「第2次日野市環境基本計画」と「環境配慮指針」の中間検証を行いました
第2次日野市環境基本計画の中間検証について
1 環境基本計画の見直しとは
平成23年に策定した第2次環境基本計画は計画期間が平成23年(2011年度)から平成32年(2020年度)の10年間となっています。
計画では、社会状況や環境を取り巻く状況の変化、計画の進捗状況等を鑑み、中間となる5年で見直しをすることとなっています。
本見直しは、第2次環境基本計画の策定以降、市・市民・事業者が参加する環境基本計画推進会議において、定期的に課題を検討して計画を推進していたメンバーと新たに公募した市民を加え、各分野の分科会でワーキングチーム(市民30名〔内、事業者7社〕、市職員24人)を設置し、作業を進めてきました。
各分野での見直し作業を経て、8月にパブリックコメント、10月に環境審議会を経て完成しました。
2 計画の変更点
(1)検証概要
これまでは、特に環境保全の面で重要度が高く優先的に展開していくべきものや、”日野らしさ”の創出につながる個別の施策を重点施策として推進してきました。
個別の施策を重点的に推進することで、その施策については一定の成果をあげてきましたが、各分野の目標達成に必ずしも直結していない施策もあるということが計画を推進していく中で市民と市の共通認識となりました。
中間検証では、これまでの成果と課題を確認したうえで環境基本計画の原点に立ち返り、計画策定時に掲げた将来像に向かって、計画期間の残り5年間で行っていくべき「重点施策の方向性」の検討を行い、それに沿った「重点施策」を検討しました。
(2)各分野の重点施策の方向性及び重点施策
みどり分野
- 重点施策の方向性1
自然度の高いみどりの保全- 重点施策1
里山の管理と活用の体制構築 - 重点施策2
残したいみどりのPRと保全への取り組み
- 重点施策1
- 重点施策の方向性2
協働によるみどりの保全・創出- 重点施策3
人材育成と協働の仕組みづくり - 重点施策4
市民・事業者への情報提供・PR
- 重点施策3
- 重点施策の方向性3
農地の保全と活用- 重点施策5
農業体験農園・市民農園の拡充 - 重点施策6
地元野菜にふれる機会の充実
- 重点施策5
水分野
- 重点施策の方向性
健全な水循環の構築- 重点施策1
水循環に寄与する方策の検討 - 重点施策2
用水の保全・活用
- 重点施策1
ごみ分野
実際のごみ減量に係る具体的な取り組みは、「日野市ごみゼロプラン」(平成28年に第3次ごみゼロプラン策定予定)で検討されることから、第2次日野市環境基本計画では、「ごみゼロプラン」の進捗管理が適正に行われていることを確認することにより、ごみ減量の取り組みを進めていくことになります。
そのため、ごみ分野では、環境基本計画において「重点施策」を定めることはせず、以下のとおり、施策の方向性を提示するにとどめています。
- 分野の方針1
ごみゼロ(焼却・埋立ゼロ)に向けて取り組む- 施策の方向1
リフューズ(発生回避) - 施策の方向2
リデュース(発生抑制) - 施策の方向3
リユース(再使用) - 施策の方向4
リターン(販売店への返却) - 施策の方向5
リサイクル(再生利用)
- 施策の方向1
- 分野の方針2
ごみ減量施策の検討・実施と啓発- 施策の方向6
市民への啓発 - 施策の方向7
ごみゼロプランによる施策の検討と進捗管理 - 施策の方向8
事業系ごみ減量に向けた取り組み - 施策の方向9
市民と共に考える場づくり
- 施策の方向6
地球温暖化分野
- 重点施策の方向性
CO2の削減- 重点施策1
CO2の見える化の推進 - 重点施策2
省エネ意識の機運の醸成 - 重点施策3
環境学習
- 重点施策1
生活環境分野
- 重点施策の方向性
マナー・法令の遵守- 重点施策
PRの実施
- 重点施策
日野市環境配慮指針
日野市環境配慮指針とは
第2次環境基本計画を推進し、10年後の理想とする環境像を実現させるためには、私たち一人ひとりが環境に関心を持ち、継続して取り組むことが何より大切です。日野市環境配慮指針では、市民や事業者、市が日常生活や事業活動など、普段の行動の中でできる環境配慮行動を具体的に示しています。
見直しではこの5年間で行ったことを反映し、改訂を行いました。
【みどり分野】みどりをまもり育むための行動
街中にみどりがたくさんあると、心が安らかになりませんか。「みどりを残す」「みどりを創る」ことを考え、行動してみましょう。
四季折々の表情を見せる市内の雑木林を守るための取り組みや、土に触れ収穫の喜びを味わうなど、農業を身近に感じられる取り組みなども紹介しています。
【水分野】水をまもり水に親しむための行動
市内を流れる4本の河川、網の目のように張り巡らされた用水路、そして清らかな水が台地から湧き出す湧水群は、私たちの生活に潤いと安らぎを与えてくれます。雨水利用など、水環境を守るために一緒に行動しましょう。
川の水を調べ、用水路を守る取り組みなども紹介しています。
【ごみ分野】ごみを減らすための行動
市民全員の努力の結果で成功したごみ改革。ごみの排出量は激減し、今もなお維持されています。 さらに5R〔リフューズ(断る)、リデュース(減量)、リユース(何度も使う)、リターン(返す)、リサイクル(分別徹底)〕を進め、多摩地域でのごみの最少排出量をみんなで目指しましょう。
廃棄物の減量を進める取り組みや生ごみを「資源」として生かす取り組みなども紹介しています。
【地球温暖化分野】CO2の発生を少なくするための行動
私たちは便利な生活と引き換えに、地球全体に大きな負荷を掛けてきました。これからは自然と地球に優しい生活や取り組みを始めましょう。
CO2をできるだけ出さない取り組みや自然エネルギーなども紹介しています。
【生活環境分野】快適な生活をおくるための行動
快適に暮らすために必要なものは、豊かな自然とそこに暮らす人々の優しい心です。ちょっとした心遣いで生活音なども抑えられ、誰もが心地良く暮らせるはず。 みんなでルール・マナーを守りましょう。
見直しした各計画書
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