CO2削減 できることから始めよう 私たちはこんな取り組みをしています 各家庭での省エネルギーの取り組みを紹介  昨年10月に開催した「日野市環境フェア」で表彰された家庭での省エネルギーの取り組みの一部を紹介します。 家電の見直し 日野本町の菊地さん  日野本町の菊地さんのお宅では、電化製品の要不要を徹底的に見直し、節電に努めています。  オーブントースター代わりに魚焼きグリルを使用し、お湯はやかんで沸かして魔法びんに入れることで電気ポットも使用していません。また、調理法を工夫することで、電子レンジも使っていません。いろいろな調理法があることを知ることで、家電を使わなくてもできる料理もあり、計画停電の際にも影響が少なかったとのことです。  また、菊地さんは、省エネのコツとして、楽しみながら取り組むことを挙げています。エアコンを使うよりは、近くにある水路や多摩川を渡る風や打ち水で涼をとっているとのことです。ちょっと不便でも、趣きのあるひと昔前のくらしを楽しんでみるのはいかがでしょうか。 ▲魚焼きグリルでもトーストが焼けます 「見える化」機器の活用 東豊田の大平さん  東豊田の大平さんは、家族で早寝早起きを心掛けたり、風通しを良くしてエアコンの使用を抑えたりして、ライフスタイルを自然に合わせるよう工夫しています。  家電の使用に関しても、洗濯機、掃除機は午前中、食器洗い機は夜に使うなど、電力消費のピークとなる時間帯を避けるようにし、昨年の夏の節電にも取り組んだそうです。  また、大平さんは電力の使用量が分かる機器を使用し、冷蔵庫の強度設定などによる効果を検証し、家庭での省エネに利用されているとのことです。普段漠然と使っている家電も、どのくらいの電力を使っているのか数値で見ることにより、より効果的な節電ができます。 ▲「見える化」機器は無料貸し出しも実施 ごみの削減による温暖化対策 旭が丘の青木さん  旭が丘の青木さんのお宅では、市が行う「容器包装お返し大作戦」が始まる前から、ペットボトルやトレーを販売店に返すなど、ごみ削減に積極的に取り組んでいます。  エコバッグに関しては、普段の買い物の時だけでなく、カラフルなものを旅行にも持って行き、お土産などを買う際にも活用しています。  また、ラジオやライト、キッチンタイマーなどの身の回りの品は、なるべく電池を使わない手回し式のものを使っています。このほか、生ごみを減らすため、レタスの外葉を炒め物にしたり、ジャガイモの皮を揚げておつまみにしたりするなどの工夫をし、一部は堆肥化もしています。  ごみを減らすことは、焼却や運搬で発生するCO2も減ることになり、地球温暖化防止にも良い影響があります。 ▲手回し式の機器 省エネ診断による効果 万願寺の橋爪さん  万願寺の橋爪さんのお宅は、毎月の電気、ガス、水道などの使用量を市に報告していただく「省エネモニター」制度にご協力いただきました。  もともと、同様の家族構成の平均的な家庭に比べ、毎月5千円分程度電力使用量が低かったにもかかわらず、使用エネルギーから算出したCO2排出量で、モニター期間中約13%、294?を削減しました。  これらは、すだれなどによる日よけの実施、温水便座や不要照明の見直し、節水型シャワーヘッドの使用など、できることを着実に実施した結果です。  また、橋爪さんのお宅では、家庭の省エネ診断を行い、専門家の目によるチェックも行っています。省エネ診断は、東京都地球温暖化防止活動推進センターでも無料で行っていますので、興味のある方はこの機会にぜひ、ご利用ください。 294kg 約13%の削減 ひのっ子エコアクションを進めています  市内の小・中学校では、学校版エコマネジメントシステムとして、ひのっ子エコアクションを実施しています。  学校ごとに「省エネ・省資源・環境にやさしい学校づくり」などを目指し、活動を設定しています。計画した活動は、実施後に評価を行い、次年度以降の活動に生かしていきます。 ▲平山小での取り組みの様子 保育園・幼稚園を訪問します エコクマ・エコアラと一緒に楽しくエコを学ぼう  キャラクターの着ぐるみが保育園と幼稚園を訪問し、クイズやDVDなどを使ってみんなでエコを考えます。子どもたちにエコを習慣づけてもらうことで、家庭で子どもから大人への働きかけへとつなげていきます。  地球温暖化を防ぐには、一人ひとりの日頃の積み重ねが大切です。次の世代に美しいふるさと日野を手渡すため、みんなで取り組みましょう。 キャラクターイラストを使用しませんか?  CO2をへらそうキャラクターとして、ラッピングミニバスなどで活躍中の「エコクマ」「エコアラ」のイラストを、チラシなどにご使用できます。使用にあたり、守っていただく事項があります。詳細は環境保全課までお問い合わせください。 ▼ベビーカステラ焼き機を貸し出します  ご希望の方は、環境保全課までお問い合わせください。なお、カステラ作成のための原材料や、プロパンガスについては、各自負担になります。 第3次日野市地球温暖化対策実行計画(素案)について寄せられたご意見に対して市の考えを公表  1月16日〜30日に第3次日野市地球温暖化対策実行計画(素案)に対するご意見などを募集したところ、6件のご意見が寄せられました。  寄せられたご意見およびご質問に対する市の考えを3月1日(木)〜15日(木)に公表します。詳細は、市ホームページまたは七生支所、市内各図書館でご覧ください。               l環境保全課 省エネ診断をしてみませんか  東京都地球温暖化防止活動推進センター(クール・ネット東京)では、無料で診断を行っていますので、ぜひご利用ください。 ▼家庭の省エネ診断…診断員が家庭の電力やガスの使用状況を確認し、すぐにできる省エネのコツをアドバイスします。 ▼事業所の省エネ診断…技術専門員が事業所へ伺い、電気やガスなどのエネルギー使用状況や設備の運用方法を確認し、各事業所に適した改善策を提案します。 l東京都地球温暖化防止活動推進センター(クール・ネット東京電話 03−5388−3422) 消費電力の「見える化」機器を貸し出し  テレビや掃除機など家電製品の消費電力を「見える化」して節電・省エネをしてみませんか。  ブレーカーに取り付けて家全体の使用電力を測る「省エネナビ」と、コンセントと家電のプラグの間に取り付けて機器の消費電力を測定する「ワットモニター」を無料で貸し出します。  これまで、貸し出しを利用した市民の方は、ワットモニター利用者で約19%、省エネナビ利用者で約25%の節電(前年同月比)をしていいます。 a貸出期間…省エネナビ最長120日間、ワットモニター最長30日間f市内に住所を有する個人・団体および「ふだん着でCO2をへらそう宣言」を行った個人・団体k市役所3階環境保全課窓口で受け付け※貸出機器は数量限定のため、事前にお問い合わせを ▲省エネナビ 貸出者の感想 ▼ワットモニター ●普段使っている家電の電気使用量が分かり節電の参考になった ●待機電力の大小が確認できた ●子どもの環境学習に役立った ▼省エネナビ ●消費電力のグラフ化で、電気使用量の多い時間帯が確認できた ●電気使用量が目に入ることで、家族の節電意識が高まった ▼省エネナビ貸出者の時間帯別電気使用量   朝(午前7時〜8時)と夕方から夜間(午後6時〜9時)の使用量が多いことが分かります。電力不足の際は、この時間帯の節電に特にご協力ください。 モバイルソーラーユニットを貸し出し  太陽光から電気を発電・蓄電し、シガーソケットやUSB機器などを使用できるモバイルソーラーユニットを無料で貸し出します。  非常時には、携帯電話やLEDランタンの充電などにも利用できます。  お祭りなどのイベントの際は、複数台を連結して100Vのコンセントとしても利用できます。(最大100W)複数台での貸し出しもご相談ください。 a貸出期間…最長30日間f市内に住所を有する個人・団体および「ふだん着でCO2をへらそう宣言」を行った個人・団体k市役所3階環境保全課窓口で受け付け※貸出機器は数量限定のため、事前にお問い合わせを 家電買い替えの際は 家計にもやさしい省エネ家電に  家電製品を買い替える際は、省エネルギー性も考慮して機器を選びましょう。  省エネ家電を選ぶときに参考になるのが、統一省エネルギーラベルです。  また、省エネ家電への買い替えは、CO2排出量を削減するとともに、電気代の節約にもなります。  例えば、10年前の冷蔵庫を最新のものに買い替えると、年間の電気代で約1万円の差が出ます。 ★の数が多いものを選びましょう。 マークが緑色のものを選びましょう。 目安電気料金の安いものを選びましょう。 これまでの事業効果の検証について  ふだん着でCO2をへらそう事業は、平成20〜24年度の5年間の取り組みとしてスタートし、4年目が終わろうとしています。  市民の皆さまにもキャラクターとともに事業が浸透し、宣言数も伸びています。  地球温暖化のない、美しい地球を次の世代に手渡すためには、宣言後の継続的な取り組みが必要です。そこで、市では宣言された皆さまへのアンケート調査を行い、宣言後の取り組み状況や優れた取り組みを環境フェアや広報ひのなどでお知らせしてきました。  また、2年前から「省エネモニター制度」を開始し、実際の省エネ行動が電気・ガス・水道料金(光熱水費)にどのように効果があるかなどについて、省エネ行動とともにデータを公表しています。  このような事業活動による実際のCO2削減効果については、現在、東京農工大学と連携し検証しています。詳細は、今後、広報ひのや市ホームページなどでお知らせしていきます。 省エネモニター制度を実施  グラフは、昨年と今年の参加世帯の平均電気使用量とそれに伴うCO2排出量を示したグラフです。震災後の省エネルギーのご協力により、4月以降は世帯平均で約17%の削減することができました。 ※2月1日現在の集計結果です。モニターの方の入れ替えにより、昨年10月に報告した数値と平成22年度実績値が異なります。省エネモニターは、随時参加者を募集しています。ご希望の方は、環境保全課までお問い合わせください。 1カ月当たりのエネルギー使用料金の目安 電 気; 世 帯:戸建住宅:集合住宅; 単身世帯:5,400:4,400; 2人世帯:7,700:6,300; 3人世帯:9,100:7,400; 4人以上 世帯:11,400:9,300 都市ガス; 世 帯:戸建住宅:集合住宅; 単身世帯:3,000:2,900; 2人世帯:4,100:3,700; 3人世帯:5,600:5,100; 4人以上 世帯:5,900:5,100 水 道; 単身世帯:1,900; 2人世帯:3,700; 3人世帯:5,000; 4人世帯:6,600; 5人世帯:7,800; 6人以上 世帯:9,800