紙面から お知らせ 子育て応援特別手当の申請を…2 お知らせ 東京都議会議員選挙…5 お知らせ 百草台児童図書館閉館のお知らせ…5 催し 第6回ひの薪能…6 特集 第47回市民文化祭…8 市民のあんしん力がさらにアップ 平成21年第2回日野市議会定例会において、平成21年度6月補正予算案(6億6,666万7,000円)が可決されました。 今回の補正予算は、主に国及び都の雇用対策予算を受けての緊急雇用創出事業、子育て施設の整備、新型インフルエンザ対策事業など、 社会情勢の変化に伴う緊急課題への対応事業などに重点を置き、市民のあんしん力を高めることを主題に編成されました。 広報今号では、その主な概要についてお知らせします。(市長公室広報担当) 6月補正予算で取り組む主な事業を紹介 子育て ●あさひがおか保育園交流スペース(1,850万円) 地域の子育て支援の拠点として約100平方bの交流スペースの整備を行います。 ●学童クラブ新築・増築、改修(1億546万9,000円) あさひがおか・二小学童クラブの新築・増設、一小学童クラブの増築、たきあい学童クラブ移設、夢が丘小・さくら第二学童クラブの 改修を行います。 健康 ●新型インフルエンザ対策(153万2,000円) 今後起こりうる新型インフルエンザの流行に備え、マスクや防護服などの必要物品の備蓄を行います。 まちづくり ●豊田駅バリアフリー化事業(1,600万円) 豊田駅南口に設置するエスカレーター及びエレベーターの実施設計をJR東日本(株)に委託します。 農業振興 ●トマトの樽栽培導入に伴う施設整備(3,814万2,000円) 平山地区の農業者(認定農業者)によるトマトの樽栽培導入に伴う施設整備を行い、農業経営の向上や農地保全につなげます。 福祉 ●DV(ドメスティック・バイオレンス)被害世帯支援給付金事業(200万円) 定額給付金及び子育て応援特別手当を受け取れなかったDV被害世帯へ相当額の給付を行います。 教育 ●小学校校舎耐震設計・診断(550万円) 六小南校舎西側棟耐震補強設計及び二小東校舎耐震診断を行います。 ●小・中学校施設修繕(962万円) 四小、五小及び二中の防火シャッターの改修を行います。 市の新型インフルエンザ対策 6月に、市内で3件の新型インフルエンザの発症が確認されました。 市では6月9日に、市長を本部長とする新型インフルエンザ対策本部会議を開催し、市の対応を定めました。 その結果、発症者は回復し、過去の案件と基本的に同様と考えているという都からの報告に基づき、市としては、外出・集会の 自粛要請や学校などの休校などの特別な対応を行わないことを決定しました。 ■誰でもかかる可能性があります 今回の新型インフルエンザは、弱毒性とみられていますが、感染力が強いため、いつ誰が発症してもおかしくありません。 早期に治療をすれば、国内では重症化している例はありません。近くに発症者がいる場合、偏見を持ったり、差別をすることが ないよう風評被害に注意しましょう。 ■秋以降の第2波に注意を 新型インフルエンザは、現在冬の時期である南半球で大流行しています。秋以降の第2波の動向に注意し、正しい情報と冷静な対応を 今後も心がけてください。 ■医療機関に行く前にご相談を ▼一般的な健康相談 ●健康課(電話 042-581-4111平日午前8時30分から午後5時15分) ▼感染が疑われる場合は発熱相談センターへ ●南多摩保健所(電話 042-371-7661平日午前9時から午後5時) ●東京都発熱相談センター(電話 03-5320-4509平日午後5時から翌朝午前9時、土曜・日曜日、祝日午前9時から翌朝午前9時) お米を食べよう 日野市長 馬場弘融(ひろみち) 市内に残る数少ない水田で早苗が伸びています。かつて「江戸の米蔵」であった日野。昭和三十年ごろまでは当たり前の風景でした。 少年時代に味わった水田を渡る風の心地よさを思い出します。 このところ農業の将来が気になります。戦後最悪となった不況の克服に産業界は大わらわですが、そのさい農業の可能性を再評価 すべきでしょう。環境面からも食糧自給率を高めるように求められています。 丸紅経済研究所長・柴田明夫氏が書かれた「コメ国富論」に触発されました。 実体経済の極みが農業である。世界の食糧事情は逼(ひっ)迫(ぱく)している。広い農地を耕作放棄したままで良いのか。稲作に裏作を 合わせ農業として周年労働を目指すべきだ。今や食料は戦略物資である。食と農を時間的・空間的にもっと近づけなくてはならない。 身土不二、地産地消と言うではないか。 最近の日本人はピーク時の半分しかコメを食べない。パン給食の影響かもしれない。洋食になじんだ末のコメ余りが国の農政を 狂わせてしまったのだ。 発想を百八十度転換し、もっとコメを増産するべきである。日本には豊富な水があるし、おいしいコメ作りのノウハウがあるでは ないか。加えて良いコメは高価に輸出出来る、と。 お米を主食としてきた日本食の素晴らしさを思い返しましょう。そして地場野菜や魚類を多く食べれば、食糧自給率は飛躍的に上昇す るはずです。 もっとお米を食べよう。