日野市国民健康保険の医療給付の現状について 問合せ先:保険年金課【代表電話】 日野市国民健康保険被保険者の方が受けた平成26年4月〜平成27年3月の医療給付について分析しましたので、 お知らせします。 40歳を迎えたら、毎年の特定健診受診で健康管理を! ! 国民健康保険の年間総医療費は高い水準で推移しています 平成26年度の年間総医療費は、昨年度と同様に高い水準で推移しています。 年齢が上がるとともに、医療費は高くなる傾向にあることが分かります。 表1:年齢階層別にみた被保険者数、医療費の状況 若いときから自身の健康を維持する心掛けが大切です! 表2:被保険者一人当たりの医療費状況 ■平成26年度 被保険者一人当たりの医療費 [60〜74歳]407,354 [45〜59歳]220,487 [30〜44歳]139,438 [15〜29歳]62,105 [0〜14歳]114,848 ■平成25年度 被保険者一人当たりの医療費推計(平成25年11月〜平成26年4月における医療費から推計) [60〜74歳]391,882 [45〜59歳]232,177 [30〜44歳]139,054 [15〜29歳]70,919 [0〜14歳]106,374 ! 目指せ!健康寿命※日本一 厚生労働省の平成22年度の調べによると、東京都在住者の平均寿命は男性79.88歳、女性86.43歳ですが、 健康寿命は男性69.99歳、女性72.88歳となっています。 平均寿命と健康寿命の差は、日常生活に制限のある「不健康な期間」を意味します。 平均寿命と健康寿命の差を短縮していくため、国民健康保険では、医療レセプト(診療報酬明細書)情報を活用して、 効果的かつ効率的な、疾病予防と健康増進のための保健事業を進めていきます。 健康な中高年世代が増えて、表1のグラフの山が緩やかになることを目指します。 ※健康寿命…健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間 表3:全国と東京都の健康寿命の状況 平均寿命(男性、女性) ↑ この差を短縮! ↓ 健康寿命(男性、女性) ! 30歳代からのより良い生活習慣で病気を防ぐ 表1では、50・60歳代以降から総医療費が増加していますが、生活習慣病医療費は30歳代以降から徐々に増え始めます。 生活習慣病の多くは自覚症状のないまま進行するため、特定健康診査などを定期的に受診し、 もし異常があれば、特定保健指導を利用して生活習慣の改善を図ることや、 医療機関への早期受診により重症化を防いでいくことが必要です。 国保被保険者の約3割! [生活習慣病患者]34.2% [生活習慣病患者以外]65.8% 年齢階層別にみた生活習慣病の状況 30歳代 脂質異常症 高コレステロール血症の患者数が増え始めます 40歳代 30歳代に比べて 高血圧症の患者数が急増します 脂質異常症 高コレステロール血症の患者数がさらに増えます 50・60歳代 糖尿病 腎不全 虚血性心疾患 脳梗塞などの患者数が増え始めます まだ若いと思っているその時から! 生活習慣の改善は一日でも早く! 表4:特定健康診査(異常値)の状況 年齢が上がると、血糖値の高い方が多くなり、心配です。健康状態を客観的に判断できるのは健診です。 通院されていても特定健診を受けましょう。 国民健康保険では「重症化予防事業」を始めます 糖尿病の合併症の一つである「糖尿病性腎症」は、重症化すると人工透析が必要となり、 ご自身の医療費や生活に大きな負担が発生します。 日野市国民健康保険では、保健指導などにより糖尿病性腎症の重症化を予防する事業を開始します。 対象・資格:国民健康保険に加入中の方で、糖尿病性腎症により市内医療機関で治療中の方 今年6月に開催した健康講座「姿勢と健康」、「口腔ケアと全身疾患」は、大変ご好評をいただきました。 良い生活習慣を身に付けるための健康講座は、今後も引き続き実施していきます。 医師会・保健指導委託先・日野市が協力して取り組みます