平成20年度第2回教育委員会定例会 会議録

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ページID1004444  更新日 平成30年2月16日

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平成20年度第2回日野市教育委員会定例会

開催日時

平成20年(2008年)5月8日(木曜日) 午後2時01分~午後3時56分

開催場所

教育委員会室

議事(要旨)

開始午後2時01分

[田口委員長]

ただいまから、平成20年度第2回教育委員会定例会を開会いたします。

議事に入ります前に、本日は傍聴希望者がいらっしゃいますので、傍聴を許可したいと思いますが、異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、傍聴を許可いたします。

[田口委員長]

本日の会議録署名は、千葉委員にお願いいたします。

本日の案件は、議案5件、請願審査1件、報告事項4件です。会議の進め方ですが、まず請願審査を行い、その次に議案を審議したいと思います。また、議案第11号は人事に関する案件のため、公開しない会議とし、会議の最後に審議したいと思いますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、請願審査後に議案を審議いたします。

それでは議事に入ります。請願第20-1号・新学習指導要領を宣伝する『文科省の、保護者向けパンフレット』の配布で、子どもたちを「伝書鳩」に利用したことに抗議すると共に、今後、文科省の宣伝パンフやチラシの配布方法で、子どもたちを「伝書鳩」に利用しないよう求める請願、を議題とします。事務局より説明をお願いいたします。

請願第20-1号 新学習指導要領を宣伝する『文科省の、保護者向けパンフレット』の配布で、子どもたちを「伝書鳩」に利用したことに抗議すると共に、今後、文科省の宣伝パンフやチラシの配布方法で、子どもたちを「伝書鳩」に利用しないよう求める請願

[徳田庶務課長]

議案書31ページの請願文書表をお開きください。

請願番号、請願第20-1号。受付年月日は、平成20年4月10日。

件名は、新学習指導要領を宣伝する『文科省の、保護者向けパンフレット』の配布で、子どもたちを「伝書鳩」に利用したことに抗議すると共に、今後、文科省の宣伝パンフやチラシの配布方法で、子どもたちを「伝書鳩」に利用しないよう求める請願です。

請願者は記載のとおりです。なお、ほか11名とございますが、審査の結果、2名となっております。なお、本日5月8日付で93名の追加署名の提出がありました。結果として、ほか93名をプラスする形になります。

[渡辺委員]

全部で95名ですか。

[徳田庶務課長]

そういうことになります。

[田口委員長]

請願者より申し出がありましたので、請願の事情を述べていただきますけれど、それでよろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

それでは、請願者は5分程度で請願の事情を述べて下さい。

[請願者]

こんにちは。千葉さん、はじめまして。請願者でございます。これは録音しておりませんから、時間を見るためです。小学校の保護者でございますが、この文部科学省のパンフレットは、子どもに無理矢理というか、持たされて帰ってきたということで、この内容は非常に問題があると。それを一斉に配るのはおかしいということで請願を出させていただいた次第です。

まず、請願の趣旨としてはさっきおっしゃったとおりでございますが、請願の理由として、この文部科学省のパンフレット、学習指導要領の宣伝のパンフレットに書いてある中身が非常に問題があるということです。具体的に申しますと4ページに、わが国と郷土を愛しというのが書いてございますが、これがどうやって入ったかということについて請願理由の1というところに書かせていただきましたが、衛藤晟一さんという自民党の日本会議という政治団体に入っておる方が、文部科学省に、2月15日の改定案が出た段階で行って、教育家庭課というところに行って、産経新聞に写真が出ておりましたが、いろいろ物を言ったようでございます。で、総則にわが国を愛しが入ってしまったということが請願理由の1の最初に書いたとおりですね。非常に総則というのは重みがあるんです。全教科を横断的に拘束する危険性があるので、総則にこれが入ったというのは初めてです。今まで道徳や社会に入っていましたけれども、非常に危機感を感じます。国を愛するというのは一見するとよさそうにも見えるけれども、伊吹文部科学大臣は、教育基本法の改悪の審議があった2006年の国会のときに、岡田直樹議員に対して、国を愛するというのは国を守る、国防と。軍事力を使って国を守る。とういうことは誰か死ぬわけですね。そういうことと整合性を、自民党の憲法草案に書いてあるそれと整合性をとったとはっきり言っております。それは海外に自衛隊が出ていくことも愛国心のうちの一つとして育てていくという答弁をしておりますので、非常に国を愛するというのは自己犠牲を払わせる、子どもを不幸にすることになるということが言えると思います。

君が代についてもう一つ非常に気になるのは、最初の、89年の学習指導要領は児童の発達段階に即して指導するとありましたから、少しは成長過程を配慮して教えれる。ところが、98年の指導要領はいずれの学年においても指導すると。6歳、7歳児から強制することを書いております。そして今回の指導要領の改悪で、いずれの学年においてもというのを踏襲していたんですよ、最初の改定案は。ところが衛藤さんは、これは産経に載っていますけれども、はっきり圧力をかけて、いずれの学年においても歌えるよう指導するというとんでもない、非常に右寄りの内容にかえてしまったと。ついでに、さっき伊吹さんが言ったように、国際貢献という言葉も入れてしまったということで、自衛隊についても非常に危険な方向で、政府見解ばっかり書かせる危険性があると。この会場にいらっしゃる方のお子さんも、ひょっとしたら中学生のお子さんがいらっしゃったら、本当に安倍さんや福田さんを守るために自分の子どもが犠牲になるということは、どんなに愚かなことかとよく感じていただきたいと思います。

それから請願理由の2に書きましたが、発達過程ですね、生徒の、児童の。1年生から5年生までは憲法を学びません。ですから思想・信条の自由も知らない。勉強も十分できないわけだし、天皇ということについては何も分からない子もいるかもしれません。6年で初めて現在の指導要領だと天皇について教える。それも天皇について敬愛の念を教えるという、どこかの全体主義の国のような教え方をするようでございます。天皇については、私はいろいろな見方があっていいと思うけれど、敬愛という、敬えというだけの、全体主義のような教え方をするわけですが、それにしても一応、憲法の思想・信条の自由は6年生に教えてもらえる。だけど5年生まで教えてもらえないのに、無理矢理、さっき言ったようにいずれの学年においても君が代を指導する等、本当におかしいことだろうと思っております。

そういった面で、私は請願理由の2に書いたように、今度の学習指導要領は、非常に中流教育になっているという形勢を感じております。

請願理由の3にいきまして、この辺非常に腹が立つことがございますが、文部科学省はどういう嘘をやってきているか。教育基本法の改悪でやらせ、さくらというのがあったというのは皆さんご存知のとおりですけれど、ここへ中教審答申をもってきたんですけれども、中教審の今年1月17日の答申の60ページに嘘が書いてあるんですね。というのは、中教審はパブリックコメントをとらなきゃいけないんです。私もパブリックコメントをやっていまして、パブリックコメント全文を文科省に行ってもらってきたわけですね。そうしたら、愛国心とか君が代とかについては賛成より反対の方がむしろ多かったんです。道徳教育についても愛国心を教えるなんていうのは多かったけれども、この中教審答申の60ページは、道徳教育を充実強化すべきという認識では一致していると書いてあるんです。これは嘘です。一致してないんですよ。反対の意見もあるのに嘘をついているのが文部科学省ということですね。

請願理由の3に書いたパブリックコメントについてですが、なかなか公表しませんでした。2月15日から3月15日ぐらいまで、1カ月とったわけですね。私も反対の意見をしましたけれども公表しないんです。社民党の日森文尋衆議院議員が、4月9日の衆議院の委員会で追及しても出さない。そこでいろいろ日森さんが頑張って、われわれも頑張って文科省に声を寄せてやっと公表されたんですけれども、この中に何人か文科省に行かれて見に行った方がいらっしゃるんですけれども、見に行くと驚きますね。全部右翼が200枚、300枚、同じホーマットで愛国心を書き込んでください、君が代を書き込んでくださいということを右翼が200枚、300枚同じなんです。なかには5人同じ筆跡、筆跡が同じなんですよ。愛国心を持たせてくださいって。筆跡が同じでそれがカウントされているんですよ。文科省の係長に聞いたら、なんと、「これカウントするんですか、本当に」と聞いたら、「するんです」と言うんですね。そんなおそろしい、いい加減なパブリックコメントでもって文部科学省は愛国心を今回、3月28日に入れたということをよく踏まえてこのパンフレットは嘘を書いている。そのわりにこのパンフレットは石川遼君とか吉本ばななさんとかそういう方を人寄せパンダに使って、それでいかにも親しませるようにしている。おかしいと思います。

是非、こういうパンフレットは今後、配布するのであれば職員室に置いておくとかして、いわゆる置きチラシみたいに自由に持っていってください。これで自由に配れることになると思うんです。是非、これを強制的に子どもを伝書鳩、道具みたいに、子どもは道具じゃないわけですから、人間なわけですから、子どもをそういうふうに伝書鳩に使って配布することは、今度おそらく心のノートの改訂版がありますから、そのときまたチラシを配ると思います。浮須さんあたりもそういうのを今後おやりになると思いますけれども、絶対子どもを利用しないでほしい、だいたいそんなところです。

最後に一言、さっき言った教育基本法の改悪でどんな茶番があったか一言言いたいんですけれども、ご承知のようにタウンミーティングというのがありましたね。あのときに、私、八戸会場の話を聞いたんですね。そうしたら、司会のアナウンサーがふるわけですよ。原稿はできているんです、誰に当てるか。「さあ、次は誰に当てようかなー」と言って会場を見て、紙を見るんですよ。「Dの席の、あっ、その男性」と、こういうふうに言って、嘘を演じるわけですね。そうやって文部科学省は嘘を演じて、当てる人を最初から決めていて当てていた。そんなようないい加減な教育基本法の改悪でもって学習指導要領を変えるというのはおかしいということを最後に申して、変えるにしても、少なくともこういうパンフレットの配布はやめてほしいということを申して請願を終わりたいと思います。

是非、いい審議をお願いいたします。みんな注目しております。99人が注目しています。どうもありがとうございました。

[田口委員長]

ありがとうございました。

それでは、本請願に関係する事務局の取り組み状況を説明して下さい。

[浮須教育部参事]

学習指導要領は学校の教育活動の基本となるものです。日野市教育委員会におきましては、新学習指導要領の改定の趣旨や内容のポイントの周知を学校だけでなく広く保護者にも諮る必要があると考えております。また、新しい学習指導要領の内容は、児童生徒や保護者の立場に立てば、通常、子どもを通して各家庭に配布している学校だより等と同じように必要な情報です。そこで、4月1日、本市教育委員会が文部科学省から受領した新学習指導要領のパンフレットは、4月7日月曜日から11日金曜日までの間に各幼稚園、小学校、中学校に届け、それぞれの園や学校から各家庭に配布されました。以上です。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問がありましたらお願いいたします。渡辺委員。

[渡辺委員]

この請願文書のところで、請願者等の要請を受けたようですけれども、置きビラ方式にするように等の要請はあったのですか。

[浮須教育部参事]

直接、私はお会いしてそういう要請を受けたということはございません。メールでそういった内容が届きました。

[渡辺委員]

それに対して返答をなさったことはありますか。

[浮須教育部参事]

はい。一度、最初のメールには私から返事をいたしました。

[渡辺委員]

それはどういう内容ですか。

[浮須教育部参事]

今申し上げましたように、学習指導要領の趣旨ということで、教育委員会としては、広く保護者に周知を図ることが必要だと考えていますという趣旨の返事をいたしました。

[田口委員長]

他にご質問ございますか。千葉委員。

[千葉委員]

この学習指導要領のパンフレットのほかに、文部科学省もしくは厚生労働省、法務省等、国の機関からの印刷物等を学校を通じて配布する機会はございますか。

[浮須教育部参事]

はい。国や都からの文書について、学校を通して配布することはあります。

[千葉委員]

具体的にはどのような文書ですか。

[浮須教育部参事]

例えば、インフルエンザ等が流行した場合の予防措置でありますとか、子どもの安全に関わるもの、あるいはいじめ等に関わるものについては配ることはございます。

[千葉委員]

了解しました。

[田口委員長]

他にございますか。渡辺委員。

[渡辺委員]

例えば文科省の送付についてという文章のところで、配布の仕方の例示として、年度当初に開催される保護者総会で配布し、内容について校長先生から説明いただく等と、要するに保護者の理解が深まるやり方がいろいろあるよということで、特別、子どもを通して配るとかということではないわけですよね。いろいろなやり方があるよということが趣旨ですよね。

[浮須教育部参事]

はい。そうです。

[田口委員長]

他にご質問ございますか。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

特に教育委員会として、子どもを通して配るという指示はなかったわけですよね。

[浮須教育部参事]

はい。

[馬場委員長職務代理者]

そういう指示はしてないですね。

[浮須教育部参事]

はい。

[田口委員長]

他にございますか。

なければご意見を伺います。教育長。

[加島教育長]

今回の学習指導要領を宣伝するこうしたパンフレットの配布について、まず前段で抗議すると。抗議するということはこの請願の前段ですから、内容的には最後の結びに、今後、予想される文科省の次期宣伝パンフやチラシの配布で、子どもたちを「伝書鳩」に利用しないように要請しますと、ここがこの請願の趣旨ではないかと思います。

私は文科省やその他公的機関から今後も保護者に届けてくださいという依頼があるのではないかと思います。その依頼があった場合に、そのときどきの判断によりますけれども、やはり家庭に配ることが今後も予想されるということがありますから、今回、この請願で今後子どもたちを使うな、絶対使うなと縛ることはなかなか難しいのではないかと思いますので、私の意見としては、これは不採択としていただきたいというのが意見です。

[田口委員長]

他にご意見ありますか。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

私も、教育委員会でこういう文書をこういう方法で配れ等、言うことはできないと思います。やはりどんな方法で家庭に周知させるかというのは、やはり学校長を通じた学校の判断があるのではないかと。よほど特別な内容でなければ、教育委員会が特にこういう方法で配れというようなことはないと思いますので、私も縛るようなことは避けたいと思います。だから不採択です。

[田口委員長]

今、不採択のご意見がふたりから出ましたけれども、他に、渡辺委員。

[渡辺委員]

請願趣旨の中でたびたび、縷縷述べていらっしゃったし、請願理由の3項目がありまして、新学習指導要領については、国民、市民の間でも賛否両論、様々あると思います。請願者がおっしゃるように、こういう問題だけではなくて、授業時間が増えること、いわば鳴り物入りで騒がれたゆとり教育を事実上見直していく方向の問題等、もう少し議論してもしかる問題ではないのかなと思いますが、それとこの伝達方式のこととは分けて考えるべきだと思います。

今、馬場委員がおっしゃったように、教育委員がこういう配り方をしなさい等と言うのではなく、学校長を中心に学校が配布の仕方、請願者がおっしゃるように、学校の中で玄関等に置いて配布するというやり方もあるでしょうし、そういうことを含めて、学校で判断をしていただくことだと。教育委員会がこういう配り方をしなさいというのは妥当ではないと思いますから、今後もそういう趣旨を踏まえて、対処していただければと思います。

[田口委員長]

他にございませんか。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終了いたします。

不採択のご意見が多いようです。請願第20-1号については、不採択とすることに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、請願第20-1号については、不採択とすることに決しました。

ここで議事の都合上、休憩をとりたいと思います。午後2時30分から再開いたします。

(5分間休憩)

休憩 午後2時22分

再開 午後2時29分

[田口委員長]

再開いたします。

議案第7号・日野市体育施設条例の一部を改正する条例の提出について、を議題とします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第7号 日野市体育施設条例の一部を改正する条例の提出について

[池田文化スポーツ課長]

議案第7号・日野市体育施設条例の一部を改正する条例の提出について提案理由をご説明いたします。

平成15年9月に地方自治法の一部が改正されまして、公の施設の管理運営を地方自治体が指定する指定管理者に代行させる指定管理者制度が導入されました。

このたび、日野市教育委員会の所管する体育施設についても、平成21年4月から指定管理者制度を導入するため、日野市体育施設条例の一部を改正する条例の制定について議案上程をするものです。またあわせて、第3次日野市行財政大綱の中で、使用料、自主財源の確保、使用料の見直し等が謳われております。このたび、それらのものを受けまして、無料の体育施設についても維持管理にかかる費用の一部を受益者負担として使用料を徴収するものです。

なお、使用料徴収の見直しにつきましては平成20年10月1日より施行するものです。

それでは新旧対照表でご説明をいたします。8ページ、9ページをお開きください。第12条に指定管理者による管理の条項を追加するものです。第1項で管理を指定管理者に行わせることができることについて定めております。第2項で施設の休場日の変更、使用区分、使用時間等を変更できることについて定めております。第13条で指定管理者の業務の条項を追加しています。

10ページ、11ページをお開き下さい。

第1項で使用の許可及び使用の制限に関する業務。第2項で維持及び修繕に関する業務、第3項で利用に係る料金に関する業務、第4項で指定管理者が管理上必要と認める業務を定めております。

続きまして第14条に利用料金の条項を追加しております。第1項で管理を指定管理者に行わせる場合には、体育施設使用者は、利用料金を指定管理者に納めなければならないこと。第2項で利用料金の額は、条例で定めている使用料の額を上限額として指定管理者が定めることができるということです。それとあわせて、収入として収受できるということについて定めております。第3項で利用料金の減額又は免除について定めております。第4項で還付が生じた場合の還付ができる項目について定めております。

12ページ、13ページをお開き下さい。

先ほど申しました一部受益者負担の部分です。万願寺グラウンド及び万願寺中央公園グラウンドの2ヵ所について、無料から、それぞれ800円、1,000円に料金の改定をするものです。以上です。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問がございましたらお願いします。渡辺委員。

[渡辺委員]

万願寺グラウンドと万願寺中央公園グラウンドの2ヵ所で、現行では無料のものが800円、1,000円と使用料が徴収されるということですけれども、例えばテニスコート等は使用料を払っているわけですね。そういうものとの整合性を図ろうとしているのかどうか。

もう1点は、800円、1,000円というのは、突然出てきたのではないと思いますが、例えば近隣の市の平均的な使用料の例を参考にされた等、ご説明をいただければと思います。

[池田文化スポーツ課長]

まず1点目のテニスコート等につきましては、実際に旭が丘中央公園テニスコートは約600円ということで有料化になっております。現在、体育施設の中で野球の部分についてはグラウンドが無料になっておりますので、特に差別を云々ということではございませんけれども、この2ヵ所につきましてはグラウンドとしてもそれなりの整備がされていますし、また、周りのフェンス等で囲いがされて中に自由に出入りができない施設ですので、その辺の関係で今回、有料化にしたものです。

2点目の金額についてですが、庁内で使用料の見直しPTが作った報告書があります。それに基づいて積算根拠については出しております。また、近隣の同規模の市町村の額等を調べた中で、適正な料金と判断しております。

[田口委員長]

指定管理者というのは来年度からこの2つに関しては決まるのですよね。有料化について、もう少し説明して下さい。

[池田文化スポーツ課長]

指定管理者につきましては、現在考えているのが市民会館と南平体育館を除いた12施設について、指定管理を導入する予定でいます。その中で指定管理の部分と有料化の部分というのは、今回条例1本で上げているのですけれど、別々で考えていただければと思います。また、有料化については今年10月から、この2つの施設については有料化をさせていただきます。指定管理については、また今年の秋、たぶん12月になると思いますが、12月の議案の中で、どこの施設をどこの業者に指定管理をさせるかというのは、また別の議案として提出をさせていただきます。

[田口委員長]

渡辺委員。

[渡辺委員]

このグラウンドを使用する利用者の方というのは、かなり頻繁に使われている方々だと思うのですが、そういう皆さんとの話し合い等は進めたうえで提案されているのでしょうか。

[池田文化スポーツ課長]

万願寺中央公園グラウンドと万願寺グラウンドにつきましては、主に少年軟式野球連盟とソフトボール連盟、この2つの団体が使われております。だいたい土曜日、日曜日は、ほとんど埋まっている状態です。今回この有料化等につきましては、それらの団体とお話をさせていただいて、市として第3次行革の中での、先ほどお話した使用の見直しと自主財源確保という中で有料化ということでご説明をして、了解をいただいております。

[田口委員長]

例えば、市民体育大会等で使いたいということもありますね。他の方と合致してしまった時はどうするのですか。

[池田文化スポーツ課長]

まず、市民大会については減免の措置がありますので料金については減免という形になります。それと連盟の使用については2分の1減額の減免措置があります。

市民大会と連盟と重なる場合については、文化スポーツ課で調整をして、重ならないような形で努めてまいります。

[田口委員長]

他にご質問ございませんか。

[田口委員長]

ないようですのでご意見を伺います。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。議案第7号・日野市体育施設条例の一部を改正する条例の提出について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第7号は原案のとおり可決されました。

次に議案第8号・第3期日野市立教育センター運営審議会委員の委嘱について、を議題とします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第8号 第3期日野市立教育センター運営審議会委員の委嘱について

[半田教育センター事務長]

議案第8号・第3期日野市立教育センター運営審議会委員の委嘱についてご説明いたします。

17ページをお開き下さい。次の者を、第3期日野市立教育センター運営審議会委員に委嘱するものとする。提案理由は、平成20年3月31日をもって第2期運営審議会委員の任期が満了するため、新委員を委嘱するものです。

18ページをお開き下さい。委嘱者の名簿です。記載のとおりです。

なお、任期につきましては、平成20年4月1日に遡及し、平成22年3月31日までといたします。以上で説明を終了いたします。よろしくご審議をお願いいたします。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問がありましたらお願いいたします。

[田口委員長]

なければご意見を伺います。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。第3期日野市立教育センター運営審議会委員の委嘱について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第8号は原案のとおり可決されました。

議案第9号・日野市立学校学校医等の委嘱の専決処分について、を議題とします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第9号 日野市立学校学校医等の委嘱の専決処分について

[田倉学校課長]

議案第9号・日野市立学校学校医等の委嘱の専決処分についてご説明いたします。

本件につきましては、日野市教育委員会教育長に対する事務委任規則第3条第1項の規定により、日野市立学校学校医等の委嘱の専決処分をいたしましたので、同条第2項の規定により報告し、教育委員会の承認を求めるものです。

提案理由は、委嘱することとなっていた学校薬剤師から、平成20年3月31日をもって辞退の申し出がありましたが、後任者の委嘱について4月の定例会に諮る時間的余裕がありませんでした。そのため、教育長専決により、その後任者を新たに学校薬剤師に委嘱しましたので、報告し承認を求めるものです。

20ページをお開き下さい。

委嘱者、解嘱者につきましては、表のとおりです。なお、20年度、21年度の学校医等の委嘱につきましては、2月の教育委員会定例会において同意を受けております。その変更の議案です。よろしくご審議お願いいたします。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問ございますか。

[田口委員長]

なければご意見を伺います。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。日野市立学校学校医等の委嘱の専決処分について、を原案のとおり承認することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第9号は原案のとおり承認されました。

議案第10号・日野市立小学校教科用図書採択要綱の制定について、を議題とします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第10号 日野市立小学校教科用図書採択要綱の制定について

[田倉学校課長]

議案第10号・日野市立小学校教科用図書採択要綱の制定についてご説明いたします。

提案の理由は、平成21年度日野市立小学校教科用図書の採択にあたって要綱を制定するものです。

22ページをお開き下さい。本要綱につきましては、教科用図書の採択という重要な事務手続きを定める要綱ですので、教育委員会にお諮りさせていただくものです。

なお、今年度につきましては、小学校において平成21年度、22年度の2年間使用する教科書について採択を行うものです。

22ページ第2条、採択を行う教科用図書についてご説明いたします。

採択を行う教科用図書は、文部科学大臣の検定を経た教科用図書の中から採択することとなります。従いまして、今回採択をいたします小学校の教科用図書につきましては、前回、平成16年度の採択以降、新たに文部科学大臣の検定を経たものがないことから、現在ある教科書について調査研究を行うこととなります。

続きまして第3条採択の時期です。その年度の8月31日までとするという規定です。教科用図書の採択につきましては、8月の教育委員会で採択をしていただく事務手続きを進めることになります。

続きまして第4条、第5条、第6条につきまして説明させていただきます。採択に関する組織として審議会、教科委員会を設けること。また、組織の委員構成等について定めたものです。審議会の委員につきましては、25ページをお開きいただきたいと思います。別表第3です。別表第3のとおり、委員12人の構成になります。前回の採択時には、公募による一般市民3人と保護者代表3人の6人を市民代表としておりましたが、今回の採択事務に関しましては、一般公募は行わずに、保護者4人に市民委員をお願いするということにいたします。

次に第7条です。審議会等の任務として、教育委員会に答申するまでの審議会、教科委員会、小学校における任務について規定したものです。今回採択を行う教科用図書につきましては、先ほどもご説明しましたとおり、新たに文部科学大臣の検定を経たものがないことを鑑み、採択手続きにかかる調査研究については、前回の採択内容にて用いた調査資料等を適時使用することとし、採択手続きの一部を簡略することが可能であるとされていることから、前回平成16年度に作成されました調査研究報告書等を活用し、手続きの簡略をしながら調査研究を行っていくという規定です。

最後に付則です。付則第2、この要綱は、採択時期である平成20年8月31日限りでその効力を失うという規定です。以上です。よろしくご審議いただきたいと思います。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問がありましたらお願いいたします。千葉委員。

[千葉委員]

今回、審議会の構成のところ第5条が、公募委員が前回と違ってなくなって、保護者委員4人となっていますが、こうした理由についてもう一度ご説明いただきたいと思います。

[田倉学校課長]

今回の採択する教科用図書につきましては、前回の採択時以降、文部科学大臣の検定を経た新しい教科書はないということで、その調査研究について簡略化することが可能だということが1点。

あとは、実際、教科書をお子さんがお使いになっている保護者が、この審査に加わるというのが適切ではないかと考えました。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

その件と関連して、第7条に審議会等の任務というのがあります。第7条第2項、調査研究報告書等を基にと書いてありますね。この等というところを説明していただけますか。

[田倉学校課長]

今回は前回と違いまして、平成16年度に学校で作成しました調査研究報告書があります。16年度の採択の時に作成したものを参考としながら進めさせていただくというのが一つ。それから、小学校では現在使用している教科用図書について調査研究を行っていたということですけれども、教科委員会につきましては、この16年度の調査研究報告書、それから新たに学校であげてもらう調査研究の報告書、実際の教科用図書、このあたりも基に調査研究するということで等という表現にさせていただいております。

[田口委員長]

この調査研究報告書というのは、平成16年度の時と今回と異なるところはありますか。

[田倉学校課長]

26、27、28ページに今回使用する報告書、答申書をつけさせていただきまして、基本的には様式は前回を踏襲しておりますが、それぞれの様式の最下段に特記事項を設けております。その中に、今回の新たな調査研究で出てきたもの、各学校あるいは教科委員会、審議会等の意見がこの部分に反映されてくるかと考えています。

[田口委員長]

渡辺委員。

[渡辺委員]

要綱とは直接関係ないのですけれども、このあと、どういう日程で進んでいくのでしょうか。

[田倉学校課長]

この議案が可決されました後、まず小学校で研究していただくことになります。ほぼ今月いっぱいぐらいをめどに小学校での調査研究をしていただきます。それから6月には教科委員会を設けて、その教科委員会で調査研究をお願いします。7月25日の週までには審議会を開催し、答申書を策定したいと考えております。そしてその答申書を8月の教育委員会の定例会でお諮りしていただく日程で考えております。

[田口委員長]

教育長。

[加島教育長]

7月が大詰めだと思っておりますけれども、もし必要があれば、教育委員会で勉強会をしてもいいのではないかと思っております。

[田口委員長]

他にご質問はございますか。千葉委員。

[千葉委員]

そうした勉強会の時に、私たちは実物を読むことは可能だと思うのですけれども、一般市民の皆さんが、現在日野市の公立学校で使用している教科用図書を閲覧する機会もしくは場所というものは公立図書館等でございますか。

[田倉学校課長]

今、そのまま見られるという状況にはございません。そういった機会も検討して、必要であれば設けるという形になるかと思います。

[千葉委員]

日野市の場合、前回の教科書選定に関しまして、いろいろな研究指導で、ここの場の論議の模様から活字になって公表されているという、公開度が比較的高いとして注目されております。それだけに市民の皆さんの関心も低くないわけですので、それほどコストのかかるものでもないので、是非、閲覧できるような機会と、市報等を通じての周知徹底をお願いしたいです

[田倉学校課長]

今、見られる状況にないとご説明しましたが大変申し訳ありません。教育センターにありますので、閲覧は可能です。

[田口委員長]

他にはご質問ございませんか。

[田口委員長]

なければご意見を伺います。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。日野市立小学校教科用図書採択要綱の制定について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第10号は原案のとおり可決されました。

次に報告事項に入ります。報告事項第8号・平成20年度「選べる学校制度」の状況報告、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第8号 平成20年度「選べる学校制度」の状況報告

[田倉学校課長]

報告事項第8号・平成20年度「選べる学校制度」の状況についてご報告いたします。

34ページ、35ページをお開き下さい。まず35ページの表についてご説明させていただきます。35ページの上段の表が小学校の表です。この表の見方についてご説明させていただきますが、小学校につきましては、表の七生緑小の下にある計の横を見ていただきたいのですが、平成20年度学区内の対象者が1,541人おりました。この内、日野市立の小学校に入学された人数が1,515人、私立の小学校等に進学された方が26人、そして市立学校を希望された1,515人の内、指定校以外の学校を選んだ人数が244人、選択率が16.1%となりました。前年の選択率がその下に、平成19年度が14.3%でしたので1.8%の増となりました。

学校別の入学者数につきましては、この表の右側の欄にある人数のとおりです。

同じようにその下段が中学校の数字です。学区内の対象者が1,434人、この内、日野市立の中学校に入学した方が1,258人、176人が私立等の中学校に進学されております。市立の選択率が88%という数字になります。指定校以外の学校を選んだ人数が214人、選択率が17%です。昨年の選択率が16.6%ですので、0.4%の増となっております。

同じく各学校の入学者数については、一番右側の欄の数字のとおりです。

34ページの表をご説明いたします。この表は、他の学区域から入学希望者が何人いて、また他校を選択した方が何人いたかを示す表です。

最上段の日野第一小学校で説明させていただきます。表を横に見ていただきたいと思います。第一小学校には四小学区から3人、七小から1人、東光寺小から4人、仲田小から7人、合計15人が入学いたしました。その反対に一小学区から他校を選択したものの人数が縦計の数字です。二小に1人、四小に2人、潤徳小に27人、七小に8人、東光寺小に1人、合計39人が他校を選択したという状況になっております。上が小学校、下が中学校の状況です。この表から、小学校では、一小あるいは四小から潤徳小を選択した人数が多いこと。それから中学校では、一中から三沢中を希望された方が多かったという数字が見てとれるかと思います。これらは、万願寺区画整理事業地内の調整区域からの選択が大きな要因となっております。こういった調整区域の扱いや一部の学校への集中等も若干見られているという課題がございますので、今後、選べる学校制度プロジェクトチームが検討結果等を踏まえた報告書も作成しております。こういった検討の結果も踏まえて、通学区域の見直し等、今後の対応を考えていきたいと考えています。以上です。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見ございましたらお願いいたします。渡辺委員。

[渡辺委員]

意見ですが、今まで統合を3つ進めてきたのですが、規模の小さい学校にばかり目がいっている間に、逆に過大校になってしまっている三沢中学校や潤徳小学校などを今のまま「自由選択」でということだとパンクしてしまうのではないかと思います。だから、早急に学区の見直しや入学の基準等を策定しなければいけないと思うので、その辺の段取り等をお聞かせいただければと思います。

[田倉学校課長]

今年の2月に選べる学校制度プロジェクトチームによる報告が上がってきております。そういった中でも、ご指摘のとおり、学区域の見直しあるいは選べる学校制度の運用の仕方の見直し等が課題として挙がっております。そういったことを踏まえて、教育委員会としての方向性を検討した後、できるだけ早い段階で保護者等への説明をし、動いていきたいと考えております。

[渡辺委員]

ということは、来年度にはその検討した結果を実施していくということですか。

[田倉学校課長]

平成21年度については、ここでもう既に該当するご家庭に平成21年度の選べる学校制度についての文書等は発送しております。ですから、今年度の保護者等への説明を経て、その先ということになるかと思います。

[田口委員長]

他にご質問やご意見ございますか。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

潤徳小学校や三沢中学校は非常に増えていますよね。今後、それらの学校は増えていくという予測はあるのですか。

[田倉学校課長]

潤徳小につきましては、学区自体の人数は増えていません。増えているのは調整区域から選択するお子さんが多いということ。ですけれども、そのまま一小や四小のお子さんが一小、四小に戻ってしまうと一小、四小の人数がかなり多くなってしまうという現実があります。そういった動向等も見ながら、通学区域、調整区域を元の一小、四小の区域としてしまうか、あるいは潤徳小の通学区域にしてしまうのかということは慎重に見極めて考えていかなければならないかと思っております。

それから三沢中につきましては、非常に選択率が高い状況で、かなり三中学区から動いてきている状況はあります。ですから、三沢中の通学区域を例えば一部三中に移す、あるいは三中への通学の方向を、このプロジェクトの中の報告ではバスカードも検討したいということもあったかと思いますが、そういった形で三中への人数を確保するという方法が必要ではないかと考えています。このままではかなり多くなっていくのではないかと思っています。

[馬場委員長職務代理者]

このままだとこういう状況がずっと解消されないで続いていくと捉えていいわけですね。今みたいな特別な措置を考えないと、この状況は持続すると予想するのですね。

[加島教育長]

大規模開発の場合はかなり想定がしやすいのですけれども、今のバイパス沿いの増加を、どういうふうに見るかというのはかなり難しいものですから、この前、資料をお渡しいたしましたけれども、日野市独自の小学校の推計を行いました。その中で、増える地域というのは四小、二小、五小、六小と挙がっているのですが、そういうところについては今後、増築を計画していく。早いものは早めに着手しなければいけないということがあります。

ただ、潤徳小学校については、今後もカーブが上に上がっていくという想定ではないです。現行程度の規模でいくのではないかという想定になっています。毎年見直ししていく必要がありますが、そういうような状況です。

中学校は、まず小学校に着手したものですから、次に中学校を推定していきたいと考えております。そしてこれは教育委員会だけでなくて、市を挙げたプロジェクトになっておりますので、様々な要因を加えた推計ということになります。

[田口委員長]

他にはご質問、ご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ここで報告事項第8号を終了いたします。

報告事項第9号・行政情報の公開請求、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第9号 行政情報の公開請求

[田倉学校課長]

報告事項第9号・行政情報の公開請求についてご報告いたします。

38ページをお開き下さい。報告件数は全部で6件です。内容につきましては、表のとおりです。決定内容について、1と2は全部公開いたしました。3につきましては、全部公開及び不存在による非公開といたしました。4は全部公開、5は個人情報を除いての部分公開といたしました。6の(1)全部公開、(2)不存在による非公開といたしました。以上です。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、報告事項第9号を終了します。

報告事項第10号・図書館基本計画(案)の策定、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第10号 図書館基本計画(案)の策定

[小澤図書館長]

報告事項第10号・図書館基本計画(案)の策定についてご報告いたします。

提案理由は、平成20年4月28日付で図書館基本計画策定委員会により、図書館基本計画(案)の策定が終了したため報告するものです。

40ページから43ページに概要を添付いたしました。なお、本文につきましては、別冊でお渡ししているものです。まず基本計画ですが、副題として、くらしの中に図書館を -市民に役立ち、共に歩む図書館、といたしました。

位置づけです。第3次日野市行財政改革大綱において、「(仮称)図書館基本計画を策定し推進する」ということで明記されました。これを受けまして、8人の公募市民を含め、図書館基本計画策定委員会により19回の会議により策定されました。議案書は、18回となっておりますので、19回に訂正をお願いします。

計画期間は、平成19年度から5年間です。

第1章は、日野市立図書館の現状をまとめています。 

  1. 「市民アンケート等の分析から見た利用者像」、
  2. 「図書館を取り巻く時代変化のキーワード」、
  3. 「現場から見た課題」としてまとめています。

第2章は、基本理念・方針です。基本理念は、副題のとおり、くらしの中に図書館を -市民に役立ち、共に歩む図書館-としています。市立図書館の任務といたしましては、(1)から(5)、5項目を市立図書館の任務として果たしていくこととまとめています。

第3章につきましては、重点的な取り組みを9項目にわたりまとめています。

なお第4章につきましては、この第3章の9項目をより細かに論じております。1点目、新中央図書館の建設構想です。新中央図書館は(1)から(4)の機能を備えたものとし、建設するためには次の3つの方法から検討し取り組むことといたしました。1、新たに独立した新中央図書館を建設する。2、現中央図書館のリニューアルにより規模を拡大する。3、豊田駅南口再開発等による複合施設に図書館機能を設け現中央図書館と一体的な運営を行うという3つの方法を検討し、この中から取り組むことといたしました。

2点目は、時代に合わせて既存施設を改修するということです。3点目は、移動図書館ひまわり号の活用です。4点目は、図書館サービス網の拡大・整備。5点目は、すべての利用者への基本的なサービスの一層の充実。6点目は、潜在的な利用者のニーズを満たすサービスの充実。7点目は、市政図書室による行政情報提供の充実。8点目は、関係機関との連携・協力の強化。9点目、課題の発見・解決に取り組み、市民と共に歩む図書館運営組織づくりということでそれぞれまとめています。

43ページは、1章から4章までの計画案の体系図です。なお、今後の予定ですが、6月1日号「広報ひの」でパブリックコメントを実施します。6月14日までに市民から計画案への意見を募りまして、意見調整をした後、図書館基本計画を策定する予定となっております。以上です。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見ございますか。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

40ページに、現場から見た課題の中で、高齢者のくつろげる場というのがあります。それから41ページに新中央図書館の建設構想の中で、うるおいと憩いのある空間づくりと滞在性というのがあります。中央図書館はさほどでもないとは思うのですけれども、他の図書館では閲覧室がなく、椅子がお年寄りに占領されていて座る場所が本当に少ない。

貸し出し型図書館になっていますが、こういう構想が出てきたことは大変良いことだと思います。具体的にできることは早く実施した方が良いのではないかと。構想は構想として、そのことについて何かお考えがありますか。

[小澤図書館長]

確かに閲覧する場所の要望は市民からもたくさん寄せられております。多摩平図書館と平山図書館につきましてはリニューアルが終わりまして、ブラウジングコーナーを設置して、場所は確保したところです。

実際に手狭になっている高幡図書館、ここが一番問題になっているのですけれども、大規模にリニューアル着手できる予定がたっておりません。2階の通路の部分をまず閲覧に使えないか。まずはここの照明装置を改良いたします。それが終われば、少し閲覧スペースとして活用できる道が開けるのではないかと思っております。

あと、日野図書館、百草図書館につきましては時期を待つしかない状況になっています。

[渡辺委員]

第1章の日野市立図書館の現状に関して、かつては貸出冊数が日本一ですとか、日野市の図書館はすごいという評価を自他ともに受けていた時代がありましたが、当時の公共図書館に対するニーズとその後の社会情勢の変化等を踏まえて、とりわけどういう違いが出てきているのか。新たなニーズと一言で書かれていますけれども、一番大きな図書館に対するニーズの違いというのはどの辺にありますか。

[小澤図書館長]

市民アンケートから見ますと、やはり一番要望が多いのは、資料の充実が圧倒的に多いです。これにつきましては、館内での選書の会議、あるいは市民からのリクエストにできるだけ応えていくということ。それから先ほども話題になっておりますけれども、やはりうるおいと憩いの空間、滞在性、そういう閲覧のスペースを是非とも確保したいと考えています。それからインターネットの利用ですけれども、出向かなくても受けられるサービス、これにつきましては、インターネットからの予約が半数以上占めるようになりましたので、その辺のサービスに応えられるということが緊急かと思っております。

[渡辺委員]

今の問題に関連して、出向かなくても受けられるサービス、確かにインターネットで予約はできますよね。だけど今の段階では自分がとりに行かなければいけない。日野市でもかなりはずれの方にある所に住んでいる方、体がご不自由な方等はなかなか難しいのではないかと思います。確か群馬県のある市では、宅配ということを始めたというニュースを新聞で読んだことがあります。そういうようなことも含まれているのでしょうか。

[小澤図書館長]

現在、宅配に関するサービスにつきましては、高齢者でなかなか図書館までいらっしゃれない方につきましては、宅配していただけるボランティアの方を登録いたしまして、要望があった場合についてはお届けするというシステムをとっております。また、体の不自由な方には障害者サービスとして同様のサービスをしています。

[田口委員長]

千葉委員。

[千葉委員]

2点あるのですけれども、1点は先ほど馬場委員からあった、すべての世代が集える図書館という観点から見た場合、日野市の場合、図書館における学習禁止という張り紙がありますね。これは非常に恥ずかしいことで、周辺他市の図書館にはありません。特に中高生が図書館で勉強することを公の機関が否定するという、これはスペースの問題があることはよく分かるのですけれども、すべての世代と言いながら、その世代が日野市の場合は非常にスポイルされているように思います。

もちろんご老人から高校生等がたくさん来ると、非常に喧騒の状態が生じるということであるのですけれども、それと図書館において勉強してはいけないということを公の機関が紙に書いて張っておくという恥ずかしさは、何とかしていただきたいです。それは、もしそういう事態になったときは、君たち、ここはこうだからということで話して、静かにしてもらうなり帰ってもらうなり、図書館は本を読むところであって勉強するところではないという杓子定規の規定を、紙に書いて張っておくというのは、考え方を変えると、君たちは勉強なんかしないでもっと盛んに遊んだ方がいいという誤解を招きかねない。だから、図書館で勉強することも読書の一つだと思うのです。ですから、スペースの問題があることはよく分かるのだけれども、こういう構想の中に、中高生は意見を発表する場もないので、当然そういう市民からの意見吸収をしたら、高齢者やその他の方々の声の方が強くなるはずですから、やはりその辺のご配慮をお願いしたいです。これは希望ですけれども、是非ご検討いただきたいと思います。

[小澤図書館長]

現在、日野市の図書館で学習してはいけませんということではありません。例えば中央館の2階のレファレンス室では、図書館資料を利用しての学習に利用してくださいという基本にたっています。

[千葉委員]

その場合にどういうふうになるかというと、使わない英和辞典を借りてきて、それを置いてそこで数学を勉強する。だから、私は若い子たちにそんな欺瞞的な行為はさせたくないと思います。図書館というのは本来、例えが飛躍しているかもしれないけれども、大英図書館でマルクスがああやって勉強したからあれだけの理論と研究が出来上がったわけですよね。とするならば、図書館において、地球の歩き方だ何だのとリクエストがあるからといって、そういった書物が山ほどある。それには応えるけれども、時代を担う子どもたちが物理や化学を勉強するスペースとしての図書館ということを考えた時に、学校の教科書をやっていて、分からなくなったら百科事典や他のレファレンスブックのところに行くかもしれない。そういう形式的な、図書館は本を読むところで勉強するところではない、しかしながら、図書館の資料を使うのなら許容される。その形式というのは、どうも個人的には納得できないですね。

[小澤図書館長]

分かりました。

[田口委員長]

他にございますか。渡辺委員。

[渡辺委員]

高幡地区の変わり様は大変なものです。駅の乗降数も市内の駅の中でトップになっています。それに、いわば旧七生地区の中心的なところだと言ってもいいと思うのですが、そこの図書館があまりにも貧弱です。とりあえず2階を着手していただくのは大変結構なのですが、抜本的にやはり考えないと、住民のニーズに応えられないと思います。それも早急に、かなりなウェイトを置いて進めていただきたいというのが個人的な要望です。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

時代に合わせて既存施設の改修と同時に万願寺図書館の建設というのがあります。これは場所的にはどの辺を想定しているのですか。

[小澤図書館長]

以前、新選組フェスタを行った会場がございますが、そこの一角です。

[馬場委員長職務代理者]

規模はどうですか。

[小澤図書館長]

施設としては、児童館と併設になります。規模は、平山図書館並みになります。

[馬場委員長職務代理者]

高幡図書館を壊して建て直すのも相当お金がかかるし、そういうのを一緒にしてもっと大きなものを造ったらどうかなと思います。確かに、ちょっと行ってそこで本を読む、借りるという施設はもちろん必要なのだけれども、やはり中央図書館と同規模とはいかないけれども、かなりの閲覧スペースあるいは駐車スペースを持った施設の方が利用価値があり、かつ市民のニーズに応えられるいろいろな場を提供できるのではないかと思います。

[田口委員長]

ご意見、ご希望もありますが、他にございますか。

[田口委員長]

あるのですけれども、ここで報告事項第10号を終了します。

報告事項第11号・平成20年度教員研修体系、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第11号 平成20年度教員研修体系

[五十嵐統括指導主事]

報告事項第11号・平成20年度教員研修体系についてご報告いたします。

46ページ、47ページをお開き下さい。

平成20年度の日野市教育委員会の教員研修についてご説明させていただきます。

方針は4点あります。

  1. 管理職の学校運営力、マネジメント力の向上。
  2. 主幹教諭の学校運営参画力、マネジメント力の向上。
  3. 教員の指導力、これは日々の授業力、特別支援教育に関する指導力、ICT活用指導力です。さらに、新たな課題への対応力の向上。
  4. 若手教員の指導力の向上、ということでこれらの研修を通してひのっ子の基礎学力の定着と活用する学力を向上させるとともに、健全育成を図ることを目標に実施してまいりたいと考えています。

研修は大きく分類しておりますが、1つ目に職層に応じた研修です。これは、管理職ICT活用研修、あるいは校長、副校長、主幹教諭対象の学校組織マネジメント研修、または教務、生活指導、進路指導、研究、保健、給食、道徳の各主任研修。それから特別支援教育コーディネータの研修があります。

2つ目の分類としましては、課題に対応した委員会ということで、これは人権教育、ICT活用教育、幼小連携教育、特別支援教育、読書に関する担当者の委員会としての研修です。

3つ目に、これは現職経験に応じた研修ということで、初任者研修、10年経験者研修、2・3年次の教員を対象にした授業力向上研修を行っております。この授業力向上研修は、試行の時期を含めて今年で5年目、日野市独自で行っております。内容としましては、個々の教員が自分の授業をビデオに撮りまして、それを振り返って、夏にチームを組み、お互いにそのビデオを観ながら自分の授業を振り返って、総合評価をします。これをまた秋に自分の授業に役立てて改善をし、1年を通して自分の姿をティーチングポートフォリオといった記録に残して自分の技を磨いていくという流れで、かなりの成果をあげております。それから一番最後にありますのは、授業力向上研修の2という位置づけなのですが、ひのっ子教育21開発委員会ということで、本年度は全小中学校より委員を選出しまして、理科教育について重点的に深めていきます。具体的には、だれでも好きになる魅力的な理科授業のあり方を構築して、理科教育の質的な向上を図り、子どもたちを理科好きにするといったねらいです。これは今年度、科学技術振興機構の実験・観察融合型デジタル教材活用共同研究というものが全国で10地域ある中の1つに採択されましたので、日野市のICT環境を生かしながら、デジタル教材を効果的に使った理科の授業のあり方というものを考えていきます。

その他の研修というところで幾つかありますが、日野市の特色としては、まず情報安全教育、これはインターネット上のトラブルの実態を知って、対応を考えるといった研修を行います。また評価研修は、実際の評価のあり方や学力調査の生かし方を著名な先生方に毎年来ていただいて行っております。それから幼児教育研修は、幼稚園の教諭や小学校の教員が一緒になって、お互いに授業やあるいは幼稚園の保育を見ながら、両者の連携のあり方を考える研修です。

最後に課題別研修として、これは夏の教員研修ですが、2つに分けて考えております。1つ目は、新しく学習指導要領が改訂され、その実施が小学校は平成23年度になります。それに向けて、教育内容を理解するといった研修を幾つか考えています。もう一つは、教員のICT活用指導力、これは文科省から5観点18項目の基準が出ておりますので、それぞれに対応した研修会の実施を計画しています。この夏の研修について、現在構築中で、具体的に講師と交渉を始めるところです。以上です。

[田口委員長]

事務局より報告が終了しましたが、ご質問、ご意見ございますか。千葉委員。

[千葉委員]

3.の現職経験に応じた研修の2番目の10年経験者研修というのは、新しく導入される教員免許状の更新に対応するものですか。

[五十嵐統括指導主事]

それを視野に入れながら構築を考えているところですが、現段階においては、今年度は教員免許の更新講習が試行段階です。全国で101の大学が予備講習を公表しておりまして、前倒しで、試行を受けたらということなのですが、その正式なものについては都教委からまだ示されておりませんので、とりあえず日野市の教員には情報提供をしたいと考えております。市内にありますネットワーク多摩でも本年度は予備講習が実施されるのでこれも先生たちには紹介します。来年度以降の本格的実施に向けては、10年経験者研修の内容とリンクできたらいいと思っています。その辺は都教委の考え方も関わってきますので一緒に連携を図りながら構築していきたいと思っております。また、今年度、教育センターの調査研究の一つに教員研修のあり方を見直すという調査研究を行いますので、その辺を検討していきたいと思っています。

[千葉委員]

特例で確か今度の制度によれば、10年の更新は2年間かけて30時間の研修を受ければいいと。ただでさえ忙しい教諭たちが、10年という脂がのりきっている時に、それだけの時間を拘束されるので、こうした研修と免許の更新とを別々というのではなく、効率的に行った方が個人的にはいいと思います。大学に行って、大学の先生の講義だけ聴いても、現場で先生方が直面している問題と違ったところで講義を受けてもしょうがないと思うので、できれば、この研修と新しい免許の更新制度との時間的無駄がないようにということ。

あと、これだけの研修があると、個人差はあると思うのですけれども、それぞれの教諭の研修を受ける割合といいますか、その負担度の度合いはどうなのですか。

[五十嵐統括指導主事]

職層に応じた研修、それから課題、現職研修は該当の教員や担当者は必ず受けてもらう研修です。それからその他の研修も各学校必ず出て下さいと働きかけはしております。夏の課題別については、教員の自分の課題に応じて自主的に参加していただきたいところなのですが、学校もキャリアプランに基づいて、校長の働きかけによって教員に研修を受けるように働きかけてくださる学校はかなりの出席率です。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

こうやってみると、一人の先生が全部ここに出るわけではないですよね。ですから、例えば一番最後にある教員夏季研修は、夏場は一番先生が研修できる時間だと思うのですが、ここに内容と回数が書いてあるのですけれども、先生方はこれについてどういう形で、あるいは校長からの命令研修だと思うのですけれども、この夏の課題にどういう形で先生方が参加するのですか。

[五十嵐統括指導主事]

昨年の例でいきますとICTにつきましては、市を挙げて重点施策をとっておりましたので、国の定めた教員のICT活用指導力の基準が5項目18観点で示されているのですが、その自己評価の結果に基づいてどの研修を受けさせるのかをICTの管理職研修、これは職層に応じた研修の2番目に載せておりますが、そこで校長先生方に戦略を立てていただきました。校内の先生の指導力を上げるためにどの教諭にどの研修を受けさせたらいいかというところまで具体的に考えていただいて、この夏の研修とリンクしました。これはかなりの成果を上げました。市の方針と管理職研修での戦略と、それから個々の教員の指導力の向上のための研修とがかみあって見事にうまく成功した例です。その他の夏季研修については、大事だろうと思われる内容を、こちらで用意しておりますが、実際には部活動の指導もありますし、補習の個別指導を優先しているケースもあります。受講率は決して良い方ではないので、その辺も整理する必要があるかなと考えています。

[馬場委員長職務代理者]

あくまで教員の希望で、私はこの研修に出たいと、例えば夏季研修には研究の内容については本人が選べるにしても、何回受けなさいという義務づけはないのですか。

[五十嵐統括指導主事]

義務づけはありません。

[千葉委員]

現場の校長の判断でということですか。

[五十嵐統括指導主事]

はい。キャリアプランに基づいて個々の教諭と校長のやりとりの中で決まります。

[馬場委員長職務代理者]

全然この夏季の研修を受けないという教諭も出るというわけですね。

[五十嵐統括指導主事]

1日だけは全員で出るということがあります。その他の研修に入れておりますが、専門研修全体会・講演会というのは全員出ます。市民ホールに集っていただいて、著名な先生の講義を聴いていただいています。

[馬場委員長職務代理者]

私は、基本的に教員の研修というのは日々実践を通しての研修だと思うのです。要するに校内の一つの研究体制、研修体制というのは一番、もっと言えば学年単位や日々、子どもとのつきあいの中でいろいろ学んでいく。そういう一つのシステムを作っていく。

同時に夏季研修というのは、じっくりと、例えば理数教育とありますが、理科教育は実験、実技というのができなければどうしようもない。だから夏休みの期間に、特に教員が不得手とする実技研修を実施したり、中学校と小学校とは違うのですけれども、中学校の専門的な人でさえも実験があやふやな人がいるんです。ですから、もっとじっくりと時間をかけて、1日研修ぐらいにして、じっくりと、講義漬けでなく、演習を含めての研修。やはりある程度、義務化したりあるいは点数というとおかしいのだけれども、何回出席した等行う方が良いと思います。本人の一つの研修歴の中に入れていく等、そういうのを全部加味して、この10年研修を一度に行うのは大変だからそういうのを行って良いのではないでしょうか。実際に行った研修を記録にとって、先生の一つの貴重な研修歴として評価していく方が大事かなと思います。夏季研修は、今は研修の良い機会だと思います。夏休みは夏休みで何日間と取れます。だからそれはそれとして、やはり良い機会だから、あくまでも義務化していった方が良いのではないかと思います。

[五十嵐統括指導主事]

参考にさせていただきたいと思います。

[加島教育長]

普段、教員は基本的に授業が必ずあるから休暇というのは取れないのです。そうすると夏休みにとることになります。今は夏休みに補習も行ってもらっています。補習を前段階と後段階でやってもらい、それから通常の勤務が少しあると、それから夏休み。だからだいたい3つぐらいに分ければ良いと思うのです。自分で休む時と補習をする時と研修、この3つぐらいで夏休みをうまく使ってもらえば。その時に、こういうちょっと食指が伸びるような研修をセンターで提供していく。

今言われたように、講座型と言いますか、椅子に座って、先生が一方的にしゃべるという研修はあまり効果的とは言えません。たまには必要なのだけれども、やはり自分が動いていく研修の方が研修の内容としては身に付くのではないかと思います。そういうところは工夫していってもらいたいと思います。

[馬場委員長職務代理者]

例えば社会系の実技を伴わないところでも、ある先生の授業を丸1時間ずっとビデオで撮って、それを観ながら討論して研修するというのも実技研修の一つです。そういう形の研修がいいと思います。

[五十嵐統括指導主事]

夏の全体研修の講演会だけはどうしようもないのですが、それ以外はワークショップ型であったり、実技が入っているのはもちろんです。講義だけでは、なかなか皆さんお休みになってしまいますので、その辺は工夫を重ねております。

[田口委員長]

他にご質問、ご意見ございますか。

[田口委員長]

なければ、報告事項第11号を終わります。

次に平成20年6月の行事予定について事務局より説明をお願いいたします。

※平成20年6月の行事予定については省略

[田口委員長]

これより議案第11号に入りますが、本件につきましては公開しない会議の中で行いますので、関係者以外の事務局説明員は退席しても差し支えないと思います。異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。関係者以外の事務局説明員は退席してください。

なお、本件の終了をもって平成20年度第2回教育委員会定例会を閉会とします。

なお、約5、6分休憩をとりたいと思います。

(関係者以外退室)

閉会午後3時56分

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