大杉 1つ目は地域資源、2つ目は人材、3つ目はルール作りと考えています。 まずは地域資源ですが、それぞれの地域にそれぞれの味わいがある。行政だけではなく、 住民も含めた地域全体が、今一度地域を再発見し、伝統に磨きを掛けてその地域の良さを提示できるかどうかが問われています。 日野市で言えば、湧水などを有する水の都といったように、 潤いのあるまちをコンセプトの中心に位置付けてまちづくりを進めることは非常に重要だと思います。 また、産業構造が変わっても、高度な技能・技術が集積されているところも強みです。 日野市の魅力・ブランドとして追求していく価値があるものをうまく取り出し、 地域資源を発掘し、再発見し、さらに磨きを掛けてもらいたいと思います。 そのためには、地域資源があるだけではだめで、人材も重要です。 これからは少子化だからこそ子どもたちへのきちんとした教育が大切ですし、 高齢者やこれまで必ずしも能力がうまく活用されたり発揮できなかったりした女性なども、 すでに地域で果たしている役割をもっと高く評価して、その活力をうまく引き出していくことが重要ですね。 女性の輝いている地域は、地域全体も明るく元気になります。いろいろな能力を持った方々を発掘して、 その人が力を発揮できる役割を見つけて与えていくことで地域に厚みが出てくると思います。 3つ目のルール作りです。ルール作りというと何となく行政が物事を決めると考えてしまいがちですが、 そうではなく、地域で目標を定め、共有し、それを目指していく上で自らにルールを課すということでもあります。 地域、自治会、町会または市全体といった場合でも、これからの時代に即した形で地域資源と人を掛け合わせ、 力をより大きなものにしていけるようなルールをきちんと作っていけるかが鍵ですね。 そういう意味で、私はよく「創発」という言葉を使います。人と人、地域資源と地域資源をうまく結び合わせて、 1足す1を2だけではなく、3にも4にもしていく関係をどうやって作っていくのかが問われます。 資源、人材、ルール作りといった点で日野市はすでに多様な取り組みをしていると思います。 まちづくりはまさにそうでしょうし、市民参画も定着しています。 地域の中のネットワークといったすでにあるものもフル活用して、さらなる発展を遂げていただけたらと思います。 日野市らしさをうまく生み出していただければなと思います。 新しいまちづくり今年はその第一歩 大杉 地方分権の時代と言われ久しいですが、 自主自立的な自治のあり方を自治体が真剣に考えていかなければいけない時代だと思います。 日野市も含めて多摩地域の自治体は日本全体のトップランナー的な自治体経営をしっかりしてきていると思います。 日野市にあっては、日野市の魅力を活かしていくうえでも近隣の自治体との関係というものも非常に重要になってくるかと思います。 これからの人口減少時代には行政面もそうですが、社会資本、 例えば道路にせよ鉄道にせよ広域展開しているものが当たり前になっています。 広域連携を視野に入れて、自主自立した自治体であるからこそ広域の中で、 それぞれが輝いていけるような仕組み作りもしっかりと考えてほしいですね。 市長 非常に心強いお話です。東京都の「新たな多摩のビジョン」の中でも「危機的状況の中にもかかわらず 自治体はハコモノ競争をしている」といった話があります。共同できるものは共同で行う、実際の取り組みとしては、 ごみの処理について共同化していくということを進めています。一緒にできることは一緒にやっていきたい。 社会資本的な連携では、先程、中央線と京王線の駅の話をしましたが、多摩都市モノレール沿線5市の立川市、 東大和市、八王子市、多摩市、日野市でまだささやかではありますが連携事業を行っています。 また、京王線の多摩川流域の自治体で連携ができないかといった話し合いも始まっており、 市長同士の話し合いもしていきたいと思っています。 大杉 ぜひ、そのような取り組みを実現させていただきたいと思います。 将来を見据え戦略的に市政を進める 市長 昨年7月に長期的ビジョンに基づき戦略的に市政運営を行おうと地域戦略室を設けました。 今後、長期的な視点を持って疾病予防に必要な運動や生きがい活動に取り組んでもらおうとする 「健康維持アクション戦略」をはじめ、産業立地特性を活かした施策、日野市の価値を高め定住促進に向けた プロモーションをやっていきたいと思っています。また施策の進行については、 具体的な期限を設定し同時並行して進めていくことも大切だと思っています。 今年は、その第一歩になると思っています。いきなり大きなことはできませんが、 時間軸を意識して徐々に準備をしていきます。そのために組織や予算も含めて変えていこうと思っています。 昨年、市制50周年事業や多摩国体がありました。いろいろな形で、 実行委員会やボランティアの方々にご活躍いただきました。 この経験を活かして市民や企業の皆さまの力を今後も発揮していただきたいと思います。 今後の行政にとって、このまちの全ての力をいただきながら目的に向かっていくことで、 きっと明るい未来が拓けるものと思っています。そのご理解とご支援をいただきたいと思っています。 本日はありがとうございました。 大杉 ありがとうございました。 ▲日野市長 大坪冬彦 告知版 ■教育委員会平成25年度第10回定例会 日時:1月16日(木)午後2時から、 申込方法:傍聴希望の方は開催時刻20分前までに市役所5階庶務課へ※申込多数の場合は抽選、問合せ先:庶務課 ■傾聴ボランティア入門講座〜りっすん 日時:1月22日〜2月19日の毎週水曜日午後1時30分〜4時、会場:中央福祉センター、 対象・資格:全回参加できる市内在住・在勤・在学者、定員:30人※申込多数の場合は抽選、 費用:3千円、申込方法:1月15日(水)(必着)までにはがき、FAXまたはEメールで。 住所、氏名(ふりがな)、年齢、性別、電話番号、参加の動機を記入、 問合せ先:〒191−0011日野本町7の5の23日野市ボランティア・センター (電話:582・2318、FAX:582・0082、メール:hino-vc@hinosuke.org) ■障害者の就労を支えるしごとパートナー養成講座初級 日時:1月20日〜2月24日の毎週月曜日午後2時〜4時30分、会場:七生特別支援学校など、 定員:申込制で先着30人、申込方法:1月16日(木)(必着)までにFAXまたはEメールで。 住所、氏名(フリガナ)、年齢、性別、電話番号、参加の動機を記入、 問合せ先:日野市社会福祉協議会(電話:582・2318、FAX:582・0082、メール:info@hinosuke.org) ■市内建設業団体を通じて大工さん・職人さんをご紹介します 市では、「住まいの増改築や小さな修繕などをどこに頼めばいいか分からない」または 「大工さんや職人さんの心当たりがない」という方のために、市内建設業団体を通じて信頼できる業者を紹介しています。 お受けできる内容は、増改築、改装、修繕などです。 問合せ先:産業振興課 国保・後期高齢者医療制度 ■年金天引きを口座振替払いに変更できます 後期高齢者医療保険料や国民健康保険税を年金天引きされている方は口座振替払いに変更することができます (納付書払いへの変更不可)。1月24日(金)までに保険年金課に届け出すると 平成26年4月分以降の年金天引きを口座振替払いに変更できます。届出用紙は郵送できます。ご連絡ください。 問合せ先:保険年金課 ■所得税などの社会保険料控除について 後期高齢者医療保険料や国民健康保険税を支払った方は所得税・住民税の社会保険料控除として申告することができます。 年金から天引きされている保険料・保険税については天引きされている方の控除となるため、 扶養者の社会保険料控除として申告することはできません。 ただし、扶養されている方の保険料を扶養者の口座から振替払いとすると、扶養者の社会保険料控除とすることができます。 問合せ先:保険年金課 税金 ■固定資産税・都市計画税を口座振替で納付されている方へ 登記変更により1月1日現在の所有者を変更した場合や複数の方が所有している不動産の持ち分が変更になった場合は、 改めて口座振替の申し込みが必要です。 申込方法:通帳、印鑑、納税通知書を市役所1階納税課、七生支所、豊田駅連絡所、市内金融機関へ持参、問合せ先:納税課 ■延滞金と還付加算金の割合が決定 市・都民税、固定資産税・都市計画税、軽自動車税、 国民健康保険税の延滞金と還付加算金の割合が1月1日から次の通り決まりました。 内容:延滞金割合…納期限後1カ月までの期間2・9%、納期限後1カ月を超える期間9・2%、 還付加算金割合1・9%、問合せ先:納税課 明るい未来 一票を 日野市議会議員選挙 立候補予定者説明会 問合せ先:選挙管理委員会事務局 日時:1月14日(火)午後2時〜3時、会場:市役所5階505会議室、定員:1候補者2人以内、 持ち物:印鑑、その他:立候補予定者の住所・氏名・本籍・生年月日・党派・職業・連絡先を記載していただきます ▼明るい選挙推進のキャラクター「選挙のめいすいくん」 よろず相談窓口〜市民のお悩み110番 セーフティネットコールセンター(電話:586−0611(直通))