平成22年度第11回教育委員会定例会 会議録

このページの情報をツイッターでツイートできます
このページの情報をフェイスブックでシェアできます
このページの情報をラインでシェアできます

ページID1004412  更新日 平成30年2月16日

印刷 大きな文字で印刷

平成22年度第11回日野市教育委員会定例会

開催日時

平成23年(2011年)2月9日(水曜)午後2時31分から午後3時34分

開催場所

教育委員会室

議事(要旨)

開始午後2時31分

[田口委員長]

ただいまから、平成22年度第11回教育委員会定例会を開会いたします。

議事に入ります前に、本日は傍聴希望者がいらっしゃいますので、傍聴を許可したいと思いますが、異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、傍聴を許可いたします。

(傍聴者入室)

[田口委員長]

本日の会議録署名は、渡辺委員にお願いいたします。

本日の案件は、議案3件、協議事項2件、報告事項1件です。

なお、議案第48号は人事に関わる案件のため、公開しない会議とし、会議の最後に審議したいと思いますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、会議規則第12条により、議案第48号は公開しない会議とし、会議の最後に審議いたします。

それでは議事に入ります。議案第46号・藝術文化及びスポーツの振興に向けた組織体制に関する意見について、事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第46号 藝術文化及びスポーツの振興に向けた組織体制に関する意見について

[中島庶務課長]

議案第46号・藝術文化及びスポーツの振興に向けた組織体制に関する意見について決定し、日野市長に次のように提出するものでございます。

提案理由でございます。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定に基づき、平成23年1月7日付企企第287号をもって意見を求められました標記の件につきまして、日野市長に意見書を提出するものでございます。

裏面の2ページをお開きください。

前回の定例会での協議内容、及び前回の定例会から本日までの間に教育委員の皆様からいただいたご意見を元に、事務局にて意見書(案)を作成させていただきました。

内容を読み上げさせていただきます。

藝術文化及びスポーツの振興に向けた組織体制に関する意見について

春寒の候、益々ご清栄のこととお慶び申しあげます。

さて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条に基づき、平成23年1月7日付企企第287号をもって意見を求められました標記のことにつきまして、教育委員会として協議を重ね、併せて文化及びスポーツ関係団体の意見を伺って参りました。

教育委員会といたしましては、市長からの藝術文化及びスポーツを今後のまちづくりの中核に据えて、総合的な地域づくりを推進していくという方針にもあるように、これまで長い間担ってきた分野を永続的により広く発展させていくためには、日野市全体で藝術文化及びスポーツを支えていくことが重要であると認識しているところです。

また、この分野が他の施策と連携する中で、市民のくらしの中で大きく発展し、総合的な視点から、より幅広く子どもの育ちと市民の諸活動を支えていくことにつながるよう期待し、教育委員会として下記のとおり意見を申しあげます。

  1. 藝術文化及びスポーツをまちづくりの中核に据えて、これらが永続的に発展していけるよう意欲をもって計画的に取り組むこと。
  2. 藝術文化及びスポーツ分野はもとより、様々な分野において、子どもの育ちと市民の諸活動を支えていくために、教育委員会と市長部局のより一層の連携が図られるよう努めること。

以上

以上でございます。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了いたしました。ご質問がございましたらお願いいたします。

[田口委員長]

この件に関しましては協議を重ねてまいりました。ご質問が出ないようでしたら、次にご意見を伺います。千葉委員。

[千葉委員]

ただ今ご説明がありました文化及びスポーツに関する事務を市長部局に移管することに、同意したいと思います。

先般も申し上げましたけれども、藝術文化、スポーツといったそれぞれの項目というものは、単年度もしくは短期間で成し遂げられるものでもなく、必然的に長く続けなければいけないことですし、また、時間をかけて醸成していく部分が必ず必要だというふうに思っております。

そういった意味で、息の長い、そして視野の広い部分からの藝術文化、スポーツの発展をまちを挙げて成し遂げられるような、そんなしくみを是非構築していただきたいと強く願います。

[田口委員長]

千葉委員からのご意見でしたが、ほかにご意見ございますか。西田委員。

[西田委員]

私も、市長部局に移管することに同意いたします。

今、意見書にありましたように、藝術文化及びスポーツを今後のまちづくりの中核に据えて、総合的な地域づくりを推進していくという市長のお考えと熱意がよくわかりました。また、そのために藝術文化及びスポーツ行政を市長部局に移管することも理解できました。そして、法律の一部改正を踏まえた中での今回の提案という説明もございまして、市長部局への移管は時代の流れであろうと考えます。

ご説明の中で、市長部局と教育委員会との連携を今まで以上に充実させていくという考えが繰り返し強調されていました。このことは是非お願いしたいと思います。教育委員会も藝術文化及びスポーツによる市民とのまちづくりに参画し、まちづくりの喜びを共有したいと思います。

また、児童生徒に係わることや学校施設に係わることは教育委員会や学校によく相談して、その考えを十分取り入れながら進めていただきたいと考えます。

以上です。

[田口委員長]

ほかにご意見ございますか。渡辺委員。

[渡辺委員]

私も、市長部局に移管することに異議ありません。

正直に言いますと、長年、教育委員会が所管してきた事項ですので、それが移るということはさみしい気持ちもないわけではありませんが、今お二人からお話がありましたように、市全体で取り組んでいくということから言えば、是非、そういうことで市民の藝術文化やスポーツのニーズを汲み上げていただきながら、強力な体制をつくっていただきたいと思います。

得てして、かつての臨調行革の際の国の予算の削減のときなど、当時の文部省が、利益団体などの一番弱い芸術文化の予算を真っ先に削減したなどという残念な歴史もありますけれども、そういうことがないよう、計画的に、予算も含めて藝術文化、スポーツの振興策をつくっていっていただきたいと要望したいと思います。

[田口委員長]

教育長。

[米田教育長]

藝術文化、スポーツについては、市長部局が管理、執行することで、この意見書の案にあるように、くらしの中で息づいて、そして発展していくということを望みます。この分野がくらしや地域の中で大きく発展することで、人々の活動やまちの元気の支えになってほしいと思います。

例えばスポーツ行政と健康行政の複合的な展開であるとか、また、くらしという視点に立った統合的な展開、それから、スポーツや藝術文化が地域づくりの芯となっていく展開、様々な挑戦を市民を中心としてやっていってほしいと思います。

文化団体やスポーツ団体にこのお話を差し上げたときに、ある意味、不安を話されていたと聞きます。教育委員会のバックアップがあったから、この分野の活動そして発展がこれまであったと。市長部局に移管となったときに、そこがどうなるかという、そういったことだったということです。そのときに企画部長は、市長部局については、まさにそこを大切にやっていくんだと、そういう考えを話されたと聞きます。市民と一緒につくっていくことを大切にする、そんなまちなんだ、そんな行政なんだという話をされたということです。

その話を聞いて各団体の皆さんは安心をされたということでございます。日野市は市民参画、公民協働の市ですので、企画部長の言葉どおり、市民の共通の思いを実現するということを一番念頭において展開していってほしいというふうに思います。

また、各団体の皆さんから、学校や教育委員会との連携が大切だという話をいただいています。これに対しても企画部長は、今までもそのことを大切にしてきたし、これからも今まで以上にしっかりやっていくという話をしたということを聞いております。私ども教育委員会としても、このことについては、しっかりと連携をしていきたいというふうに思います。

意見書の案にあるように、この分野だけにとらわれずにあらゆる分野で、市長部局、教育委員会が連携、ときには一体となって進めていくことが大事な時代であるというふうに私は認識をしております。

案文も含めて、賛成でございます。

[田口委員長]

皆さんからのご意見が出ました。

私から申し上げるならば、今まで各方面からのご支援やご協力を得て、ずっと教育委員会が藝術文化、スポーツの充実、発展に努めてきたと私は自負しております。ですから、可愛い子どもを市長部局にお願いするということで手離すというような気持ちもありますので、これからは一層大切に育てていってほしいと思います。

そして日野市全体の藝術文化、スポーツがうまく発展していくためには、教育委員会も含めて、これから一層連携が必要になってくるのではないかと思いますので、教育委員会も市長部局のほうからの要望があったときには協力連携して、さらに発展させていただきたいと思います。

この件に関しまして、私も同意いたします。

[田口委員長]

ほかにご意見ございませんか。

[田口委員長]

ないようですので、ここでご質問・ご意見は終結します。

お諮りします。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第24条の2に規定する文化及びスポーツに関する事務を市長が管理、執行することについて賛成をし、議案第46号・藝術文化及びスポーツの振興に向けた組織体制に関する意見について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第46号は原案のとおり可決されました。

なお、本件に関しまして、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第24条の2第2項に「地方公共団体の議会は、前項の条例の制定又は改廃の議決をする前に、当該地方公共団体の教育委員会の意見を聴かなければならない。」と規定されております。

議会での答弁につきましては、教育委員会を代表して、教育長にお願いしたいと思いますが、異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。それでは教育長、よろしくお願いいたします。

次に、議案第47号・日野市体育施設条例の一部を改正する条例の提出について、事務局より説明をお願いいたします。

議案第47号 日野市体育施設条例の一部を改正する条例の提出について

[池田文化スポーツ課長]

議案第47号・日野市体育施設条例の一部を改正する条例の提出について、上記の議案を提出する。

提案理由でございます。平成23年4月1日からの組織改正に伴い、条例の一部を改正するものでございます。

6ページ、7ページをお開きください。

第1条でございます。「公園施設で日野市教育委員会が所管する」を、「公園施設内」に改めるものでございます。

6ページの3条から11ページの18条までにつきましては、「委員会」を「市長」に改めるものでございます。

12ページ、13ページをお開きください。

20条でございます。「委員会規則」を「規則」に改めるものでございます。

また、付則の備考、「教育委員会」を「市長」に改めるものでございます。

また、別表第2(7条関係)でございます。使用区分の部分について、「一般使用及び貸切使用」を「貸切使用」に改めるものでございます。この部分につきましては、現在の状況に合わせて整理をするものでございます。

この条例は、平成23年4月1日から施行するものでございます。

以上です。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了いたしました。ご質問ございましたらお願いいたします。

[田口委員長]

ご質問がないようです。ご意見いかがですか。

[田口委員長]

ご意見もないようですので、ここでご質問、ご意見は終結します。

お諮りします。日野市体育施設条例の一部を改正する条例の提出について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第47号は原案のとおり可決されました。

次に協議事項第6号・平成22年度小中学校卒業証書授与式における教育委員会告辞について、を議題といたします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

協議事項第6号 平成22年度小中学校卒業証書授与式における教育委員会告辞について

[梶野統括指導主事]

協議事項第6号・平成22年度小中学校卒業証書授与式における教育委員会告辞について、協議をお願いするものでございます。

18ページに小学校卒業式、19ページに中学校卒業式の告辞を載せております。

ここで、それぞれ全文を読ませていただくということでよろしいでしょうか。

[田口委員長]

お願いします。

[梶野統括指導主事]

それでははじめに、小学校卒業式の告辞から読ませていただきます。

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。心からお祝い申し上げます。皆さんは小学校の全課程を修了し、今、校長先生から卒業証書を授与されました。

皆さんは、この六年間に、たくさんのことを学んできたことでしょう。友だちとの出会いや先生方の温かいご指導の中で、いろいろなことを体験し、挑戦しながら、ものの見方や考え方を豊かにしてきました。また、学ぶことの喜びを味わったり、物事をやり抜くことの大切さを実感したりして、心身ともにたくましく成長されました。皆さんを深い愛情で包んでこられたご家族や地域の方々も、今日のこの晴れやかな日を、ともに喜ばれていることでしょう。

さて、四月からはいよいよ中学生です。新しい扉の向こうには、初めての経験や心に残る出会い、今まで知らなかった自分との出会いが、たくさん待っています。小学校六年間で学び、身につけてきた力や様々な経験をもとに、失敗を恐れず、工夫したり、周りの人と協力したりしながら、充実した中学校生活を送っていくことを心より願っています。

そして、いろいろな見方や考え方をしっかりと受け止められる豊かな心、人を思いやるやさしい心、自分の夢に向かって突き進む強い心を持ち、「ひのっ子」として、大きくはばたいてください。

終わりになりましたが、これまで温かく教え導いていただきました校長先生をはじめ、本校の教職員の皆様、並びに本校の教育にご協力ご支援を賜りました保護者の皆様、地域の皆様に心から感謝申し上げ、教育委員会の告辞といたします。

平成二十三年三月二十五日

日野市教育委員会

[田口委員長]

小学校卒業式の告辞について、ご質問やご意見がございましたらお願いいたします。

[梶野統括指導主事]

最初に申し上げ忘れました。横についている波線についてですが、これは昨年度と少し変えているところでございます。

[田口委員長]

西田委員。

[西田委員]

「ひのっ子」として大きくはばたいてください、という箇所についての意見です。ここでは、「ひのっ子」の理想像を挙げているものと思いますが、具体的に挙げられている3つの内容は、いずれも心の問題で占められています。しかし本来は、確かな学力、豊かな心、健やかな体を持つ子どもに育つことを理想としているわけですから、知・徳・体の3つの面に触れながら「ひのっ子」として大きくはばたいてください、とした方がよいように思います。

また、学校は、基礎的・基本的な知識や技能を身につけるための学習に最も力を注いでいるのですから、そこのところをもう少し強調する文面があれば、「一生懸命勉強してきた」という充実感や成就感を子ども一人ひとりの胸の内に持つことができるのではないかと思います。

[田口委員長]

今の西田委員のご意見に関して、では、ここをこういうふうにしたらいいのではないかとか、思い浮かぶことがありましたら言っていただきたいと思います。

[田口委員長]

今、どういうふうにしてということができないようでしたら、今の西田委員のご意見を踏まえて、全体的にながめてもう一度書き改めていただけるとありがたいと思いますが、皆さんいかがでしょうか。よろしいですか。

(「はい」の声あり)

[田口委員長]

ほかにご意見がないようでしたら、次の中学校卒業式の告辞にいきますが、よろしいですか。

(「はい」との声あり)

[田口委員長]

お願いします。

[梶野統括指導主事]

それでは、中学校卒業式、告辞を読ませていただきます。

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。心からお祝い申し上げます。皆さんは中学校の全課程を修了し、校長先生から卒業証書を授与されました。

今、皆さんは、三年間の中学校生活を振り返り、どんなことを思い浮かべていますか。ともに学び、語り合い、励まし合った友だちのこと、温かく時には厳しくご指導くださった先生方のこと、日々の学習、行事や部活動などに力を尽くしてきた自分自身のことなど、たくさんの思い出が懐かしく、よみがえっていることでしょう。

心を打ちとけられる人との出会い、ひたむきに取り組むことのできるものとの出会いは宝物です。皆さんは、この三年間で心も体も立派に成長されましたが、その陰には、校長先生をはじめとする先生方、ご家族の愛情や地域の皆様のお力添えがあったことを忘れないでください。

さて、皆さんは九年間の義務教育を終えて、それぞれの希望に満ちた新しい世界へ歩み始めようとしています。これからも、多くの人と出会い、様々な出来事を経験しますが、その時々に精いっぱい感じ、考えながら、自分の進む道を選びとってください。皆さんが、本校で学んだ多くのことを基礎として、豊かな心とたくましい体を生かし、「ひのっ子」の精神で、さらに自分を磨き、広い世界で活躍することを願っています。そして、これまで受け継ぎはぐくんできたよき伝統を、後輩たちに伝えていってください。

終わりになりましたが、これまで温かく教え導いていただきました校長先生をはじめ、本校の教職員の皆様、並びに本校の教育に対し、ご協力ご支援を賜りました保護者の皆様、地域の皆様に心から感謝申し上げ、教育委員会の告辞といたします。

平成二十三年三月十八日

日野市教育委員会

以上です。

[田口委員長]

中学校の告辞が読まれましたけれど、これに関しましてご質問やご意見がありましたらお願いいたします。渡辺委員。

[渡辺委員]

終わりから6行目に「これまで受け継ぎはぐくんできたよき伝統」とありますが、「皆さんがこれまで受け継ぎはぐくんできた本校のよき伝統を」とかにされたほうがいいのではないかと思います。

[田口委員長]

ほかにはございますか。西田委員。

[西田委員]

私もそのように思いました。この2行が唐突に思えたものですから、「学校のよき伝統」ということなら納得できます。

また、「心を打ち解けられる人との出会い、ひたむきに取り組むことのできるものとの出会いは宝物です。」とありますが、ここの文章に、「学んだ知識や技能や教養などは宝物です。」というような、学びについての言葉も入れていただきたいと思います。

また、中学生には、自主・自立とか自己責任とかが重要なので、そのような言葉も入れてよいように思いました。

[田口委員長]

ここには書いてありませんが、心も体も中学校時代というのは飛躍的に伸びる時代だから、心も体も大きく成長したというような言葉をどこかに入れてほしいと思います。

他にご意見、ご質問はございますか。

[田口委員長]

では、ないようですので、今のご意見を少し取り入れて、もう一度お願いいたします。よろしくお願いいたします。

ご質問、ご意見が終了したということで、協議事項第6号を終了いたします。

次に協議事項第7号・平成23年度小中学校入学式におけるお祝いの言葉について、を議題といたします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

協議事項第7号 平成23年度小中学校入学式におけるお祝いの言葉について

[梶野統括指導主事]

協議事項第7号・平成23年度小中学校入学式におけるお祝いの言葉について、ご協議をお願いいたします。

22ページには小学校入学式お祝いの言葉、23ページには中学校入学式お祝いの言葉を掲載しております。こちらもそれぞれ読ませていただきます。

それでははじめに、小学校入学式お祝いの言葉を読ませていただきます。

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

皆さんは今日からいよいよ小学生です。今日のこの入学式を楽しみにしていたことでしょう。

小学校には楽しいことがいっぱいあります。運動会、遠足、学習発表会、給食。たくさん友達をつくって仲良く遊び、一緒に勉強して下さい。小学校は校庭も広く、教室もたくさんあります。皆さんを温かくむかえてくれる、やさしいおにいさんおねえさんもいます。そして、いろいろなことを教えてくださる先生がいます。わからないことは何でも先生に聞きましょう。そして、いろいろなことに取り組み、学校での出来事をおうちでたくさん話してください。

保護者の皆様、お子様のご入学を心よりお慶び申し上げます。小学校での六年間は、お子様の成長にとって、とても大切な時です。お子様がこれから経験し、おうちで話されるたくさんの出来事を、どうかしっかりと聞いてあげて下さい。そして、お子様の思いを受け止め、時には励まし、温かく成長を見守ってほしいと思います。

日野市教育委員会の教育目標は「ひのっ子」を頭文字にした、「ひらこう世界へ のびようともに つくろう夢を こえよう自分を」です。この二十一世紀に、大きな夢を持ち、いろいろな人と、豊かにかかわり合いながら、広く世界へはばたいていける「ひのっ子」を育てていきたいと考えています。本校は、校長先生をはじめとする教職員が一丸となり、子どもたち一人一人の個性を伸ばし、生き生きと学校生活が送れるよう指導にあたってまいります。本校の教育方針を十分にご理解いただき、学校・家庭・地域が相互に連携して教育活動を展開できますよう、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

終わりになりましたが、校長先生をはじめとする教職員の皆様、並びに、本校の教育の充実発展にご尽力いただいております地域の皆様、今日ここに大きな夢と希望を持って入学してきた新入生が、一日も早く学校生活に慣れ、楽しく充実した日々が送れますよう、お力添えいただきますことをお願い申し上げ、お祝いの言葉といたします。

平成二十三年四月六日

日野市教育委員会

以上でございます。

[田口委員長]

小学校入学式のお祝いの言葉について、何かご質問やご意見ございますか。渡辺委員。

[渡辺委員]

4行目の、「小学校には楽しいことがいっぱいあります。」という箇所は、これまでの幼稚園や保育園のことを踏まえて、小学校には楽しいことがあるということだと思いますが、小学校での楽しいことというのは、幼稚園、保育園のときと違って、まず勉強する、学ぶ楽しさだと思います。それを言っていただいて、そのほかに運動会や行事のこともふれていただいたほうがよろしいのではないかと思います。

[田口委員長]

千葉委員。

[千葉委員]

真ん中より少しあとの教育目標のところに、「ひのっ子」を頭文字にした「ひらこう世界へ のびようともに つくろう夢を こえよう自分を」とありますが、「ひのっ子」を頭文字にしてつくったわけではなくて、教育目標自体があって、その頭文字が「ひのっ子」に対応するわけですので、これですと誤解されてしまうんですね。「ひのっ子」に当てはめるように教育目標がつくられたという、うがった見方も出てしまいますので、ここはないほうがいいと思います。

[渡辺委員]

ごろ合わせと言われると困る。そうではないと。

[千葉委員]

そうではないと思います。告辞ですのでこれは言わなくていいと思います。

[田口委員長]

小さいところですが、「校庭も広く、教室もたくさん」とありますが、大きなプールというのを入れたらどうでしょうか。幼稚園は小さいので。

ほかにご質問、ご意見ないでしょうか。

[田口委員長]

ないようですので、今の3点を考慮に入れながら、もう一度書いていただければと思います。よろしくお願いします。

次に中学校の入学式のほうに移ります。

[梶野統括指導主事]

それでは、中学校の入学式お祝いの言葉を読ませていただきます。

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

皆さんは、中学校三年間の生活に、どのような決意や希望を抱いていますか。これからの三年間は、学習や運動ばかりでなく、子どもから大人へと成長していくための、心を鍛える期間でもあります。自分を見つめ、将来、一人の人間として自立していくための基礎を、しっかりとつくってください。また、一緒に入学した友だちとの出会いを大切にし、友情を深め、ともに学び合い、さらに自分自身を高めてください。

中学校生活では、学習や様々な行事、部活動などをとおして、新しい知識を吸収したり、自分の力を試したり、友だちと力を合わせて物事をやりとげたりしながら、自分の世界を大きく広げることができます。規律ある生活の中で、目標を持ち、小さな努力を積み重ねながら、今の自分をさらに乗り越え、成長していきましょう。皆さんの周りには、時には温かく、時には厳しく導いてくださるたくさんの先生がいます。先生方のご指導のもと、学習や部活動に意欲的に取り組むことを期待しています。

保護者の皆様、お子様のご入学を心からお慶び申し上げます。いよいよ中学生としての生活が始まります。お子様の成長にとってとても大切な三年間です。本校は、一人一人が充実した学校生活を送れるよう、校長先生をはじめ、教職員が一丸となり、子どもたち一人一人の個性や能力を伸ばしてまいります。本校の教育方針を十分にご理解いただき、学校・家庭・地域が相互に連携して教育活動を展開できますよう、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

終わりになりましたが、校長先生をはじめとする教職員の皆様、並びに、本校の教育の充実発展にご尽力いただいております地域の皆様、今日ここに夢と希望を膨らませ、入学してきた新入生が、一日も早く学校生活に慣れ、楽しく充実した日々が送れますようお力添えいただきますことをお願い申し上げ、お祝いの言葉といたします。

平成二十三年四月七日

日野市教育委員会

以上でございます。

[田口委員長]

このお祝いの言葉に関しまして、ご質問、ご意見ございますか。

私から言わせていただきますと、「心を鍛える期間」とありますが、体も鍛えなければならないと思います。

それから、後ろから5、6行目に、「ご協力をよろしく」と、小学校のところにもあったのですけれど、ご協力をお願い申し上げるのですから、両方「よろしく」はいらないかなと私は思いました。

それから、「目標を持ち、小さな努力を積み重ね」というところですが、「小さな」はいらないと思います。

[渡辺委員]

あと、冒頭、「皆さんは、中学校三年間の生活に、どのような決意や希望を抱いていますか。」と唐突に入るんですね。

[千葉委員]

希望に燃えて入ってきたことと思います、という感じのほうが自然ですね。

[西田委員]

後ろのほうの3つ目の段落ですけれど、「校長先生はじめ、教職員が一丸となり」、何をするかと言えば、やはり基礎的・基本的となる学力を子どもたちに身につけて、そして個性や能力を伸ばすということですので、そこのところの学力にふれていただきたいと思いました。

それから、最初のほうの「友だちとの出会い」というところです。今までの中にも「出会い」という言葉がかなり多いのですが、出会いということは単なる出会いになってしまうので、むしろこれはなくして、入学した友だちを大切にし、ということでよいのではないかという気がします。

前のところでも、幾つか「出会い」が気になったのですが、それは言わなかったので、もし検討できるようでしたら、それもお願いいたします。

[田口委員長]

ほかにございますか。千葉委員。

[千葉委員]

細かいことですが、後ろから2つ目の段落の、「お子様の成長にとってとても大切な」の「とても」が、何か気になるんですね。ほかのご挨拶のところにもあるのですけれども、この副詞は「とても」プラス否定形で使われることが本来の用法であるはずですから、なくてもいいのではないかと思います。

[田口委員長]

ほかにございませんか。

[田口委員長]

それでは、今の件を踏まえて、励ましと、これからの希望に満ちた生活を送れるように是非お願いしたいと思います。

それではここで協議事項第7号を終了とします。

報告事項に入ります。報告事項第32号・行政情報の公開請求、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第32号 行政情報の公開請求

[福島学校課長]

報告事項第32号・行政情報の公開請求。

公開請求のあった行政情報について、次のとおり決定したので報告するものでございます。

26ページをお開きいただきたいと思います。

番号1につきましては、この期間で作成した部分については全部公開しております。また、期間中、12月26日から1月7日については作成しておらず、存在しておりませんので、非公開としてございます。

番号2につきましては、個人情報に該当する部分を除きまして公開としたものでございます。

番号3、及び番号5につきましては、いずれにつきましても存在していませんので、非公開としてございます。

番号4についてですけれども、全部公開としたものでございます。

以上でございます。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。質問、ご意見ございますか。渡辺委員。

[渡辺委員]

1番の決定内容で、全部公開及び不存在による非公開というのは、どういう意味ですか。

[福島学校課長]

この期間中で作成したものについては全部公開しております。また、期間中で12月26日から1月7日の部分については作成していないので、存在していないため非公開としました。

[田口委員長]

ほかにございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ここで報告事項第32号を終了いたします。

次に平成23年3月の行事予定について、事務局より説明をお願いいたします。

※平成23年3月の行事予定については省略

[田口委員長]

これより議案第48号に入りますが、本件につきましては公開しない会議の中で行います。関係職員以外の事務局説明員は退席しても差し支えないと思いますが、それでよろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めまして、関係職員以外の事務局説明員また傍聴者の方はご退席をお願いします。

なお、本件の終了をもって、平成22年度第11回定例会を閉会といたします。

(関係職員以外退室)

※「教育職員の内申の専決処分について」は公開しない会議の中で審議。

[田口委員長]

以上をもちまして、本日の案件はすべて終了しました。これにて平成22年度第11回教育委員会定例会を閉会とします。

閉会午後3時34分

このページに関するお問い合わせ

教育部 庶務課
直通電話:庶務係 042-514-8692 施設係 042-514-8698 業務サポート係 042-514-8716
代表電話:042-585-1111
ファクス:042-583-9684
〒191-8686
東京都日野市神明1丁目12番地の1 日野市役所5階
教育部庶務課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。