まずは セーフティネットコールセンターへご相談ください 暮らしのこと 家族のこと 仕事のこと 問合せ先:セーフティネットコールセンター (内線2241・2242、メール:s-net@city.hino.lg.jp) 市では、格差是正・生活安定に向けたきめ細やかな支援を行うため、市民の皆さまが気軽に相談できる窓口として市役所2階に セーフティネットコールセンターを設けています。 広報今号では、セーフティネットコールセンターが行う取り組みをご紹介します。 格差是正・生活安定に向けたよろず相談窓口 〜生活相談事業 「収入のこと、離婚後のことなど、困ったことがあるが、どこに聞いたらよいか分からない」。そのような場合、まずセーフティネット コールセンターへご相談ください。 皆さまから寄せられたさまざまな困り事や不安・ご要望などをお聞きし、担当する部署・機関につなぎ、円滑に問題が解決するよう サポートしています。 離職中の方の家賃をサポートします 〜住宅手当緊急特別措置事業 平成19年10月1日以降に離職し住宅を喪失している方、または住宅を喪失するおそれのある方に対し賃貸住宅の家賃を補助します。 ご利用に当たっては一定の要件(収入、資産、就職活動)があります。 日時:支給期間…6カ月間、内容:支給額(上限)…単身世帯5万3千700円、複数世帯6万9千800円 受験生の塾代と受験料をサポートします 〜受験生チャレンジ支援貸付事業 中学3年生・高校3年生への塾代・受験料の貸し付けを行っています(入学した場合は返済が免除)。 内容:貸付金額…塾代・最大20万円、受験料・中学3年生は最大2万7千400円、高校3年生は最大10万5千円 対象・資格:次の全てに該当する方(1)世帯の生計中心者(20歳以上)であること(2)課税所得または総収入金額が一定基準以下で あること(3)貯金など資産の保有額が600万円以下であること(4)現在居住している土地・建物以外を所有していないこと(5)都内に 引き続き1年以上在住(住民登録)していること(6)生活保護受給者世帯の世帯主または構成員でないこと(7)暴力団による不当な行為の 防止等に関する法律に規定する暴力団員が属する世帯の構成員でないこと 高齢者の運転免許証返納をサポートします 〜高齢者運転免許自主返納支援事業 住民税が非課税で運転免許証を自主返納した75歳以上の方に対し、本人確認ができる証明として使用できる住民基本台帳カード (写真付)の交付手数料(500円)を免除し、シルバーパス購入費用(1千円)を補助します。 犯罪などの被害にあわれた方をサポートします 〜犯罪被害者等支援事業 ▼支援制度の紹介 相談内容に応じて、各種支援制度や専門相談窓口の案内などを行っています。 ▼被害者支援施策のPR 被害者支援に関して市民への周知を行い、被害者支援の重要性を啓発しています。 自殺対策に取り組んでいます 〜自殺対策推進事業 市では、昨年4月に全国で2番目となる「日野市自殺総合対策推進条例」を施行し、自殺対策に取り組んでいます。 ▼相談業務…各種支援制度や専門相談機関の紹介 ▼自死遺族わかちあいの会の開催…原則毎月第4日曜日に開催 ▼自殺対策シンポジウムの開催 ▼日野市自殺総合対策基本計画の策定 ひとり親家庭をサポートします 〜ひとり親家庭支援事業 ▼ひとり親相談…母子自立支援員がひとり親家庭の相談に応じます(電話で予約を)。 ▼平成22年度改定版「ひとり親家庭のしおり」を配布 ▼ひとり親支援セミナーを開催…弁護士や専門家による情報提供を行います。 ▼住宅支援…離婚などで緊急かつ一時的に住宅に困窮し、自立の実現のために必要と認めたひとり親家庭などに対し、市営住宅の一部を 2年を超えない範囲内でお貸しします。対象要件がありますので、詳細はお問い合わせください。 ▼資格取得をバックアップ…母子家庭自立支援教育訓練給付金(就職につながる能力開発のための講座受講料の一部を助成)、母子家庭 高等技能訓練促進費(就職に有利な国家資格などを取得するため修業年限2年以上の養成機関において修業している間の一定期間の 経済的支援)などがあります。いずれも児童扶養手当を受けている方などが対象です。 ▼母子自立支援プログラム…母子自立支援プログラム策定員が、就労支援のための相談をお受けします。児童扶養手当を受けている方 などが対象です。 ▼求職活動中の一時保育料免除…求職活動中のひとり親の方などで保育園に入園できていないお子さんの一時保育料を支援します。 一時保育は、地域子ども家庭支援センター多摩平、子育てひろば程久保「あかいやね」、わかば保育園高幡分園、しせい太陽の子 保育園、至誠あずま保育園、0歳児ステーションおむすび、子育てひろば平山「ぽっかぽか」で実施しています。 ▼母子・女性福祉資金の貸し付け…母子家庭などの方々が経済的に自立して安定した生活を送るために必要とする各種資金を貸し付け ます。 新しい線を引く時 日野市長 馬場弘融(ひろみち) まもなく梅雨に入りますが、今年は雨が多そうです。大地震による地殻変動など、地球は環境激変の時代を迎えたのかしれません。 この夏は特に局地的豪雨に注意したいものです。 さて市長として16年目を迎えました。わが仕事を振り返ると、ハード面では自らの企画は多くありません。50年ほど前の為政者たち が将来を見据え、地図上に引いた線、言わば「古典的計画」を実現する役割でありました。 具体的には、都市計画道路があります。国道バイパスの開通、都道の拡幅および鉄道との立体交差などです。区画整理もほとんどが 受け継いだ事業でした。市立病院建て替えや一番橋架け替えは、旧施設のリニューアルです。この春完成した市民の森ふれあいホール にしても長年の課題だったのです。 もちろん、これら事業を着実に進めることができたのは、職員とともに私も精一杯頑張った成果だと自負しています。 ですが、時代がいよいよ「新しい線引き」を求めてきました。 世界同時不況はもとより、大震災と原発事故の影響は甚大です。民主主義や資本主義の危機と言えるかもしれません。 おりしも来年、日野市は市制50周年を迎えます。新しい文明を視野に、孫の世代に受け渡すわがまち日野の新たなる計画を考える時が 来たのでしょう。 みんなで日野の地図に、百年の風雪に耐える線を引きましょう。