2面、3面[市民のページ] これからの地球環境を考えてごみゼロ社会をめざそう! 循環型社会の実現に向けた5R 市では、持続可能な「循環型社会」を実現するために、ごみの排出をゼロにするためのキーワード「5R」を進めてきました。 1断る(発生回避)Refuse(リフューズ) 2減量(発生抑制)Reduce(リデュース) 3繰り返し使う(再使用)Reuse(リユース) 4販売店に返す(返却)Return(リターン) 5分別徹底し資源として活用(再生利用)Recycle(リサイクル) 1《最優先「断る」》発生回避(Refuse)リフューズ ・マイバッグを持参しレジ袋を断る ・ペットボトルよりもマイボトル ・本当に必要か買う前に考える ・必要以上に買わない 2《優先「減量」》発生抑制(Reduce)リデュース ・生ごみを自家処理する ・食べ物をムダにしない ・できるだけ長く使う 3再使用(Reuse)リユース ・詰め替え商品を選ぶ ・リユースショップ、フリーマーケットを利用 4《容器包装お返し大作戦!》返却(Return)リターン ・ペットボトル、牛乳パック、トレーなどは店の回収ボックスへ ・新聞は販売店回収に出す 5再生利用(Recycle)リサイクル ・古紙、古着、びん、カンなどは徹底分別し資源として活用する リサイクル(再生利用)は焼却・埋立ごみを削減し、天然資源を減らすことには貢献できますが、 リサイクルする過程で大量のエネルギー資源と水が使われます。 ごみになるものを貰わない・買わないリフューズ(発生回避)は製造段階からのごみ削減につながり、 リサイクルよりも焼却・埋立処分の削減になります。 ◎市民行政Part32 市民のページ《目指せごみゼロ》知恵袋 ごみ減量推進市民会議が企画・編集したコーナーです。 ごみ減量推進市民会議とは日野市ごみゼロプランを実行に移していく会議で、市民約20人で構成されています。 ■ごみを減らして、温室効果ガスの発生を抑えよう 地球温暖化は人間の活動に伴って排出された温室効果ガスが主因となって引き起こされるとする説が現在主流となっています。 パリ協定で、各国が5年ごとに互いに進捗状況をチェックし、目標を見直すことが義務付けられていますが、 当面日本は、2013年度比マイナス26%という目標を2030年に達成しなければなりません。 そのため今後、家庭でも温室効果ガス排出量の大幅な削減が求められることは必至です。 レジ袋やペットボトルを避け、マイバッグを持参する、マイボトルを持ち歩く、これらの効果は小さいように見えます。 しかし、積み重ねていくうちに、意識や生活そのものが変わり、大きな効果につながっていきます。 このようなライフスタイルの変革と、温室効果ガス対策技術の進歩、行政の積極的な施策がこれからの地球環境を左右していきます。 ◆パリ協定 2015年フランスパリで開催された「気候変動枠組条約第21回締約国会議」(COP21)で採決された 世界196カ国が温室効果ガスの削減を約束する「パリ協定」が、2016年11月4日に発効しました。 地球の気温上昇を産業革命前に比べ、2℃未満(できれば1.5℃)に抑える努力目標を達成するには、 今世紀後半には温室効果ガス排出量を実質ゼロにしなければなりません。 現在すでに1℃上昇しており、右図のような影響が懸念されています。 [図]▲干ばつによる食料不足 [図]▲異常気象の増加 出典JCCCAウエブサイト世界における地球温暖化の脅威より