平成20年度第5回教育委員会定例会 会議録

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ページID1004450  更新日 平成30年2月16日

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平成20年度第5回日野市教育委員会定例会

開催日時

平成20年(2008年)8月14日(木曜日) 午後2時~午後3時37分

開催場所

教育委員会室

議事(要旨)

開始午後2時

[田口委員長]

ただいまから、平成20年度第5回教育委員会定例会を開会いたします。

会議に入ります前に、本日は傍聴希望者がいらっしゃいますので、傍聴を許可したいと思いますが、異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、傍聴を許可いたします。

本日の会議録署名は、千葉委員にお願いします。

本日の案件は議案6件、協議事項1件、報告事項3件です。

会議の進め方ですが、まず協議事項第1号を協議し、次に議案を審議したいと思いますが、いかがでしょうか。また、議案第27号は人事案件のため、公開しない会議といたしますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、協議事項第1号を先に協議し、次に議案を審議することといたします。また、会議規則第12条により議案第27号は公開しない会議の中で審議いたします。

それでは議事に入ります。協議事項第1号・日野市立小学校教科用図書の選定について、を議題といたします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

協議事項第1号 日野市立小学校教科用図書の選定について

[浮須教育部参事]

協議事項第1号・日野市立小学校教科用図書の選定についてご協議をお願いいたします。

まず初めに、本年度の採択事務についてご説明します。教科書無償措置法等で、教科用図書の採択は原則として4年ごとと定められております。前回の小学校教科用図書の採択は4年前の平成16年に行いました。そして、平成16年の採択以降、新たに文部科学大臣の検定を経た教科用図書はありません。

したがって、今回の採択事務におきましては、前回、平成16年度の採択時に用いた調査研究資料等も適宜利用して採択手続きにかかる調査研究を行ってまいりました。また、小学校においては、平成23年度から新しい学習指導要領に基づいた教科用図書を使用することになりますので、今回採択する教科用図書は平成21年度、22年度の2年間使用するものです。

それでは、これまでの採択事務の経過についてご説明します。本年4月、学校と教育委員会事務局によるプロジェクトチームを設置し、日野市立小学校教科用図書採択要綱の案を作成し、5月8日の教育委員会定例会に議案として提出し、議決をいただきました。その要綱に基づき、5月30日までの期間、各小学校で教科用図書の調査研究を行いました。そして、その報告書が各教科ごとに教科用図書採択教科委員会に提出されました。この教科委員会は、委員長、副委員長、主幹教諭、教科主任教諭の4名で構成され、各学校からの調査研究報告書を基に、それぞれの専門性を生かして調査研究を行いました。教科委員会が開催されたのは6月2日から6月27日までの期間です。

続いて7月14日、16日に教科用図書採択審議会を行いました。この審議会は、校長、副校長、統括指導主事、指導主事と保護者4名の合計12名によって構成されています。この審議会では、各教科委員会の委員長から、それぞれの教科ごとに調査研究した内容の報告があり、各社の教科用図書を実際にあたり、確認したり質問したりするなど活発な審議が行われました。そして教育委員会は、7月16日に審議会から答申を得ました。この審議会からの答申書も踏まえ、7月17日午後1時30分から5時まで、教育委員が各学校、各教科委員会そして審議会が行った調査研究の観点に従って、全ての教科用図書の調査研究を行いました。これが本日までの採択事務の経過です。

なお、各社の教科用図書は平成16年採択時以降、随時教育委員会、教育センター、中央図書館、多摩平図書館、高幡図書館の5ヵ所で閲覧できるようになっておりました。

本日の協議事項といたしましては、11種目の教科用図書についてご協議をいただき、1社を採択候補として選定していただきたいと思います。なお、参考資料としてお手元に審議会の答申書、各学校、教科委員会の調査研究報告書、東京都の教科書調査研究資料、現在使用している教科用図書の一覧をお配りいたしました。ご協議よろしくお願いします。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。教育委員会は7月16日に日野市立小学校教科用図書採択審議会より答申を受けました。そして、その答申書の内容を中心に実際の教科書を基に調査研究を行ってまいりました。それらを通して、本日までに、それぞれの委員がどの教科用図書を選定の候補とすべきか判断されたことと思います。

そこで、選定の方法はこれからどのようにしたらよいか伺いたいと思います。

[馬場委員長職務代理者]

私たちも審議会の答申を受けて事前に勉強会等もしました。参事から説明がありましたように、平成16年度に採択して、今回、再度ということですが、基本的にどの教科書も、各社の教科書を見ましても変更がありません。

それから、新しい指導要領になるということで2年後に教科書が大幅に変わるということも予想されています。あと2年ということを考えますと、継続性ということもあるかとは思いますが、今までの調査結果から、特に現在使われている教科書に問題点があるという指摘もなかったように思います。そういった意味で、大筋としまして、これから逐一審議するにしても、現行の教科書を中心に審議をしていったらいいのではないかと考えますが、いかがでしょうか。

[田口委員長]

他にございませんか。

それでは、今、馬場委員がおっしゃったご意見を踏まえて、一つずつ確認するという意味で、平成21年度より2年間使用する教科用図書について1種目ずつ協議を行って、採択候補として選定していきたいと思いますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、各種目ごとに協議いたします。

まず国語から協議します。ご質問、ご意見ございませんか。

国語は現在、光村図書が使われております。現行使われている光村図書に関して、これを採択の候補として選択することになると思いますけれども、これでよろしいでしょうか。何か国語の光村図書に関して、先ほど馬場委員から、教科委員会からも現行の図書で特に問題点はないというご指摘もございましたけれども、ご意見ございませんか。

(「なし」の声あり)

[田口委員長 ]

では、採択候補として、現行の光村図書を平成21年度から2年間使用する教科用図書として採択候補にいたしますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしということで光村図書を採択候補といたします。

次に書写ですが、書写に関しては、現行は光村図書です。書写に関しての教科書に対してご質問、ご意見はございませんか。

私から一言言うならば、教科書会社と同じ書写の教科書になるので、これはいいと思います。それから、内容も効果的に写真やイラストで分かるようになっていますし、私はこの教科書が良いかなと思っていたので、またこれを推薦したいと思います。

それでは、他にご意見がなければ、書写は光村図書を採択候補といたしますが、よろしいですか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

では、書写に関しては光村図書を採択候補といたします。

次は社会です。現行は、東京書籍です。これに関してご意見等ございませんか。

[田口委員長]

現在使用している教科書に異議を唱えるご意見は出されませんでしたので、社会については東京書籍を採択候補として選定したいと思いますが、いかがでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

社会は東京書籍を採択候補といたします。

次に地図です。現行は帝国書院ですけれど、これに関してはご意見ございませんか。

[田口委員長]

それでは、地図に関しましては帝国書院を採択候補といたしますが、それでよろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

それでは、帝国書院を採択候補といたします。

次に算数です。現行は東京書籍ですけれど、何かご意見等がございましたらお願いします。

[加島教育長]

算数は現在、東京書籍です。今、日野市はICTを推進しているのですけれども、この東京書籍はコンピュータに関する記述が薄いようです。しかし、授業を進めるうえで特に問題はないということですので、現行どおり東京書籍で良いと思います。

[田口委員長]

他にはございませんか。

[田口委員長]

それでは、現行の東京書籍を今回の採択候補として選択することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、算数については東京書籍を採択候補といたします。

次に理科です。現行は大日本図書を現在使用しております。ご意見等ございますか。

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

理科は問題解決学習を重視しておりますし、特に観察、実験が中心になる教科です。現在、使っている教科書だけの問題ではないとは思いますが、若干、実験あるいは工作等について現場で先生がやってもうまくいかないような内容があるのではないかと思います。現在、先生方の中に理科の苦手な先生もいます。私も少し関係しまして、教科書の指導書を見ましたけれども説明がほとんどなされていない。実際つくってみると大変難しいということがありますけれども。だからといって現行の教科書だけが特にということではないので、実際問題として、そういう実験しにくいあるいは製作しにくい等、そういうことは現場から声は上がってきているのですか。

[浮須教育部参事]

特に各学校あるいは教科委員会等から実際の実験等が難しいというような意見は直接的には上がってきていません。ただ、それぞれの学校では事前の実験準備の段階で教師が事前にやっておくこと等は時間をみつけて行っています。

[馬場委員長職務代理者]

実際に理科がいやだと、あるいは支援がほしいというのは、そういうところにあるかなと。そういう事例をたまたま私、体験したものですから考えました。

[田口委員長]

他にご意見やご質問はございますか。

[田口委員長]

なければこれで終結します。現在使用されている理科の教科書は大日本図書ですが、この教科書に異議を唱えるご意見が出ませんでしたので、理科については大日本図書を採択候補として選択しようと思いますが、いかがでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、理科については大日本図書を採択候補といたします。

次に生活を協議します。生活は日本文教出版ですけれども、この教科書に関しましてご質問、ご意見はございませんか。

[田口委員長]

ないようですので、生活については現行の日本文教出版を採択候補としてよろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、日本文教出版を採択候補といたします。

次に音楽です。現行は教育出版です。ご質問、ご意見はございますか。

[田口委員長]

ないようですので、音楽に関しましては教育出版を選択候補といたします。

次に、図画工作です。図画工作につきましては日本文教出版が現行の使用教科書です。日本文教出版に関しましてご質問、ご意見はございませんか。

私から言うならば、今使っている教科書は見ても大変美しいし、作品も多く採り入れられていますし、子どもたちの興味・関心を高めて創作意欲をかき立てるような工夫がされていると思っております。図画工作について、現行どおり日本文教出版を採択候補として推したいと思いますが、いかがでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

それでは、図画工作については日本文教出版を採択候補とします。

次に家庭です。現行は東京書籍ですが、ご質問、ご意見はございませんか。

[田口委員長]

ないようですので、家庭に関しましては現行の東京書籍を採択候補としてよろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

それでは異議なしと認め、家庭に関しましては東京書籍を採択候補として選定したいと思います。

次に保健です。現行は学習研究社です。ご質問やご意見はございますか。

[田口委員長]

ないようですので、保健に関しましては学習研究社を採択候補としたいと思いますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

それでは、学習研究社を採択候補といたします。

以上で全て教科ごとの図書に対しまして採択候補を挙げました。協議事項第1号・日野市立小学校教科用図書の選定について、をここで終了します。

ここで議事の都合上休憩をとりたいと思います。12分後の午後2時35分に再開します。

(休憩)

休憩 午後2時23分

再開 午後2時32分

[田口委員長]

再開いたします。

議案第22号・日野市立小学校教科用図書の採択について、を議題といたします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第22号 日野市立小学校教科用図書の採択について

[浮須教育部参事]

議案第22号・日野市立小学校教科用図書の採択についてご説明いたします。

提案理由は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律及び義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律の規定に基づき、平成21・22年度に日野市立小学校で使用する教科用図書を採択するものです。

先ほどのご協議に基づきまして、教科用図書を種目及び発行社を読み上げさせていただきます。

国語、光村図書出版。書写、光村図書出版。社会、東京書籍。地図、帝国書院。算数、東京書籍。理科、大日本図書。生活、日本文教出版。音楽、教育出版。図画工作、日本文教出版。家庭、東京書籍。保健、学習研究社。以上です。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。この件につきましては先ほど協議いただきましたけれども、さらにご質問やご意見がございましたらお願いいたします。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。議案第22号・日野市立小学校教科用図書の採択について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第22号は原案のとおり可決されました。

次に議案第23号・日野市立小・中学校特別支援学級教科用図書の採択について、を議題といたします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第23号 日野市立小・中学校特別支援学級教科用図書の採択について

[浮須教育部参事]

議案第23号・日野市立小・中学校特別支援学級教科用図書の採択についてです。

提案理由は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律、義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律及び日野市立小・中学校特別支援学級教科用図書採択要綱に基づき、平成21年度に日野市立小・中学校特別支援学級の児童生徒が使用する教科用図書を採択するものです。

議案書21ページの日野市立小・中学校特別支援学級教科用図書採択要綱をご覧下さい。特別支援学級教科用図書採択につきましては、本採択要綱に沿って実施してまいりました。なお、この要綱の制定は平成18年ですが、学校教育法の改正に伴い、本年4月1日付でその一部を改正しております。改正したのは2点です。第1点は、旧要綱の学校教育法第107条を学校教育法附則第9条に改めたこと。第2点は、旧要綱の主幹を主幹教諭と改めたことです。また、要綱第2条にありますように、小・中の特別支援学級で使用する教科用図書は、文部科学省検定済教科書、文部科学省著作教科書及び学校教育法附則第9条に規定する一般図書から成ります。

それでは、本日までの採択事務の経過についてご説明します。

6月20日、特別支援学級設置校長会並びに特別支援学級担任会で本年の採択の流れを事務局より説明し、各学校に特別支援学級教科用図書の調査研究を依頼しました。学校は校長の下に委員会を設置し、教科用図書について調査研究をし、全ての特別支援学級設置校から、7月31日までに教育委員会事務局に報告をいただきました。この調査研究委員会の構成は校長、副校長、主幹教諭、特別支援学級担当教諭、保護者代表並びに指導主事から成っており、各学校ごとに開催されました。

次に4ページの特別支援学級教科用図書採択資料についてご説明いたします。

1、調査研究の趣旨(1)特別支援学級における教科用図書の調査研究については、ただいまご説明したとおりです。

(2)調査研究の基本的な考え方は次の3点です。

  1. 児童・生徒の障害の種類、程度、能力、特性にふさわしい内容の図書であること。
  2. 可能な限り、系統的に編集されており、教科の目標に沿う内容を持つ図書であること。
  3. 学年進行にあたって、上の学年で使用することとなる教科書との関連性を考慮すること。

各学校の調査研究結果を一覧に整理したものが2の表になります。この一覧表の見方についてご説明いたします。日野第一小学校の欄をご覧ください。第1学年については、学年を単位として教科用図書を選定し、選定した教科用図書は一般図書と検定本の音楽であることを意味しています。第2学年については、児童ひとり一人、いわゆる個人を単位に教科用図書を選定し、選定した教科用図書は一般図書と検定本の国語と音楽であることを表わしています。下から2段目の七生中学校を例にとりますと、1年生から3年生までの全ての学年で学年を単位とした教科用図書を選定し、選定した教科用図書は検定本の国語、書写、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育と一般図書の技術家庭、英語であることを表わしています。

3の参考資料は、平成21年度使用の附則第9条に規定する一般図書の各教科ごとの冊数とすべての教科を合計した冊数が643冊であることを表わしています。

5ページをお開き下さい。ここから20ページまでは第一小学校から大坂上中学校まで、各学校ごとの調査研究結果をより詳細に表わしたものとなっています。5ページの第一小学校を例に簡単にご説明いたします。上のほうに児童数が表わされています。中段から種目、国語・言語の欄をご覧ください。市や検という文字が図書名の欄の先頭に記載されています。この意味は、学校教育法附則第9条に規定する一般図書については、市という文字、文部科学省検定済教科書は検の文字、文部科学省著作教科書は文の表記がなされています。第一小学校は5ページ、6ページ全体を通して検定本と一般図書からの選定となっておりますが、次の7ページの第三小学校をご覧いただきますと、検定本と一般図書に加えて、国語や算数のところでは文部科学省著作本が選定されていることが文という文字から読み取れるかと思います。

第一小学校に戻って説明を続けます。種目の欄をご覧ください。

特別支援学級用の教科用図書の種目は、国語・言語、書写、社会、算数、理科、生活、音楽、図工、家庭、保健そして最後に*印のついた生活となっております。この*のついた生活は、欄外にも説明書をつけておりますように、知的障害及び知的障害を併せ有する児童を教育する場合は、知的障害特別支援学校小学部の教科である「生活」をとることができるとされています。これが*のついた生活です。この*のついた生活は小学校1、2年生で学習する生活科とは異なり、日常の生活に結びつくような訓練等をするものです。この場合には小学校の社会、理科、生活、家庭の各教科の検定済教科書をとることができないこととなっております。この規定に基づいて第一小学校の場合は、*印のついた生活を教科用図書としてとっておりますので、社会、理科、生活、家庭の各教科の検定済教科書はとっておりません。このような見方で大坂上中学校までをご覧いただければと思います。

最後に、日野市全体の特別支援学級の教科用図書の調査研究結果をまとめますと、教師用を除いた教科用図書の使用冊数は、小学校では児童数93名に対して検定本110冊、著作本9冊、一般図書615冊となっており、一般図書を使用する割合が高くなっております。また、中学校では、生徒数31名に対して検定本158冊、著作本18冊、一般図書124冊となっており、検定本を使用する割合が高くなっております。以上で特別支援学級教科用図書の調査研究の経過並びに採択に関する説明を終わらせていただきます。ご審議をよろしくお願いいたします。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問がございましたらお願いします。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

初歩的な質問かもしれませんが、学校によって選定しない教科があるのですが、これはどういうことでしょうか。特に社会、理科、図工、家庭、保健等学校によって採択教科書のない教科があるのですけれども、これはどういうことですか。

[浮須教育部参事]

まず1つは、*印のついた生活を選択している場合については、社会、理科、生活、家庭は取れません。それともう1点は、子どもたちの障害の種類、程度、そういったことでの選択基準がございますので、個人を単位に教科書の選定方法をとっている場合には、そういったことで選択されない教科が出てきているものと考えております。

[馬場委員長職務代理者]

教科書がないからやらないというわけではないのですね。

[浮須教育部参事]

そういうことではありません。

[馬場委員長職務代理者]

例えば*印の生活の場合には理科や社会はないというご説明があったと思うのですが、八小の例をみますと、そうであっても社会、理科は選定しています。

[浮須教育部参事]

八小の例ですと、まず生活をとっています。3年生で*印のついた生活をとっていますので、3年生については社会や理科、そして家庭科の部分はとっていません。1、2年生については通常の生活、検定本の生活を選択しているということです。

[馬場委員長職務代理者]

分かりました。*印の生活で3年生がとっているので、上の3年のところはないわけですね。

[浮須教育部参事]

理科や社会は取っていないということです。

[田口委員長]

他にご質問ございませんか。

[田口委員長]

ないようですので、ご意見を伺います。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。議案第23号・日野市立小・中学校特別支援学級教科用図書の採択について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第23号は原案のとおり可決されました。

ここで休憩をとりたいと思います。5分間休憩をとります。

(休憩)

休憩 午後2時49分

再開 午後2時54分

[田口委員長]

再開いたします。

議案第24号・学校運営協議会を置く学校の指定について、を議題とします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第24号 学校運営協議会を置く学校の指定について

[下田教育部主幹]

学校運営協議会を置く学校の指定についてです。

提案理由は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第47条の5第9項の規定による、東京都との事前協議が整いましたので、日野市学校運営協議会規則第3条の規定に基づき、日野市立平山小学校を指定するものです。

学校運営協議会につきましては、7月の定例教育委員会で規則を制定していただきました。その後すぐ、東京都に事前協議をいたしました。そして8月6日に異議なしの旨の回答を受理しております。さらに、7月25日付で平山小学校と地域連名で平山小学校を指定してほしい旨の要望もいただいております。そのような経過を踏まえて、指定をお願いするものです。

学校運営協議会を置く学校は日野市立平山小学校。指定期間は規則にありますように4年間ですので、平成20年10月1日から24年9月30日までということで指定したいと思います。よろしくお願いいたします。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問がありましたらお願いします。千葉委員。

[千葉委員]

指定期間は年度途中ですけれども、この点は実務運営上問題ないのですか。

[下田教育部主幹]

規則では指定期間は4年とするということで、平山小学校は10月スタートで確かに年度とずれています。これにつきましては、今後、平山小学校の活動の状況を見ながら、場合によっては年度と合わせるような、委員の任期も含めて改正を考えていきたいと思っておりますが、当面このままいきたいと考えております。

[田口委員長]

他にございますか。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

実際問題として学校運営に関する諸計画についての承認ということになりますと、4月発足ということになるとその前に計画を出して教育委員会に届出たりしますから、かなり来年度の計画については難しいですね。ですから10月から始めて2月頃までに新しいコミュニティスクールとしての諸計画の準備ができればと思います。具体的に学校の運営は4月から始まりますから、出発でちょうどいいのかなと思っています。だから、間際にではなく、事前に10月から来年度こういうふうにやりたいということを校長が出して、検討し、良いものができれば良いかと考えています。

[田口委員長]

他にご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。学校運営協議会を置く学校の指定について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第24号は原案のとおり可決されました。

次に議案第25号・図書館基本計画の決定について、を議題といたします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第25号・図書館基本計画の決定について

[小澤図書館長]

議案第25号・図書館基本計画の決定についてご説明します。

提案理由は、図書館基本計画案について、6月にパブリックコメントを実施した結果、原案の一部を修正したうえで、図書館基本計画を決定するものです。

まず、パブリックコメントの結果からご説明いたします。別添お配りしました資料、日野市立図書館基本計画へのパブリックコメントについて3枚綴りの資料で説明します。パブリックコメントにつきましては、5月の教育委員会にて報告事項として原案をご報告しました後、6月1日から22日までの間、市民から意見を募りました。

結果、個人から10名、団体から2件、合計12件のご意見をいただきました。これを計画案の章立てごとに分類いたしますと、1番の策定委員会についてのご質問から最後の21番の市民ボランティアのあり方について、ほぼ21項目にわたるご質問をいただきました。ご質問の中で、計画案の一部を修正した項目についてご説明いたします。5番、図書館利用に障害のある人々へのサービスについてというご意見をいただきました。ご意見ですが、「聴覚障害者へのサービスが全くと言っていいほど触れられていません。また、視覚障害者についても、録音図書だけでなく、大活字本や点字資料等の提供についてふれるべきであると考えます。点字講習、市政情報は点字についても触れられています。」計画案の中に触れられておりませんでしたので、大活字本や点字資料等の提供についての記載を付け加えております。

もう1点です。13番、大学図書館との連携についての(2)「実践女子大学図書館・短期大学図書館及び実践女子・短期大学図書館は、それぞれ実践女子大学図書館及び実践女子短期大学図書館であると思います。」というご指摘をいただきました。これにつきましては、固有名詞ですので、実践女子大学図書館及び実践女子短期大学図書館として修正をいたしました。

その他に9番、リクエストについてですが、「なかなか手に入らなかった自分の郷里の歴史の資料をリクエストしたら、都立図書館や国会図書館から取り寄せてもらえた。」他の図書館から取り寄せるサービスをしておりますが、今後とも確実に資料ができるように努めてまいります。励みになるようなご意見もいただきました。その他の意見につきましては、今後の運営の参考にしたいと思います。

パブリックコメントの結果、2カ所の基本計画案を修正して、添付の図書館基本計画案を策定したものです。

計画案につきましては、3~4頁に図書館基本計画の構成図がついております。これに従ってご説明いたします。

第1章は日野市立図書館の現状、第2章は基本理念・方針、第3章は重点的な取り組みを9項目に渡りまして述べております。第4章は部門別計画ですが、これにつきましては、重点的な取り組みをさらに細かく述べております。

重点的な取り組みにつきましては、

  1. 新たなサービス展開の拠点として新中央図書館の建設構想を進める。
  2. 既存施設の改修を進める。
  3. 移動図書館ひまわり号の活用。
  4. 図書館サービス網の拡大・整備。
  5. すべての利用者への基本的なサービスの一層の向上。
  6. 潜在的な利用者のニーズを満たすサービスの充実。
  7. 市政図書室の行政情報提供の充実。
  8. 関係機関との連携・協力の強化。
  9. 課題の発見・解決に取り組み、市民と共に歩む図書館運営組織づくりとまとめております。

以上で説明を終わります。よろしくご審議をお願いします。

[田口委員長]

事務局から説明が終了しました。ご質問ございますか。渡辺委員。

[渡辺委員]

今度の基本計画案を作成するにあたって、多岐にわたった記述になっていますけれども、特にどういう点が議論の焦点になったところなのでしょうか。

[小澤図書館長]

建物についての話題が多くありました。特に中央図書館、高幡図書館につきましては、老朽化、狭隘化が指摘されております。また、閲覧スペースの希望もございますが、いかにして実現させるか、その辺もありました。委員の中にはひまわり号への愛着がとても強い委員がおりまして、有効活用を図っていきたいと熱心な意見が述べられておりました。

[田口委員長]

他にご質問ございますか。

第3章の、建設構想を進めるという言葉がありますけれども進めていくのですか。

[小澤図書館長]

これにつきましては、市の財政状況が大きく関わってくると思いますので、この辺との兼ね合いで進めていかざるを得ないのかと思っています。

[田口委員長]

他になければご意見を伺います。

[田口委員長]

なければ、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。図書館基本計画の決定について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第25号は原案のとおり可決されました。

次に議案第26号・日野市立八ケ岳高原大成荘設置条例施行規則の一部を改正する規則の制定について、を議題といたします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第26号 日野市立八ケ岳高原大成荘設置条例施行規則の一部を改正する規則の制定について

[池田文化スポーツ課長]

議案第26号・日野市立八ケ岳高原大成荘設置条例施行規則の一部を改正する規則の制定についてご説明いたします。

本年6月に、日野市立八ケ岳高原大成荘設置条例の一部改正を実施しております。その中で、休前日に加えて、特定期間に使用する場合も宿泊料の500円割増ができる特定期間の新設をいたしました。また、利用者のニーズに合わせて、食事料金表の改定を行いますので規則の一部を改正するものです。

30ページ、31ページをお開き下さい。規則の中で、11条に新たに特定期間を追加するものです。特定期間につきましては、4月29日から5月5日まで及び12月29日から翌年の1月3日までといたします。ただし、休前日がこの特定期間内にあるときは特定期間を適用するという形で新たな条項を加えるものです。

32ページ、33ページをお開き下さい。

別表第2関係です。33ページの旧です。大人料理、子供料理、こちらを廃止いたしまして、32ページの新にありますように料理A、B、Cに改めるものです。これに伴いまして33ページ備考の第2項を削除しまして、以降1項ずつ繰り上げるものです。理由といたしましては、現在、高齢者や女性につきましては、大人料理では量が多過ぎるということで、子供料理のA定食を出しているのが現状です。また、この辺の部分のところで利用者側のニーズに応えるために今回新たに大人料理、子供料理を廃止しまして、料理A、B、Cという形で、特に料理B、1,600円を女性、高齢者、子ども向けのものにすることで改正をするものです。以上です。

[田口委員長]

事務局よりの説明が終了しました。ご質問ございましたらお願いします。

休前日が特定期間内にあるときは特定期間を適用するというのですけれども、例えば3連休のことをおっしゃっているのですか。

[池田文化スポーツ課長]

休前日に割増ができるというのは元々の条例の中にありました。プラスして特定期間を追加しましたので、今申し上げた特定期間の4月29日から5月5日までに休前日の土曜日が入った場合に、元々ある休前日に割増ができるという部分を適用するのか、あるいは特定期間の中で適用するのかという部分をこの但し書きのところで設けたものです。

[田口委員長]

これ以外には。

[池田文化スポーツ課長]

特定期間以外で割増ができるのは、もともとある休前日です。

[加島教育長]

割増がどれくらいなのか、説明して下さい。

[池田文化スポーツ課長]

割増は一泊500円です。

[田口委員長]

他にご質問ございますか。

[田口委員長]

なければご意見を伺います。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。日野市立八ケ岳高原大成荘設置条例施行規則の一部を改正する規則の制定について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第26号は原案のとおり可決されました。

次に報告事項に入ります。報告事項第17号・行政情報の公開請求、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第17号 行政情報の公開請求

[田倉学校課長]

報告事項第17号・行政情報の公開請求についてご報告します。

議案書45ページをお開き下さい。公開請求があった行政情報について次のとおり決定したので報告するものです。

46ページをお開き下さい。報告件数は4件です。決定内容についてですが、1番については、個人情報にかかわる部分を除いた部分公開といたしました。あとの3件については、全部公開といたしました。報告は以上です。

[田口委員長]

事務局より報告が終りました。ご質問、ご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、報告事項第17号を終了いたします。

報告事項第18号・指定管理者選定委員会の報告、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第18号 指定管理者選定委員会の報告

[池田文化スポーツ課長]

報告事項第18号・指定管理者選定委員会の報告をいたします。

48ページ、49ページをお開き下さい。

まず48ページ、指定管理者候補者選定委員会の名簿です。市民委員が4名、行政委員が4名となります。市民委員4名については固定です。行政委員の総務部長、企画部長、教育部長については固定です。下にあります担当部長については、それぞれの部署で1名出る形になります。選定委員については、随時8名という形になります。

49ページです。指定管理者の応募状況についてです。黒塗りをしている部分は教育委員会の関連する部署です。応募状況は、八ケ岳大成荘が4社、とよだ市民ギヤラリーが2社、市民プールが2社、グラウンド関係が3社です。ここが公募による施設23施設です。

続きまして50ページ、公募によらない施設が13施設です。その内の黒塗りの部分、日野市民会館、七生公会堂については更新ということで日野市企業公社の予定です。

続きまして51ページ、指定管理者選定委員会の開催スケジュールです。

既に7月28日、8月11日につきましては終わっております。8月11日については市民プールとグラウンド等の12施設についてのプレゼンテーションをすでに終了しました。次回8月22日に大成荘のプレゼンテーション、29日に市民ギヤラリー及び市民会館、七生公会堂等のプレゼンテーションを実施しまして、9月2日に教育委員会部局のまとめを実施する予定です。10月の定例会に議案として提出できるよう、現在進めているところです。以上です。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見ございますか。渡辺委員。

[渡辺委員]

選定委員会の市民委員は公募された方々ですか。

[池田文化スポーツ課長]

市民委員4名については、3名が公募で、1名は公募ではございません。

[渡辺委員]

1名の方はなぜ公募ではないのですか。

[池田文化スポーツ課長]

指定管理の委員を昨年度も務められており、経験者ということで一人の方については非公募でお願いをしたところです。

[田口委員長]

他にご意見、ご質問ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、報告事項第18号を終了いたします。

報告事項第19号・学校支援地域本部実施要綱の制定及び第1回学校支援実行委員会の開催、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第19号 学校支援地域本部実施要綱の制定及び第1回学校支援実行委員会の開催

[池田文化スポーツ課長]

報告事項第19号・学校支援地域本部実施要綱の制定及び第1回学校支援実行委員会の開催についてご報告します。

平成20年度文部科学省の委託事業である学校支援地域本部事業について東京都より日野市教育委員会へ委託の内示がありました。これに伴いまして、事業を実施するため学校支援地域本部実施要綱を制定し、第1回学校支援実行委員会と併せて報告するものです。

54ページ、55ページをお開き下さい。学校支援地域本部実施要綱です。

第1条、目的。日野市学校支援地域本部に関して必要な事項を定めることを目的としております。

第2条、趣旨。地域全体で学校教育を支援する体制づくりを推進し、教員の子どもと向き合う時間の増加、住民等の学習成果の活用機会の拡充及び地域の教育力の活性化を図ることを趣旨としております。

第3条、組織。日野市学校支援実行委員会を設置するということ。また、実行委員会のもとに各学校に地域本部を設置するということです。

第4条、実行委員会。地域本部事業の推進に係る企画、協議及び事業評価をする部署がその実行委員会という形になります。実行委員会の組織メンバーにつきましては、教育長を筆頭にこちらに記載されているとおりです。座長につきましては教育長をもってあてることになっております。

第5条、地域本部。地域本部は地域全体で学校教育を支援するため、学校と地域の連携体制の構築を図り、学校支援活動の計画、実施、人材バンクの情報収集、広報活動などを行うこととなっており、17校全小学校に設置することになっています。メンバーにつきましては、コーディネーター及び学校評議員等の学校長が依頼する委員をもって構成することになっています。

第6条、コーディネーター・サブコーディネーターの配置。地域本部内にコーディネーター及びサブコーディネーターを配置することになっております。

第7条、事業の内容。コーディネーターは、地域本部の計画のもとに、学校からの要請を受けて、地域の人や人材バンクの中から学校支援者を紹介するということになっています。

第8条、人材バンク。学校支援ボランティアを募集して人材バンクを作成します。これにつきましては、文化スポーツ課で現在作業を進めております。実施場所については、別表1に載っているとおり17校です。

第10条、委託期間。委託期間は、委託を受けた日から同年度の3月15日までとするものです。

第11条事務局につきましては、教育委員会文化スポーツ課に置くことになっております。付則につきまして、この要綱は平成20年7月24日から施行するものです。

引き続き56ページ、57ページをお開き下さい。第1回学校支援実行委員会の開催についての報告です。去る7月31日の木曜日、午後7時から505会議室で実行委員会を開催しました。出席者につきましては記載のとおりです。会議内容につきましては2点です。まず1点目、学校支援地域本部の概要についての説明です。学校地域本部につきましては、コーディネーターが地域本部の計画のもとに学校からの要請を受けて人材バンク等学校支援者を紹介することは先ほど述べさせていただきました。このコーディネーターに担っていただくことになっております。またサブコーディネーターとして学力向上支援者をお願いすることになっています。会議については1学期に1回程度開催していく予定です。また人材バンクにつきましては、9月頃に第1回目の人材バンク資料を各学校に配布する予定で文化スポーツ課で作業を進めているところです。

続きまして学校支援実行委員会の役割についての説明をいたしました。この支援実行委員会、こちらはこの事業を実施するにあたりまして日野市として東京都に2点申請をしております。まず1点は学習支援活動、2点目が登下校の安全指導ということで、現在すでに各学校において、学習支援活動、登下校の安全指導については行っているところですが、さらに、社会人講師等を使って、登下校の安全指導についても地域の方々の協力を得て安全の強化を推進していきたいということで実行委員会の方向性がまとまりました。また、平成21年2月に実行委員会は各学校からの事業実施に伴う結果報告をもとに事業の評価をしていただいて、21年度へ課題としてつなげていきたいと思っています。以上です。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見ございますか。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

趣旨は大体分かるのですが、1点目は学習の支援活動と2点目は登下校の安全指導となっております。ただ、よく分からないのは、教員が子どもと向き合う時間を作るというのは具体的にどういうことですか。

[池田文化スポーツ課長]

例えば、地域の方々の協力をもらって、先生がちょっとした雑用と言ったら変ですけれども、やっている部分を地域の方々の協力をもらって、先生がその業務に携らないような形をとれれば、児童・生徒と先生の向かい合う時間というのが確保できるかと思います。

[馬場委員長職務代理者]

逆になくなるわけでしょ。子どもと先生が子どもと向き合う時間は、地域の人が子どもと向き合ったら先生が子どもに向き合う時間は少なくなりますよね。

[池田文化スポーツ課長]

先生が子どもと向き合う時間ではない部分です。その部分を地域の方々に担ってもらえれば、その分、生徒と向き合う時間ができます。

[馬場委員長職務代理者]

そういうことですよね。例えば小学校の場合には授業を通して子どもと向き合っているわけです。それ以外に休み時間だとかあるいは給食の時間だとか、そういう時でも向き合う。ところが今はそういうふうに向き合う時間がとれないと言うわけです。とれない原因は何なのかというと、要するに多忙化というのですけれど、そうではなくて、先生が子どもと向き合える時間をとるということは、要するに先生が教育というか本務に専心できる体制を作るということだと思います。そうすると、やはり雑務というものをできるだけそういう方に担ってもらう。

例えば理科学習で一番先生が大変な理科の実験の準備や掃除、あるいは極端に言えば印刷、教材をある程度先生が作って、それをまとめる等、そういうことではないかなと思います。ですから直接、支援者が子どもに何か教えるというのはいいと思います。それを教員が子どもと向き合う時間と表現をしてしまうのは違うのではないかと思います。私は多忙教師を支援、教員が子どもと向き合う時間をつくるというのを言葉の調子で言っているような気がしてしょうがない。だから具体的に、こういう表現ではなくて、実質、先生が教科の指導、各指導、あるいは子どもと遊んだり触れあったりする時間を確保をしてあげる。そのためには学校体制をどうしたらいいのか、そういうところを十分に考えてほしいのです。学習支援活動というのはそういう意味じゃないかと思います。

[池田文化スポーツ課長]

今まさしくおっしゃられたそういう部分を理想としてもっていきたいと思っています。

[馬場委員長職務代理者]

あるいはそういう支援者が授業をしている間に先生が教材研究ができるということも、間接的には子どもと向き合う時間と私は思います。ですから、どうも言葉の使い方が曖昧な気がして仕方がないです。ですから、もっと教師の支援体制のあり方の本質はどこにあるのかということを見極めてほしい。

[田口委員長]

渡辺委員。

[渡辺委員]

教師が多忙だと言われる中身を洗うことが重要ではないかと思います。それをサポートするには、今の理科の実験の準備が例示されたけれど、どういうことが考えられるのか。現場での先生の希望等を汲み取って、それがボランティアでできるものなのか否かはあると思います。そういうものの区分けをして具体的に要請しないと、一般的に支援すると言われても現場も困ってしまうのではないでしょうか。

[池田文化スポーツ課長]

その辺につきましては、各学校に学校支援地域本部をつくるために一通りの説明は全体でしているのですけれども、一校一校回って、それぞれの学校のニーズにあった形でお話を聞いてこなければいけないということで、今その学校回りを実際にやっています。

それと、アンケートを学校からとって、実際に今やっている支援活動とこれからやってほしい、学校で希望する支援活動のアンケートをとったりしていますので、そういう中で人材バンクをつくっていきながら、それぞれの学校のニーズにあった支援体制づくりを整えていきたいと思います。

[田口委員長]

教育長。

[加島教育長]

先ほどお話がありましたけれど、この支援本部のボランティアが自分自身で授業を行うということは考えていません。それは教員がやることです。これは本部ですから、教員に代わって授業をやるなんてことはありません。

それからやはりバックアップ体制に中心があると考えています。ですから、図書館活動を行うときに、バックアップする人がボランティアとして図書館に入り、教員をサポートする等が一つの例としては考えられていて、各学校からこんなところを助けてほしいというアンケートが今、出てきていますから、そういうものを踏まえて考えていきたいと思っています。

[田口委員長]

他にご質問やご意見はございませんか。

[田口委員長]

なければ、報告事項第19号を終了いたします。

次に平成20年9月の行事予定について事務局より説明をお願いいたします。

※平成20年9月の行事予定については省略

[田口委員長]

これより議案第27号に入りますが、本件に関しましては公開しない会議の中で行いますので、関係職員以外の事務局説明員は退席しても差し支えないと思います。異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしということですので、関係職員以外の事務局説明員は退席してください。

なお、本件の終了をもって平成20年度第5回定例会を閉会といたします。

(関係職員以外退室)

[田口委員長]

以上をもちまして、本日の案件はすべて終了いたしました。

これにて平成20年度第5回教育委員会定例会を閉会いたします。

閉会午後3時37分

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