紙面から 市立病院は一般病棟7対1入院基本料の適合病院となります…2 4月から一部の市施設を利用すると使用料がかかります…4 50年ビジョンプロジェクト 将来ビジョン構築のためのシンポジウム…8 原付オリジナルナンバープレートのデザインを決定…8 平成25年 謹賀新年 日野市は市制施行50周年を迎えます あの頃日野市は… 高幡交差点周辺 平成12年1月、モノレールが全線開通。高幡不動駅やその周辺道路も整備されました。 一番橋周辺 平成14年7月、現在の一番橋が完成し、平成23年には京王線をくぐるアンダーパスも開通しました。 日野駅西側周辺 平成16年3月、日野駅のロータリーが整備され、同年9月、近くに新町交流センターが開館しました。 寛容と勤勉そして品格を 日野市長 馬場弘融(ひろみち) 明けましておめでとうございます。 市民の皆様にはそれぞれ平成二十五・癸巳(みずのとみ)年の輝かしい初春をお迎えのこととお慶び申し上げます。 過ぎた年を振り返り、新しい年への希望を書きます。 昨年は日野自動車や雪印メグミルクの工場移転など心配される報道があり、日野市にとっては厳しさの増す一年でした。 ヨーロッパ発の世界経済不安が影響を与えていると思うのですが、国政までも不透明感の漂う年であったと思います。 市財政も大変で、義務的経費がもう少しで税収を上回る事態。市政運営にも苦労があったのです。 ですが、長年の懸案が叶った年でもありました。特に市民の森ふれあいホールの完成は明るい話題でした。 早速国体のプレ大会に活用することができました。各大会とも市民各層のご協力をうけて賑わいの中で開催され、ほっとしました。 市立病院の経営もかなり良くなってきました。市民応援団のおかげです。産業面では、工業振興基本構想を策定することができました。 関係者の連携を深め、ものづくり日野を次の世代に繋げたいところです。 さて、今年は市制施行50周年。加えて東京多摩国体(スポーツ祭東京2013)本大会が開催されます。 世の不況風や停滞感を吹き飛ばし、市民みんなが一つになって、日野から日本の元気を発信したいと思います。 引き続き政治経済とも難しい年になるでしょうがご協力ください。 そこで今年のテーマです。 「寛容と勤勉そして品格を」としました。 昨年末の衆議院選挙では激しい言葉の応酬がありました。民主主義における選挙運動の意義を考えれば、 激しい論戦も必要なことでしょう。でも選挙が終わればノーサイド。意見や立場の違いを乗り越え、 国も地方も力をあわせ未来に向けチャレンジすべきです。 それにはまず、人様の考えを尊重し受け入れること。そして自分は、与えられた役割の中でまじめに懸命に働くこと。 いずれも私たち日本人に備わった美質だと思います。その際ちょっと気品に配慮したい。 品格を持った働き方や生き方でありたいということです。 市制50周年を単に過去を振り返るだけの年にしたくない。次なる50年を考え、孫やひ孫の世代により美しい日野を受け渡すために、 厳しい時代だけれど、寛容・勤勉・品格を旨として乗り切ろうと思うのです。 新しい年、市民の皆様ひとり一人のご奮発に期待して年頭の挨拶といたします。