日野市手数料、使用料等検討委員会報告書（平成27年10月27日）

平成28年4月より改定予定の保育料、学童クラブ費の適正化について、委員会で検討した結果を報告いたします。

日野市手数料、使用料等検討委員会は、平成28年4月1日から改定予定の保育料、学童クラブ費について、「日野市手数料、使用料等検討委員会設置要綱」の規定に基づき、検討を行いました。有識者2名、公募市民4名の委員で慎重に検討した結果を次のとおり報告いたします。

1　検討事項と検討結果

検討事項	結果
日野市特定教育・保育施設・特定地域型保育事業利用者負担（保育料）の適正化	妥当
市立幼稚園保育料の適正化	妥当
学童クラブ費の適正化	妥当

2　委員からの主な意見等

• 日野市の財政は、借金があり、厳しい状況にある。また、保育園整備等にかなり費用がかかっており、今後も、老朽化施設の建替えや修繕にも費用がかかり、財政がひっ迫してくる。こういった財政状況を考えると、保育料等は適正化せざるを得ないのではないか。
• 日野市に限らず、多くの行政は法人税に頼っていた。しかし、以前のように企業の業績が上がらず、市内から大企業が移転してしまうなどがあり、法人税に頼れなくなっている。こういった状況の中では、市民から応能負担を求め、市民と一体となったまちづくりを進めていくことが必要になってくる。
• 現状の日野市の保育料等は、他市に比べて安いと思う。老朽化施設の建替えや修繕にかかる費用や人員増に伴う費用がどれだけかかるのか説明し、次世代のつけにならないようにすべきだ。
• 市の財政状況は厳しく、老朽化施設の建替えや修繕にも費用がかかっていく状況を市民にわかりやすく工夫して知らせていく努力が必要である。
• 広報やホームページだけではなかなか市民に伝えられない。小中学校の学校教育の中で、日野市はどういう市であるのか、これからどういうまちを目指しているのか、ということを時間かけて伝えていくことが必要ではないか。そうして、日野市に愛着を持ち、日野市に住み続けたい、働きたいと思うようになっていくのではないか。
• 料金の適正化のことばかり考えるのではなく、今後の日野市を担う子ども達の将来を考えていく必要がある。日野市に生まれて良かった、日野市に引き続き住みたい、と思えるように、子ども達の環境を整備していくことが重要である。そうすることで、将来的に日野市の財政が潤っていくことにつながると考える。
• 子育ての社会化が進んでおり、社会全体で子どもをみていくようになっている。そのためには、保育料等の適正化は大切だと考える。
• 国の施策も変わっていき、社会情勢も急激に変わっていく昨今であるので、定期的に手数料、使用料等の適正化を行っていくべきである。

3　検討委員会開催内容

日野市手数料、使用料等検討委員会は、日野市手数料、使用料等検討委員会設置要綱に基づき、平成27 年10 月19 日に設置され、下記のとおり開催しました。

	日程	内容
第1回	平成27年10月19日	委員会の概要等説明 委員長選出 保育料、学童クラブ費等の適正化概要説明 保育料、学童クラブ費等の適正化について意見等 検討結果まとめ 報告書の提出等

• 議事要点録 （PDF 209.3KB）

4　委員名簿

• 委員長　谷井　良（有識者）
• 委員　杉崎　耕一（有識者）
• 委員　岩崎　嘉壽子（公募市民）
• 委員　岡村　洋子（公募市民）
• 委員　斎藤　勇（公募市民）
• 委員　坪島　尚（公募市民）

5　報告書

• 日野市手数料、使用料等検討委員会報告書 （PDF 504.0KB）