戦略1「人口バランス・定住化促進戦略」

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ページID1004775  更新日 平成30年9月14日

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1.「人口バランス・定住化促進戦略」の目的

市の持続性を保つために、身近な社会的・自然的資源の特性を共有・活用し、「“いつまでも”あるいは“いつかきっと”住みたいまち」として、誇りと愛着の持てるまちにしていきます。

さらに地域の課題を認識した上で、時代のニーズに沿った「学び・生活しやすい」「働きやすい」魅力的なまちづくりを進めていくことで選ばれ・住み続けられるまちの実現を目指します。

2.戦略事業一覧

柱1.人口動態の情報集積・分析による地域特性の把握と利活用

  • 人口等の情報を集積して、その要因を分析した結果を把握する体制を構築する
  • 地域データ等の分析結果によって得られた地域の特性・課題を基に政策判断や施策の展開を図る

1.まち・ひと・しごと創生法に基づく総合戦略の策定

(1)日野市版まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定

(地域戦略室)

まち・ひと・しごと創生法に基づき、平成27年度中に「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定します。策定に際しては、市の主要3戦略との整合を図り、地域人口ビジョンを明確にして、ビジョンを実現するための総合戦略にします。

2.人口動態把握・地域分析(現況分析)の実施

(1)人口等のデータ分析に向けた情報集計支援システムの導入及び活用支援

(情報システム課)

基幹システムで運用する人口等のデータの他、データベース分析ツールを導入して人口動態等の分析の支援体制を構築します。

(2)日野市の人口課題を研究する組織の設置検討

(地域戦略室)(企画調整課)

庁内組織を立ち上げ、地域別人口の実態・動態と変動理由を分析し、特性の把握を行うことで他の施策に活用できる形で提供します。

  • 人口実態・動態の内容、項目の検討
  • 変動理由等の分析
  • 庁内への分析結果の情報発信
  • 小地域人口シミュレーション予測の作成

3.市民の意識調査

(1)第5次基本構想・基本計画(2020プラン)推進事業

(企画調整課)

2020プランの策定から4年が経過し、中間年である平成27年度に推進状況を把握するためアンケート調査を実施します。アンケートには基本項目に加え、戦略を推進する上で必要となる項目を追加します。

(2)転入・転出者の窓口調査

(市民窓口課)

市民部の窓口サービス検討委員会にて来年度に予定する窓口サービスの満足度調査と合わせ、転入・転出者の意識調査を実施します。

柱2.地域の魅力の再認識と認知度を高めるプロモーション

  • 地域の魅力の見える化とその再認識により市民の地域に対する誇りと愛着の醸成を図る
  • 魅力の外部発信により市の認知度向上と来訪への動機づけを行う

1.行政情報の発信力強化

(1)外部人材の登用(情報発信施策)

(職員課)

戦略的情報発信の推進に向け、専門的な知識・経験を有する民間人材の登用(期間任用)を行います。

(2)情報発信の方向性の整理

(市長公室)

情報発信に対する現状の課題等を整理し、取り組みの考え方や体制を情報発信戦略にまとめ、全庁的な取組みとして推進していきます。

(3)新たな情報発信ツールの活用推進

(市長公室)

情報発信戦略に基づき、日野市として必要な情報発信ツールの開発と運用方法を明確にします。

(4)「多摩版」掲載プロジェクト

(市長公室)

メディアに日野市の話題・情報が取り上げられるよう、記者との関係構築、取り上げられやすい情報の研究等を進めます。

  • 庁内掲示板を通じた職員への周知、情報発信に対する意識醸成
  • 各課の広報担当員の機能強化
  • 各課の課長級職員を対する研修実施、記者との関係構築

2.シティプロモーションの推進、地域資源の活用

(1)日野市の魅力発信

(市長公室)

市内の緑や清流、交通利便性、防犯、オススメ制度等をPRします。外部人材の専門的な知見を活用し方向性・実行体制を整備します。

(産業振興課)

日野駅前の開設予定のATM内への設置が予定されているデジタルフォトフレームや掲示板等を活用し日野市の魅力を発信していきます。

(2)TOYODA BEER復刻プロジェクト

(産業振興課)

「TOYODA BEER」を日野市の貴重な地域資源として捉え、復刻を契機に、多くの市民に多摩地域最古のビールが市内で製造されていたという事実を知ってもらうと共に、当時の貴重な資料や歴史的事実に触れることで、地域に対する誇りと愛着を高め、地域活性化につなげていきます。

柱3.生活環境の維持・向上と将来を見据えたコンパクトなまちづくり

  • 自然環境や利便性等に優れ、地域のつながりがある居心地の良い生活環境を維持・向上させる
  • 社会状況に合わせたコンパクトなまちづくりを進め都市を持続させていく

1.区画整理事業と広域幹線道路等の整備による居住価値の向上と災害の備え

(1)都市計画道路3・3・2号線、3・4・24号線の整備

(道路課)(区画整理課)

都市計画道路3・3・2号線及び3・4・24号線の未整備区間の整備事業を進め、近隣地域の居住価値及び交通利便性の向上、災害時の避難に備えます。

2.「自助・共助・公助」の推進に伴う地域の防犯・防災対策の推進

(1)地域による防犯・防災対策の支援

(防災安全課)

自主防犯組織、自主防災組織など、地域住民自らの地域の安全・安心への取組を支援し生活環境の向上を目指していきます。

(2)街頭、通学路における防犯カメラによる見守り強化

(防災安全課)(学校課)

地域における犯罪、事故等の防止の目的に限り、防犯カメラを設置し地域が安心して生活できる環境を提供します。

(3)災害時情報網の整備

(防災安全課)

災害時の情報収集や市民への的確な情報伝達に活用するため、緊急通報システムの整備を行います。

3.豊田駅周辺の再開発促進

(1)豊田駅周辺の再開発促進

(都市計画課)(区画整理課)

北口の多摩平の森地区のまちづくり事業と南口の土地区画整理事業とが一体となった駅周辺まちづくり計画を策定します。平成27年度は、北口駅前広場と駅舎及び南北自由通路の再整備計画、南口公共施設街区の活用計画、実現可能な北口再開発事業スキームを立案します。

4.身近な自然や生き物の保全

(1)身近な自然環境の保全

(環境保全課)

日野市が目指すべき生物多様性の姿や基本的な考え方、具体的な取り組みを整理し次世代に豊かな自然を伝えていくための計画を策定・運用していきます。

(緑と清流課)

平成26年度に日野市土地開発公社より先行買収した日野緑地について、公有地化することで崖線の貴重な緑を保全します。

(2)環境情報発信、環境学習の全市的な強化に向けた拠点整備

(環境保全課)

市民と行政との連携した取り組みを拡大するため、環境学習や環境活動の充実や積極的な環境情報を発信していく拠点となる新施設を整備します。

5.公共施設等総合管理計画の策定

(1)公共施設等総合管理計画の策定

(企画調整課)

公共施設の現況と今後の更新費用の見込みを踏まえて、維持管理、更新・耐震化・長寿命化や複合化・集約化などの方針を平成26から28年度にかけて策定します。計画の中には、将来的なコンパクトシティへの取り組みについても盛り込みます

6.まちづくりマスタープランの改訂

(1)まちづくりマスタープランの改訂

(都市計画課)

現行のマスタープランについて、策定後の社会経済情勢の変化や日野市を取り巻く環境変化等を踏まえると共に、その後の行政施策の状況、新たな地域の要請等に対応するよう3カ年で改訂作業を行います。初年度は、庁内及び市民まちづくり会議との調整を図りながら、現行マスタープランの検証作業を行います。

7.住宅マスタープラン等の推進

(1)空き家、空き店舗等の既存建築ストックの対策他

(都市計画課)

日野市空家等の適正管理及び有効利活用に関する条例の制定、空家等対策協議会及び空家バンク等の設立に取り組みます。

柱4.就業環境の魅力向上と安心して働ける地域支援体制の強化

  • 性別や年齢に関わらず、暮らしの近くで働ける環境の整備に対して支援する
  • 子育てや介護を地域全体で支えることで安心して働ける仕組みをつくる

1.保育園をはじめとした子育て支援の強化

(1)民間保育施設整備事業

(保育課)

平成27年度から始まる子ども・子育て新制度に伴い、待機児童の解消に向けて施設の拡充を行います。平成27年度は小規模保育を2園(定員計30名)、認証保育所を1園(定員40名)、認可保育園の定員増1園(定員30名)の合計100名の定員増を予定しています。また、平成28年度以降も市立病院跡地や多摩平の森A街区にそれぞれ定員100名の認可保育園を新設し、安心して子育てができる環境を整備していきます。

(2)保育士の長期的な人材確保

(保育課)

今後、深刻な保育士不足が予想されている中、ハローワーク等の関係機関と連携しながら長期的に保育士の人材確保(人材育成、就業継続、再就職、職場環境改善等)に向けた直接的・間接的な取り組みを行います。

2.子育て支援サービスの強化

(1)「子育て情報サイト」開設・運用

(子ども家庭支援センター)(子育て課)(保育課)(健康課)

健診や予防接種の他、子育てに関する情報を分かりやすく発信するための子育て情報サイトを開設・運用します。また、メールアドレスを登録した市民に対し予防接種のスケジュール管理をはじめ、子育てや健康に関する情報を継続的に発信していきます。

(2)産前産後の家庭への支援強化

(子ども家庭支援センター)

産前から産後間もない妊産婦(産前3カ月から産後3カ月以内)を対象に、支援ヘルパーの訪問による授乳・おむつ交換及び沐浴の介助、家事支援等を実施する体制を整備し、出産や育児に対する不安を解消していきます。

(3)出産直後の家庭への育児支援強化

(健康課)

産後早期(生後28日以内を目途)の家庭を対象に、日常生活の指導・異常の発生防止及び早期発見のため家庭訪問を実施します。

3.職場復帰支援研修の実施

(1)育児休業、介護離職等に伴う職場復帰支援研修の実施

(男女平等課)

ハローワーク八王子等と連携して、育児休業や介護離職をしている女性の円滑な職場復帰に向けた情報提供やフォローアップ研修(エクセル、ワード等)を実施します。また、市として職場復帰を支援していることをホームページ・広報を通じて市内外にもPRしていきます。

4.女性が活躍できる環境整備の推進

(1)第三次男女平等行動計画策定

(男女平等課)

第三次男女平等行動計画では、ジェンダーフリーの視点に加え、国の成長戦略でも推進する「女性の社会進出・活躍」の視点を計画に盛り込み、具体的な推進方法・取り組みを整理します。

柱5.体験と活動機会の提供を通じた「ふるさと日野」の醸成

地域の魅力を肌で感じる機会を提供することで、ふるさと日野への愛着を育む

1.地域イベントや企業等での活動体験機会の拡大

(1)一斉清掃などの地域行事への学生の参加機会の拡大

(環境保全課)

市内一斉清掃に近隣学生が参加できる様に学校側、自治会側に周知・協力依頼を行い、学生が参加しやすい環境づくりを行っていきます。また、ホームページやソーシャル・ネットワーキング・サービスなどを通じて広く参加を呼び掛け、地域の活動を学生に知ってもらう機会を作ります。

(2)東京オリンピック・パラリンピックに向けたボランティア活動等の活性化策と支援体制の検討

(関係各課)

2020年の東京オリンピック・パラリンピックを契機に、市民や企業等を巻き込んだ機運の醸成を図ります。特に子供を中心に記憶に残る体験をさせることによって、大会機運を盛り上げるのと同時に「ふるさと」の思い出を生み出していきます。また、市民がボランティア等の活動を通じて世界的なイベントを身近に体験できる機会を支援していきます。

(3)近隣大学による企業体験

(産業振興課)(企画調整課)

近隣大学の学生を対象にバスツアーを実施し、市内中小企業の魅力を発信していく機会を設けることで就職等を通じて将来的な職住近接につなげていきます。

2.子どもたちが「ふるさと日野」を知る機会の創出

(1)地域の身近な自然体験学習や、郷土に関する副読本、講座、展示などの活用拡大

(学校課)(郷土資料館)(新選組のふるさと歴史館)

子どもたちを主な対象として、地域を知り「ふるさと日野」の意識を醸成できる機会を創出していきます。

  • 地域のお宝や新選組などの地域の魅力を伝える副読本の活用
  • 出前講座や子ども向けイベントなどの情報発信の強化
  • 学校等における身近な自然体験学習の積極的な実施

3.「ふるさと日野」の思い出づくりの取組み

(1)「ふるさと日野」を感じさせる仕掛けの実施

(関係各課)

学校単位で子供たちが共同で作業を行い、地域に思い出が残せる事業を実施します。

  • 地元の道路や公園、用水などに愛称をつけ、プレート等を設置
  • 児童・生徒が共同でベンチや絵などを制作し地域に設置

(2)市内における東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けた「ふるさとの思い出づくり」の機会創出手法の検討

(関係各課)

2020年の東京オリンピック・パラリンピックを契機に、市民や企業等を巻き込んだ機運の醸成を図っていきます。特に子供を中心に記憶に残る体験をさせることによって、大会機運を盛り上げるのと同時に「ふるさと」の思い出を生み出していきます。また、市民がボランティア等の活動を通じて世界的なイベントを身近に体験できる機会を支援していきます。

4.環境学習拠点の整備

(1)環境情報発信、環境学習の全市的な強化に向けた拠点整備(再掲)

(環境保全課)

市民と行政との連携した取り組みを拡大するため、環境学習や環境活動の充実、積極的な環境情報を発信していく拠点となる新施設を整備します。

3.これまでの主な取り組み

(1)TOYODA BEERプロジェクト

ロゴ:TOYODA BEER


TOYODA BEERは、明治時代に日野市豊田の地で製造されていたビールです。まさに日野を代表する近代産業のひとつであり、多摩地域では初めてのビール醸造でした。

平成25年度に実施された調査にて、ビール貯蔵所の跡や当時使用されていたラベルなどの貴重な資料が多数発見され、このことをきっかけに、多摩地域最古のビール醸造が日野で行われていたという歴史的事実を「まずは多くの市民に知ってもらいたい」という想いからTOYODA BEERの復刻プロジェクトがスタートしました。

復刻にあたっては、産学官金の“諸力融合”による実行委員会(TOYODA BEERプロジェクト実行委員会)が組織され、TOYODA BEER復刻に向けて検討が重ねられてきました。

そして、ついに今年の7月26日にTOYODA BEERは復刻され、イオンホールでは試飲会も兼ねた発表会が開催されました。

実行委員会では、引き続きTOYODA BEERを貴重な地域資源として、地域の活性化や日野市の認知度向上につながる様々な事業を展開していきます。

写真:TOYODA BEERのビール

写真:TOYODA BEER発表会

(2)子育て情報サイト「ぽけっとなび」の開設

子育ての負担軽減と子育ての喜びや充実感を感じてもらうことを目的に、子育て情報サイト「ぽけっとなび」を平成27年5月1日より開設しました。

利用者は、スマートフォンや携帯電話、パソコンからいつでも利用でき、健診や予防接種といった子育てに関する必要不可欠な情報がいつでも手軽に得られると共に、目的にあった検索(目的別、年齢別等)を行うことで必要な情報にも的確にアクセスできます。

(3)広報ひの「ひの☆発見」を通じた地域の魅力発信

ロゴ:ひの発見


広報ひの最終面にて、子育てや自然環境、まちづくりといった様々な角度から、私たちの暮らしの身近にある魅力的な環境や優れた取り組みを発信しています。

日野市の持つ様々な魅力や価値を発信することで、定住化の促進や来訪のきっかけにつなげていきます。

写真:広報ひの平成27年8月1日号

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