平成23年度日野市指定管理者市民評価委員会

このページの情報をツイッターでツイートできます
このページの情報をフェイスブックでシェアできます
このページの情報をラインでシェアできます

ページID1005165  更新日 令和5年6月2日

印刷 大きな文字で印刷

日野市指定管理者市民評価委員会は、平成21年4月1日より、日野市が指定管理者として協定を結び管理・運営をしている指定管理者を市民の目から見た評価をすることを目的として、事業者から提出された資料に基づく事業者によるプレゼンテーションと質疑応答、担当課とも質疑応答を行い、市民評価を実施いたしました。 
評価に先立ちましては、市から市民評価について、指定管理者の実績評価を厳正かつ公平に行うために日野市指定管理者市民評価委員会を設置し市の行政評価と合わせて今後評価を行うという方針が示されました。
また評価を行うにあたり、日野市指定管理者市民評価委員会設置要綱に基づき市民委員4名が選任され、総合的に評価をいたしました。
つきましては、評価が終了いたしましたので、評価結果を次のとおり報告いたします。 

1.審査対象施設及び指定管理者

  1. 日野市立とよだ市民ギャラリー
    株式会社 日野市企業公社
  2. 日野市民会館、七生公会堂、七生福祉センター
    株式会社 日野市企業公社
  3. 日野市東部会館
    株式会社 日野市企業公社 
  4. 日野市勤労・青年会館
    株式会社 日野市企業公社
  5. 日野駅西駐輪場、豊田駅南第4駐輪場
    株式会社 日野市企業公社
  6. 日野市立中央福祉センター、日野市立湯沢福祉センター
    社会福祉法人 日野市社会福祉協議会
  7. 日野市立つばさ
    社会福祉法人 日野市福祉事業団
  8. 日野市立やまばと
    社会福祉法人 日野市福祉事業団
  9. 日野市立はくちょう
    社会福祉法人 日野市福祉事業団
  10. 日野市立希望の家
    社会福祉法人 日野市福祉事業団
  11. 日野市立交流センター6施設(豊田駅北、南平駅、東町、落川、平山、新町)
    株式会社 日野市企業公社
  12. 日野市立万願寺交流センター
    NPO法人 日野子育てパートナーの会
  13. 日野市立多摩平交流センター
    NPO法人 市民サポートセンター日野
  14. 日野市民プール
    シンコースポーツ 株式会社
  15. 日野市立多摩川グラウンド他(全11施設)(東光寺グラウンド、浅川スポーツ公園グラウンド、万願寺グラウンド、七生自然学園テニスコート、北川原公園グラウンド、多摩平第一公園グラウンド、多摩川第一公園テニスコート、旭が丘中央公園グラウンド、旭が丘中央公園テニスコート、万願寺中央公園グラウンド)
    テルウェル東日本 株式会社

2.指定管理期間

平成21年4月1日から平成24年3月31日(3年間)

3.委員会日時

第1回 平成23年6月28日(火曜)

主な議題

委員長、副委員長の選出、評価基準の決定、指定管理者による報告及び質疑応答等

  • 日野市立とよだ市民ギャラリー
  • 日野市民会館、七生公会堂、七生福祉センター
  • 日野市東部会館

第2回 平成23年7月1日(金曜)

主な議題

指定管理者による報告及び質疑応答等

  • 日野市勤労・青年会館
  • 日野駅西駐輪場、豊田駅南第4駐輪場
  • 日野市立中央福祉センター、日野市立湯沢福祉センター

第3回 平成23年7月4日(月曜)

主な議題

指定管理者による報告及び質疑応答等

  • 日野市立つばさ
  • 日野市立やまばと
  • 日野市立はくちょう
  • 日野市立希望の家

第4回 平成23年7月7日(木曜)

主な議題

指定管理者による報告及び質疑応答等

  • 交流センター6施設(豊田駅北、南平駅西、東町、落川、平山、新町)
  • 日野市立万願寺交流センター
  • 日野市立多摩平交流センター
     

第5回 平成23年7月8日(金曜)

主な議題

指定管理者による報告及び質疑応答等、まとめ

  • 日野市民プール
  • 多摩川グラウンド他(全11施設)

4.評価基準

日野市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例第4条第1号から同条第5号の基準を基に、基本評価3項目(A評価)30点、施設評価4から6項目(B評価)30点の合計60点とする評価表を作成。
各項目5点評価で行い、重要項目に倍率を設定。

  • 5点 優れている
  • 4点 概ね満たされ一部に優れたところがある
  • 3点 概ねできている
  • 2点 一部に課題がある
  • 1点 課題も多く改善の必要がある

各委員の評価を合計して平均値を評価点とする。(小数点以下第2位を四捨五入)

5.評価方法

各指定管理者からA、B評価基準に基づくプレゼンテーション及び質疑を行うとともに、担当課からの聴取も実施し事業者から提案のあった事業ならびに、協定時の要望事項を含め履行状況等を確認し評価を行いました。

6.審査の結果

施設名

指定管理者 

評価/60点満点

日野市立とよだ市民ギャラリー 株式会社日野市企業公社

42.3

日野市民会館、七生公会堂、七生福祉センター

株式会社日野市企業公社

45.5

日野市東部会館

株式会社日野市企業公社

47.0

日野市勤労・青年会館

株式会社日野市企業公社

46.5

日野駅西駐輪場

豊田駅南第4駐輪場

株式会社日野市企業公社

39.5

日野市立中央福祉センター

日野市立湯沢福祉センター

社会福祉法人日野市社会福祉協議会

33.5

日野市立つばさ 社会福祉法人日野市福祉事業団

42.5

日野市立やまばと

社会福祉法人日野市福祉事業団

42.8

日野市立はくちょう 社会福祉法人日野市福祉事業団

43.3

日野市立希望の家 社会福祉法人日野市福祉事業団 

49.0

交流センター6施設(豊田駅北、南平駅西、東町、落川、平山、新町)

株式会社日野市企業公社

41.5

日野市立万願寺交流センター NPO法人 日野子育てパートナーの会

49.3

日野市立多摩平交流センター NPO法人 市民サポートセンター日野

44.0

日野市民プール シンコースポーツ株式会社

47.5

多摩川グラウンド他(全11施設) テルウェル東日本株式会社

37.8

7.評価・意見・要望

日野市立とよだ市民ギャラリー

  • お得意様名簿を作成し、利用状況を把握して利用者を引き止める、増やすといった工夫をしていただきたい。
  • 指定管理者制度を導入することは、市民が望むことで、行政では出来なかったことを思い切ってやってみるのが指定管理者である。行政と同じ道を辿っても良くはならない。
  • ギャラリー訪問者がプレゼントされる花用の花瓶があれば、利用者サービスになるので検討していただきたい。
  • 販売行為について、明確に条例で定められているから難しい。見直すべきではないか。
  • 日野市の文化人を育てるような意味があるのであれば、そのような方々を取り込むような仕組みにすると良いのでは。
  • 芸術家の卵を育てていく、まちで育てていくという観点でする必要があり、そのためには、ある程度枠を自由にさせないと指定管理者の個性は出てこない。

日野市民会館、七生公会堂、七生福祉センター

  • 前回選定時(平成20年度)の要望事項に「市民にあまり知られていないリハーサル室、和室、展示室等をもっと宣伝し、料金を下げてでも利用率を上げることを市とともに検討すること」を提案していたが、行われていない。貸館機能だけではなく、集客効果を上げるために市民参画やっている方々に指定管理者が関わっていただきたい。指定管理者として対応されている地区センターや交流センター等に案内掲示で集客協力を期待します。
  • 他市では財団等が入ってプロモーションを行っている。指定管理者に金銭的にそこまでを期待するのは難しいとは思う。担当課など、どこか企画するところと協力、役割分担をする中で、市の文化の中心である市民会館や七生公会堂をうまく充実させていただきたい。

日野市東部会館

  • プール利用者が増加している。
  • 前回選定時(平成20年度)の際には受付の接遇の悪さを指摘したが、改善されてきたと思う。受付の接遇次第で来たくなくなることもあるので、引き続き徹底していただきたい。
  • プール利用者については、危険防止のために血圧計を設置し、プール利用時前に測定するようにしたら良いのではないか。
  • 指定管理者のホームページ(施設の空き状況)は使いづらい。全庁的な施設予約システムがあると便利である。

日野市勤労・青年会館

  • 植栽、施設はきれいにされている。
  • 和室の利用率を上げるため、和室をフローリングにして、畳が必要な時は畳みを敷くなどの対応も考えられるのではないか。
  • 和室を利用してもらうため、日本の文化を知るようなマナー教室、生け花教室等を若者や外国人等をターゲットにし、自主事業として実施していくのはどうか。また、単発での事業で終わるわけでなく、継続的に使ってもらうための事業があると良い。年間計画を考えていただきたい。
  • 大学の留学生や地域住民、商店会等、色々な団体とタイアップして企画していただきたい。
  • オムツ袋配布等を通して、指定管理者がもっと地域に溶け込んでいただきたい。

日野駅西駐輪場、豊田駅南第4駐輪場

  • キャンペーンや利用者サービスの提案されていたが、事業計画で掲げた稼動率目標に対して大幅に未達成である。駐輪場の受付の人(シルバー人材センター)は、自転車を預かっているだけである、利用率を上げるための努力が必要ではないか。
  • 選定時(平成20年度)に要望したが、レンタサイクルの検討をしていただきたい。
  • 担当課としても指定管理者を管理、監督、指導していくことが必要である。

日野市立中央福祉センター、日野市立湯沢福祉センター

  • 組織として指定管理に係る業務の担当、責任者などを明確にしてほしい。
  • 施設が古く、エレベータもなく、湯沢福祉センターは地理的条件が悪く等、利用率を上げるのは厳しい状況であるが、利用率向上のための工夫などが見受けられない。各貸室の利用者の分析(時間帯、団体等)を行い、利用率向上のための努力を実施していただきたい。
  • 高齢者予備軍の取り込み等将来への事業展開も考慮して企画することも必要ではないか。
  • 指定管理者は福祉のノウハウは持っているので、担当課からも指導していただきたい。

日野市立つばさ・やまばと・はくちょう・希望の家

  • つばさの就労移行支援事業については、七生特別支援学校卒業生との関連で厳しい。
  • 希望の家の就学前発達に遅れのあるお子さんに対してのサービスを高評価したい。
  • 指定管理者は、他の団体(あおいとり、夢ふうせん等)と連携してネットワークの拠点になっていただきたい。
  • ローカルパソコン(個人情報の入ったもの)とネットワークパソコンとを個人情報保護の観点から完全に分離していただきたい。
  • 軽体操を利用してもらうことにより、障害の程度が軽減されるとの話から、行政が提供している体操(操体法)メニューなどを取り入れたらどうか。
  • 震災時の対応策を考えていただきたい。

交流センター6施設(豊田駅北、南平駅西、東町、落川、平山、新町)

  • 施設のことを知っている人は利用するが、大部分の市民は、あまり使うという意識になりづらい、このような人達が利用できるように工夫していただきたい(お試し利用など。)
  • 指定管理者は課題認識や将来展望を持っていただきたい。
  • 東町交流センターは、ニューロシティに近く若い世代の家族が住んでいるので、子育て相談、子供向けの映画会等を行い地域交流していただきたい。
  • 平山交流センターでは、移動公民館で事業を行っているので、地域の学習の拠点として公民館と連携していただきたい。

日野市立万願寺交流センター

  • 受付の対応は細やかであるし、施設はいつでも綺麗に清掃されている。
  • NPO法人が指定管理者であるが、すごく熱心でしっかりよくやっている。
  • 空いている時間帯(夜間)について、利用率を上げるために、交流センターの主旨から子育てサービス以外の地域全体(高齢者等)が利用するような提案をしていただきたい。

日野市立多摩平交流センター

  • 調理室の利用率については、什器の充実が必要である。什器が不十分だと利用をためらう事もある。利用者の生の声(利用者連絡会等)を聞くことをしていただきたい。
  • 利用率の高い集会場は、1団体の利用できる回数の制限を設ける等の方法で、より多くの人が利用できる。今後検討をしていただきたい。

日野市民プール

  • 大人がもっと利用したいと思えるような運営を提案していただきたい。子ども達が使っているだけでなく、朝夕に大人がコースで泳げるような時間帯を作るとか、上田地区センターで行なっている自治会とのお祭りと連携を図るとか、指定管理者だからこそできる、さまざまな提案を期待する。
  • 河川敷に近いということもあり、ウォーキングの人がトイレだけでも使うなどの利用や飲食スペースを設けるなどの提案もしていただきたい。

多摩川グラウンド他(全11施設)

  • 施設の利用以外の問題(施設内での焚き火、施設利用者以外の駐車場利用等)については、指定管理者では対応に苦慮する場合には、市に改善するよう意見(駐車場の有料化等)をするべき。
  • 自主事業について、グラウンドの良さを利用した、児童館等と連携し子供たちを対象にした凧揚げ大会等をグラウンドで楽しめるような提案をしていただきたい。
  • 一括管理(11施設)ではなく、2つに分けて指定管理者同士で競争意識を持たせることで、市民サービスが向上するのではないか。

8.審議全体の総括

今回の評価委員会は、平成21年度に指定管理者に選定された施設について、期間3年のうちすでに終了している平成21年度、平成22年度の2年間の実績を基に審査・評価を行いました。
委員会では、事業者への質疑、担当課への質疑を行い管理・運営についてチェックをしました。
評価にも上げましたが、どの指定管理者も、概ね一定の成果を上げていると評価することができます。しかし、指定管理者によっては、提案した自主事業や要望事項が実施されていない部分がありました。また、一部の指定管理者に於いては、指定管理に係る業務の担当が明確になっていない部分も見受けられました。担当課も指定管理者に委ねるだけではなく施設に足を運び、状況を把握し管理、指導を行っていただきたいと思います。
指定管理者もコストの影響で実施できない市民からの要望、指定管理者の提案などは、行政に市民サービスの向上のため前向きな提案をしていただきたいと思います。また行政側も指定管理者に何をどこまで求めるのか、担当課を含めて考えていただきたいと思います。
シルバー人材センターからの派遣職員については、ある程度の技量と接客マナーを持たせるため、接遇研修などが必要であると思います。
協定期間は残り少なくなりましたが、要望、意見として取り上げたいくつかの点についても積極的に取り組んでいただき、更なる市民サービスの向上に努めていただくことを希望します。

(市民評価のしくみについて)
指定管理者による説明資料について、選定時の要望事項に対する対応状況、稼働率等を明記していただきたい。また、担当課で資料の確認、指導していただきたい。

9.市民評価委員名簿

  • 委員長
    坪島 尚(市民委員)
  • 副委員長
    鈴木 直美(市民委員)
    佐藤 吉元(市民委員)
    貴志 義孝(市民委員)

市民評価委員会の議事要点録

施設名ごとの評価結果(A、B評価表)

全施設集計表

Adobe Readerのご案内

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のホームページ(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

プリントサービスのご案内

ご自宅にプリンタなどの印刷機器をお持ちでない方は、お近くのコンビニエンスストアなどのプリントサービスを利用して申請書等を印刷することができます。詳細はプリントサービスのご案内ページをご覧ください。

このページに関するお問い合わせ

企画部 企画経営課
直通電話:政策調整係 042-514-8047 戦略係 042-514-8038 経営係 042-514-8069
代表電話:042-585-1111
ファクス:042-581-2516
〒191-8686
東京都日野市神明1丁目12番地の1 日野市役所4階
企画部企画経営課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。