平成22年度第6回教育委員会定例会 会議録

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ページID1004400  更新日 平成30年2月16日

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平成22年度第6回日野市教育委員会定例会

開催日時

平成22年(2010年)9月24日(金曜日)午後2時9分~午後3時9分 

開催場所

教育委員会室

開始午後2時9分

[田口委員長]

ただいまから、平成22年度第6回教育委員会定例会を開会いたします。

本日の会議録署名は、馬場委員にお願いいたします。

本日の案件は、議案8件、報告事項5件です。なお、議案第34号は人事に係わる案件のため、公開しない会議とし、会議の最後に審議したいと思いますが、それでよろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、会議規則第12条により、議案第34号は公開しない会議とし、会議の最後に審議いたします。

それでは議事に入ります。議案第27号・教育委員会委員長の選挙及び委員長職務代理者の指定について、を議題とします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第27号 教育委員会委員長の選挙及び委員長職務代理者の指定について

[中島庶務課長]

議案第27号・教育委員会委員長の選挙及び委員長職務代理者の指定について、ご説明申し上げます。

平成22年10月1日をもって田口委員長の任期が満了となります。また、委員長職務代理者は現在、馬場委員にお願いしております。その任期については、次の職務代理者が指定されるまでとなっておりますが、慣例により、委員長選挙時にあわせて指定を行っております。

任期は、委員長につきましては平成22年10月2日より平成23年10月1日まで、職務代理者については、次の職務代理者が指定されるまででございます。

地方教育行政の組織及び運営に関する法律第12条並びに日野市教育委員会会議規則第7条及び第8条の規定に基づき、委員長の選挙及び委員長職務代理者の指定を行うものでございます。

以上でございます。

[田口委員長]

ただいまの説明のとおり、委員長の選挙及び委員長職務代理者の指定を行います。

この件につきましては、慣例により、事務局がこの執行の任にあたりますので、庶務課長にお願いいたします。

[中島庶務課長]

僭越ではございますが、ただいまから、日野市教育委員会委員長の選挙及び委員長職務代理者の指定を行います。

最初に、委員長の選挙、続いて委員長職務代理者の指定の順序で行います。

選挙の方法ですが、日野市教育委員会会議規則第7条に委員長の選挙は指名推薦の方法により行う。ただし、これにより難いときは単記無記名投票によるものとすると規定されています。

それでは、推薦をお願いいたします。

[渡辺委員]

大変ご苦労さまですが、引き続き田口委員にお願いしたらいかがかと思います。

[中島庶務課長]

委員長として、田口委員の推薦がありましたが、いかがでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[中島庶務課長]

田口委員、お引き受けいただけますでしょうか。

[田口委員]

はい。

[中島庶務課長]

ありがとうございます。田口委員が委員長に選任されました。

引き続き、委員長職務代理者の指定を行います。

日野市教育委員会会議規則第8条により、委員長職務代理者の指定は委員長選挙の方法を準用することになっております。

それでは、推薦をお願いいたします。

[渡辺委員]

大変ご苦労さまですが、引き続き、馬場委員にお引き受けいただければと思います。

[中島庶務課長]

委員長職務代理者として馬場委員の推薦がありましたが、いかがでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[中島庶務課長]

馬場委員、お引き受けいただけますでしょうか。

[馬場委員]

はい。

[中島庶務課長]

ありがとうございます。それでは、馬場委員が委員長職務代理者に選任されました。

日野市教育委員会の次期委員長は田口委員、次期委員長職務代理者は馬場委員と決まりました。

それでは、新委員長及び新委員長職務代理者から、それぞれご挨拶をいただきたいと思います。お願いいたします。

[田口委員長]

僭越ながら、また委員長をお引き受けすることになりました。力不足のところはたくさんありますが、改めて頑張りたいと思います。これまでどおり、教育委員の皆様、事務局の皆様の絶大なるお力添えをよろしくお願いしたいと思います。よろしくお願いします。

[中島庶務課長]

馬場委員、お願いいたします。

[馬場委員長職務代理者]

引き続きということですので、よろしくお願いいたします。

[中島庶務課長]

ありがとうございました。

以上で教育委員会委員長の選挙及び委員長職務代理者の指定を終了いたしました。

[田口委員長]

議案第27号は、これにて終了いたします。

議案第28号・平成22年度教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価報告書(平成21年度事業)について、事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第28号 平成22年度教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価報告書(平成21年度事業)について

[佐野教育部長]

議案第28号・平成22年度教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価報告書について、ご説明申し上げます。

提案理由でございます。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第27条第1項の規定に基づき、平成22年度教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価報告書(平成21年度事業)を作成し、日野市議会に提出するものでございます。

それでは、目次がございます。平成22年度教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価報告書案という形になってございます。目次のとおり、点検・評価の基本方針、また、教育委員会の活動状況の点検・評価について、そして主要事業の執行状況の点検・評価というふうな大立てになってございます。本報告書の章立て、項目等につきましては、第5回教育委員会定例会においてご協議いただいております。

なお、「平成21年度教育目標」に基づく208主要事業のうち、44事業を対象といたしましたが、評価につきましては、統一的な表現となるよう文言を整理させていただいております。

以上、簡単ですが説明といたします。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問がございましたらお願いいたします。

[田口委員長]

ご質問ございませんか。では、ご意見を伺います。渡辺委員。

[渡辺委員]

素案の段階でいろいろ意見も述べさせていただいたし、協議事項としても協議したので、原案のまま承認してよろしいのではないかと思います。

[田口委員長]

ほかにご意見ございますか。

[田口委員長]

それでは、いま渡辺委員もおっしゃいましたけれども、十分協議のうえでの案でございますので、これ以上のご質問、ご意見はないかと思います。ここで終結します。

お諮りします。平成22年度教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価報告書(平成21年度事業)について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第28号は、原案のとおり可決されました。

次に議案第29号・仲田小学校校庭拡張用地購入に伴う申出について、事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第29号 仲田小学校校庭拡張用地購入に伴う申出について

[中島庶務課長]

議案第29号・仲田小学校校庭拡張用地購入に伴う申出について、でございます。

提案理由でございます。日野市立仲田小学校学校用地において、土地区画整理事業の進捗に伴い運動場面積が減少するため、日野都市計画事業東町土地区画整理事業の保留地を取得するものでございます。

6ページをご覧ください。

取得の理由でございます。仲田小学校は、現在施行中の東町土地区画整理事業に伴い、学校地面積の約24%が減歩の対象となっております。このままでは今後、教育環境に支障をきたすため、区画整理事業の配慮により確保されました現在の校庭南側と隣接する保留地、図面で見づらいかと思いますが、学校の南側に横に長く網かけしている部分の取得について市長に申出を行い、その確保を図るものでございます。

保留地の所在地は、東町土地区画整理事業 東町 第3街区 第(1)号地。

全面積は、約1,870平方メートル。1平方メートル当たりの単価につきましては、18万円でございます。取得総額3億3660万円を予定してございます。これを平成22年度から平成26年度までの5カ年で、記載のとおり取得を予定するものでございます。

なお、平成22年度は、全体のうち375平方メートル分を6750万円で購入するものでございます。

以上でございます。

[田口委員長]

事務局からの提案理由の説明が終了しました。ご質問ございますか。

[田口委員長]

ご質問がないようです。ご意見を伺います。

[田口委員長]

ご意見もないようですので、ここでご質問、ご意見は終結します。

お諮りします。仲田小学校校庭拡張用地購入に伴う申出について、を原案のとおり可決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第29号は、原案のとおり可決されました。

次に議案第30号・教育委員会職員人事の専決処分について、事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第30号 教育委員会職員人事の専決処分について

[中島庶務課長]

議案第30号・教育委員会職員人事の専決処分について、でございます。

日野市教育委員会教育長に対する事務委任規則第3条第1項の規定により専決処分をしたので、同条第2項の規定により報告し、教育委員会の承認を求めるものでございます。

提案理由でございます。教育委員会職員に対する人事異動に伴う人事発令について、教育委員会に諮る時間的余裕がございませんでした。そのため教育長専決により人事発令を行いましたので、報告し承認を求めるものでございます。

8ページをご覧ください。

平成22年9月3日付で発令されました内容については、下の表のとおりでございます。

以上でございます。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問ございますか。

[田口委員長]

ご質問がないようです。ご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ここでご質問、ご意見は終結します。

お諮りします。教育委員会職員人事の専決処分について、を原案のとおり承認することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第30号は原案のとおり承認されました。

次に議案第31号・平山小学校学校運営協議会委員の任命について、事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第31号 平山小学校学校運営協議会委員の任命について

[福島学校課長]

議案第31号・平山小学校学校運営協議会委員の任命について。

次の者を、平山小学校学校運営協議会委員に任命するものとする。

提案理由でございます。日野市学校運営協議会規則(平成20年教育委員会規則第18号)第7条第1項の規定にもとづき、任命するものでございます。

10ページをお開きいただきたいと思います。

平山小学校学校運営協議会委員任命者名簿でございます。

平山小学校学校運営協議会は、平成20年10月9日に日野市で一番初めの協議会として発足しまして、2年の任期で、今年の10月8日で任期満了するため選任するものでございます。

学校関係者の3名を除きまして、留任8名、新任6名としてございます。

1番の會田さんから8番の守重さんまでが留任、9番の佐々木さんから14番秋山さんまでが新任、そして平山小学校より校長以下3名、合計17名となっております。

任期は、平成22年10月9日から平成24年10月8日となってございます。

以上でございます。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問ございましたらお願いします。

[田口委員長]

ご質問ないようです。ご意見いかがでしょうか

[田口委員長]

ご意見もないようですので、ここでご質問、ご意見は終結します。

お諮りします。平山小学校学校運営協議会委員の任命について、を原案のとおり決することに異議ありませんか。

(「異議なし」との声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第31号は、原案のとおり可決されました。

次に議案第32号・行政情報部分公開決定に対する不服申立てに係る決定について、事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第32号 行政情報部分公開決定に対する不服申立てに係る決定について

[福島学校課長]

議案第32号・行政情報部分公開決定に対する不服申立てに係る決定について、でございます。

平成21年6月22日付日教学第634号による行政情報部分公開決定に対する不服申立てについて、次のとおり決定するものとする。

提案理由でございます。行政情報部分公開決定に対する不服申立てについて、日野市情報公開条例第19条第2項の規定に基づき決定するものでございます。

16ページをお開きください。

答申の内容でございます。

16ページ一番上に答申の結論がございます。

日野市情報公開条例に基づく申立人からの平成21年5月25日付行政情報公開請求に関し、実施機関である日野市教育委員会がなした平成21年6月22日付行政情報部分公開決定は妥当でないから取消されるべきである、というものでございます。

17ページをご覧ください。

3番、審査の経過でございます。

(1)が実施機関の理由説明、(1)の2行目の後段、本件行政情報の2行目以下は、条例第7条第6号エに規定する「人事管理に係る事務に関し、公正かつ円滑な人事の確保に支障を及ぼすおそれ」のある情報に該当すると判断し、部分公開とした。

(2)非公開部分には、面接委員が面接を行うに当たり具体的な事項が記載されており、本件情報が公開されると、面接の過程及び評価基準が明らかになり、受験者に受験対策を講じられる。

(3)外部からの干渉を招いて面接委員の受け手がいなくなるなど、選考に係る事務に関し、適正かつ円滑な事務の遂行に支障を及ぼすおそれがある。

(2)が申立人及び補佐人の意見でございます。

(1)「部分公開」というが、表題以外は全部黒塗りされており、一部公開とすらいえない。

(2)面接の過程や評価基準は、公正かつ客観的なものでなければならず、面接委員の恣意的判断は許されないから、実施要領や評価基準は公開すべきである。

(3)受験生が受験対策を講じることに何ら問題はない。有能で努力家の受験生が採用されるべきである。

(4)面接の過程や評価が公正に行われているのであれば、外部からの干渉を招くはずがなく、面接委員の受け手がいなくなることはない。

4番が当審査会の判断でございます。

(1)の下から3行目、その公開により「公正かつ円滑な人事の確保に支障を及ぼすおそれ」があるといえるか否かが問題となる、ということで、(2)そこで本件行政情報の内容をみるに、2行下の後半で、全体としてみると、再雇用申込者の意欲及び意向を確認するために実施する面接試験を、効率的かつ公平に実施するための客観的基準を示す、ごく常識的な実施要領と評価される。

3行下の中段、これが公開されたからと言って、直ちに受験者が特別な受験対策を講じることが可能になるとは考えられないし、外部からの干渉を招いて面接委員の受け手が少なくなるという具体的な危険性も認められない。

(3)そうすると、本件行政情報の公開によって、公正かつ円滑な人事の確保に支障を及ぼすおそれがあるとは認められないから、実施機関の主張には理由がない。よって、頭書のように判断する、という答申をいただきました。

それを踏まえまして、12ページをご覧いただきたいと思います。

平成21年6月22日付日教学第634号による行政情報部分公開決定に対する不服申立て係る決定について。

平成21年7月22日付けをもって提起された「平成21年6月22日付日教学第634号による行政情報部分公開決定に対する不服申立て」について日野市情報公開条例第19条第2項の規定に基づき、日野市情報公開・個人情報保護審査会の答申を尊重して、次のとおり決定する。

決定内容

本件不服申立てについて、処分庁が平成21年6月22日付で不服申立人に対してした「20教人選第530号 平成20年10月14日9ページ(15)の面接要領」に係る行政情報部分公開決定の一部を取消し、次に掲げる部分を公開する。

(1)様式名の下2行、(2)項目名の全て、(3)「1面接委員」の面接員の人数、(4)「2面接時間」の全て、(5)「3面接方法・順序」のうち(1)、(6)「4評定項目」の全て、(7)「6面接にあたっての注意事項」のうち(1)のすべて、(2)の「平易な」以下の部分、(8)(6)の全て、(9)「別表」のうち「評定の説明」の具体的な内容及び「評定項目」の具体的な内容を除いた部分。

決定の理由

公開請求の対象となった行政情報は、「再雇用(教育職員)採用選考面接要領」であり、これは、東京都教育庁が再雇用(教育職員)で採用する職員を選考するにあたり。都内各教育委員会が選考対象職員に関する評定票を作成する前段として行う選考対象職員に対する面接について、東京都教育庁がその方法を要領として作成したものである。日野市教育委員会では、このうち、2行目以降を非公開としたが、日野市情報公開・個人情報保護審査会(以下「審査会」という。)の答申内容を踏まえ慎重に検討を行った。

また、当該行政情報は、東京都教育委員会が作成した文書情報を日野市が保有していたことから、作成元である東京都教育委員会にも確認を行った。

その結果、現処分において非公開とした部分のうち、当該処分により公開することとした部分については、当該部分を公開したとしても、日野市教育委員会が行う面接において、当該情報から面接対象職員が受験対策を講ずることはなく、面接の実施に支障がない。また、東京都教育委員会が行う再雇用教員選考に関しても、公正かつ円滑な人事の確保に支障を及ぼすおそれがあるとは認められず、公開すべきと考えたところである。

このたびの処分において、なお非公開とした部分について、審査会の答申書では、「面接の過程や評価の基準という具体的なものも含まれているが、常識的な内容にとどまっている。」ということである。

しかし、日野市教育委員会としては面接対象者が当該非公開とした情報を知った上で面接に臨むのと、当該情報を知らずに面接に臨むとでは、公正かつ円滑な人事の確保に支障を及ぼすおそれがあると考えるところである。面接対象者が質問の内容、評定の説明の具体的内容及び評定項目の具体的な内容に関する情報を知りえている場合、当該情報をもとに受験対策を講じられることとなり、公平な評価をすることができないと考え、非公開とした。

また、東京都が採用を決定する再雇用選考の面接にあたり、公開していない他地域の教育委員会との公平性の観点からも、日野市情報公開条例第7条第6号エに該当すると考えるところである。

以上でございます。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問ございますか。

[田口委員長]

ご質問ないようです。ご意見ございますか。

[田口委員長]

ご意見もないようですので、ここでご質問、ご意見は終結します。

お諮りします。行政情報部分公開決定に対する不服申立てに係る決定について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第32号は原案のとおり可決されました。

次に議案第33号・行政情報非公開決定に対する不服申立てに係る決定について、事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第33号 行政情報非公開決定に対する不服申立てに係る決定について

[福島学校課長]

議案第33号・行政情報非公開決定に対する不服申立てに係る決定について。

平成21年6月1日付け日教学第395号による行政情報非公開決定に対する不服申立てについて、次のとおり決定するものとする。

提案理由でございます。行政情報非公開決定に対する不服申立てについて、日野市情報公開条例第19条第2項の規定に基づき決定するものでございます。

25ページをお開きください。

審査会の答申の内容でございます。

答申の結論としまして、日野市情報公開条例に基づく申立人からの平成21年5月22日付行政情報公開請求に関し、日野市教育委員会がなした平成21年6月1日付行政情報不存在決定は妥当であり、申立人からの異議申立ては棄却すべきである、というものでございます。

事案の概要でございます。

(1)申立人は平成21年5月22日、実施機関に対して「日野市教育委員会や校長会・副校長会が2003年6月以降、『卒業式・入学式等で舞台正面への児童・生徒の作品掲示禁止』を小中学校に出した文書(仮に禁止する文書として出していなくても、この件で話し合ったことがあれば、記録した文書一式。メモや電磁情報を含む)」の公開請求を行った。これに対して実施機関は21年6月1日付行政情報非公開決定通知書において文書不存在の決定を行った。

(2)この決定について申立人は本件情報のうち「教育委員会自身の保有する情報は除き、校長会・副校長会に関連する文書」に限定して異議申立てを行ったものでございます。

26ページをお開きいただきたいと思います。

3、審査の経過でございます。

(1)異議申立人の意見

3行下、東京地裁で2009年3月19日に判示された判決に関する報告会において、東京都多摩教育事務所が「卒業式での檀上正面への、生徒の卒業制作パネル等の展示」を禁じる指示と受け取らざるを得ない文書を出していることが明らかとなった。

これは生徒の自尊感情を育てる教育を妨害しているとの実態が明らかになったものである。したがって、東京都教育委員会の卒業式対策本部が動き出した2003年6月以降の、校長会・副校長会参加者全員のメモを含む文書や、企画調整課、職員会議等の会議録を開示させる必要がある、というものです。

また、27ページの上から5行目です。

また同じく申立人が独自に入手した、福生市教育委員会教育長が出した平成15年11月21日付通達「入学式・卒業式等儀式的行事の適正な実施について」においては「国旗・市旗を掲揚している式典の舞台中央には、児童・生徒の作品等を飾らない」との指示が見られるが、同様な指示は日野市教育委員会においてもなされているはずである、というものでございます。

(2)が実施機関理由説明等でございます。

本件異議申立てについて、実施期間は、理由説明書及び本審査会に対して行った意見聴取の中で、「校長会及び副校長会において、2003年6月以降本件情報について、受理及び作成した文書は存在していない。この件で話し合った記録も存在していない」との説明を行った。1行飛ばしまして、また、申立人資料については、実施機関としては収受したことが確認できず、東京都多摩事務所においても発信されたことを裏付ける記録が存在しないと主張しているものでございます。

28ページをお開きください。

4番、審査会の結論でございます。

(1)異議申立てに係る情報でございます。

8行下をご覧ください。したがって、本審査会としては実施機関が行った文書不存在による非公開決定のうち、実施機関が校長会・副校長会に対して発した情報が不存在であり、それゆえ非公開決定を行ったことが妥当であったかどうかを審査することになる、ということです。

(2)が行政情報該当性の判断でございます。

30ページをお開きいただきたいと思います。

3行目でございます。このように実施機関においては、卒業式等における国旗掲揚及び国歌斉唱の実施あるいは指導を都教委教育長名の文書に基づき行ってきたことが理解できる。しかし、当審査会が内容を検討したところ、これら一連の文書は実施機関が市立の小中学校長に宛てたものではあるが、校長会・副校長会に関連する文書とはいえず、また「卒業式・入学式等で舞台正面への児童・生徒の作品掲示禁止」を内容とする情報とは言えないため、異議申立てに係る情報には該当しない。

(2)、申立人は、当審査会に対して独自に入手した「卒業式の適正な実施に向けて」を提出している。この文書には平成17年12月9日の日付けと東京都多摩教育事務所の指導課の表示が見られる。

31ページの上から6行目でございます。しかし、当審査会の照会に対して東京都多摩教育事務所は「本所において作成したことが分かる文書が存在しないため、不明である」と回答している。また、実施機関においても当該文書を収受した記録が存在せず、その扱いについては不明であると回答している。

したがって、当審査会が調査した限りにおいては、当該文書が存在し、これが実施機関を経由して校長会・副校長会に配布されたかどうかは確認することができない。それゆえ申立人資料が実施機関において存在し、これが異議申立てに係る情報に該当するか否かについては確認ができないといわざると得ない。

(3)、以上の点から考えて、実施機関がした文書不存在による非公開決定は結論として是認することができ、冒頭に掲げた結論に至った、というものでございます。

22ページをお開きください。決定内容でございます。

平成21年6月1日付け日教学第395号による行政情報非公開決定に対する不服申立てに係る決定について

平成21年7月23日付けをもって提起された「平成21年6月1日付け日教学第395号による行政情報非公開決定に対する不服申立て」について、日野市情報公開条例第19条第2項の規定に基づき、日野市情報公開・個人情報保護審査会の答申を尊重して、次のとおり決定する。

決定内容

本件不服申立てを棄却する。

決定の理由

平成21年6月1日付け日教学第395号により通知した行政情報非公開決定と同様の理由による。

以上でございます。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問ございますか。

[田口委員長]

ないようです。ご意見いかがでしょうか。

[田口委員長]

ご質問、ご意見がないようですので、これにてご質問、ご意見は終結します。

お諮りします。行政情報非公開決定に対する不服申立てに係る決定について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第33号は原案のとおり可決されました。

次に報告事項に入ります。報告事項第16号・平成22年度日野市中央公民館の運営の状況に関する評価書(平成21年度事業)、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第16号 平成22年度日野市中央公民館の運営の状況に関する評価書

(平成21年度事業)

[中村公民館副館長]

報告事項第16号・平成22年度日野市中央公民館の運営の状況に関する評価書、につきましてご報告いたします。

平成21年度の公民館事業の評価につきましては、公民館の運営状況の評価実施要綱に基づきまして、日野市公民館運営審議会委員の皆様に評価をいただいてございます。

評価にあたりましては、平成21年度の公民館の重点施策13項目につきまして、それぞれの項目にわたって評価をいただきました。

総評の中で、事業数の検討、あるいは事業のPR方法の充実、あるいは地域による事業実施の不公平さ等について、ご指摘やご意見を頂戴したところです。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しましたが、ご質問、ご意見がございましたらお願いします。

[田口委員長]

ないようですので、報告事項第16号を終了します。

次に報告事項第17号・平成22年度日野市立図書館の運営の状況に関する評価書(平成21年度事業)、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第17号 平成22年度日野市立図書館の運営の状況に関する評価書

(平成21年度事業)

[鬼倉図書館長]

報告事項第17号・平成22年度日野市立図書館の運営の状況に関する評価書、このことについて次のとおり報告いたします。

平成22年度日野市立図書館の運営状況に関する評価について、これについては日野市立図書館協議会委員、第24期の方、この4月からの図書館協議会委員による評価を行ったものです。

評価内容については、評価書3ページにある評価を行う取組事業として、これについては文科省の望ましい基準から抽出した項目6点を評価いたしました。

さらに、第23期の図書館協議会委員により、各館での取組を新たに追加することを求められましたので、新たに追加しました。

それに基づき、5ページから評価表が各項目について18ページまで評価表が示されています。

そして、その評価のまとめが19、20ページ、そしてそれの総評として21年度の特長、今後の課題として21、22ページに報告しています。

以上でございます。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しましたが、ご質問、ご意見ございますか。

[田口委員長]

なければ、報告事項第17号を終了いたします。

次に、報告事項第18号・平成22年度日野市郷土資料館の運営の状況に関する評価書(平成21年度事業)、について事務局より報告をお願いします。

報告事項第18号 平成22年度日野市郷土資料館の運営の状況に関する評価書

(平成21年度事業)

[岡田郷土資料館長]

報告事項第18号・平成22年度日野市郷土資料館の運営の状況に関する評価書(平成21年度事業)、でございます。

日野市郷土資料館の運営状況の評価実施要綱に基づきまして、郷土資料館協議会委員の皆様にお集まりいただきまして、7月15日に協議会を開きました。

1ページ3、組織と概要でございます。

こちらについては21年度当時の組織、概要でございます。

2ページ4、評価の対象につきましては、こちらの1から9、全部で18事業ございますけれども、そちらの事業を評価対象とさせていただいております。

評価の方法でございます。

9ページをご覧ください。郷土資料館事業評価表でございます。こちらが1から9までございます。こちらの一番下に協議会を開いた中でいただいた意見、また、文書でいただいた意見を資料館のほうでとりまとめまして、再度、委員の皆様方に意見を伺い、そしてまとめたものがこちらになってございます。

評価といたしましては、郷土資料館としましては、特に市民の調べたい、知りたい、の要求に応えて、市民ボランティア団体を支援するとともに連携をとり、調査事業を着実に進めていると。しかし、データ化など、まだまだ十分とは言えない事業もありますけれども、おおむね良好というような評価をいただいております。

以上です。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見がございましたらお願いします。

ところどころでブルーシートを敷いてコツコツ掘っている場所が日野市にありますね。あれは郷土資料館の仕事ですか。

[岡田郷土資料館長]

郷土資料館の発掘は、主に今現在やっておりますのは、幻の真慈悲寺事業の関係で京王百草園と東電総合研修センター内の方ですね、そちらをやっておりますけれども、それ以外のものにつきましては、建築等の関係で発掘調査の包蔵地内地域にございますので、こちらについて発掘の義務がございますので、文化財保護法に基づいてこちらは建築主のほうで発掘していくということでございます。

[清野文化スポーツ課副主幹]

今、西平山の区画整理、また豊田南の区画整理事業、区画整理についてもまずは道路をつくります。道路をつくる事前に平山遺跡という遺跡の中に入っておりますので、西平関係では4ヵ所、豊田南で2ヵ所遺跡の調査を行っています。

[田口委員長]

個人的で申し訳ないのですが、豊田南の発掘は、3、4年前に出たのは平安時代の住居跡があったのですが、今発掘しているのはいつ頃のものなのですか。

[清野文化スポーツ課副主幹]

今やっているのは豊田南、バスの発着所のすぐそば、南に向かって結構大きなものですけれども、あそこでは平安時代の住居跡が4軒出ています。

[田口委員長]

建築主が発掘しているのですか。

[清野文化スポーツ課副主幹]

違います。

[田口委員長]

日野市ですか。

[清野文化スポーツ課副主幹]

はい。

[田口委員長]

ああいうところに看板でも立てたら、子どもたちが見て、あんなところにこういうものがあるんだって興味がわくと思うのですが。

[清野文化スポーツ課副主幹]

わかりました。今はデジタルカメラとかありますので、そういう写真が貼れれば貼って、全域の中でこのような形で平安時代の住居がという図面もつけて、よく工事現場にあります、今何々工事をやっていますという、これに同じような形の掲示物などを検討して表示していきたいと思います。

[田口委員長]

なにげなく道を通っているだけで知らないから、ああいうところにちょっとした看板をつけたら、のぞいたりして自分の家がどの辺に建っているものかというのがわかって、大人にも子どもにもふるさとに対する関心が深くなるのではないかと思ったので、これは個人的な意見です。

[渡辺委員]

郷土資料館がふるさと博物館から分かれて今の形があると思うのですが、そのときの事業の目玉の一つが、確か8ページ(8)にあるデリバリー事業のことですね。学校とかそういうところに出向いて行って、一般市民が来るのを待っているだけではなくて出向いていく、そういうことを活発にやりたいということだったのですが、これを見ますと20年度から21年度、逆に29から23に減ってしまっていますが、一般参加者の数のほうはその逆ですけれども、デリバリー事業の活動は全体的に、傾向的に増えてはいるのですか。

[岡田郷土資料館長]

来館者数全体というような形で考えれば徐々に増えつつあります。ただ、その中で増減があるのは、外で行う事業等が多いということがありまして天候に左右されることが多いということがあるので増減があるということですね。例えば雨にたたられるような日に事業があったりしますと来館者が、来場者が少ないということで、集客数という意味合いからすれば少なくなってしまう場合もあります。それで増減があるということですね。

デリバリー事業につきましては、一般参加者としては倍増している形でありますので、外へ出向くということを今重点においておりますので、その点では増加しているというふうな考え方をしてよろしいのではないかと思います。

8ページに年間事業数と参加者数の一覧表がございますが、8番がデリバリー事業ということで、事業数は若干減っていますけれども、参加者数としては増えていると。これは外へ出向くことが多いのと、学校などで授業によばれることが最近は増えてきているということもかなり影響していると思います。

[渡辺委員]

わかりました。是非、積極的に進めていただきたいと思います。

[田口委員長]

ほかにご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、報告事項第18号を終了いたします。

次に報告事項第19号・行政情報の公開請求、について事務局より報告をお願いします。

報告事項第19号 行政情報の公開請求

[福島学校課長]

報告事項第19号・行政情報の公開請求。

公開請求のあった行政情報について、次のとおり決定したので報告するものでございます。

42ページをお開きいただきたいと思います。

案件6件のうち、1番、4番、6番については全部公開いたします。

2番、3番については、存在してございませんので、非公開といたします。

5番についてでございますけれども、これはアンケート用紙の開示でございます。アンケート用紙につきましては、直筆の記述で特定の個人を識別することができるということで、アンケートの記入の際に一般的には直筆のアンケート用紙は公開されるという認識はあまりございません。アンケート実施にあたって、このような認識を持って信頼関係のもとに行っているということから、非公開としてございます。

以上でございます。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しましたが、ご質問、ご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、報告事項第19号を終了します。

次に報告事項第20号・平成23年度「選べる学校制度」希望調査集計結果(小学校)、について事務局より報告をお願いします。

報告事項第20号 平成23年度「選べる学校制度」希望調査集計結果(小学校)

[福島学校課長]

報告事項第20号・平成23年度「選べる学校制度」希望調査集計結果(小学校)、についてご報告いたします。

44ページをお開きいただきたいと思います。

平成23年度入学希望調査票集計状況でございます。

平成23年度に小中学校に入学を予定している児童生徒の入学希望校の調査をしました。7月29日に発送しまして、提出期限、小学校が8月20日、中学校が9月17日として

おります。

このうちの小学校の集計がまとまりましたので、報告するものでございます。

学校名、学区内人口、希望増、希望減、入学予定者、定員、定員-入学予定者の順に記してございます。

一番上の日野一小を例にとりますと、学区内人口が87人、他学区から一小を希望する児童が11人、他の学区を希望する児童が14人、差引き入学予定者が84人となりまして、定員が114人でございますので、定員と入学予定者の差が30人となっております。

同様に七生緑小までの状況が表のとおりでございます。

いずれの学校におきましても、入学予定者より定員のほうが多いので、抽選することなく入学できる結果となってございます。

なお、中学校につきましては、10月の教育委員会で報告させていただきますけれども、9月21日現在では入学希望者が定員を上回ることはございません。

以上でございます。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見お願いいたします。

[田口委員長]

なければ、報告事項第20号を終了します。

次に平成22年10月の行事予定について、事務局より説明をお願いいたします。

※平成22年10月の行事予定については省略

[田口委員長]

これより議案第34号に入りますが、本件に関しましては、公開しない会議の中で行いますので、関係職員以外の事務局説明員は退席しても差し支えないと思います。異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。関係職員以外の事務局説明員はご退席ください。

なお、本件の終了をもって平成22年度第6回教育委員会定例会を閉会とします。

(関係職員以外退室)

閉会午後3時9分

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