情報公開制度と個人情報保護制度 平成21年度の運用状況 広報今号では、情報公開制度と個人情報保護制度の平成21年度実施状況をお知らせします。 問合せ先:総務課 ▼情報公開制度 どなたでも市が持っている情報の閲覧や視聴、写しの交付を求めること(行政情報公開請求)が出来ます。個人情報などの例外を 除き、原則公開します。平成21年度の運用状況は表1のとおりです。 ●平成21年度 行政情報公開請求の状況(表1) [区分]公開請求 [決定件数※]161件 [決定内容]全部公開69件、部分公開42件、非公開(非公開2件、不存在42件、存否応答拒否1件)、却下5件 ※請求手続件数は154件です。1件の請求に複数の決定を行う場合があります ▼個人情報保護制度 プライバシー保護のため、市に個人情報の適正な取り扱いを義務付け、また本人には、市が保有している自己情報の開示や訂正、 消去、利用中止などを求める権利を保障する制度です。平成21年度の運用状況は表2・3のとおりです。 ●平成21年度 自己情報開示請求等の状況(表2) [区分]開示請求 [決定件数※]24件 [決定内容]開示15件、部分開示4件、非開示(非開示0件、不存在4件、存否応答拒否1件)、却下0件 ※請求手続件数は23件です(うち取下げ1件)。1件の請求に複数の決定を行う場合があります。平成21年度は訂正、消去、利用 中止の各請求はありませんでした ●個人情報取扱事務の状況(表3) [平成21年度中の届出数]内容変更5件、新規事務14件、廃止3件 [平成21年度末現在]637件 ※平成21年度は事務の分割及び統合はありませんでした ▼情報公開や自己情報開示等の請求方法 申込方法:直接、情報公開窓口(市役所1階市民相談窓口内)へ。情報公開請求は、郵送、FAXまたは電子申請も可、持ち物: 自己情報開示等請求には本人確認が出来る書類(運転免許証、健康保険証等)、自己情報訂正請求は本人確認が出来る書類と情報の 誤りを証明するもの※情報公開請求は不要、その他:情報公開等の決定と方法…請求日の翌日から14日以内に公開・非公開等を 決定。情報の閲覧などで市役所にお越しいただく場合があります。 ▼不服申立制度 情報公開請求などに対する市の決定に不服がある場合には、市に対して不服申立てが出来ます。申し立てを受けた市は審査会に 諮問し、その答申を尊重して最終決定をします。 ▼情報公開・個人情報保護審査会 情報公開請求などに係る不服申立てについて、市からの諮問を受けて審査する機関です。市長が委嘱した5人の委員で構成されて おり、平成21年度の諮問の内容は表4のとおりです。平成21年度は4件について答申しました。 ●不服申立ての状況(表4) 平成21年度は、審査会を11回開催しました。諮問件数は、前年度から継続しているものも含めて9件ありました。概要は次の とおりです。 日野市議会へ提出された請願について、市議会定例会に向けて教育委員会及び教育部が準備した文書及び利用した文書の行政情報 公開請求に関するもの(答申) 日野市教育部在籍の指導担当参事の異動先を示す文書の行政情報公開請求に関するもの(答申) 校庭の芝生化事業について、東光寺小が選定された経緯・理由を示す文書の行政情報公開請求に関するもの(答申) 介護認定審査会の資料の自己情報開示請求に関するもの(答申) 再雇用(教育職員)推薦書など自己情報開示請求に関するもの 教育長が校長に対して行った口頭注意の内容を示す文書の行政情報公開請求に関するもの 再雇用(教育職員)の採用選考面接要領の行政情報公開請求に関するもの 校長会・副校長会で「入学式・卒業式において舞台正面に生徒の作品を掲示することを禁止した文書」の行政情報公開請求に関する もの 東光寺小における「ひのっこエコアクション」の実行計画を示す文書の行政情報公開請求に関するもの ▼情報公開・個人情報保護運営審議会 情報公開・個人情報保護の両制度が適正に運営されているかをチェックするために設けられた審議機関です。9人の委員で構成され、 うち3人が市民公募の委員です。個人情報の取り扱いについての諮問のほか、コンピューターネットワークの管理運営に関する重要 事項なども審議します。平成21年度の審議会への諮問状況は表5のとおりです。 ●平成21年度審議会への諮問(表5) [諮問事項] 要注意情報の収集:1件 本人以外からの収集:4件 本人以外収集の通知省略:5件 目的外利用:2件 外部提供:5件 目的外利用の通知省略:2件 外部提供の通知省略:6件 コンピュータ処理:3件 外部とのオンライン結合:1件 開示しないことが出来る個人情報:0件 諮問事項合計:29件 ※平成21年度は7回開催。諮問案件数10件(1つの案件に複数の諮問事項が含まれている場合があります) 福祉 ■高齢者見守り支援ネットワーク〜パネル展を開催 日時:8月25日(水)〜9月10日(金)※日曜日を除く、会場:市役所1階市民ホール、問合せ先:高齢福祉課 ■発達障害のある子どもの理解と支援〜わかりづらい思春期の子どもへの対応 日時:9月5日(日)午後2時〜4時、会場:ひの煉瓦ホール(市民会館)※直接会場へ、講師:月森久江氏(杉並区立済美教育 センター指導教授)、定員:先着200人、その他:先着順で1歳〜未就学児の保育あり(事前申込)、問合せ先:福祉政策課発達 支援センター準備担当(電話:581・1111、内線7718) ■日野市障害福祉人材育成事業 精神ホームヘルパーフォローアップ研修T〜精神障害を持つ方への対応を考える 日時:9月10日(金)午後6時30分〜8時、会場:生活・保健センター、講師:内山美根子氏・中村敦子氏(いずれも多摩総合 精神保健福祉センターリハビリテーション部)、対象・資格:市内在住・在勤で福祉サービスに関わる方、費用:100円(資料代)、 申込方法:電話またはFAX、問合せ先:(社福)日野市民たんぽぽの会・うぃず(近藤電話:599・7299、FAX: 599・7203) ■シルバーパスの更新を 9月30日(木)までのシルバーパスをお持ちの方は、9月中に更新手続きをする必要があります。 東京バス協会から郵送されたシルバーパス更新申込書に必要事項を記入し、同封の案内に記載の窓口で新しいパスの発行を受けて ください※今年8月及び9月に新規発行を受けた方には、更新申込書などは郵送されません。発行を受けた窓口で書類をお受け取り ください。 対象・資格:、費用:(1)平成22年度住民税が「課税」の方…2万510円(2)平成22年度住民税が「非課税」の方…1千円 (3)平成22年経過措置対象の方…1千円、その他:持ち物など、詳細は問い合わせを、問合せ先:東京バス協会シルバーパス専用 (電話:03・5308・6950※土曜・日曜日、祝日を除く午前9時〜午後5時) ■敬老金を贈呈します 9月1日現在、次の年齢の方に敬老金を贈呈します。 対象・資格:77歳・88歳・100歳の方、その他:詳細は通知を参照。今年度から、101歳以上・90歳・80歳の方対象の 記念品は廃止、問合せ先:高齢福祉課福祉係 ■認知症サポーター養成講座 日時:ご都合に合わせて開催※概ね1時間〜1時間30分、内容:認知症の人との接し方など、講師:地域包括支援センターから 派遣、申込方法:電話、問合せ先:高齢福祉課在宅サービス係 働く ■パートタイム就職支援セミナーを開催 日時:9月3日(金)午前10時〜11時30分、会場:福祉支援センター、内容:再就職へのプラン作り、求人票・応募書類・ 面接のポイントなど、講師:見崎宏氏(就職促進指導官)、対象・資格:パートタイムで就職を希望する方、定員:先着40人、 持ち物:筆記用具、雇用保険を受給されている方は雇用保険受給資格者証、申込方法:電話、問合せ先:ナイスワーク高幡(電話: 593・5991) ■シルバー人材センター入会案内説明会 日時:9月10日(金)午前10時開始、会場:生活・保健センター、内容:事業紹介、概要説明、対象・資格:60歳以上の方、 問合せ先:シルバー人材センター(電話:581・8171) 報告 ■市長の動き[7月後半] [17日]東京都市町村総合体育大会閉会式[20日]東京都市長会役員会議・政策調査特別部会[24日]日野人運動事業効果 検証報告講演会、日野宿夕涼み会[25日]ひのよさこいまつり開会式[27日]南多摩ニュータウン協議会総会[28日]東京都 市長会平成23年度東京都予算編成に対する各局要望[29日]国民体育大会東京都準備委員会常任委員会・総会[30日]三鷹・ 立川間立体化複々線化促進協議会、多摩都市モノレール等建設促進協議会合同総会 問合せ先:市長公室秘書担当 知っていますか!? 日野市のものづくり(5) 日野市のものづくりの歴史〜初期 問合せ先:産業振興課 製造品出荷額等が都内第1位である日野市。今号から3回にわたり、日野市の工業の歴史についてご紹介します。 昭和5年頃に始まった昭和恐慌の影響を受け、東京近郊の農業地域であった旧日野町においても、農産物価格の暴落により生活 困窮者が増え、まちの財政は苦しい状況に陥りました。その打開策として行った施策の一つが大企業の誘致でした。 昭和10年代に当時桑園や畑地だった地域へ「日野5社」((株)吉田時計店、六桜社(現コニカミノルタ東京サイト日野)、 東京自動車工場(株)(現日野自動車(株))、富士電機製造(株)(現富士電機システムズ(株))、(株)神戸製鋼所東京研究所)が 誘致されました。 この施策により雇用の創出や税収の増加につながるとともに、現在の「工業のまち日野」としての第一歩を踏み出したのです。なお、 当時各企業が日野市へ工場を建てることを決めた要因の一つとして、豊富で質の良い地下水の存在があったと言われています。 出典:「大工場がやってきた〜産業で振り返る日野の昭和・平成〜」 ▲昭和10年代に工業誘致を行っていた時代の工場建設風景