平成22年度第4回教育委員会定例会 会議録

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ページID1004394  更新日 平成30年2月16日

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平成22年度第4回日野市教育委員会定例会

開催日時 

平成22年(2010年)7月26日(月曜)午後2時から午後2時50分まで

開催場所

教育委員会室

議事(要旨)

開始午後2時

[田口委員長]

ただいまから、平成22年度第4回教育委員会定例会を開会いたします。

議事に入ります前に、本日は傍聴希望者がいらっしゃいますので、傍聴を許可したいと思いますが、異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、傍聴を許可いたします。

本日の会議録署名は、馬場委員にお願いいたします。

本日の案件は、議案が1件、協議事項が2件、請願審査1件、報告事項3件です。

会議の進め方ですが、まず請願審査を審査し、その次に議案を審議したいと思いますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、請願審査後に議案を審議いたします。

それでは議事に入ります。請願審査第22‐1号・小学校6年生の社会科教科書採択に関する請願、についてを議題とします。事務局より説明をお願いいたします。

請願審査第22‐1号 小学校6年生の社会科教科書採択に関する請願

[中島庶務課長]

議案書15ページの請願文書表をお開き下さい。

請願番号、請願第22‐1号。受付年月日、平成22年7月14日。

件名、小学校6年生の社会科教科書採択に関する請願。

請願者は、記載のとおりです。付託定例会は、平成22年度第4回定例会です。

請願の要旨は、記載のとおりです。なお、署名者は受付日に11名あり、本日7月26日に71名の追加署名の提出がありましたので、合わせて82名となるものです。

以上です。

[田口委員長]

請願者より申出がございましたので、請願の事情について述べていただきますが、よろしいですか。

(「はい」の声あり)

[田口委員長]

それでは、請願者は5分程度で請願の事情を述べて下さい。

[請願者]

こんにちは。よろしくお願いします。

今、4年生の子どもの保護者なので、この教科書を使うことになるものですから、気になっております。

今回、採択の俎上にのぼっている6年生の社会科教科書というのは、憲法改悪論者の当時の安倍晋三首相の意向を受けて、与野党の賛否の分かれる中で、2006年12月の改悪教育基本法と記事2に書いたような政治色の濃い新学習指導要領を受けて、文科省が特定の政治色の濃い検定を行ったその第一号だということです。そこで最初に憲法との関係です。日本国憲法は、平和主義、国民主権の他に、思想、良心、信教、表現、学問の自由といった個人の尊厳を基礎にする基本的人権の尊重、これを掲げているわけです。それは何故かというと、国家至上主義、天皇絶対化の国定教科書や教育勅語の下で、日本が第二次世界大戦でしでかしたあの虐殺行為の反省のもとに日本国憲法ができた。この憲法は権力者を暴走させてはいけないという立憲主義、山口先生がよく言っている立憲主義を根本にして、1947年の教育基本法はそれに基づいていると。だから教育は不当な支配に服してはいけない。文部科学省や教育委員会、あるいは右翼団体等が必要以上に入り込んではいけないということを規定していると、これがポイントだと思う。

その結果、家永教科書裁判では文科省も悪いことをやるということは明らかになったし、06年9月には東京地裁で東京都教育委員会の10・23君が代通達、強制の通達は違憲、違法だという判決が出た。やっぱりこれ、1947年の教育基本法をベースにしているわけですが、安倍首相が改悪した教育基本法は、国を愛する態度を入れてしまった。私が懸念しているのは、2006年11月22日の参議院教育基本法特別委員会で伊吹文明文部科学大臣が、彼の言う改正教育基本法は、自民党の新憲法素案の国を守るということですね。いざ、というときは自分を犠牲にして、愛情を持って国を守る義務、国防の義務と我が国を愛する態度というのはイコールだと明言しておりまして、文科省が強制する国を愛する態度というのは、伝統文化教育等のレベルじゃなくて、あるいは生きる力とは全く逆で、場合によっては自分を犠牲にして、国のために死ぬということをいとわない子どもをつくるものだと、本当に懸念しております。日本は有事立法もできておりますし、アメリカの戦争にどんどん加担する態勢はできておりますので、余計に心配です。

それから、新教育基本法については、安倍首相、小泉首相の時に、やらせタウンミーティングで5,000円を出して、買収して「教育基本法を改正して下さい」という意見を一般参加者に読み上げさせるというインチキをやって、捏造してできたというところは言っておきたいと思います。

それで、請願のところですが、請願の最初の1のところに書いた思想、信条の自由というのはだいたい今言ったようなことですが、具体的に教科書の中身です。一番懸念しているのが天皇の記述です。天皇については、もう30年前から天皇への敬愛の念を教えなさいということを強制しております、6年生で。これは民主主義国であってはいけないこと、天皇と国民は憲法14条で平等のはずなのに、なんで天皇を敬わなきゃいけないのか、こんなことを強制する国は民主主義国じゃないと思います。敬う人がいるのはいいです。でも、敬えと12歳の子どもに強制するのは絶対に学習指導要領が間違っています。それによって現在のこの教科書、例えば、日本文教出版のひとつ目を持ってきましたが、福祉施設を訪問される天皇と皇后と敬語を使って、手をかけて老人を励ましているシーンを使って敬う心を育てようと、これはおかしいんじゃないでしょうか。新学習指導要領は、ずっと、敬愛の念という文言はそのままだけれど、学習指導要領の改訂書は、福祉施設への訪問を使って敬愛の念を教えよと言ったことにもとづいて、勝手に変えています。

ちょっと懸念しているのはこの本です。この皇道という雑誌がございまして、これは文部科学省の民間団体である日本皇道会という右翼団体が作っている雑誌です。それが国家主義というシンポジウムを去年やりました。私はその詳細を読んだりしましたけれども、おそろしいことに現在の日本国憲法の天皇の条項さえも否定しているんです。というのは、憲法3条は、天皇の国事行為は内閣の助言と承認を必要とするという言葉がありますが、杉原誠四郎さんというつくる会の教科書をつくった方で、この皇道会のメンバーの方は、承認というのは、上の者が下の者の行為に許可を与える言葉だ。だけど内閣は天皇より下だろう、それなのに承認という言葉を小学生に教えるのは天皇の地位を正しく教えていないじゃないのかと、敬愛の念を教えられないじゃないかと、憲法3条にさえも異議を唱えているというのが文部科学省の民間団体です。この時、文科省の生涯学習政策局長である坂東久美子が祝辞を述べに税金で出席しています。こういう右翼と文科省がくっついており、文部科学省は中立ではない、これは是非申し上げておきたいと思います。

あと心配しているのは、君が代について、豊かな国、平和である国を願っている歌と書いてあることも心配しておりますし、これで最後になりますが、自衛隊について、イラク派兵の自衛隊の写真を使って、イラクの復興支援を目指して自衛隊が派遣されました。それを憲法に基づいてと書いている。こんなおそろしい教科書、これは日本文教出版です。是非そういった教科書は、採択の時に公平を期していただきたいし、もし採択教科書に選ばれたら、是非、新聞教材等を使って子どもたちに多様な見方を教えてあげていただきたい。これは強く申し上げておきます。

最後になりますけれども、加島さん、長い間教育長、お疲れさまでした。次の教育長も公平、中立な行政をお願いします。以上です。

[田口委員長]

ありがとうございました。

それでは、この請願に関する事務局の取り組み状況を説明して下さい。

[浮須教育部参事]

平成23年度から使用の日野市立小学校教科用図書の採択事務について、ご説明いたします。

まず、今回の採択事務を進めるにあたり、平成22年3月4日の教育委員会定例会において、日野市立学校教科用図書の採択要綱を定めているところです。また、平成22年4月9日付けで、文部科学省初等中等教育局から各都道府県教育委員会宛てに、平成23年度使用教科書の採択事務処理についての通知がございました。

日野市では採択要綱に則り、また、この文部科学省からの通知に沿う形で、4つの観点、1内容、2構成・分量、3表記・表現、4使用上の便宜から、全教科、全教科書について、各学校、各教育委員会で調査・研究、そして審議会での検討審議、さらに、東京都教育委員会が作成した小学校用教科書調査・研究資料や実際の教科書に直接あたる等の十分な調査・研究と手順を踏んだうえで、8月の教育委員会で採択を迎えることにしております。

以上です。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了いたしました。

この請願についての見解ですけれども、日野市では今、説明があったように、4つの観点、1内容、2構成・分量、3表記・表現、4使用上の便宜、それから教科書の調査・研究を進めてきているところであります。そして日野市の教科書採択は、この4点等を総合的に判断して行われるものです。

よって、請願のような考え方は、この本市の教科書採択にはなじまないものであると考えます。また、請願にあるような問題について、日野市の学校では学習指導要領に基づいて、適切に指導が行われていると考えておりますので、今回の教科書採択を機に校長会で指導、周知する必要はないと考えます。したがって、この請願については、不採択が適当であると考えますけれども、ご意見ございますか。

(「なし」の声あり)

[田口委員長]

ないようですので、ここで終結いたします。

不採択の意見が多いようでございますので、請願第22号‐1号については、不採択としたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議がないようですので、この請願第22号‐1号については、不採択とすることにいたします。ここで議事の都合上、休憩をとりたいと思います。20分から開始します。

(休憩)

休憩 午後2時15分

再開 午後2時20分

[田口委員長]

再開いたします。

議案第16号・東光寺小学校学校運営協議会委員の解任について、事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第16号 東光寺小学校学校運営協議会委員の解任について

[福島学校課長]

議案第16号・東光寺小学校学校運営協議会委員の解任についてご説明いたします。

東光寺小学校学校運営協議会委員を次のように解任するものとする。

提案理由は、東光寺小学校学校運営協議会委員から辞任の申し出があったので、日野市学校運営協議会規則第17条第1項の規定にもとづき、解任するものです。

2ページをお開き下さい。委員の氏名、住所等は記載のとおりです。解任理由及び解任日です。平成22年7月20日付けで、委員辞任届が提出されましたので、平成22年7月31日付けで解任するものです。以上です。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問ございますか。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

解任の後、補充はないのですか。

[福島学校課長]

20人以内ということですが、今のところ考えておりません。

[田口委員長]

渡辺委員。

[渡辺委員]

辞めなければ、任期はいつまででしょうか。

[福島学校課長]

平成23年10月31日までです。

[田口委員長]

他にご質問ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ご意見を伺います。

[田口委員長]

なければ、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。東光寺小学校学校運営協議会委員の解任について、原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第16号は原案のとおり可決されました。

次に協議事項第1号・市指定有形文化財の指定について(諮問)、を議題といたします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

協議事項第1号 市指定有形文化財の指定について(諮問)

[池田文化スポーツ課長]

協議事項第1号・市指定有形文化財の指定について(諮問) です。

このことについて、日野市文化財保護条例第39条により文化財保護審議会へ諮問するため、協議をお願いするものです。4ページ、5ページをお開き下さい。詳細につきましては、清野 副主幹より説明させていただきます。

[清野文化スポーツ課副主幹]

内容について、ご説明させていただきます。

  • 名称 百草観音堂仏教彫刻群6点。附けたりとして3点あります。
  • 指定種別 日野市指定有形文化財
  • 所在地 日野市百草849(百草観音堂)
  • 所有者 百草八幡神社氏子会

内容及び年代に関して、1、木造聖観音菩薩立像、平安時代。2、木造十一面観音菩薩立像、江戸時代。3、木造阿弥陀如来坐像、鎌倉時代。4、木造大日如来坐像、平安時代。5、木造僧形倚像(慧極ないし北宗)江戸時代。6、木造寿昌院慈岳倚像、江戸時代。あと、附けたりとして横幕と手水鉢、鰐口の3点があります。

1、木造聖観音菩薩立像は昭和36年に日野市指定有形文化財に指定されております。

指定理由、これらの彫刻はいずれも技術的、技巧的に優れたものであります。また、平安時代から江戸時代に至る各時代の様式を備えており貴重で、特に1、木造聖観音菩薩立像と4、木造大日如来坐像は東日本に残る数少ない平安時代の仏像であり重要であります。これら彫刻群は百草地区における寺院の変遷を辿ることができ、平安時代、鎌倉時代の仏像は中世に百草にあった真慈悲寺との関連が考えられる。江戸時代の像は観音堂の建立や松連寺の創建・再興にかかわる経緯を示すものであります。

以上、文化財保護審議会へ諮問するため、協議願います。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了いたしました。委員からのご質問、ご意見を承ります。

1、聖観音菩薩ですけれど、昭和36年に日野市指定有形文化財、今度は日野市文化財指定、どう違うのですか。

[清野文化スポーツ課副主幹]

1、木造聖観音菩薩立像は、6ページの写真を見ていただきますと、安置状況というのがあります。前に5体、仏像と僧形像等が並んでいますけれども、今回は6体、6体というのは真ん中の厨子の中に入っている、今見えるものは前立ちと言いまして後ろの本尊を守っているように前に立っていて、聖観音菩薩、以前指定になっているものはこの裏に隠れている本尊です。

平成19年に百草観音堂の彫刻群、仏像をすべて調査しまして、平安、鎌倉、江戸時代のしっかりした仏像が確認されましたので、以前の本尊の聖観音像、指定を受けているものに付け足して、全体をセットとして指定するということで考えております。

[田口委員長]

一般の人は、今は拝見することはできるのですか。

[清野文化スポーツ課副主幹]

本尊に関しては、12年に一度、兎年にご開帳という形で公開しているそうです。次は平成23年、来年になります。来年になりますと、一般の方も観ることができます。

あとの5体に関して、常時公開はされていません。氏子会にお話して観るということはできますけれども、今回こういう形で指定になれば、指定になったものに関しては公開しなければならないということがあります。といっても常時公開というのは貴重なものですので、その辺は管理している氏子会と相談のうえで、公開する機会を設けるということができると思います。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

現状及び保存状態のところで、部分的な欠損や漆箔の剥離などが見られると書いてある。また、防犯・防災対策も課題となっていると。こういうのは有形文化財に指定されると、これは日野市から費用や補助が出るのですか。

[清野文化スポーツ課副主幹]

指定になりましたら、管理されている氏子会の方々と相談しまして、氏子会で費用がどのぐらい持てるのか、また、それに補う形で市が補助をしていくということも保護条例の中に規定されております。指定になりますと公開のはこびになります。そうすると、周りの方が観に来ることがありますので、公開に伴って防犯も考えなければなりませんし、仏像自体の保存状況を逐次みながら、修理等も話をしていかなければならない、ということが出てくることがあるかもしれません。

[田口委員長]

他にご質問ありますか。

[田口委員長]

ないようです。ご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ここでご質問、ご意見は終結し、協議事項第1号を終了いたします。

次に協議事項第2号・市指定有形民俗文化財の指定について(諮問)、を議題といたします。事務局より提案理由の説明をお願いします。

協議事項第2号 市指定有形民俗文化財の指定について(諮問)

[池田文化スポーツ課長]

協議事項第2号・市指定有形民俗文化財の指定について(諮問)ご説明いたします。

このことについて、日野市文化財保護条例第39条により文化財保護審議会へ諮問するため、協議をいただくものです。12、13ページをお開き下さい。 詳細につきましては、清野 副主幹より説明をさせていただきます。

[清野文化スポーツ課副主幹]

  • 名称、木造菩薩立像(伝虚空蔵菩薩像)
  • 指定種別 日野市指定有形民俗文化財
  • 所在地 日野市栄町2‐27‐19
  • 所有者 日野宮神社(管理者:日野宮神社氏子会)
  • 内容 木造菩薩立像(伝虚空蔵菩薩像)1体
  • 年代 江戸時代
  • 現状及び保存状態 日野宮神社拝殿のガラスケースの中に安置されており、保存状態は良好であります。

指定理由は、本像は日野宮神社に祀られ、像容は観音菩薩像でありますが、同社の本地仏である虚空蔵菩薩として信仰されてきました。

日野宮神社を鎮守とする四谷地区では、ウナギを食べない習慣があります。これは虚空蔵菩薩の使わしめがウナギであり、また本像の天衣がウナギに似ているので、畏れ多いためとされております。

本像は、このような四谷地区のウナギ及び虚空蔵菩薩にかかわる信仰の具体的な対象になっており、日野市域の河川沿岸部に暮らす人々の生活感や信仰・生活禁忌の実態を示す極めて重要な仏像であるといえます。

以上、文化財保護審議会へ諮問するために協議願います。

[田口委員長]

事務局より説明が終了しました。ご質問、ご意見ございますか。渡辺委員。

[渡辺委員]

保存状況が良好で、写真をみると分かります。これは金箔等が施されているんですか。

[清野文化スポーツ課副主幹]

平成14年に修理されておりまして、表面は金箔が施されております。

[田口委員長]

他にございますか。千葉委員。

[千葉委員]

仏像の両腕にウナギが垂れ下がっているように見えますけれども、こういう形状の仏像というのは珍しいのですか。

[清野文化スポーツ課副主幹]

よくあるものだと思います。日野宮神社は、神社ですから仏像がご神体というのもおかしなものですけれども、もともと神社とお寺というのは、明治6年の廃仏毀釈以前は結構行ったり来たり、要するに神仏混合という時代がありました。これは天衣といって表面の衣、特に両腕から垂れ下がっている部分、この部分が非常にウナギに似ていると。また、日野宮神社自体が多摩川の河原のへり、段丘の上にあるわけです。そういったことも含まれて、ウナギに似ていると。というのは、この仏像自体が観音菩薩です。観音菩薩がなぜ虚空蔵菩薩になったかという部分が、やはりこういうふうにウナギに似ているから虚空蔵菩薩。虚空蔵菩薩を信仰の対象として四谷地区の人々が祀ってきたということで、特にこの部分が観音菩薩の天衣にしてはウナギに似ているのではないかなと言われていると思います。

その地域の生活と信仰として、今でも四谷地区でウナギを食べないということ、お年寄りの方は本当にウナギは食べないそうです。そのことも残っているという非常に貴重な仏像ではないかということで、彫刻だけとなりますと先ほどの有形指定文化財ですが、これは有形民俗指定文化財、その伝承の部分をつけまして今回、民俗というものをあえてつけました。

[田口委員長]

他にご質問、ご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結し、協議事項第2号を終了します。

報告事項に入ります。報告事項第12号・行政情報の公開請求、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第12号 行政情報の公開請求

[福島学校課長]

報告事項第12号・行政情報の公開請求についてご報告いたします。

公開請求のあった行政情報について、次のとおり決定したので、報告するものです。

18ページをお開き下さい。1番の長期欠席者数の学校別一覧については、非公開といたします。

これは、長期欠席者数が多い学校は問題のある学校といった誤った印象を与えるおそれがあることや、選べる学校制度の適正な執行に支障を及ぼすおそれがあるために、非公開とするものです。2番、3番につきましては、全部公開いたします。以上です。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ここで報告事項第12号を終了します。

[田口委員長]

次に報告事項第13号・日野市教育委員会教育長の権限に属する事務の一部委任規程の一部改正、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第13号 日野市教育委員会教育長の権限に属する事務の一部委任規程の一部改正

[福島学校課長]

報告事項第13号、日野市教育委員会教育長の権限に属する事務の一部委任規程の一部を改正する規程について、ご報告いたします。

21ページをお開き下さい。改正の趣旨は、平成22年7月1日から施行されました育児を行う職員の超過勤務の免除に関する事務が東京都から日野市に委譲されたことを受けまして、教育長の権限に属する事務のうち、委譲された事務を学校長及び副校長に委任するため、改正するものです。

改正の内容につきましては、第2条第1号及び第2号です。

22、23ページをお開き下さい。

23ページの第2条第1号コからタ、これを22ページのようにサからチに変更いたしまして、コに「育児又は介護を行う副校長の深夜勤務及び超過勤務の制限に関すること。」を加え、ツに「育児を行う副校長の超過勤務の免除に関すること。」を加えるものです。

また、23ページの第2条第2号中、キから次のページのタまでをクからチに変更いたしまして、キに「育児又は介護を行う教職員の深夜勤務及び超過勤務の制限に関すること。」を加え、ツに「育児を行う教職員の超過勤務の免除に関すること。」を加えるものです。

付則として、この訓令は平成22年7月1日から施行するものです。以上です。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見ございましたらお願いします。

[田口委員長]

ないようですので、ここで報告事項第13号を終了といたします。

次に報告事項第14号 平成22年第1回日野市議会臨時会の報告、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第14号・平成22年第1回日野市議会臨時会の報告

[中島庶務課長]

報告事項第14号・平成22年第1回日野市議会臨時会の報告についてご報告いたします。平成22年第1回日野市議会臨時会における教育委員会関連議案等について、次のとおり報告するものです。

平成22年第1回日野市議会臨時会の報告です。

会期は、7月20日(火曜日)、1日間でした。

議案につきましては、市長提出議案が4件、うち教育委員会に関するものが3件でした。

  1. 日野市教育委員会委員の任命について、教育委員として任命同意を受けた者として、米田裕治氏が承認されました。
  2. 平成22年度日野市一般会計補正予算(第2号)、(3)補正予算(第3号)、いずれも可決されました。

予算の内容につきましては、29ページの別表1に示すとおりです。教育費の補正予算(第2号)につきましては、社会教育費、アートフェスティバル運営業務委託料等として110万円、同じく補正予算(第3号)、教育総務費として教育委員会参与報酬ほか、ということで231万5千円を計上して、いずれも可決したものです。以上です。

[田口委員長]

事務局より報告が終了いたしました。ご質問、ご意見ございますか。

[田口委員長]

なければ、報告事項第14号を終了します。

[田口委員長]

次に平成22年8月の行事予定について、事務局より説明をお願いいたします。

※平成22年8月の行事予定については省略

[田口委員長]

ここで事務局より発言を求められておりますので、発言を許可いたします。

[中島庶務課長]

加島教育長が、平成22年8月2日に教育長及び教育委員としての任期が満了し、退任されることになりましたので、ご挨拶をいただきたいと思います。

[加島教育長]

今お話のあったとおり、8月2日で退任することになりました。日野市の教育長を8年間、平成14年から務めさせていただきました。この間、教育委員の皆様はじめ職員の皆様に、ご指導、ご支援、さらにご厚情をいただきました。心から御礼を申し上げます。

私が着任した当時は、思い出すと、行政改革的な案件が多かったような気がいたします。学校統合、学校給食の調理業務の民間委託等があったと思いますが、あれから8年経つと、今はだいぶ環境が変わってきました。財政状況は依然として厳しいのですが、市民の森ふれあいホールの着工等もございました。教育は100年の計と言われますが、一歩一歩確実に歩んでいく、そうしたことが大事だと思います。そうした意味では、教育行政はバトンリレーだと思います。そうしたことで今、バトンを次の方々に託したいと思いますが、是非、日野市の教育がますます充実し、どこにも負けない教育を日野市の子どもたちに与えていくことを願ってバトンを託したいと思います。

私の感想では、これまでの日野市の教育長という仕事を任せていただいたこと、このことは私にとっては大変な意義深いことで、今後の誇りとしていくことだと思います。また 教育委員の皆様方、職員の皆様、さらに多くの市民の方々のご指導をいただきました。このことは私にとって忘れ得ぬことであります。

最後になりますが、これから教科書の採択がありますが、皆様のご健勝とご活躍を心からお祈り申し上げてご挨拶といたします。ありがとうございました。

[田口委員長]

本当に長い間ありがとうございました。

[田口委員長]

以上をもちまして、本日の案件はすべて終了しました。これにて平成22年度第4回教育委員会定例会を閉会とします。

閉会午後2時50分

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