平成22年度第5回教育委員会定例会 会議録

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ページID1004398  更新日 平成30年2月16日

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平成22年度第5回日野市教育委員会定例会

開催日時

平成22年(2010年)8月12日(木曜)午後2時から午後3時45分

開催場所 

教育委員会室

議事(要旨)

開始午後2時

[田口委員長]

ただいまから、平成22年度第5回教育委員会定例会を開会いたします。

議事に入ります前に、本日は傍聴希望者がいらっしゃいますので、傍聴を許可したいと思いますが、異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、傍聴を許可いたします。

(傍聴者入室)

[田口委員長]

本日の会議録署名は、渡辺委員にお願いいたします。

本日の案件は、議案6件、協議事項2件、請願審査1件、報告事項1件です。

会議の進め方ですが、まず協議事項第3号を協議し、次に議案第21号から順次審議したいと思います。また、議案第26号は、人事に係わる案件のため、公開しない会議とし、会議の最後に審議したいと思いますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、協議事項第3号を協議後に議案を審議することといたします。また、会議規則第12条により、議案第26号は公開しない会議とし、会議の最後に審議いたします。

それでは議事に入ります。協議事項第3号・日野市立小学校教科用図書の選定について、事務局より説明をお願いいたします。

協議事項第3号 日野市立小学校教科用図書の選定について

[浮須教育部参事]

協議事項第3号・日野市立小学校教科用図書の選定について、ご協議をお願いします。

はじめに、今年度の採択についてご説明いたします。

小学校においては、平成23年度から新学習指導要領に基づいた教科用図書を使用することになります。今回の採択は平成23年度から4年間、平成26年度まで使用する小学校教科用図書を採択するものです。

まず、今回の採択事務を進めるにあたり、平成22年3月4日の教育委員会定例会において、日野市立学校教科用図書の採択要綱を定めているところです。また、平成22年4月9日付で文部科学省初等中等教育局から各都道府県教育委員会宛に、平成23年度使用教科書の採択事務処理についての通知がございました。

日野市では採択要綱に則り、また、この文部科学省からの通知にも沿う形で、4つの観点、1内容、2構成・分量、3表記・表現、4使用上の便宜から、全教科、全教科書の調査研究を行ってまいりました。また、日野市教育委員会では、これまでの教科書採択時と同様に、各学校、各教科委員会での調査研究、そして審議会での検討、審議、さらに、東京都教育委員会が作成した小学校用教科書調査研究資料や、実際の教科書に直接あたるなどの十分な調査研究と手順を踏んだうえで、本日の採択を迎えております。

次に今回の採択事務の経過について、ただいまの説明と重複する部分もございますが、時系列でご説明いたします。

まず、本年1月8日、学校と教育委員会事務局によるプロジェクトチームを設置し、日野市立学校教科用図書採択要綱の案を作成し、3月4日の教育委員会定例会に議案として提出し、議決をいただきました。

この要綱に基づき、5月に各小学校で教科用図書の調査研究を行いました。そして、その報告書が各教科ごとに教科委員会に提出されました。この教科委員会は、委員長、副委員長、主幹教諭、主任教諭等の8名で構成され、各学校からの調査研究報告書をもとに、それぞれの教科の専門性を生かして調査研究を行いました。教科委員会が開催されたのは6月8日から6月29日までの期間です。

続いて7月6日、12日、14日に教科用図書採択審議会を行いました。この審議会は校長2名、副校長2名、統括指導主事、指導主事と保護者6名の計14名によって構成されています。この審議会では各教科委員長から、それぞれの教科ごとに調査研究した内容の報告があり、各社の教科用図書を実際にあたったり、確認したり、質問したりするなど活発な審議が行われました。そして教育委員会は、7月20日に審議会からの答申を得ました。この審議会からの答申書も踏まえ、7月26日、29日、30日に教育委員が各学校、各教科委員会、そして審議会が行った調査研究の観点に従って、東京都教育委員会が作成した小学校用教科書調査研究資料や実際の教科書に直接あたるなど、全ての教科用図書の調査研究を行いました。これが本日までの採択事務の経過です。

なお、各社の教科用図書は、6月8日から教育委員会、教育センター、中央図書館の3カ所で閲覧できるようになっておりました。そしてこの3カ所には、教科用図書や展示についてお気づきの点をご記入いただくアンケート用紙を置き、本日までに寄せられたご意見、ご感想等は14枚になります。

本日の協議事項といたしましては、各教科、各種目の教科用図書についてご協議をいただき、それぞれ1社を採択候補として選定していただきたいと思います。以上で説明を終わります。ご協議、よろしくお願いいたします。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了いたしました。教育委員会は7月20日に小学校教科用図書採択審議会より答申を受けました。その答申書の内容を踏まえ、都の教科書調査研究資料を参考にしながら、実際の教科書をもとに調査研究を行ってまいりました。それらを通しまして、本日までにそれぞれの委員が、どの教科用図書を採択の候補とすべきか判断されたことと思います。

選定の方法について、お諮りいたします。ただいまからお配りします用紙に、教科ごとに選定の候補としたい発行社を選んでいただき、候補とされた教科用図書について協議を進めていきたいと思いますが、いかがでしょうか。

[田口委員長]

千葉委員。

[千葉委員]

今、委員長がおっしゃったように、本日を迎える前に、私どもは全ての教科書について調査研究を続けてきたわけですが、どの教科書もそれぞれの特徴や良さ、個性を持っていて、正直なところ、完全一律に一つだけを選ぶという難しさも感じております。

そこでご提案ですが、選定するにあたり、一人の持ち点を2点として、1社に2点をまとめて入れることも、あるいは2点の持ち点のうち、1点ずつを2つのものに分けて投票することも良いといった形での方法をとって点数を累計して、候補教科書を決めてはいかがかと思いますので、投票の方法についてご提案申し上げたいと思います。

[田口委員長]

選定方法につきまして、千葉委員から提案がございました。皆さんいかがでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

千葉委員の提案にご異議がないので、各委員の持ち点を2点として選定を行ってまいります。事務局は各委員に用紙を配付してください。そして各委員の記入が終わりましたら、速やかに集計してください。

(用紙配付、記入)

[田口委員長]

国語の集計結果が出ましたので、国語から協議を始めます。

国語は、学校図書5点、三省堂3点、光村図書出版2点となりました。

委員からのご意見を承ります。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

国語といえば文学作品というイメージが大変強いわけですけれども、文学作品に限ってみますと、各社ともなかなか甲乙つけ難いなという感じがしました。説明文を中心として論理的な思考力を養い、情報等を的確に読み取り表現する力を育てることが、これからの子ども達にとっては大変重要であると思っております。その点、学校図書の教材が良いと思いました。それに、詩もなかなか良いものを収めていると思いました。

また、これからは思考力や表現力の育成が同じく大切だと思います。その点からみても、書くこと、紹介のポスターを書こう、あるいは随筆を書こうというのも新しい企画ではないかなと思い、書くことに重点を置いているところも大変良いと思いました。

そういった意味で、私は学校図書を推したいと思います。

[田口委員長]

他にご意見ございますか。千葉委員。

[千葉委員]

私は、三省堂の教科書が良いと思いました。読みもの、特にすぐれた文学的な作品を現代的なセンスで扱っているところが魅力だと思います。さらに、今回はいずれの教科書もデジタル教科書という視点をもっての編集をなさっておられますが、三省堂の場合に、特にデジタル教科書の内容と使い勝手のよさは良いように感じました。ICTを積極的に推し進める日野市では、非常に効果的に使える教科書の一つではないかと思います。

しかし、ただいまの投票結果にありますように、一番票数の多かった学校図書の教科書も構成がしっかりしておりますし、内容は良いと思いますので、学校図書でよろしいと思います。

[田口委員長]

他にご意見ございますか。米田教育長。

[米田教育長]

私は、説明的な文章と文学的な文章のバランスとして、心をうつ作品が多く取り上げられているという点で光村図書出版がいいと思いました。

しかし、学校図書も馬場委員がおっしゃる点につきまして、よく工夫されている教科書だと思います。私も学校図書で良いと思います。

[田口委員長]

他にございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ここでご意見は終結します。

国語は、学校図書を採択候補として選定したいと思いますが、いかがでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、国語については学校図書を採択候補といたします。

次に書写です。書写は、光村図書出版8点、日本文教出版2点となりました。

各委員からのご意見を承ります。

ないようですので、私から意見申し上げますけれども、私は、光村図書が良いと思いました。それは、表紙に代表されるのですが、表紙の「書写」という字体に象徴されております。毛筆の字体がとても伸びやかで、そして整っていて、大変良いと思いました。それから内容ですが、硬筆と毛筆のバランスも良いと思いますし、また、子ども達の身近な場面を取り入れて文字を書く学習を展開しているところも良いと思ったので、光村図書出版を採択候補としたいと思います。

[田口委員長]

他にご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ここでご意見を終結します。

書写は、光村図書出版を採択候補として選定したいと思いますが、いかがでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、書写につきましては光村図書出版を採択候補といたします。

次に社会です。社会は、教育出版7点、光村図書出版2点、東京書籍1点となっております。ご意見を承ります。渡辺委員。

[渡辺委員]

私は5、6年生用が一冊になっていて見通しが良い光村図書も良いと思いましたけれども、最終的に教育出版を推したいと思います。教育出版は問題解決的な学習を進めるうえで学びの手引きが充実しており、子どもたちが自主的に学習を進められるのではないかと思います。

また、写真やグラフが大きく、見やすい構成になっていると思います。高学年には「確かめ考える」というページもあり、知識を活用する工夫がある点も良いと思いました。

[田口委員長]

他にご意見ございますか。ないようなのでここで終結し、社会は教育出版を採択候補として選定したいと思いますが、いかがでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、社会につきましては、教育出版を採択候補といたします。

次に地図です。地図は、帝国書院10点となりました。

ご意見ございますか。

[田口委員長]

これは満場一致ですので、異議なしということで、地図については帝国書院を採択候補といたします。

次に算数です。算数に関しましては、東京書籍5点、大日本図書3点、啓林館2点となりました。ご意見を伺います。渡辺委員。

[渡辺委員]

私は東京書籍が良いと思います。問題解決の過程を重視して、考える力や判断する力を育てるうえでの工夫があると感じました。まず、数と計算の領域では、操作や図、数直線等を系統的に用いながら、これまで学習したところを活用してさらに学習できるように単元構成が良く考えられているという印象を受けました。

また、児童が考え説明する活動を通して知識を身に付けていけるように、算数的な活動も豊富に取り上げられています。そして、児童が苦手としているコンパスの使い方や平行垂直な線の書き方等は、連続写真を用いて丁寧に説明しているところも良いのではないかと思います。

[田口委員長]

他にご意見ございますか。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

私は、大日本図書が良いと思いました。私はノートを取るということは、非常に子どもの論理的な思考や表現力を高めるために必要だと考えております。ノートの達人になろうと。他の社でもノートの扱いがありますが、特に大日本図書はノートの達人になろうというノート指導を大切にした表現力を育てる工夫があります。また、考えを練りあげていく場面を大切にした指導ができるのが良いと思いました。

東京書籍もマイノートのページでノート指導を扱っており、児童の考えを説明する場面を大切にしていますので、東京書籍も良いと思いました。

[田口委員長]

他にございますか。

なければ私から、意見を述べます。私は啓林館が良いと思いました。OECDがやりましたPISA型の問題に代表されるような読み取る問題が掲載されていますし、児童の読解力を育てる工夫がよくなされているからです。

しかし、東京書籍も複数のグラフや表から、必要な情報を読み取って数学的に考える問題を豊富に扱っていますので、私も東京書籍でも良いと思っています。

[田口委員長]

他にご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ここでご意見は終結します。

算数は、東京書籍を採択候補として選定したいと思いますが、いかがでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、算数については、東京書籍を採択候補といたします。

次に理科です。理科につきましては、新興出版社啓林館6点、大日本図書4点となりました。委員からのご意見を承ります。千葉委員。

[千葉委員]

私は新興出版啓林館の教科書が良いと思いました。理由としては、素材として扱われているそれぞれの観察、実験について、児童の安全性という側面からの構成が徹底されている点です。安全めがね等の着用を含め、注意する事柄がマークで分かりやすく示されていること。さらに、ほう酸ではなくミョウバンを使うといった形での濃度に関する実験面でも、児童の安全性に気を払っているところが良いと思いました。

さらに、全体を通じて見通しをもって問題解決していくという流れ、及び小学生ではあるのですが、レポートにまとめるのにはどのようにしたらいいかという方法論も含めて紹介されていることも、子どもたちの力を高めるのに効果的だと思います。

さらに、保護者にも学習の内容や理科学習のねらいを伝えていく、そういった視点を持ち、教科書の裏表紙に保護者へのメッセージが記されている点も評価できるところではないかと思います。さらに、私たちの郷土、住まう所という視点からいきますと、流れる水の学習の部分で、日野市の浅川と多摩川が取り上げられているのも、自分たちの身の回りの自然への興味関心を高めることに役立つ教科書ではないかと思います。

[田口委員長]

他にご意見ございますか。米田教育長。

[米田教育長]

私は、大日本図書が良いと思いました。まず、植物を育てる学習や昆虫を育てる学習等、分かりやすい説明と写真、資料が充実しておりますし、そして実験の進め方も丁寧な説明がされています。

ですが啓林館も、千葉委員がお話になった点や自由研究の充実等、良い教科書ですので、啓林館でも良いと思います。

[田口委員長]

他にございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ここでご意見は終結します。

理科は、啓林館を採択候補として選定したいと思いますが、いかがでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、理科は啓林館を採択候補といたします。

次に生活です。生活については、日本文教出版8点、東京書籍1点、学校図書1点となりました。

委員からのご意見を承ります。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

私は、日本文教出版が良いと思います。まず印象としまして、教科書に載っている子どもの表情やイラストが大変明るく活動的で良いと思いました。

また、具体的な体験や言語活動を重視した教材や写真、活動を補助する資料等が豊富に掲載され、体験しながら学習することを大切にしているからです。何よりも、まち探検にでかけようのページで、日野市の平山城址公園からの写真が大きく掲載されているのは大きなポイントだと思います。

また、単元内のポケット図鑑や巻末の何でも図鑑等、安全指導や豊富な資料として活用することができる点が大変良いのではないかと思います。

[田口委員長]

他にございますか。

[田口委員長]

なければ、ここでご意見は終結します。

生活は、日本文教出版を採択候補としたいと思いますが、いかがでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、生活については、日本文教出版を採択候補といたします。

次に音楽です。音楽につきましては、教育出版7点、東京書籍2点、教育芸術社1点となりました。

ご意見を伺います。渡辺委員。

[渡辺委員]

私は、教育出版が良いと思います。歌唱曲や鑑賞曲が充実しておりまして、学校の実態に応じて教材を選択できるようになっているところが良いと思います。

また、鍵盤ハーモニカやリコーダーの学習も丁寧に扱われておりまして、子どもたちが無理なく楽器を演奏する力を高めていける工夫もしてあると思います。

そして、1年生では巽聖歌の「たき火」を扱っています。日野市の地域性に合っているところも良いのではないかと思います。

[田口委員長]

渡辺委員からの意見がありましたが、他にご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ここでご意見は終結します。

音楽は、教育出版を採択候補として選定したいと思いますが、いかがでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、音楽については教育出版を採択候補といたします。

次に図画工作は、日本文教出版8点、東京書籍1点、開隆堂1点となりました。

委員のご意見を承ります。米田教育長。

[米田教育長]

私は、日本文教出版が良いと思いました。まず、児童の作品例が極めて豊富です。そしてその写真も美しくて、材料や用具の紹介、解説が極めて丁寧です。児童の発想を膨らませるヒントや途中の様子、出来上がった作品等、学習内容の指導の流れが分かりやすくて、子どもたちへの活動支援が豊富なところも非常に良いと思いました。

[田口委員長]

他にご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ここでご意見は終結します。

図画工作は、日本文教出版を採択候補として選定したいと思いますが、いかがですか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、図画工作につきましては日本文教出版を採択候補といたします。

次に家庭です。家庭につきましては、東京書籍8点、開隆堂2点となりました。

委員のご意見を承ります。

[田口委員長]

ないようですので、私から意見を申し上げますと、私は東京書籍が良いと思いました。学習のステップを大切にして、学んだことを生活に生かせる工夫がなされているところです。食育や環境についても、学年の始めや終わりに自分の生活を振り返り、意識を高められるようになっているところが良いと思いました。

調理や裁縫の実習では、児童の興味関心を大切にした、しっかりした作品が取り上げられています。キャリア教育に対応したプロの一言の欄があることや資料が大変豊富なことも、家庭科への関心を高めるには良いと思いました。

[田口委員長]

他にご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ここでご意見を終結します。

家庭は、東京書籍を採択候補として選定したいと思いますが、いかがでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、家庭につきましては東京書籍を採択候補といたします。

次に保健です。保健につきましては、学研教育みらい6点、文教社4点となりました。委員のご意見を承ります。渡辺委員。

[渡辺委員]

私は、学研教育みらいが良いと思います。毎時間の目当てをここで学ぶこととして明確に提示しているところが良いと思います。また、自分の生活をチェックする欄があったり、自分の考えを書く欄が適度にあり、普段の生活に生かすことができると思います。

[田口委員長]

他にご意見ありますか。

私は、文教社が良いと思いました。イラストが大変分かりやすいし、5、6年生の3ページになりますけれど、「心はどこにあるのか、考えよう」という課題の設定が良いと思いましたので文教社が良いと思いました。

学研は、思春期の悩みやエピソードが具体的に掲載されておりますので、文教社を推しましたが、学研でも良いと思っています。

[田口委員長]

他にございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ここでご意見は終結します。

保健は、学研教育みらいを採択候補として選定したいと思いますが、いかがですか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、保健については、学研教育みらいを採択候補といたします。

以上で協議事項第3号・日野市立小学校教科用図書の選定について、を終了とします。

ここで議事の都合上、休憩をとります。午後2時45分から再開いたします。

(休憩)

休憩 午後2時39分

再開 午後2時45分

[田口委員長]

再開いたします。

議案第21号・日野市立小学校教科用図書の採択について、を議題とします。

事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第21号 日野市立小学校教科用図書の採択について

[浮須教育部参事]

議案第21号・日野市立小学校教科用図書の採択について、先ほどご協議をいただきました結果を踏まえて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第23条第6号及び義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律の規定に基づき、平成23年度に日野市立小学校で使用する小学校教科用図書を採択するものです。

小学校教科用図書の種目及び発行社を読み上げさせていただきます。ただいまお配りいたしました議案書をご覧下さい。

国語 学校図書、書写 光村図書出版、社会 教育出版、地図 帝国書院、算数 東京書籍、理科 新興出版社啓林館、生活 日本文教出版、音楽 教育出版、図画工作 日本文教出版、家庭 東京書籍、保健 学研教育みらい。

以上です。ご審議のほど、よろしくお願いいたします。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。この件につきましては、先ほど協議いたしましたが、さらにご質問、ご意見がございましたらお願いいたします。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。議案第21号・日野市立小学校教科用図書の採択について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第21号は原案のとおり可決されました。

ここで、図書の入替のため休憩をとります。

(入替のため休憩)

休憩 午後2時45分

再開 午後2時52分

[田口委員長]

再開いたします。

議案第22号・日野市立小・中学校特別支援学級教科用図書の採択について、事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第22号 日野市立小・中学校特別支援学級教科用図書の採択について

[浮須教育部参事]

議案第22号・日野市立小・中学校特別支援学級教科用図書の採択についてご説明いたします。

提案理由は、平成23年度に日野市立小・中学校特別支援学級の児童生徒が使用する教科用図書を採択するものです。

まず、24ページの日野市立小・中学校特別支援学級教科用図書採択要綱をご覧下さい。

特別支援学級教科用図書の採択につきましては、本採択要綱に則って実施してまいりました。採択要綱第2条にありますように、小・中学校の特別支援学級で使用する教科用図書は、文部科学省検定教科書、文部科学省著作教科書及び学校教育法附則第9条に規定する一般図書からになります。

それでは、本日までの採択事務の経過についてご説明いたします。本年度、4月当初の特別支援学級設置校長会及び特別支援学級担任会で本年の採択についてお願いをし、平成22年6月14日付の文書にて、各学校に特別支援学級教科用図書の調査研究を依頼いたしました。

各学校は、校長の下に調査研究委員会を設置し、教科用図書について調査研究をし、全ての特別支援学級設置校から、7月9日までに教育委員会事務局に報告をいただきました。この調査研究委員会の構成は、校長、副校長、主幹教諭、特別支援学級担当教諭、保護者代表及び指導主事から成っており、各学校ごとに開催されました。

次に議案書23ページの特別支援学級教科用図書採択資料について、ご説明いたします。

1の調査研究の趣旨の(1)特別支援学級における教科用図書の調査研究については、ただいまご説明したことが記載されております。

(2)調査研究の基本的な考え方は、次の3点です。(1)児童・生徒の障害の種類、程度、能力、特性に最もふさわしい内容の図書であること。(2)可能な限り、系統的に編集されており、教科の目標に沿う内容をもつ図書であること。(3)学年進行にあたって、上の学年で使用することとなる教科書との関連性を考慮すること。

各学校の調査研究結果を一覧に整理したものが2.各学校の調査研究結果の表です。この一覧表の見方についてご説明いたします。

日野第一小学校の欄をご覧下さい。第1学年については、学年を単位として教科用図書を選定し、選定した教科用図書は一般図書と検定本の音楽であることを表わしています。第3学年については、児童一人ひとり、いわゆる個人を単位に教科用図書を選定し、選定した教科用図書は、一般図書と検定本の国語と算数と音楽であることを表わしています。

この検定本とは、先ほど採択をいただいた教科用図書のことを意味するものです。

下から2段目の七生中学校を例にとりますと、1年生から3年生までの全学年で学年を単位として教科用図書を選定し、選定した教科用図書は検定本の国語、書写、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育と一般図書の技術家庭、英語であることを表わしています。

また、七生中の1つ上の欄、情緒障害の特別支援学級がある日野第二中学校につきましては、全学年、教科で検定本を選定しております。

3.参考資料の欄です。

東京都教育委員会が調査研究を行った一般図書の冊数を各教科ごとに整理したものです。

各学校では、東京都から示された調査研究資料を参考にしながら、この中から一般図書の選定を行ってまいりました。

それでは、5ページをお開き下さい。5ページから22ページまでは、日野第一小学校から大坂上中学校まで、各学校が選定した教科用図書を学校ごとに整理したものです。

5ページ、6ページの日野第一小学校を例に、簡単にご説明いたします。5ページの上に来年度の児童数が学年別に表わされております。

その横には、図書名の前に標記された検、文、市の意味が説明されており、文部科学省検定済教科書は検、文部科学省著作教科書は文、学校教育法附則第9条に規定する一般図書は市と表記されています。日野第一小学校は、全体を通して検定本と一般図書からの選定となっております。

5ページ中段から6ページにわたる表の左側の欄、種目の欄をご覧下さい。特別支援学級用の教科用図書の種目は、国語・言語、書写、社会、算数、理科、生活、音楽、図工、家庭、保健、そして最後に*生活となっています。この*印のついた生活は、表の欄外、一番下に説明書きをつけておりますように、知的障害及び知的障害を併せ有する児童を教育する場合は、知的障害特別支援学校小学部の教科である「生活」をとることができる、とされています。これが*印のついた生活です。この*生活は、小学校1、2年生で学習する生活科とは異なり、日常の生活に結びつくような活動等を行うものです。この場合には、小学校の社会、理科、生活、家庭の各教科の検定済教科書はとることができないこととなっております。

この規定に基づいて、日野第一小学校の場合は、*生活の教科用図書をとっておりますので、社会、理科、生活、家庭の各教科の検定済教科書はとっておりません。このような見方で大坂上中学校までをご覧いただければと思います。

最後に、日野市全体の特別支援学級の教科用図書の調査研究結果をまとめますと、教師用を除いた教科用図書の使用冊数は、小学校では児童数全体が98名に対して、検定本が249冊、一般図書が498冊で合計747冊となり、小学校では一般図書を使用する割合が高くなっております。その内の一部を前に並べさせていただいております。

また中学校では、生徒数57名に対して、検定本319冊、著作本5冊、一般図書194冊で合計518冊となり、中学校では検定本を使用する割合が高くなっております。

以上で特別支援学級教科用図書の調査研究の経過並びに採択に関する説明を終わります。ご審議のほど、よろしくお願いいたします。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問ございますか。

[田口委員長]

なければ、ご意見を伺います。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。議案第22号・日野市立小・中学校特別支援学級教科用図書の採択について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、議案第22号は原案のとおり可決されました。

議案第23号・日野市有形文化財の指定について、事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第23号 日野市有形文化財の指定について

[池田文化スポーツ課長]

議案第23号・日野市有形文化財の指定についてご説明いたします。

百草観音堂仏教彫刻群について、日野市文化財保護条例第39条により、日野市有形文化財に指定するものです。

提案理由は、百草観音堂仏教彫刻群の文化財指定について、日野市文化財保護審議会に諮問したところ、文化財に指定することが相当との答申を得たので、日野市有形文化財に指定するものです。

なお、この諮問につきましては、第4回定例会において協議をしたものです。

26ページをお開き下さい。文化財保護審議会からの文化財指定の答申です。

27ページにつきましては、所有者の同意書です。文化財の指定理由につきましては、28ページから34ページまで、記載のとおりです。以上です。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問ございますか。

[田口委員長]

ないようですのでご意見を伺います。

[田口委員長]

ご意見もないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。日野市有形文化財の指定について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第23号は原案のとおり可決されました。

議案第24号・日野市有形民俗文化財の指定について、事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第24号 日野市有形民俗文化財の指定について

[池田文化スポーツ課長]

議案第24号・日野市有形民俗文化財の指定についてご説明いたします。

木造菩薩立像について、日野市文化財保護条例第39条により、日野市有形民俗文化財に指定するものです。

提案理由は、木造菩薩立像の文化財指定について、日野市文化財保護審議会に諮問したところ、文化財に指定することが相当との答申を得たので、日野市有形民俗文化財に指定するものです。

なお、この諮問につきましては、第4回定例会において協議をしたものです。

36ページをお開き下さい。前議案と同様に、文化財保護審議会からの文化財指定の答申です。

37ページについては、所有者の同意書となります。文化財の指定理由につきましては、38ページから40ページまで、記載のとおりです。以上です。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了いたしました。ご質問ございますか。

[田口委員長]

ご質問がないようですので、ご意見を伺います。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。日野市有形民俗文化財の指定について、議案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第24号は、原案のとおり可決されました。

議案第25号・自己情報開示一部承諾決定等に対する不服申立てに係る決定について、事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第25号 自己情報開示一部承諾決定等に対する不服申立てに係る決定について

[福島学校課長]

議案第25号・自己情報開示一部承諾決定等に対する不服申立てに係る決定についてご説明いたします。

平成21年5月20日付日教学第343号による自己情報開示一部承諾決定等に対する不服申立てについて、次のとおり決定するものです。

提案理由は、自己情報開示一部承諾決定等に対する不服申立てについて、日野市個人情報保護条例第28条第2項の規定に基づき決定するものです。

43ページをご覧下さい。不服申立ての内容です。日野市教育委員会が平成21年5月20日付で不服申立人に対して行った自己情報請求一部承諾決定等の処分についてです。

経過です。平成21年4月22日、申立人が自己情報の開示請求をいたしました。これは再雇用申込書、再雇用推薦書、再雇用評定票、推薦しない理由書の4点です。平成21年5月20日付で自己情報開示一部承諾決定等通知書にて通知をしております。

  1. 再雇用申込書、再雇用推薦書です。このうち、申込書部分につきましては、全部開示といたしました。推薦書は、個人の評価、判断、選考等に関する個人情報であって、開示することによって公正な判断ができなくなるおそれのある部分を非開示といたしました。
  2. 再雇用評定票です。作成されておりませんので、不存在のため非開示といたしました。
  3. 推薦しない理由書です。請求文書については、その文書の存否自体が分かることにより、推薦する、推薦しないという非開示情報を結果として開示することとなるため、請求文書の存否を含め、非開示とするものとしました。

平成21年6月24日付、申立人より不服申立てがございました。

平成21年7月7日、日野市情報公開・個人情報保護審査会へ諮問いたしました。

資料等を提出したうえで、平成22年5月24日、日野市情報公開・個人情報保護審査会から答申をいただきました。45ページから57ページです。

46ページをお開きいただきたいと思います。答申の結論につきましては、再雇用申込書、再雇用推薦書及び評定票については、日野市の決定が妥当であるという評価をいただきました。同日付推薦しない理由書については、自己情報非開示決定は妥当ではないので取り消されるべきであるという答申になりました。

50ページをお開き下さい。審査会の結論の理由です。再雇用推薦書につきましては、本件個人情報が、条例第15条第1項第2号の個人の評価、判断、選考に関する個人情報であるか否か、そして同情報を開示することにより事務の適正な執行に支障が生じるおそれがあるか否かが争点となるところで、検討をされました。それによりまして、51ページの5行目、これらの記載内容は、いずれも校長の主観的な評価、判断、意見であり条例第15条第1項第2号の個人の評価、判断に関する個人情報に該当する。

52ページ、2行目、従って、本件個人情報を開示すれば、条例第15条第1項第2号の「選考事務の適正な執行に支障が生じるおそれ」が認められると言わざるを得ない、ということで、53ページの6行目、よって、再雇用推薦書についての実施機関の一部非開示決定は妥当である、といただいております。

53ページ一番下、2.再雇用評定票についてです。

54ページ上段、(1)都教委通知の7(1)(5)により再雇用評定票の提出義務があるのは更新3回目の申込者であり、申立人は更新5回目であり提出は不要であるので実施機関は再雇用評定票を作成していない。

(2)再雇用評定票の作成義務者は実施機関のみで校長には作成義務はないので校長は作成していない。

従って、実施機関、校長が再雇用評定票を作成していないことには根拠があり、再雇用評定票について実施機関が不存在を理由として非開示決定をしたのは妥当である、といただいております。

続きまして3.推薦しない理由書についてです。

55ページ(3)をご覧下さい。

しかし、本件では申立人は推薦しない理由書の存在を知っており、それを前提としてその開示請求をしていることから、そもそもその存否を明らかにしないことに意味があるか疑問がある。そして、実施機関が推薦しない理由書の存否について応答拒否ができるのは条例に規定があってはじめて可能になるのであり、上位法に規定があるからとの理由で安易に上位法の規定を適用することは明らかに不当である、ということで、55ページ一番下の行、以上から、推薦しない理由書について実施機関がその存否を含め非開示決定をしたのは妥当ではないので同決定は取り消されるべきである、という答申になっております。

これを受けまして、42ページをお開き下さい。

平成21年5月20日付日教学第343号による自己情報開示一部承諾決定等に対する不服申立てに係る決定について。

平成21年6月24日付をもって提起された、「平成21年5月20日付日教学第343号による自己情報開示一部承諾決定等に対する不服申立て」について、日野市個人情報保護条例第28条第2項の規定に基づき、日野市情報公開・個人情報保護審査会の答申を尊重して、次にとおり決定する。

決定内容です。本件不服申立てのうち「推薦しない理由書」については、存否を含め非開示とした処分を取り消し、その他の請求は棄却する。

決定の理由です。「推薦しない理由書」について、審査会の答申書では前段で「この存在を知っている」と述べているが不服申立人は、その存在について類推しているだけであると考えるところである。

しかし、後段の条例に規定がなく、「上位法の規定を適用することは明らかに不当である」という答申に従い、存否を含め、非開示とした処分を取り消すものである。その他の部分については、平成21年5月20日付日教学343号により通知した自己情報開示一部承諾決定等と同様の理由である。以上です。よろしくご審議をお願いします。

[田口委員長]

事務局から説明が終了しました。ご質問ございますか。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

決定内容のところで、「存否を含め非開示とした処分を取り消す」とありますが、その取り消した後はどうなるのですか。

[福島学校課長]

この後、それを開示するかどうかという決定をしまして、次の教育委員会で議案上程したいと思います。

[馬場委員長職務代理者]

その他の請求は棄却すると。その他というのは、再雇用申込書、推薦書、再雇用評定票のことですか。

[福島学校課長]

はい、そうです。

[田口委員長]

他にご質問ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ご意見を伺います。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。自己情報開示一部承諾決定等に対する不服申立て係る決定について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第25号は原案のとおり可決されました。

次に協議事項第4号・平成22年度教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価報告書(平成21年度事業)について、を議題とします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

協議事項第4号 平成22年度教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価

報告書(平成21年度事業)について

[中島庶務課長]

協議事項第4号・平成22年度教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価報告書(平成21年度事業)について、作成にあたりましてご協議をお願いするものです。

報告書に基づきまして、ご説明いたします。1枚めくっていただきますと目次となっております。1.はじめに、から4.主要事業の執行状況の点検・評価について、4章立てでまとめさせていただいております。その後、資料といたしまして、日野市教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価実施要綱を添付しています。

1ページ、1.はじめに、です。

この報告書は、地教行法の教育委員会評価を作成し、議会に提出するとともに、公表しなければならないと規定されていることに基づきまして、日野市教育委員会が行った点検・評価の結果をまとめたものです。

2.点検・評価の基本方針ですが、目的は記載のとおりです。

2の点検・評価の対象につきましては、平成21年度の教育委員会の活動及び「平成21年度教育目標」に基づく主要事業のうち、次に綴ってございます別紙1、2のとおり、44事業としたものです。

また、点検・評価の実施方法につきましては、点検・評価を自ら行うだけではなく、その客観性を確保するために、教育に関し学識経験を有する次の2名の方からご意見をいただくものです。2名の委員につきましては、昨年度と同じ委員にお願いしています。

続きまして2ページには別紙1、平成21年教育目標(体系図)を掲載しています。

3ページから別紙2です。別紙2は、別紙1の体系図の右上に記載している11の主な推進施策ごとに主要事業を順次、15ページまでにとりまとめたものです。(1)の【確かな学力の向上】から15ページの【ニーズと課題に応える教育行政の推進】です。

次の16ページは、生涯学習部門で文化スポーツ課の主要事業をとりまとめて掲載したものです。

17ページから19ページにつきましては、教育委員会の活動状況の点検・評価について、教育委員会の組織、活動状況の概要、点検・評価、主な成果を綴っています。

また、19ページの4、学識経験者の意見につきましては、先ほどご案内いたしました両先生からご意見をいただき、現在、事務局にてとりまとめているところです。

続きまして21ページをお開き下さい。

平成21年度の教育委員会活動状況を掲載しています。ページごとに概要をご説明いたします。

21ページから22ページにかけて、教育委員会の構成、定例会、臨時会の開催の様子を掲載しています。

23ページには、教育委員会施策研究会等の実施したものを掲載しています。

24ページには、教育委員と市長、日野市立小中学校PTA協議会、校長会との意見交換会を記載しています。

25ページには、教育委員の学校訪問について記載しています。

26ページには、教育委員の研究発表会への出席状況です。

27ページには、教育委員の視察研修・連絡会等へ参加した記録を記載しています。

28ページには、教育委員の関係行事への出席状況です。

29ページには、教育委員として就任している他の組織の委員等を紹介しています。

30ページにつきましては、主要事業の執行状況の点検・評価についてとりまとめ、教育委員会の主要事業及び評価対象を掲載しています。

また、平成20年6月に社会教育法の一部が改正されましたことに伴いまして、図書館、公民館、郷土資料館の事業については、それぞれの館において評価するため、対象から除外しています。

34ページから56ページにかけましては、教育委員会各課個別事業の評価を掲載しています。

最後57ページ巻末に参考といたしまして、日野市教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価実施要綱を添付させていただいたものです。説明は以上です。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問、ご意見がございましたら、お願いします。

渡辺委員。

[渡辺委員]

学識経験者の意見は、これからいただいたものを追加して、次回あるいはしかるべき教育委員会に議案として提出されると理解してよろしいですか。

[中島庶務課長]

次回、議案としてまとめて提出させていただきます。

[田口委員長]

他にご質問、ご意見ございませんか。

[田口委員長]

なければ、ここでご質問、ご意見は終結します。

この件につきましては、毎年精査を重ねて整理されてまいりました。次回に議案として提出することにいたしたいと思います。よろしいですか。

(「はい」の声あり)

[田口委員長]

それでは、これをもちまして協議事項第4号を終了いたします。

請願第22‐2号 日野市教委・米田裕治教育長らの政治的中立性(政権政党の政策べったりの文科省・都教委や、改憲政治団体の意向通り動かないように)を求める請願、についてを議題とします。事務局より説明をお願いいたします。

請願第22‐2号 日野市教委・米田裕治教育長らの政治的中立性(政権政党の政策

べったりの文科省・都教委や、改憲政治団体の意向通り動かない

ように)を求める請願

[中島庶務課長]

議案書65ページの請願文書表をお開き下さい。

請願番号、請願第22‐2号。受付年月日、平成22年8月2日。

件名、日野市教委・米田裕治教育長らの政治的中立性(政権政党の政策べったりの文科省・都教委や、改憲政治団体の意向通り動かないように)を求める請願。

請願者は、記載のとおりです。

本定例会に付託され、請願の要旨は記載のとおりです。

署名者は、受付日に1名あり、本日8月12日に1名の追加署名の提出がありましたので、合わせて2名となります。以上です。

[田口委員長]

請願者より申出がございましたので、請願の事情を述べていただきますが、よろしいですか。

(「はい」の声あり)

[田口委員長]

それでは、請願者は5分程度で請願の事情を述べて下さい。

[請願者]

請願要旨です。今回、政治的中立性ということですが、やっぱり文科省も間違ったことをやるということですね。都教委もそうですが。判決等でたくさん出ておりますので、そういう点、踏まえていただきたいし、改悪前教育基本法10条の不当な支配に服することなくということや公務員の全体の奉仕をからめた憲法からいっても政治的中立は大事だと思っています。

大きく3点ございまして、まず、今度、米田裕治さんが8月2日付で就任なさいまして、ちょっと懸念しているのは、最初の1ページ目の左側に書いた子ども部長の時に、校長会の有志と密談をしているということで、私ども2年前に請願を出しました。それは、やはり子どもの権利条例を私ども市民の委員が108回も会議を重ねて、非常に子どもたちの権利を保障するものを作ったにも関わらず、自民党のアジビラとか、今言った日野市の子ども部と小学校の校長の有志と称する人物、教育センターに今いらっしゃるかどうか分かりませんが、夢が丘小の校長だった河野さん達と密談をしたと。そして権利を含めて、青少年健全育成条例のことを書き入れるという、そういうような名前も変えちゃったということで、生活者ネットという与党だった人たちも反対の請願を市議会に出すとか、非常に反発を招いているということは本当にきちんと踏まえてほしいし、その密談を渡辺眞議員が代表質問でパブリックコメントなんて図々しくも言ったり、あるいは日本会議と関係をにおわせる人物が学校教育基本構想の検討委員会で、やっぱりパブリックコメントという言い方をしている。そういう点で、何でそんな密談をして、しかも渡辺さんとか日本会議の関係者の人だけがこういう密談の内容を知っているのか、本当に疑問です。やはり教育委員会はちゃんと中立であってほしいと思います。それが大きな1点目ですね。

2点目は、加島さん自身は、そこに書いたように、「国を愛する態度」というのを学校教育基本構想の本文には入れなかった。ただし、参考で入れたのは問題だと思いますけれども。それから、日本教育新聞にあるフレンドホームの制度ですね、子どもたちのために頑張っておられるというのは評価いたしますが、やっぱり気になるのは、学校教育基本構想の策定過程で、ある方がどうしても愛国心を入れたいと、非常に日本会議という政治グループの意向どおり入れさせようとした時に、加島さんは、当時の下田孝行主幹に対して、この方に意見を出させて、それで特別にそれをコピーして、税金を使って配布するということ、これはもう請願とかいろいろ出しましたけれども、やはり特定の人に肩入れするというのはおかしいし、もし今後、米田さん、この方と会うんだったら、私たちとも1、2分で結構ですから是非会って意見を聞いてほしい。やはり市民の教育長ですからね、それをお願いしたい。それが大きな2点目です。

最後3点目は、2枚目の最後に手書きで書いた内容ですが、渡辺さんが以前、長谷川一彦元教諭、この方はご承知のように参事をやっていました。浮須さんの前の前の代の方ですが、わいせつ事件ということで逮捕されて懲戒免職になって、今、教職には一生就けない方ですが、この方が、渡辺議員が2005年2月に、君が代の授業を音楽でいつやるのか、一覧表を出せと言っています。その指示どおり、校長会で音楽の授業日程を出させるんですね。それで渡辺議員が10何校の授業を見にいくという異常な政治活動をしたということです。このことについては多くの人が抗議に行っております。

このようなことは二度と繰り返してほしくないので、3枚目に書きましたが、田口康之元参事はこのようなことがあった時、断ったそうです。本当に立派だと思います。こういう右翼の圧力に服しない。それから3枚目の2番に書いたように、栗原修元教育部長も、もしこういうことがあったら私は断るし、現職議員であるならば、やはり議長を通して請求するように言うと言っています。是非、君が代について、こういうような授業日程を教えろという不当な圧力があったら、米田さん、はねつけてください。天皇のためじゃなくて、本当に子ども達のために、あるいは自民党のためじゃなくて、子ども達のための教育行政を、やってください。今日は熱い審議をして下さい。

これで最後、終わりますが、世田谷区の教育長である若井田正文さんという方が、特定の都議の参院選支援等を目的とする当時の政治パーティーに出ているんです。本当に恐ろしいことですよ。西村じゅんや世田谷区議が厳しくこれを追及しています。

そんなことで、世田谷区の若井田教育長が、そういう政治的中立性に反するような行為をしているという事実を踏まえて、是非、日野市教育委員会は特定の政治力に服せずに、市民の声を、本当に子ども達のための、戦争に子どもたちをかりだすような、憲法をかえるような動きに服さないように、是非、中立を守って下さい。

では、審議をお願いします。どうもありがとうございます。

[田口委員長]

この件につきまして、ご質問、ご意見はございませんか。

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

この請願の要旨の中に、「教育への不当な支配」に服さずと、いうようなことがあるわけですけれども、日野市教育委員会としましては、教育現場のいろいろな課題について、当然、東京都や文部科学省の施策を活用したり、または支援を受けて様々な事業や施策を展開しているわけです。いわばこのような関係で進められているわけですので、請願のこの趣旨に記載されているような、服す、服さずという関係ではないと思います。

したがって、この請願については、採択になじまないのではないかなと私は考えます。よって、不採択が適当と考えます。

[田口委員長]

他にご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

今、馬場委員が述べられましたように、本件に関しては不採択の方向で進んでおりますけれども、不採択ということでよろしいですか。

(「はい」の声あり)

[田口委員長]

それでは、請願第22‐2号につきましては、不採択とすることに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、請願第22‐2号につきましては、不採択と決することにいたしました。

(休憩)

休憩 午後3時36分

再開 午後3時40分

[田口委員長]

再開いたします。

報告事項に入ります。報告事項第15号・行政情報の公開請求について、事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第15号 行政情報の公開請求

[中島庶務課長]

67ページをお開き下さい。報告事項第15号・行政情報の公開請求についてご報告いたします。

公開請求のあった行政情報について、次のとおり決定したので報告するものです。

68ページをご覧下さい。

行政情報の公開請求、請求日、決定日、請求件名については記載のとおりです。

決定の内容ですが、行政情報の非公開決定に対しまして不服申立てがございました。日野市情報公開条例第19条第2項に基づき、日野市情報公開・個人情報保護審査会へ諮問し、答申をいただきました。

答申に基づき、不服申立てに対する決定をするために、平成22年度第3回教育委員会定例会に議案上程して審議をいただいたところ、答申を尊重し、本件不服申立てを棄却することを決定いたしました。

申立てに対して、その旨を書面により通知すると決定した回議書のうち、個人情報を除いた部分を公開したものです。以上です。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了いたしました。ご質問、ご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ここで報告事項第15号を終了します。

次に平成22年9月の行事予定について、事務局より説明をお願いいたします。

※平成22年9月の行事予定については省略

[田口委員長]

これから議案第26号に入りますが、本件につきましては、公開しない会議の中で行いますので、関係職員以外の事務局説明員は退席しても差し支えないと思いますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。関係職員以外の事務局説明員、また傍聴者はご退席をお願いします。なお、本件の終了をもって平成22年度第5回定例会を閉会といたします。

(関係職員以外退室)

閉会午後3時45分

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