日野市国民健康保険の医療状況をお知らせします 市では、人口減少・高齢化が進み、医療費をはじめとした社会保障関連費などの増加という深刻な問題に対応するため、 ヘルスケア・ウエルネス戦略(長期的な視点で、高齢者になっても医療や介護に頼らずに、 住み慣れた土地で充実した生活が送れるような地域社会の実現を目指す)を立てて取り組んでいます。 市民の医療の現状を把握するため、日野市国民健康保険被保険者の方が受けた 平成25年11月〜平成26年4月の医療給付を分析しました。 広報今号では、その結果と今後の取り組みについてお知らせします。 問合せ先:保険年金課【代表電話】 ■被保険者1人当たり医療費は増加傾向 平成25年11月〜平成26年4月 被保険者1人当たりの医療費 60-74歳:195,941 45-59歳:116,089 30-44歳:69,527 15-29歳:35,460 0-14歳:53,187 平成20年11月〜平成21年4月 被保険者1人当たりの医療費 60-74歳:188,520 45-59歳:114,122 30-44歳:62,374 15-29歳:30,411 0-14歳:58,298 ■年齢階層別にみた被保険者数、医療費の状況(平成25年11月〜平成26年4月受診分の合計) 若いときから自身の健康を維持するこころがけが大切です 高齢になると疾病が重症化することもあります ■生活習慣病関連医療費は全体の約20% ■生活習慣病患者は被保険者の約35.4% 生活習慣病患者:35.4% その他の被保険者:64.6% 高血圧症や糖尿病、虚血性心疾患、脳血管疾患などの生活習慣病の平均患者数は、 16,003人/月で、被保険者の平均人数45,258人/月の35.4%を占めています。 分析と今後の取り組み 1人当たりの医療費、医療費合計と全被保険者数は、どちらも、年齢が上がるにしたがって上昇しており、 1人当たりの医療費は、5年前と比較しても上昇しています。 また、生活習慣病の治療を途中で放棄している方や、 健診結果に異常があっても医療機関を受診していない方がいることも分かりました。 この生活習慣に起因する疾病には、多くの医療費が掛かっており、全体の約20%を占めています。 病気を軽いうちに治すことは大切です。今後は、医療機関での治療と併せて、 生活習慣改善を指導していく重症化予防の検討と、生活習慣改善のための健康講座などに取り組んでいきます。 市では、若い方にも健診の大切さや自分の健康を見直すきっかけを作っていきたいと考えています。 将来の自分の健康を自ら手に入れましょう。 なお日野市国民健康保険医療費等分析の概要版は、市ホームページにも掲載しています。