平成18年度第4回教育委員会定例会
平成18年度第4回日野市教育委員会定例会
開催日時
平成18年(2006年)7月13日(木曜日) 午後2時~午後2時25分
開催場所
教育委員会室
議事(要旨)
開始午後2時
[田口委員長]
ただいまから、平成18年度第4回教育委員会定例会を開会いたします。
[田口委員長]
本日の会議録署名は馬場委員にお願いします。
本日の案件は、議案2件、報告事項2件です。それでは議事に入ります。議案第11号・教育委員会教育長の任命について、事務局より提案理由の説明をお願いいたします。
議案第11号教育委員会教育長の任命について
[栗原庶務課長]
議案第11号・教育委員会教育長の任命について、ご説明申し上げます。
加島教育長の教育委員としての任期が本年8月2日をもって満了するのに伴い、7月3日に開催されました平成18年第1回
このことを受けて、本年8月2日に同時に任期満了となる教育長について、同法第16条の規定により教育委員の中から教育長を任命するために、田口教育委員長から提案するものでございます。なお、任期につきましては、平成18年8月3日から平成22年8月2日までとするものです。よろしくご審議のほどお願いいたします。
[田口委員長]
事務局からの説明が終了しました。それでは、審議に入ります。教育長には加島教育長に引き続きお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。ご異議なければ、議案書の氏名欄に加島俊雄、住所欄に
ご質問がございましたらお願いいたします。
[田口委員長]
なければご意見を伺います。ご意見はございませんか。
[田口委員長]
ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結いたします。
お諮りします。議案第11号・教育委員会教育長の任命について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
[田口委員長]
異議なしと認めます。よって、議案第11号は原案のとおり可決されました。加島教育長、よろしくお願いいたします。
なお、この議決事項は平成18年8月3日から効力を発します。8月3日から引き続き教育委員に、また教育長に就任されます加島教育長よりご挨拶をお願いいたします。
[加島教育長]
ただいま、教育長の任命について議決をいただきまして、身の引き締まる思いがいたします。今まで以上に気持ちを引き締めて事にあたってまいりたいと思いますので、教育委員の皆様、また事務局の方々には引き続きご指導、ご支援をお願いしたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。
[田口委員長]
ありがとうございました。よろしくお願いいたします。
それでは議案第12号・
議案第12号 日野市立小・中学校心身障害学級教科用図書採択要綱の制定について
[田口教育部参事]
議案第12号・
4ページ、5ページをお開き下さい。まず、今までの本市の経過についてご説明いたします。
本市では、心身障害学級で使用する教科書については、従前から小学校、中学校で採択された教科書を使用してきた経緯があります。今回、保護者や学校から使用する教科書について、「学校教育法107条にかかわる図書を使用できないか」という多くのご意見やご要望が教育委員会へ寄せられました。教育委員会といたしましても、国や都の特別支援教育の動向や一人一人の個別指導のカルテも踏まえ検討した結果、使用する教科用図書については、
目的につきましては、第1条、この要綱は、心身障害学級の児童生徒が使用する教科用図書の採択について、必要な事項を定めるものです。
使用する教科用図書については第2条、心身障害学級の児童生徒は、検定教科書、文部科学省著作教科書、学校教育法第107条に規定する一般図書から使用することができる。第2項、検定教科書、文部科学省著作教科書については、当該児童生徒の学年を下げた教科書を使用することができる、といたしました。
調査研究方法につきましては、第3条、教育長は、心身障害学級設置校校長(以下「校長」という。)あてに心身障害学級の児童生徒が次年度使用する教科用図書についての調査を依頼します。
第2項、調査研究は次のとおりといたします。
- 校長の下に心身障害学級教科用図書調査研究委員会(以下「委員会」という。)を設置する。
- 委員会は、校長が主宰し、副校長、主幹、心身障害学級担当教諭、保護者代表及び指導主事で構成する。
- 校長は調査研究の結果について、別紙、心身障害学級教科用図書調査報告書(以下「報告書」という。)に記載して指定する期日までに教育長に報告する。
第3項、調査研究にあたり、東京都教育委員会が作成する心身障害教育教科書調査研究資料を参考とする、といたしました。
採択の時期につきましては、8月31日までに教科用の文部科学省著作教科書又は一般図書の採択を行います。教科書を採択した場合には、このことは行いません。その他として、この要綱の施行に関し必要な要項は、教育長が別に定めます。
この要綱は平成18年7月18日から施行したいと考えています。以上です。
[田口委員長]
事務局からの説明が終了いたしました。ご質問がございましたらお願いいたします。馬場委員。
[馬場委員長職務代理者]
この調査研究方法の第2項(2)の「指導主事で構成する」となっていますが、学校課から出ている調査研究方法の中には特に指導主事という言葉が入っておらず、保護者代表等となっています。ここはどういうふうになるのですか。
[田口教育部参事]
大変失礼しました。委員のお持ちの資料につきましては、検討前のまだ案の段階で、指導主事、保護者等ということにつきましては、保護者または代わる者ということを考えていたのですが、現在の採択要綱案では保護者代表及び指導主事で構成することといたしました。
[馬場委員長職務代理者]
現在の案には指導主事が入るのですね。
[田口教育部参事]
入ります。
[馬場委員長職務代理者]
もう1つ、第3条第3項3の「調査研究にあたり、東京都教育委員会が作成する心身障害教育教科書調査研究資料を参考とする。」とありますが、この研究資料というのは具体的にはどういうものなのですか。例えば、教科書の予定候補の本があって、その中から選ぶのかという質問です。
[田口教育部参事]
既に東京都が調査研究いたしまして作成した本が一冊になっています。その中に東京都が認めた、いわゆるこのようなものが107条本と言われるものです。これが文科省の著作本です。子どもたちにとってわかりやすい本ならびに大きな字で書いた本を調査研究し、まとめた資料を各学校に配り、その中から選んでいただくという形になります。
[馬場委員長職務代理者]
市販されている本から無制限に選ぶということではないのですね。
[田口教育部参事]
はい。この資料は非常に貴重なものですので、各学校に1冊ずつ配付して、この中より選んでいただくということを基本にしています。この中または準じるということなのですが、多くの学校はこの中から選びたいと言っています。
[田口委員長]
渡辺委員。
[渡辺委員]
現行使われている検定済の教科書は一切使わないということではないのですね。その余地はまだあるということですね。ただもっと広げて、この3種類の内から自由に選べるようにするという趣旨ですね。
[田口教育部参事]
はい。校種や学年によって教科書または107条本、文科省の著作本それぞれ扱い方がございますので、各学年でそれぞれ検討していただいて使用することになると思います。その中で、今までどおり検定用の教科書を使う学校も出てくるだろうと思われます。
[田口委員長]
他にご質問ないでしょうか。山畑委員。
[山畑委員]
こういう教科書の採択方法は、他市では既に先行して行っているところもあるのでしょうか。
[田口教育部参事]
先行して行っているというより、
[田口委員長]
他にご質問ないでしょうか。教育長。
[加島教育長]
参考までに、東京都はこの資料に載っている107条本を全て教育委員会で採択しています。「あとは学校がこの中から選んでください」という形をとっているのですが、
[田口委員長]
馬場委員。
[馬場委員長職務代理者]
採択された本は教科書として使用されるのですが、何年間使用するのですか。
[田口教育部参事]
1年間使用することになります。毎年、採択する形になっております。
[馬場委員長職務代理者]
その1年間とする根拠はどういうことですか。
[田口教育部参事]
教科書の採択に関する都の要綱の中に1年間ということが定められています。
[馬場委員長職務代理者]
都の要綱の中にあるのですね。私が聞きたいのは都で決めているからということではなくて、もう少し具体的に聞きたいかなと思いまして。
[田口委員長]
教育長。
[加島教育長]
子ども達の状況は毎年違うと思っています。例えば、今年の3年生と来年の3年生では子どもが違いますので、その子どもたちに即した図書としてどれが良いかということを毎年父母と学校が調査研究していきます。そういう趣旨から1年単位で決めるとなっていると思いますし、私たちもそういうふうに考えて1年単位でやりたいと思います。
[田口委員長]
渡辺委員。
[渡辺委員]
第3条第3項、東京都教育委員会が作成する研究資料を参考とする、なので研究資料に含まれないものでも学校でこれを使いたいというものがあれば、それは良いのですね。
[田口教育部参事]
指導主事が入っておりますので、その流れの中で教育委員会は指導助言をして、調査報告書に入れると思います。また、つけ加えですけれども、ここに書かれているものを標準とするということですから、余ほど逸脱するものでない限りは調査報告書に載せてくることもあろうかと思います。
[田口委員長]
渡辺委員。
[渡辺委員]
これが本日決まりましたら8月31日までに採択するわけですから、次回の教育委員会もしくは別途臨時に開くかどうかは別にしましても、そこで委員が採択する、そういう手続きになっていきますか。
[田口教育部参事]
私どもの考えでは、本日承認されれば、早急に心障学級の設置校長会を開いてこの趣旨を説明し、8月10日の教育委員会に間に合うように各学校にお願いするところです。
[田口委員長]
馬場委員。
[馬場委員長職務代理者]
細かいですが、調査報告書の生活、生活、生活と3つあるのですが、全部(知)、(知)、(知)と書いてあります。この辺具体的にどういうことなのですか。
[田口教育部参事]
備考の2です。生活科についてというところです。
[馬場委員長職務代理者]
(知)というのは知的障害養護学校小学部の教科書という意味ですか。
[田口教育部参事]
この表の(知)は、知的障害の生活ということです。
[馬場委員長職務代理者]
そういう教科書があるのですか。
[田口教育部参事]
はい。ここでいう生活というのは、いわゆる通常学級で行っている生活科とは多少違います。いわゆる生活擁護訓練等を含めたものを考えていただければと思います。
[田口委員長]
他にございますか。
[田口委員長]
ご質問がなければご意見を伺います。山畑委員。
[山畑委員]
私は、これは良いと思います。他市でも既に行っていたということで、遅きに失したと言いますか、やはり児童生徒の実態に即した、教育効果の上がる教科書といいますかそういうものでなければならないと思いますので、結構だと思います。
[田口委員長]
他にご意見ございますか。
[田口委員長]
ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結いたします。
お諮りします。議案第12号・
(「異議なし」の声あり)
[田口委員長]
異議なしと認めます。議案第12号は原案のとおり可決されました。
次に報告事項に入ります。報告事項第17号・平成18年第1回
報告事項第17号平成18年第1回 日野市議会臨時会の報告
[栗原庶務課長]
報告事項第17号・平成18年第1回
会期、7月3日から7月11日までの9日間です。提出議案は市長提出議案2件、議員提出議案2件です。内教育委員会に関するものは2件です。
1件目、議案第54号・
2件目、(仮称)市民の森ふれあいホールの建設に関する決議案、が議員から提出されております。これについても可決されました。
以上でございます。
[田口委員長]
事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見がございましたらお願いします。
[田口委員長]
ないようですので、報告事項第17号を終了します。
次に報告事項第18号・行政情報の公開請求、について事務局より報告をお願いします。
報告事項第18号行政情報の公開請求
[小塩学校課長]
報告事項第18号・行政情報の公開請求、についてご報告いたします。
10ページをお開き願います。今回8件の請求がございました。8件すべて同一人からの請求でございます。
請求日、公開日、請求内容につきましては記載のとおりでございます。
1番から4番につきましては、請求されました情報、資料が存在しないため、不存在として決定しております。5番から8番につきましては、特定の個人が識別できる内容等がありますので、その部分を非公開とし、部分公開としております。
以上で報告を終わります。
[田口委員長]
事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見はございますか。
[田口委員長]
ないようですので、報告事項第18号を終了いたします。
[田口委員長]
以上をもちまして、本日の案件はすべて終了いたしました。
これにて平成18年度第4回教育委員会定例会を閉会いたします。
閉会午後3時25分
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