平成18年度第5回教育委員会定例会

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ページID1004500  更新日 平成30年2月16日

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平成18年度第5回日野市教育委員会定例会

開催日時

平成18年(2006年)8月10日(木曜日)午後2時から午後2時46分

開催場所

教育委員会室

議事(要旨)

開始午後2時

[田口委員長]

ただいまから、平成18年度第5回教育委員会定例会を開会いたします。

議事に入ります前に、本日は傍聴希望者がいらっしゃいますので、傍聴を許可したいと思いますが異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、傍聴を許可いたします。

[田口委員長]

本日の会議録署名は山畑委員にお願いします。

本日の案件は、追加案件も含め、議案3件、報告事項2件です。また、追加案件の議案第14号・第15号は人事案件のため、報告事項第20号は個人情報に関わる案件のため、公開しない会議としたいと思いますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、会議規則第12条により議案第14号・第15号、報告事項第20号については、公開しない会議といたします。

[田口委員長]

議事に入ります前に、事務局より発言を求められていますので、発言を許可します。

[清水教育部長]

6月22日開催の第3回定例会におきまして、学校図書館の活動を支える専任、専門、正規の学校司書制度を求める請願のご審議をいただきましたが、その際、当初提出された請願署名簿が所在不明であるとの報告をさせていただきました。その後、関係職員からの事情聴取や事務室の捜索等、当該署名簿の発見に努めてまいりましたところ、8月1日庶務課事務室内ファイリングキャビネットより他の書類にまぎれた状態で発見しました。所在が確認されたことにより、最も危惧していた請願署名者の個人情報の流出の事態は避けられましたが、請願書が提出されて5カ月近くにわたりその所在が不明になっていたことは不適切な文書管理と緊張感を欠く事務処理が原因であり、深刻に受け止めざるを得ません。
またこの間、署名簿が所在不明のまま追加署名簿をもって請願審査をせざるを得ない状況を招くなど、行政に対する拭いきれない不信感を招いたことは重大であり、管理監督の立場にある職員の一人として責任の重さを痛感いたしております。今後二度とこのようなことが起きることのないよう、全職員に対し文書管理の基本に立って適正に事務を遂行するよう指導監督し、再発防止と信頼回復に努めてまいります。なお昨日、この件でご迷惑をおかけいたしました日野市の学校図書館をもっとよくする会の代表者宅に教育長がお伺いをし、経過説明とあわせてお詫びを申し上げたところでございます。また教育委員の皆様にも多大のご迷惑をおかけいたしました。改めて事務局の不明をお詫び申し上げ報告といたします。

[田口委員長]

それでは議事に入ります。議案第13号・日野市立小・中学校心身障害学級教科用図書採択について、事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第13号 日野市立小・中学校心身障害学級教科用図書採択について

[田口教育部参事]

議案第13号・日野市立小・中学校心身障害学級教科用図書採択について、ご説明いたします。まず私から本日までの採択準備の経過についてご説明いたします。

本市では、心身障害学級で使用する教科書につきましては、従前から小学校、中学校で採択された教科書を使用してきた経緯があります。今回、多くの保護者や教員から心身障害学級で使用する教科用図書については、学校教育法107条に関わる図書を使用できないかという声が教育委員会に寄せられました。私どもの調査では、ほとんどの区市で107条本を使用している状況にありました。教育委員会事務局といたしましては、国や都の特別支援の動向や一人一人の個別指導の観点を踏まえ検討した結果、市立小・中学校心身障害学級が使用する教科用図書は、日野市が採択した教科書及び委員の方々の前にあります文部科学省著作教科書に加え、学校教育法107条における図書についても加えることにいたしました。校長会との連携の下で7月に日野市小・中学校心身障害学級教科用図書採択要綱を策定し、この要綱に基づき各学校は校長の下に委員会を設置し、教科用図書についての調査研究を行い、7月31日までに教育長に報告していただくことになりました。調査研究委員会の構成は、校長、副校長、主幹、心身障害学級担任、保護者、指導主事から成り、7月中に各校数回開催されました。今回の調査研究の基本的考えは、1.児童・生徒の障害の種類、程度、能力、特性に最もふさわしい内容のもの、2.可能な限り系統的に編集され、教科の目標に沿う内容を持つ図書であること、3.上学年で使用する教科書と関連を持たすこと、以上3つを中心にお願いいたしました。

また、調査研究にあたりましては、文部科学省著作教科書及び学校教育法107条に基づき、東京都から平成18年6月に示されました「平成19年度使用心身障害教育教科書調査研究資料」をもとに行いました。全ての学校で調査研究をした結果、この中に示されている本から全て選定されてまいりました。冊数で言えば、国語・言語につきましては101冊、書写は22冊、算数・数学は47冊、社会37冊、理科56冊、音楽25冊、図画工作・美術45冊、保健・保健体育23冊、生活89冊、技術・職業35冊、家庭36冊、英語30冊の合計546冊を調査研究していただきました。また小学校のみですが、知的障害及び知的障害を併せ有する児童を教育する場合には、知的障害養護学校小学部の教科である「生活」をとることができます。この生活とは、いわゆる通常で言っている生活科とは多少異なり、日常生活を訓練していったり、慣れ親しませるための教科として置かれているものです。この場合には、社会、理科、生活、家庭の各教科は取ることができません。1、2年生につきましては1冊、3、4年生につきましては2冊、5、6年生につきましては3冊使用することができるとされています。本市では、多くの小学校がこの形を取ると報告されてまいりました。

議案第13号にありますように、平成19年度使用の小学校、中学校心身障害学級使用教科書一覧にあるものが報告されてまいりました。ご覧ください。その中で多少ご説明させていただきます。全ての学校で107条本を報告していますが、第1学年では発達段階を踏まえると、検定本が一人一人のニーズに合うという理由で日野第三小学校と平山小学校では検定本を選定しております。日野第一小学校につきましては、4年生は国語、算数については検定本、5年生は算数が検定本、国語が著作本、6年生は算数は検定本と一部107条本でないものが入っておりますが、他はすべて107条本の報告となっております。第三小学校につきましては、2年生から6年生まで国語、算数は著作本、他は107条本となっております。平山小学校は、2年生から6年生まで音楽、図工は検定本で、他は107条本となっております。滝合小学校、三沢台小学校につきましては、すべて107条本となりました。

続いて中学校ですが、七生中学校につきましては、技術家庭、英語は107条本となりました。他は検定本を報告しています。検定本が主体となった理由につきましては、生徒の実態を踏まえたものですが、今年1年間107条本についてさらに調査研究し、20年度に備えていきたいという報告がございました。大坂上中学校につきましては、音楽のみ検定本で、他はすべて107条本となっております。初めての調査研究で、大変短い時間で学校にお願いしたわけですが、校長先生はじめ先生方や保護者が前向きに取り組んでくださり、本日報告できる状況となりました。各学校から示されました文部科学省著作教科書及び学校教育法107条における図書について、ご審議をお願いいたします。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問がございましたらお願いします。

同じ学年でも個人で異なったものを使う学校もあるわけですね。

[田口教育部参事]

はい、そうです。

[田口委員長]

それが端的に表れているところはどこでしょうか。

分かりました。平山小の算数はそうですね。

[田口教育部参事]

個人で選んでいった結果同じものになる場合がありますが、個人で平山小の算数のように3年生が4つの教科書を使う場合もあります。

[田口委員長]

もう1つ質問ですけれども、ゆっくり学ぶ子のための「さんすう」(1)、(2)、(3)、(4)、(5)とありますけれども、これは内容が(1)の方がやさしく、(4)の方が難しくなっていますか。

[田口教育部参事]

そのとおりです。数が少ない方が1年生という形になっています。

[田口委員長]

他にご質問ございますか。教育長。

[加島教育長]

学校の調査研究の中で父母がどのような意見を持っていたのか分かっていますか。分かっていたら紹介して下さい。

[田口教育部参事]

保護者のご意見ですが、心障学級の代表をずっと務められていた方で今回も調査研究に加わった方なのですが、3年間中学校の教科書をいただいていましたが自分の子どもは全く使わずに終わってしまった。もし今の教科書以外でこういうものがあれば、本当に今でも使いたい。自分の子どもはそれができなかったのが残念で、これからの子たちには是非使わせてほしいという意見がありました。また、107条本を知りませんでした、他市の知識が全くなくどういうものかわかりませんでした、このように手にとって見ることによって子どもたちに大変合うものだということで、教科書を使いたい気持ちもあるけれども、発達段階を考えると107条本の方が自分の子には合っていると思った、というようなことが言われています。

[田口委員長]

他にご質問ございますか。

[田口委員長]

なければご意見を伺います。渡辺委員。

[渡辺委員]

通常の教科書採択の場合は教育委員が一冊、一冊見ながら最終的に決めるのですけれども、障害児のお子さんの使われる教科用図書の場合には発達段階に応じてきめ細かに検討された上で、あがってきているのですから、それに従って採択してよろしいのではないかと思います。

[田口委員長]

他にご意見ございませんか。実際に手にとってご覧になってみて、馬場委員いかがですか。

[馬場委員長職務代理者]

算数を見たのですが、本によってかなり差があって、子どもたちがそれぞれこれを選ぶとするなら、子どもの実態に即しているのではないかと思います。例えばさんすう(5)とさんすう(1)では大変違います。良いのではないかと思います。

[田口委員長]

他にございませんか。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結いたします。

お諮りします。議案第13号・日野市立小・中学校心身障害学級教科用図書採択について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第13号は原案のとおり可決されました。

次に報告事項に入ります。報告事項第19号・行政情報の公開請求、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第19号 行政情報の公開請求

[小塩学校課長]

報告事項第19号・行政情報の公開請求、についてご報告いたします。

議案書の12ページをお開き願います。今回、請求は1件でございました。請求日、公開日、請求内容につきまして記載のとおりでございます。請求のありました行政情報につきましては、記録が存在しないため、不存在として決定しております。

以上で報告を終わります。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見はございますか。

[田口委員長]

ないようですので、報告事項第19号を終了いたします。

[栗原庶務課長]

お許しがいただければ口頭で報告したい事項がございます。よろしくお諮り下さい。

[田口委員長]

今、口頭で報告事項があるという趣旨の申し出がありましたが、報告していただきましょうか。

(「はい」の声あり)

[田口委員長]

お願いいたします。

[栗原庶務課長]

学校プール施設の一時使用中止についてご報告いたします。

8月7日及び8日の両日、プール排水口の安全対策について、再確認のため、庶務課施設係が直接、全校を調査いたしました。その結果、小学校8校、中学校2校について文部科学省の安全基準を満たしていないということが判明いたしましたので、使用を一時中止いたしました。なお、該当した施設については現在、緊急修繕を実施しており、8月13日までに完了する予定です。以上で報告を終わります。

[田口委員長]

事務局から報告がございましたけれども、これに対しましてご質問やご意見ございますか。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

13日まで中止ということは、14日から再開予定ということですか。

[栗原庶務課長]

工事が終わるのが13日を予定しております。なお再開につきましては、プールに水を注入しますので、その期間が必要だと考えています。また、7校一斉に水を入れることは水圧の関係等ございますので概ね不可能ですので、水道事業所とよく調整をしながら順次行っていきたいと思います。この場合においても、学校授業等に影響のないように組み立てていきたいと思っています。

[田口委員長]

他にございますか。

[田口委員長]

ないようですので、報告を終了いたします。

次に平成18年9月の行事予定について事務局より説明をお願いします。

※平成18年9月の行事予定については省略

[田口委員長]

これより議案第14号に入りますが、本件及び議案第15号・報告事項第20号につきましては公開しない会議の中で行いますので、傍聴者は退席して下さい。また、関係職員以外の事務局説明員も退席していただきたいと思います。異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、関係職員以外の事務局説明員も退席してください。

なお、本件の終了をもって平成18年度第5回教育委員会定例会を閉会といたします。

閉会午後2時46分

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