に適合する耐震改修(2)耐震改修に要した費用の額が1戸あたり30万円以上/減額される期間 と税額…改修完了時期が(1)平成21年3月までは減額期間3年度分、税額の2分の1(2)平成22〜24年は減額期間2年度分、 税額の2分の1(3)平成25〜27年は減額期間1年度分、税額の2分の1※1戸あたり120平方メートル相当分までに限る/申告 方法…改修後3カ月以内に検査機関などが発行する現行の耐震基準に適合した工事であることを証する証明書及び工事費用が分かる 書類を申告書に添付し資産税課へ ■熱損失防止(省エネ)改修に対する家屋の固定資産税減額措置 平成20年4月〜平成22年3月31日の間に、一定の熱損失防止(省エネ)改修工事を行った住宅は、申告により固定資産税が 減額されます。 対象…次のすべてに該当するもの(1)平成20年1月1日以前に建てられた住宅(賃貸を除く)(2)省エネ基準を満たす工事で窓の 改修工事及びそれと併せて行う床、天井、壁(外気等と接する部分に限る)の断熱工事(3)工事費が30万円以上/減額される期間と 税額…工事が完了した年の翌年度分に限り、改修工事を行った家屋の固定資産税額の3分の1(120平方メートル相当分を上限) を減額※新築軽減及び耐震改修軽減と同時の適用は不可/申告方法…工事完了後3カ月以内に「熱損失防止改修工事証明書」及び 工事費用が分かる書類を申告書に添付し資産税課へ