戦略3「ヘルスケア・ウェルネス戦略」

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ページID1004777  更新日 平成30年9月14日

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1.「ヘルスケア・ウェルネス戦略」の目的

皆がより良く生きるために”健康であること”の意義を、自らの価値観に基づいて捉えてもらいます。

また、健康の大切さに気付いてもらうためのきっかけ作りや行動する機会、継続のサポートを行い、誰もが健康で生き続けられるまちづくりを目指します。

2.戦略事業一覧

柱1.国保・医療レセプトデータの利活用

保険者としてレセプトデータ等を活用して発症予防、重症化予防に取り組む

1.データ収集の継続と分析情報の共有

(1)データ収集の継続と分析情報の共有

(保険年金課)

施策効果の検証や経年比較、制度の向上を図るため、レセプトデータ等の収集を継続的に実施します。また、分析した結果は庁内や関連団体等と共有化を図っていきます。

2.データヘルスによる疾病予防強化

(1)保険者及び行政としてのポピュレーションアプローチ実施

(保険年金課)(健康課)

データ分析に基づく施策対象年齢や有効な取り組みの実施など、多くの市民が参加し健康づくりができる環境を整備していきます。

(2)薬剤禁忌や頻回受診情報の活用、ジェネリック医薬品への切替推奨

(保険年金課)

データ分析により、薬剤禁忌や頻回受診等の問題がある被保険者に対し是正を促す通知をすると共に、医師会等の協力のもと健康指導も実施していきます。

(3)ハイリスクアプローチの検討

(保険年金課)

今後、重症化する可能性が高い被保険者に対し、医師会等の協力を得て保健指導を実施し重症化予防を図っていきます。

(4)関係機関等との情報共有と活用の検討

(保険年金課)(健康課)

庁内関係機関等とデータ分析の結果を共有し、地域ごとでデータ特性を活かした事業を展開しきます。

柱2.産学官金連携による社会的な健康課題への取り組み

多様な主体が課題を共有することで関係を築くとともに、連携・協働により新たな価値を創出し、社会的課題の解決を目指す

1.大学等との連携による健康事業の推進

(1)日野人ちょこっと散歩会

(文化スポーツ課)

JISSEN桜風会をモデルに「日野人ちょこっと散歩会」を近隣大学の協力を得ながら実施していきます。また、事業を通じて屋外や家庭内での運動手法の検討を行います。

2.企業等との連携による健康事業の推進

(1)民間ホール等を活用した健康講座、運動事業等の実施

(文化スポーツ課)(健康課)

民間企業からホールなどの場所提供の協力を得ながら、健康関連事業や運動事業などを実施します。

3.日野市社会福祉協議会との連携のありかた検討

(1)日野市社会福祉協議会との連携のありかた検討

(福祉政策課)

市の外郭団体としての位置づけではなく、行政サービスの福祉分野の一翼を担うパートナーとして連携の推進に向けた検討を行っていきます。

4.地域諸団体との連携による健康事業の推進

(1)地域諸団体との共催によるイベント、情報発信等の推進

(関係各課)

日野青年会議所等の様々な主体との連携により健康・スポーツ事業やコミュニティ活性化事業などを実施します。

柱3.歩きたくなるまちづくりの推進

出会いや交流、生きがいを見つけるきっかけを提供し、外出し歩く機会を創出する

1.歩きたくなるまちづくりの仕掛けの継続と強化

(1)歩きたくなるまちづくりの仕掛けの継続と強化

(緑と清流課)(道路課)

「地域のお宝」に設置した看板や道路上のサイン等、訪れた人が少しでも歩きたくなる仕掛けをまちの中に設置し、楽しみながら健康づくりに活用していきます。

(2)行政ポイントを活用した歩きたくなる動機づけ

(産業振興課)

ウォーキング事業の参加者拡大に向け、参加者へのインセンティブとして行政ポイントの付与制度を検討していきます。

2.歩きたくなる機会の創出

(1)気軽に参加できるウォーキング事業の実施

(文化スポーツ課)

現在実施しているウォーキング事業(5~10km)より距離が短く(1~3km)、比較的気軽に参加しやすいミニウォーキング事業を年6回程度実施していきます。

3.歩きたくなる環境の整備

(1)歩きたくなるまちづくり計画の策定(2年目)

(都市計画課)

平成26年度からの継続事業として、選定したモデル地区に入り「歩きたくなるまちづくり」の実現に向けたワークショップの開催やインフラ整備計画の策定等を行います。

柱4.住み慣れた地域で生き看取られる暮らし

福祉サービスと医療連携の仕組みを構築し、市民が住み慣れた地域で暮らしていける環境をつくる

1.多摩平の森地区A街区の公共公益施設整備構想の推進

(1)多摩平の森地区A街区の公共公益施設整備構想の推進

(企画調整課)

多摩平の森A街区の公共公益施設整備構想実現に向けて、URや事業者、関係団体等と連携を取りながら、事業者の決定や具体的な土地利用の計画を策定します。

2.医療と介護の連携推進

(1)医療と介護の連携推進

(高齢福祉課)

医療と介護の連携推進のための協議会を継続的に実施すると共に、医療と介護の連携(医師とケアマネージャーなど)を行うための相互理解を深めていくための交流会等を実施します。

3.地域医療に関する行政機能の強化

(1)地域医療に関する行政機能の強化

(未設定)

医療の視点から地域課題の把握や施策展開を実施するため、市長部局内に地域医療連携の機能設置を検討します。また、事業の実施に際しては医師会、市立病院等との連携を密にして地域医療体制を強化していきます。

4.地域連携による認知症対応の強化

(1)地域連携による認知症対応の強化

(高齢福祉課)

認知症の早期発見、早期治療の仕組みを構築するため、地域包括支援センターの機能強化(支援員の設置)を行います。また、チェックリストの活用に向けた医療機関との連携を進めていきます。

5.介護と看護の複合型サービス事業者の誘致

(1)介護と看護の複合型サービス事業者の誘致

(高齢福祉課)

介護と看護を通所・訪問・宿泊により提供する先進的なサービスである複合型サービスを平成29年度内の開設を目指し事業者公募し、地域包括ケア体制を整備していきます。

6.総合的な健康情報の発信

(1)総合的な健康情報の発信

(文化スポーツ課)(健康課)

検診や運動、スポーツ講座などの情報をまとめ、市民に分かり易く情報発信するため、広報特集号により情報発信を行います。

また、公共施設や健康講座などで配布します。

柱5.その他、健康維持・健康づくりに関する取組 コミュニティ活性化分野

従来施策の創意・工夫による健康づくり支援

1.学びと社会参加を通じた「人づくり」と「まちづくり」

(1)「Hi know!(ひのぅ)」(団体活動紹介サイト)を活用した生涯学習ネットワークの構築

(生涯学習課)

日野市社会福祉協議会が運営するサイト「Hi know!(ひのぅ)」を活用し、市民スポーツクラブや自治会、老人会などの取り組みを紹介し交流の推進を図ると共に、庁内外をつなぐネットワーク体制の構築を図ります。

ロゴ:Hi know!(ひのぅ!)

2.農と公園の健康づくりの推進

(1)農と公園の健康づくりの推進

(緑と清流課)

平成27年度に整備を予定している七ツ塚公園を核とし、農業と健康などによる地域活動の活性化を行うための事業展開を関連課による連携により進めていきます。

3.コミュニティ活動の活性化

(1)地域懇談会の継続的な実施

(地域協働課)

平成26年度から実施している地域懇談会を、地域の課題などをテーマに設定しながら継続実施します。

(2)自治会活動インセンティブ補助金の拡大

(地域協働課)

平成26年度の応募実績を踏まえ、補助対象数を拡大しながら実施し、さらなるコミュニティ活動の活性化を図っていきます。

柱5.その他、健康維持・健康づくりに関する取組 生きがい(就労)分野

従来施策の創意・工夫による健康づくり支援

1.生涯学習を通じた生きがいの発見

(1)「Hi know!(ひのぅ)」(団体活動紹介サイト)を活用した生涯学習ネットワークの構築(再掲)

(生涯学習課)

日野市社会福祉協議会が運営するサイト「Hi know!(ひのぅ!)」を活用し、生涯学習団体やスポーツクラブ、自治会、老人会などの様々な市民団体の取り組みを紹介し交流の推進を図ると共に、庁内外をつなぐネットワーク体制の構築を図ります。

(2)地域課題(健康づくり、地域の魅力など)をテーマにした講座の開催

(中央公民館)

「健康づくり」や「地域の魅力の再発見」などをテーマとした講座を企画するなど、市民に対して生涯学習などの学びの場を通して市が進める方針の普及を図っていきます。

2.地域生きがい活動の推進

(1)高齢者が主体となった地域イベントの開催

(高齢福祉課)

「高齢者が地域の主体」となり、地域の様々な市民と共に参加できるイベントや事業を実施します。平成27年度はモデル的に活動が活発な団体に対して委託することで実施を予定しています。

(2)放課後こども教室事業「ひのっち」の充実

(子育て課)

子どもたちの放課後等の安全・安心な居場所づくりとして「ひのっち」を充実していくため、高齢者を初めとした地域のボランティアが活躍できる場の拡大を図ります。平成27年度は夏休み期間中にスーパーひのっち「なつひの」を小学校4校で試行的に実施します。

3.高齢者の活躍・就業機会拡大の検討

(1)高齢者の活用・就業機会の拡大(再掲)

(全課)

高齢者の就労及び雇用支援を行っていきます。現在、庁内に雇用全般を所管する部署が無いため、関係各課による協議を行い、雇用に関して包括的に取り組むための支援体制を構築していきます。

(2)シルバー人材センターの機能拡大(再掲)

(高齢福祉課)

公益社団法人日野市シルバー人材センターとの協働により、高齢者が培った経験や知識を社会に生かす取組みを強化します。また、提供するサービスの範囲の拡充に向けた取り組みを進めます。

柱5.その他、健康維持・健康づくりに関する取組 運動(日常行動)分野

従来施策の創意・工夫による健康づくり支援

1.南平体育館の健康づくり拠点化

(1)南平体育館の健康づくり拠点化

(文化スポーツ課)

南平体育館の大規模改修に伴い、市南部の運動拠点としての機能強化に向け検討を行っていきます。平成27年度は基本設計及び実施設計を実施します。

2.気軽に出来る運動事業の推進

(1)気軽に出来る運動事業の推進

(文化スポーツ課)(健康課)(緑と清流課)

市民が自主的に取り組んでいるラジオ体操のPR支援や健康遊具の設置・活用を通して気軽に取り組める運動を市民に周知し普及を図っていきます。

3.東京オリンピック・パラリンピックを契機とした全庁的組織による取組み検討

(1)東京オリンピック・パラリンピックを契機としたスポーツ活動や健康づくりへの参加促進策の検討

(関係各課)

2020年の東京オリンピック・パラリンピックを契機に人と人とのつながりを育み、スポーツを通じた生きがいや健康づくりが継続するよう庁内横断的な組織の立ち上げと、実行する具体策を検討していきます。

4.歩きたくなるまちづくりの仕掛けの継続と強化

(1)歩きたくなるまちづくりの仕掛けの継続と強化(再掲)

(道路課)(緑と清流課)

「地域のお宝」に設置した看板や道路上のサイン等、訪れた人が少しでも歩きたくなる仕掛けをまちの中に設置し、楽しみながらの健康づくりに活用していきます。

5.地域のスポーツ・運動事業及び健康づくりの担い手の育成・支援

(1)スポーツボランティア制度の検討

(文化スポーツ課)

地域で取組む運動やスポーツを広く市民に浸透していくための応援団として、また将来的に市民に指導できる者を養成するための予備軍としてのボランティア制度を検討します。なお、東京オリンピック・パラリンピックに向けてのボランティアの養成との整合性も図ります。

(2)健康づくり推進員、健康体操サポーター活動の強化

(健康課)

気軽に、日常的に取り組める健康づくりが市全域に広がるための担い手として、市民に依頼して構成している健康づくり推進員、健康体操サポーターを強化・養成していきます。

6.スポーツによる地域活性化推進

(1)スポーツによる地域活性化推進

市内事業者との協働により、市の運動事業への参加率が低調な子育て世代の女性に、健康運動についての理解促進と運動に取り組むきっかけを提供していきます。市内事業者の所有ホールを活用することで、買い物ついでに気軽に立ち寄れる普段着で取り組めるボディコンディショニングや、子ども連れでも参加できる親子体操などを実施します。

柱5.その他、健康維持・健康づくりに関する取組 生活(食生活)分野

従来施策の創意・工夫による健康づくり支援

1.食のバランスに関するキャンペーンイベントの実施

(1)市内スーパーと連携した栄養バランスに優れた給食メニューの啓発イベントの開催

(学校課)

イオン株式会社との連携協定に基づく事業の一環として、イオンモール内にて栄養バランスに優れた学校給食のメニュー紹介を行い食に関する啓発を行うと共に、給食に対するPRを行います。

(2)「ひのっ子シェフコンテスト」などを通じた栄養バランスに優れたメニューのPR

(中央公民館)

「ひのっ子シェフコンテスト」等の作品で栄養バランスに優れたメニューを市民に紹介し、食に関する啓発を行います。

2.「食生活からの健康づくり」の情報発信の強化

(1)「食生活からの健康づくり」の情報発信の強化

(健康課)

食の栄養バランスに関する情報や食生活上の注意点(減塩やカロリー情報などの生活習慣病予防における注意点)を広報やホームページなどにより重点的に情報発信していきます。

柱5.その他、健康維持・健康づくりに関する取組 医療・介護分野

従来施策の創意・工夫による健康づくり支援

1.がんや生活習慣病等の予防啓発

(1)小中学校を対象とした出前がん講座の実施

(学校課)

市内の小中学校で児童・生徒に対して「がん」に対する出前講座を実施し、早い時期から正しい知識を習得させることで効果的な予防啓発につなげていきます。

(2)イオンホール等を活用した生活習慣病等の予防講座の実施

(市立病院)

市立病院の医師による生活習慣病等の予防講座を実施します。イオン株式会社との連携協定に基づき、イオンホールを活用することで多くの市民が参加できるような工夫を行いながら実施していく予定です。

2.第 3期「日野人げんき!」プランの策定

(1)第3期「日野人げんき!」プランの策定

(健康課)

「第3期日野人げんき!プラン」に「がん対策推進基本条例」や「みんなですすめる歯とお口の健康づくり条例」を反映させるため、市の方針を市民や医師会等と検討し計画を策定します。

3.健康寿命延伸のための歯とお口の健康づくり

(1)口腔内の健康維持による健康寿命の延伸

市民一人ひとりに歯の健康を意識してもらうよう、「お口の健康診査」の受診機会を広く提供します。また、「かかりつけ歯科医」を持つことで、口腔の健康状態をいつまでも良好に保ち、健康寿命の延伸にもつなげていきます。

3.これまでの主な取り組み

(1)医療と介護の連携推進

高齢化の急速な進展と共に、在宅高齢者に対する医療ケアのニーズは高まっています。

国も、重度な要介護状態になっても住み慣れた地域でいつまでも安心して暮らすことができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される「地域包括ケアシステム」の構築を推進しています。

しかし、現状では市内の診療所で24時間365日の在宅診療体制をとることは難しく、また多くの居宅介護支援事業所では、医療機関に対する“敷居の高さ”を感じており、必要な情報のやり取りが十分に行われていないという課題があります。

これらの課題を解決していくためには、介護と医療の関係機関が円滑かつ有機的に連携できる仕組みを構築し、在宅での医療ケアに加え、介護支援サービスも切れ目なく提供していくことが重要となります。

そのため日野市では、介護と医療の連携推進に取り組んでおり、介護と医療の相互連携の基本である「顔の見える関係づくり」に向け、介護と医療の関係者が一堂に会し、職種の枠を超えた意見交換を行う場として「介護と医療の連携推進勉強会」を開催しています。

この勉強会では、対話の中から互いの職種への理解を深め、連携に対する具体的なイメージの共有するきっかけともなっていることから、今後も継続的に開催していく予定です。

写真1:介護と医療の連携推進勉強会の様子

写真2:介護と医療の連携推進勉強会の様子

(2) 買い物ついでに「ふらっとExercise(エクササイズ)」

ふらっとExercise(エクササイズ)は、市と連携協定を締結しているイオン多摩平の森店内のイオンホールを活用することで、参加者はイオンモールへの買い物ついでに気軽に立ち寄れ、健康運動についての理解促進と運動に取り組むきっかけとなっています。

特に、市の運動事業への参加率が低調な子育て世代の女性向けに、普段着でも取り組めるボディコンディショニングや子ども連れでも参加できる親子体操などを実施しています。

また、参加者には市内加盟店で使用できる「ひの新選組ポイント」が付与され、地域商業の活性化にもつながっています。

写真1:ふらっとExercise(エクササイズ)の様子

写真2:ふらっとExercise(エクササイズ)の様子

(3)広報ひの「生き活き健幸市民」を通じた意識啓発

ロゴ:いきいきけんこうしみん


広報ひのの最終面にて、自ら主体的に健康づくりや社会参加に取り組む市民・団体の活動を定期的に市民に紹介し、意識啓発を行っています。

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