平成17年度第9回教育委員会定例会

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ページID1004523  更新日 平成30年2月16日

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平成17年度第9回日野市教育委員会定例会

開催日時

平成17年(2005年)12月22日(木曜日)午後2時~午後3時32分

開催場所

全員協議会室

議事(要旨)

開始午後2時

[馬場委員長職務代理者]

ただいまから、平成17年度第9回教育委員会定例会を開会いたします。田口委員長から本日の定例会に際して、欠席届が提出されております。本日の議事進行は委員長職務代理者が行いますのでよろしくお願いします。

議事に入ります前に、本日は傍聴希望者がいらっしゃいますので、傍聴を許可したいと思いますが、異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[馬場委員長職務代理者]

異議なしと認め、傍聴を許可します。

[馬場委員長職務代理者]

本日の会議録署名は渡辺委員にお願いします。

本日の案件は、追加案件も含め、協議事項1件、報告事項6件です。報告事項第36号は人事案件のため、公開しない会議とし、会議の最後に審議したいと思いますがよろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[馬場委員長職務代理者]

異議なしと認め、会議規則第12条により、報告事項第36号は公開しない会議の中で、会議の最後に報告を求めます。

それでは、議事に入ります。協議事項第6号・百草台小学校・三沢台小学校統合計画(素案)の取扱いについて事務局より提案理由の説明をお願いします。

協議事項第6号 百草台小学校・三沢台小学校統合計画(素案)の取扱いについて

[川久保教育部主幹]

協議事項第6号・百草台小学校・三沢台小学校統合計画(素案)の取扱いについてご説明させていただきます。

資料2ページ、3ページをお開きください。百草台小学校・三沢台小学校の統合計画につきましては、6月と7月の教育委員会で計画素案について協議いただき、両校の保護者、地域住民を対象に説明会を行ってまいりました。参加状況等はお手元の資料のとおりです。1回目に、両校の学校以外にも地区センターで実施いたしましたが、参加者が少なかったので、それ以降は両校で実施しております。12月まで5回、延べ11回説明会を実施しております。

この統合説明会での主な質問・意見・要望についてご説明させていただきます。お手元の資料の2の(1)から(3)までは統合の必要性に関係するものです。

統合計画素案についてのご意見ですが、(1)地域コミュニティの拠点として学校は必要。百草台小の存続を望む。計画が早急すぎる。時間をかけて話し合いをするべきだというようなご意見がございました。また、保護者や地域の声をどのように聞き、計画に反映していくのか。保護者や地域住民の理解度は何をもって計るのか。どの時点で計画とするのかというようなご質問がございました。子どもの教育を一番に考えて統合を進めるべきだ。これは子どもの声を直接聞いてほしいというご要望です。統合した学校のことを検証しているのか。統合による子ども達の環境変化に十分配慮してほしい。日野市は子どもをどのように教育しようとしているのかということをもっと明確にすれば統合への理解も進むのではないのかといったご意見です。それから、行財政改革の観点から統合を考えたらどうかという提案をいただきました。

(2)学校規模・学級規模の問題ですが、なぜ小規模校ではいけないのか。小規模校なりのよさがあるのではないかといったご意見。6年間単学級であることが問題なのか。単学級にもメリットがあり、異学年交流でデメリットも補えるのではないか。また日野市は30人学級を考えないのか、小規模学級を進めてほしいというご意見です。

(3)児童数・生徒数ですが、両学区域において開発中のところもありますので、将来的にも児童数の増加が見込めないのか。増加によって統合する必要性がなくなるのではないのかといったご意見。計画素案では三沢台小を新校とするとしていますが、現在百草台小は第三中学校、三沢台小は三沢中学校が学区域になっておりますので、統合することによって三中がより小規模化になり、三沢中が大規模化してしまうのではないか、そのような状況をどう考えているのかというご質問が出ました。

(4)使用校選定についてですが、使用校はなぜ三沢台小になったのか。前から決っていたのではないか。この選定につきましては、庁内の選定委員会で総合的に判断をしたのですが、地域住民の声が入っていないということで選定をやり直してほしいというご意見がございました。子どもの声は都の環境確保条例に抵触する。百草台小だったら大きな声を出しても大丈夫だという意見。三沢台小の校舎で子どもの安全が十分図れるのかというご意見もございました。

(5)校舎の増築・大規模改修についてのご意見です。三沢台小は増築できるのか。教育委員会が責任を持って地域住民と話し合ってほしい。計画を白紙に戻して、増築について近隣住民と話し合ってほしい。増築について、開校当時の近隣住民と市の話し合いについての捉え方が違う。増築をしないという約束があったはずだということでございます。これにつきましては、三沢台関係住民協議会と話し合った資料の中に、増築時に協議をするという記録は残っておりますが、増築しないという資料は見つかりませんでした。また、増築する場合、どこにどのくらいの規模を考えているのか。増築規模は将来を見据えたものになっているのか。法規制をクリアーできるのか、さらに三沢台小を増築するのにあたって、現時点では現校舎の西側に12教室分を予定しておりますが、西側でなく東側にしてほしいというご要望がありました。百草台小を使用しないで増築できないか。これは仮校舎として百草台小を使用するのではなくて、子どもがいる状況で三沢台小の工事ができないのかというご質問です。それから三沢台小は統合しないと増築しないのかということで、現在教室が不足しているものをプレハブ校舎を建てて対応しておりますが、この問題についてのご質問でした。それから、その他シックスクール対策を万全にしてほしいというご要望やアスベストについてのご質問もございました。

(6)通級学級についてですが、素案では三沢台小にある心障学級を新校に設置し、百草台小にある通級学級を移転することとなっておりますが、その移転先がまだ決っておりません。早く移転先を決めてほしいというご要望です。

(7)通学路の問題ですが、昨今の痛ましい事件を反映して非常に関心が高く、通学距離が遠くなる子どものことをどう考えているのか、仮校舎使用期間に通学バスを走らせてほしい、通学路の安全対策をきちっと取ってほしいとのご意見がございました。

(8)学童クラブですが、統合にあたって学童クラブも統合いたしますが、学童クラブの関係者の意見が反映される場がないので、そのような場を設けてほしいというご意見です。

(9)選べる学校制度についてですが、選べる学校制度のねらいと問題点は何か、制度による児童・生徒数の偏りをどう考えているのかといったご質問がございました。また、選択制で小規模校を選ぶ権利があるのだから、百草台小を残してもいいのではないかというご意見がございました。

また、計画素案にない内容のご意見として、個別に教育委員会と話し合えないかというご要望がありました。これまで両校の保護者、地域の住民に共通して理解をいただけるよう同じ資料を使って同じように説明してまいりました。それぞれの意見、要望が違うので、今後は説明会のあり方を考えなければならないと考えております。両学区域の保護者・地域住民が一緒になって子どもたちにとっての両学区域の学校のあり方やよりよい教育の場づくりについて話し合う場を設けてほしいというご意見がございました。また、百草台小の跡地はどうなるのかということで、避難所としての役割、現在市民が使っている体育館や運動場の使用方法はどうなるのかというご質問もございました。夢が丘小のことに関して、学童クラブやPTA室が何故旧高幡台小の中になったのかというご質問や今度統合となる平山小学校ですが、新校名が平山小学校となったのは何故かというご質問がございました。

また、説明会実施以降、教育委員会に寄せられた質問・意見・要望等につきまして11件ございました。その内4件は説明会の日程についてのご要望、3件が仮校舎使用期間における通学バス運行のご要望です。また、三沢台小の保護者と教職員の会でとったアンケートに基づく質問を2回いただいております。この質問に関しての回答で、特に教員の人数についてご質問いただきました。

統合にあたって、三沢台小西側に増築することに対して市長宛の反対意見を地域住民からいただいております。また、この期間の市議会での状況ですが、統合が動き出しまして6月、9月、12月と3回の議会がございました。この3回の議会において、地域にお住まいの一人の議員から6月議会では、百草台小の良さをどう捉えているのか。統合の準備はどの程度進んでいるのかというようなご質問をいただいています。9月議会では、学校統合は地域の問題でもあるので、保護者・地域住民と十分話し合ってほしい。百草台小を残してほしいというご意見。12月議会では、学校は地域文化の中心であり、まちづくりの観点からも大事なものであり、統合については住民の気持ちをしっかり評価してほしいとのご意見をいただいております。以上、経過報告をさせていただきました。

次に、資料の4ページです。これは現在までの統合に伴う実施経過が上段に書いてあります。表の数字はその実施日です。また、下段は統合素案における計画の状況で、当初の素案では説明会を7月から10月頃に実施し、11月の教育委員会で素案を計画とし、来年の1月から統合協議会を発足する予定でおりました。現状は遅れている状況です。

以上、よろしくご協議をお願いします。

[馬場委員長職務代理者]

事務局からの説明が終了いたしました。ご質問がございましたらお願いします。山畑委員。

[山畑委員]

今説明していただいたのですが、説明会の席上でいろいろな意見や要望が出ているということを聞いたのですけれども、羅列的にいろいろなことが並んでいるので聞いただけでは説明会での雰囲気がよく分かりません。例えばここに出ているのは反対意見が多いように思うのですけれども、主要な反対意見、あるいは主要な要望というのはどういうことなのですか。

[川久保教育部主幹]

説明会を通して対象別に主なご意見をまとめてみますと、まず百草台小の保護者が今年の6月にPTAでアンケートを実施しております。回答が59件ありましたが、55.9パーセントが統合に賛成または仕方がないという回答をしております。その中で統合後の校舎は百草台小が良いというのが59.6パーセントでした。説明会でもこれを反映して百草台小を使ってほしいというご意見が多かったと感じております。また、計画については、早急すぎるからじっくり話し合ってほしい、通学路に不安を持っているというようなご意見が多かったと思います。

また三沢台小の保護者につきましても、9月に保護者と教職員の会がアンケートを実施しております。80パーセントという回収率で、統合に対する保護者の関心度が高いということが感じられます。この中で賛成6パーセント、やむを得ない61パーセント、合計67パーセントが仕方がないと思っているのかなと思います。ただこの中で、統合後の校舎は三沢台小が良いというのが81.4パーセントで、保護者はそれぞれの学校を母体校として選んでほしいという希望が多いかと思います。また三沢台小の保護者は、仮校舎の使用期間に通学バスを希望しているのが55件ございました。説明会でも通学バスはたびたび要望されております。また、三沢台小の保護者は、特に統合にあたって増築をしなければなりませんので増築について近隣住民の理解が得られるのかどうか不安だということ、増築にあたってはゆとりを持った増築をしてほしい。それから百草台小と同じように計画が早急すぎる。じっくり話し合うとともに、情報公開を早くしてほしいというご意見がございました。

地域住民につきましては、百草台小の地域住民は統合に反対しています。特に百草台団地自治会は運営委員会で学校の存続を決議したというご意見をいただいています。中には、統合する場合は百草台小を使用してほしいという方もいました。

三沢台小の地域住民につきましては、自治会はあくまでも中立ということでした。ただ、近隣住民と十分話し合ってほしいというご意見をいただいております。また、近隣住民の参加者からは、西側の増築は反対だというご意見もいただいております。

説明会を通してのご意見では、三沢台小の増築の問題が大きいかと思います。それに伴う使用校舎については、それぞれの保護者は母体校を新校舎として選んでほしいという希望がございます。共通して言えるのは、統合の時期・統合計画の決定が早急すぎるのではないかということ、昨今の状況を反映して通学バスの導入を検討してほしいというところが多く出ています。

[馬場委員長職務代理者]

他にございますか。渡辺委員。

[渡辺委員]

地域コミュニティと学校との関わりや小規模校の良さ等、前回の平山小学校・平山台小学校の統合の時と共通した疑問等が出ていると思います。違うところはどちらの校舎を使うかに関連して、三沢台小学校の増改築に地域住民の一部だとは思いますが強い反対、やめてほしいという声が出ているということです。そこが前回の統合と比べて一番大きな問題点なのかなというふうに思いますが、そのような理解でよろしいですか。

[川久保教育部主幹]

はい。今回の統合につきましては、三沢台小の増築が必要ということで近隣住民の方にご理解をいただかなければならないわけですが、保護者の方は三沢台小の増築が可能であれば統合はやむ得ないと考える方が多いのかなと思います。ただ、増築ができずに統合することはできませんので、そこに一番不安を感じていますし、統合に向けていろいろな条件を提示したいということもあるのではないかと思いますが、増築が可能でなければ統合はできないということですので、やはり一番大きな現在の課題かなと感じております。

[馬場委員長職務代理者]

増築の件ですけれども、先ほどの意見の中で、西側ではなく東側でという意見が出ています。そういうことは敷地等いろいろと関係してくると思うのですが、それは地域住民から見て、この場所が良いという所に増築は可能なのですか。

[川久保教育部主幹]

敷地や校舎の建て方の状況を見ますと、西側の方が空いています。昔校舎が建った時に、当初30教室分を予定しておりまして、もっと大きな学校になる予定だったのですが、当面の児童数が利用するということで地域住民と話し合って18教室分の校舎を建てたということです。当初あります図面には、西側のところに増築予定地となっております。当初の設計の中でもそこが適当な場所であると判断されたのではないかと思いますが、その増築予定地につきましては、近隣住民の方との話し合いの中ではそういうふうになっているけれども、増築を認めたのではなく、将来増築するようなことがあればきちんと協議するという資料が残っています。今回の使用校選定にあたりましても、どこに増築をしたら良いかというような検討も含めて使用校を選んだのですが、一番西側が適当ではないかということになりました。

あとは東側になりますと、校庭が狭くなります。三沢台小の場合は段差がありますが、校庭の形としては非常に良い形をしておりますので、それが狭くなってしまうということは教育活動にも影響が出てきますし、現校舎との連携という点でも望ましい状況ではないと思いますので、現段階では西側が最適であると判断しております。

[馬場委員長職務代理者]

他にご質問ございますか。渡辺委員。

[渡辺委員]

最近子どもの通学時における痛ましい事件が多発していまして、保護者、地域の皆さんは大変心配されていると思うのですが、統合してそれぞれ少し通学距離が延びたりせざるを得ないわけですけれども、どちらの校舎を使うにしても、そういう危険が増えているから反対だという意見はあるのですか。それとも昨今のそういう状況を踏まえて通学時の対策はきちんとしてほしいという、その後者の方の要望がメインなのでしょうか。

[川久保教育部主幹]

通学路につきましては、両校の間は正門間で通学距離といたしまして400メートルになります。あまり遠くはないと思っておりますので、そのことによって統合に反対だということではないと思います。ただ、百草台小の保護者は百草台小から三沢台小に来る時に通る通学路で百草自然公園側が少し高くなっているので道路側から見づらく、子ども達に見通しが悪くて危ないというご意見があります。

三沢台小の方からは、三沢台小は通学区域が非常に広く、多摩市の一の宮方面から来る児童もいます。三沢台小まで4、50分かけて来るのにさらに、たとえその先400メートルとわずかでもその前にかなり歩いているのでその部分が非常にきついという意見もあります。選んで八小区域から三沢台小に通っているお子さんもいます。そういう方も三沢台小まではどうにか通ったけれども、その先の400メートルというのは子どもにとって非常にきついのではないか、ということでバスの要望をいただいております。

通学路の問題はこういう時期ですので説明会でも質問があります。ただ、統合に関してはその400メートルですとか、両校の学校間をどうするかという問題はございますけれども、全般的には統合等に関わらず安全を図っていかなければいけない問題だと思いますし、特に三沢台小の方は樹林地等ありますので今後は保護者と協力して、できる限り改善を図っていきたいと回答しております。

[馬場委員長職務代理者]

他にご質問ございませんか。山畑委員。

[山畑委員]

この保護者や地域住民に対する説明会というのは今後も計画しているのですか。

[川久保教育部主幹]

この質問の中にも保護者や地域の声をどの程度判断するのかというようなご質問もございました。現段階で説明会を繰り返してきましたが、統合について合意を得られているという状況ではないと思っております。ですので今後も説明会を行っていかなければいけないと感じているところです。ただ、それぞれ立場によってご意見、ご要望が違うように感じておりますので、今後はこの説明会のあり方も工夫しなければいけないと考えています。

[山畑委員]

できる限り理解を得られるように努力してほしいと思いますが、今言われたように、やはり反対と言っても反対の内容が個々に違う場合、同じようなやり方で必ずしも良いとは思えませんので、他にもいろいろな方法があるのではないかと思います。反対の理由なども考えまして、皆さんに来てもらって全体の中での説明ということだけでは解決できないように思います。

[馬場委員長職務代理者]

説明会のことが出ましたが、今まで5回説明会を実施してきて、いろいろな意見を聞いてきたのですけれども、どのくらい分かってもらっていますか。それともまだ説明会をさらに進めていかなければならないというふうに考えているのですか。

[川久保教育部主幹]

今までの状況で十分とはいかなくても、やむを得ないと考えていただく方が多くなることを望んで説明会を繰り返してきました。しかし、まだその段階にも至ってないのではないかと感じております。

[馬場委員長職務代理者]

今後、説明会を開いて、もっといろいろと話し合っていかなければいけないと認識しているということですね。

[川久保教育部主幹]

それぞれの要望を調整しなければいけないのではないかと思っております。

[馬場委員長職務代理者]

教育長。

[加島教育長]

少し追加いたしますけれども、5回の説明会を通じてずっと出ている大きな問題は、三沢台小が増築する場合に、そこで本当に増築ができるのかどうか。また、その影響を受ける近隣の皆様にご理解が得られるのか、その辺をご心配する声というのはかなりあると思っています。そのようなこともあって、むしろそのような問題のない百草台小の方が良いのではないかということも出ているのです。そういうことがありますので、近隣の方々と話をしていく必要があると思います。更に具体的な案、先ほど東側にできるかどうかといったことも含めて、近隣の方々と話し合っていく必要があります。これは全体の説明会の中ではできにくいことですので、その点をきちんと話し合わないと皆さんのご理解が進まないのではないかと思っています。

[馬場委員長職務代理者]

他にご質問ございますか。渡辺委員。

[渡辺委員]

今の教育長の話でだいたい尽きると思うのですが、山畑委員の言われたことと関連して、説明会を同じようなやり方で続ける手もあるでしょうけれども、個別利害が絡む関係住民に限っての話し合い等を行っていかないと、平山小・平山台小の時とはまた違った意味での難しさがあるのだろうという印象を持ちますので、そのもち方については引き続きどういうもち方をしたらいいのかも含めて検討していただきたいと思います。

[馬場委員長職務代理者]

他にいかがでしょうか。

三沢台小学校の増築に関しての近隣の理解ということが具体的に出てきたと思うのですけれども、少し煮詰めていって、課題をいくつか絞れるようになっていくと良いなと思います。個々の立場でおっしゃるのは当然のことですので、やはり共通してある問題は何なのかということも考えていっていただければ良いかなと思っています。

この日程表ですけれども、統合協議会は1月からとなっていますが、これは1月から可能ですか。

[川久保教育部主幹]

素案がとれて計画となってから協議会で具体的な統合に向けての話し合いになりますので、計画の素案がとれるような状況ではないと思います。また統合につきましては、何ヵ月ずらせばできるという問題ではなく、学校ですので遅れれば1年単位になります。このままのスケジュールで進めることは不可能ではないかと思います。

[馬場委員長職務代理者]

修正はあるということですか。

[川久保教育部主幹]

はい。考えております。

[馬場委員長職務代理者]

ご意見ございますか。教育長。

[加島教育長]

今日はいろいろご意見を伺っておりますので、この問題は今日で取扱いについて審議終了ということではなくて、いろいろと問題点もありますので、1月にもう一度協議をいただいた方がよろしいのではないかと思いますので、そう取り計らいをいただくとありがたいと思います。

[馬場委員長職務代理者]

本件に関しては、本日の協議で出された意見や提案について事務局で整理をしていただき、次回改めて協議するということで、いかがでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[馬場委員長職務代理者]

異議なしと認めます。協議事項第6号を終了します。

ここで休憩をとりたいと思います。10分間休憩をとりまして午後2時50分から再開いたします。

(10分間休憩)

[馬場委員長職務代理者]

再開します。

報告事項第32号・日野市子育てパートナー制度実施要綱を廃止する要綱、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第32号 日野市子育てパートナー制度実施要綱を廃止する要綱

[徳田文化スポーツ課長]

報告事項第32号・日野市子育てパートナー制度実施要綱を廃止する要綱について制定いたしましたので報告いたします。

6ページをご覧ください。日野市子育てパートナー制度実施要綱につきましては、平成15年4月1日に制定しました。この要綱の基に子育てパートナーが15年度と16年度活動しておりました。17年度より子育てパートナーがNPOを結成し、自主的な活動を始めましたのでこの要綱を廃止するものです。報告を終わります。

[馬場委員長職務代理者]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見がございましたらお願いいたします。

[馬場委員長職務代理者]

なければ、報告事項第32号を終了します。

報告事項第33号・平成18年度「選べる学校制度」希望調査中間集計、について事務局より報告をお願いします。

報告事項第33号 平成18年度「選べる学校制度」希望調査中間集計

[佐々木学校課長]

8ページ、9ページをお開き願います。報告事項第33号・平成18年度「選べる学校制度」希望調査中間集計、についてご報告いたします。

今回は11月26日で締め切りました。1回目は9月末でしたので今回は2回目でございます。

8ページの上段が小学校でございます。9月の時点では指定学校以外を選んだ人数は273名でしたが、今回289名となり16人増えており、全体で18パーセントとなっております。主な増減ですが、9月時点と違うところは、増えたところとして第四小学校の他校希望者が前回46名でしたが、今回51名と5名増えております。5名のおもな行き先は一小と潤徳小に分かれております。逆に潤徳小は前回の9月より6名増えて92名となっております。これは今、申し上げました四小と南平小学校からの分が増えております。

下段が中学校です。9月の第1回目のときは171名、今回188名と17名の増となっており、全体で13.3パーセントの変更です。主なものは、一中の他校希望者が5名増えまして84名となり、三沢中を選択しております。もう1点変更が多いのは、二中の他校希望者が7名増えまして33名となりました。この7名は七生中、四中、大坂上中と3校に分散しております。以上で報告を終わります。

[馬場委員長職務代理者]

事務局からの報告が終了いたしました。ご質問、ご意見ございましたらお願いします。山畑委員。

[山畑委員]

この希望調査票を出す際に、どういうことを記入するのですか。希望の学校名だけですか。それとも、例えば自分の通常なら行くところから他校を選ぶという場合には何かその理由を書くですとか、そういうことはしてないのですか。

[佐々木学校課長]

新1年生の保護者全員に送るのですが、その内容は、あなたの学校は、例えば何々学校となっております。ただしこの学校を希望しないで他校を希望する場合は、その希望する学校名を書いて返信封筒で送って下さいとなっております。他校を選ぶ理由は不問となっております。

[馬場委員長職務代理者]

学校別の増減について、小学校も中学校も少し見た感じではだいたい傾向としてずっと同じような気がするのですが、今年特に傾向として違っているということはありますか。

[佐々木学校課長]

9月の時に若干触れさせていただきましたが、三中を選ぶ生徒が今回は3名増えています。これは3名ということが新しいところで、あとは仲田小学区にありますニューロシティマンションは本来仲田小なのですが、今は四小と仲田小に50パーセントずつきれいに二分されているという状況です。

[馬場委員長職務代理者]

渡辺委員。

[渡辺委員]

三中の場合、この表を見ますと、一中あるいは遠くは二中や大坂上などからも希望されているというのだけれども、これは保護者が市内で程久保地区に転居されるとか何か関係があってそうなっているのか、あるいはそれと無関係に選ばれているのか、その辺どうなのでしょうか。

[佐々木学校課長]

三中の希望者は他校から15人いらっしゃいます。その中で3月までに三中学区に引越しをするという方は1人か2人だと思います。

[馬場委員長職務代理者]

他にございませんか。渡辺委員。

[渡辺委員]

18年度小学校18パーセント、中学校13.3パーセントとあります。この制度を始めて以来の数字をこの場でなくて結構ですから一覧表にしていただけませんか。

[佐々木学校課長]

はい、わかりました。

[馬場委員長職務代理者]

教育長。

[加島教育長]

選べる学校制度はそれなりの成果をあげていると思っているのですが、一定の年月が経って問題点もないわけではないと思っておりますので、この前市長との話し合いの中でもそのようなことが出ておりましたし、教育委員会の中でもそういうお話が出ております。事務局として、これについてどうであったかというようなことについて検討したいと思っております。プロジェクトチームのようなものをつくって、小学校や中学校にも入ってもらい教育委員会の中で検討したいと思っております。

[馬場委員長職務代理者]

是非、再評価をしていただいて今後の新しい指針としていくことは大事だと思います。他になければ報告事項第33号は終了いたします。

報告事項第34号・子どもの安全対策状況、について事務局より報告をお願いします。

報告事項第34号 子どもの安全対策状況

[佐々木学校課長]

報告事項第34号・子どもの安全対策状況、についてご報告いたします。

先般、広島と栃木県今市市で下校途中に痛ましい事件が続いておりますので、現段階での教育委員会の安全対策状況をご報告させていただきます。資料12ページ、13ページをお開き下さい。

11月22日に広島で事件がありまして、12ページにありますが日野警察署から教育長宛、子どもの安全確保に向けて4点について依頼がありました。市教委としては、13ページにありますが、教育委員会から各幼稚園、小・中学校に登下校時の安全確保について依頼したところです。しかしながらその後すぐ、12月1日に栃木県今市市の事件がありまして、12月7日の校長会で教育長から2点のお願いをしました。

1点目は通学路の再点検を兼ねて、担任が下校時一人になる場所はどこからで何分ぐらいかかるのかを把握し、その時間その区域を重点的にひのっ子安全パトロール隊や保護者及び地域のボランティアにお願いするよう依頼しました。もう1点目は、保護者が子どもと一緒に必ず通学路を歩いてもらって、危険箇所を知ってもらいたいという、以上2点をお願いしたところです。

14ページには現在の各小中学校の安全確保についての状況を載せております。昨年度まではひのっ子安全パトロール隊だけの学校がほとんどでしたが、現在は保護者や地域の方のパトロールも多くなっております。それが14ページに表になっております。今は小学校においては学年別の一斉下校を行っている学校が約半分ほどになっております。

次に15・16ページですが、これは現在の子どもの安全対策として日野市教育委員会が行っている事業でございます。1番としては、学校の敷地内に不審者が入らないための対策。2番として、万が一不審者が学校に入った時の対策。3番は、登下校時の安全を守るための現在の事業となっております。16ページは4番目として防犯教育を載せております。

現在はこのような事業を行っており、来年度に向けて新規事業計画ということで6点載せております。幼稚園にはカメラ付インターホンの設置、幼児向けセーフティー教室の実施。なお、小中学校にはすべて監視カメラがついております。また、小中学校に不審者情報メールサービスの配信。幼稚園については検討中です。それから小中学校の玄関に一人警備を兼ねた人を置く、学校案内人。スクールガード事業の実施と地域住民との連携ということで現在、財政当局に予算要求をしているものでございます。以上で報告を終わります。

[馬場委員長職務代理者]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見がございましたらお願いします。渡辺委員。

[渡辺委員]

ひのっ子安全パトロールが大変好評で、私もよくパトロールの方が巡回されている時に出くわしています。その際、ご苦労様と言っていますけれども、今は週3日ですね。5日全部パトロールできればいいのでしょうけれども、現段階は3日だとするとパトロールがない日に何か事故が起きる、そこを狙ってというようなこともあり得るので、残りの日をどう埋めたら良いのか、そのような取り組みを各学校でされていると思うのですが、どのようなことをされているのですか。

[佐々木学校課長]

ひのっ子安全パトロール隊は原則週3日ということで年間52週分、夏休みを含めた日数を学校長に委ねております。学校によっては夏休みは実施せず、その分を週3日以外の残り2日に充てている学校もあります。残りの2日間どういう対応をしているのかというところなのですが、学校では地元の自治会、あるいは保護者の方にいろいろ頼んでおります。非常に積極的な自治会もありますし、その2日間はまだ完全に空白な学校もあるというのが現状です。ですからその状況がこの表にありますけれども、学校ではPTAと地域の方に再度お願いをして強力に押しすすめていきたいと思っております。

現在、日野市としては子ども安全ボランティアという名称で市内全域にそういう呼びかけをしていこうと考えております。それは先日、この事件を受けまして東京都で緊急対策会議があり、東京都からも子ども安全ボランティアというひとつの名称ですけれども、そのようなことを各自治体がやってほしいという依頼がありました。日野市もそれに向けて前向きに、ひのっ子安全パトロール隊とは別に募集をかけて実施していきたいと考えております。

[馬場委員長職務代理者]

山畑委員。

[山畑委員]

このことに関連してですけれども、日野市で子どもたちの安全が脅かされるようなことが情報として最近ありますか。

[佐々木学校課長]

10月の教育委員会の際に半年間の状況報告をさせていただきましたけれども、凶悪な事件はあまりないです。ただ猥褻な事件、いわゆる盗撮とか子どもたちに声をかける、猥褻な言葉をかける、あるいはちょっと触ってすぐ走っていってしまう、そういう事件が多いです。車の中に引き込む等の事件はありません。

[加島教育長]

だいたい3つぐらいです。露出、写真を撮る、すれちがいざまに触ってくる、この3つぐらいの事件が多くて、4月以降、累計ですけれども学校から不審者情報ということで集計したのは11月末で37件ということになっています。

だいたいどの辺で出ているのかというのを事務局で地図におとしてみたのですけれども、出ているところはかなり限られています。4地域くらい出ているところがあり、そのあたりを重点的に行っていくと良いのかなという感じはあります。

[山畑委員]

警察へも情報はいっているのですね。

[加島教育長]

いっています。警察からも情報がきています。

[馬場委員長職務代理者]

新規事業計画の中に入っているのですが、地域住民との連携というのがあります。積極的にパトロールに参加するとか、積極的に意思表示をして何かやるという人以外に、積極的ではないけれども、そういうことに関心を持って見守ると、そういう地域住民の意識を普段から醸成しておく必要があるのではないかと思います。

実は私の知り合いの近くで、潤徳小の範囲内ですが、動物を虐待する、そういう事件があって、かなり自治会や地域でみんな目を大きくして不審な人はいないかと見ている状況がありました。そういうことがなくても、普段からそういうことに関心を持っていただくという手立てとして、教育委員会や学校が常にそういう情報を自治会を通して掲示してもらうとか、あるいは関心を持っていただくという、そういう手立てを常日頃から行っているともっと関心は強くなる。子どもが下校している姿に注意を向けることができるのではないでしょうか。

私もよくウォーキングで歩くのですけれども、やはり小学生の下校時間にぶつかりますと一人で女の子が帰るという状況もありますので、あまりじっと見ていると良くないですが関心を持って、そういう状況もあるという気持ちを持つことが大事かなと思います。

やはり多くの目が、具体的には子どもに目が向いていればかなり抑止力になるし、防止になるのではないかと思います。また何かあると情報として入ってくるのではないかと思いますので、自治会の掲示板などに学校あるいは教育委員会を通じて特にお願いし、必要に応じて自治会長さんたちを集めてお話をして協力を要請するとか、積極的に働きかけていくと良いのではないかなというふうに思いますので、是非、事務局として具体的な案を立てて行動していただければと思います。

[佐々木学校課長]

その辺が現在、重点をおいて考えているところなので、自治会の協力があれば一番良いと思いますが、自治会ごとの温度差もありますので検討していきたいと思います。ただ自治会の組織としては無理ですが、個人的にやりたいという方は結構いますので、そのことも考慮して募集していきたいですし、学校でも学校長宛にそういう手を挙げた地域の方が結構出てきているとのことです。

[馬場委員長職務代理者]

積極的に行動する人はありがたく協力していただき、意識として見るという、そういう情報を提供していくということも大切です。

[佐々木学校課長]

その辺は自治会と前向きに取り組んで、要望を出していきたいと思います。

[馬場委員長職務代理者]

他にございませんか。

[馬場委員長職務代理者]

なければ報告事項第34号を終了します。

続きまして報告事項第35号・行政情報の公開請求、について事務局より報告をお願いします。

報告事項第35号 行政情報の公開請求

[佐々木学校課長]

18ページをお開き願います。報告事項第35号・行政情報の公開請求について、前回の教育委員会から今回まで3件ありました。請求内容は記載のとおりです。

3件とも特定の個人が識別される内容がありますので、その部分は非公開として部分公開といたしました。以上で報告を終わります。

[馬場委員長職務代理者]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見がございましたらお願いします。

[馬場委員長職務代理者]

なければ報告事項第35号を終了します。報告事項第37号・平成17年第4回日野市議会定例会の報告、について事務局より報告をお願いします。

報告事項第37号 平成17年第4回日野市議会定例会の報告

[清水教育部長]

報告事項第37号・平成17年第4回日野市議会定例会の報告でございます。教育委員会関連の議案を中心に報告いたします。2ページをお開き下さい。

会期は12月1日から19日まで、19日間で開かれました。

一般質問につきましては、質問者22名、質問件数49件で内教育委員会関係は14名から関連も含めまして15件の質問がございました。3ページに主な質問につきまして質問の要旨、答弁の内容、今後の措置・方策につきまして一覧にまとめてございますので、後ほどお目を通していただきたいと思います。

議案ですが、市長提出議案33件、議員提出議案11件でございました。内教育委員会に関するものは4件です。市長提出議案につきましては、すべて原案可決となっております。

教育委員会関係の(1)一般会計補正予算(第4号)ですが、補正総額は753,536,000円で、その内教育費につきましては29,850,000円でございます。主な補正内容ですが、仲田小のランチルーム設置に伴います備品の購入費が2,000,000円、上下水道料の不足分12,150,000円、これは夏が暑かったということもありますけれども、それぞれの学校で校庭の散水器の整備が進んだことによるものです。それから、滝合小学校に設置する心障学級の整備費が4,550,000円、市民の健康増進のため市内を安心して歩くためのウォーキングマップの作成費が2,940,000円等でございます。

(2)とよだ市民ギャラリーの指定管理者の指定です。この指定管理者の指定につきましては、教育委員会で既に指定をご承認いただきましたが、市民会館、七生公会堂の指定管理者、八ケ岳高原大成荘の指定管理者の指定、それぞれ株式会社日野市企業公社を指定いたした議案でございます。指定期間は平成18年4月1日から3年間となっています。この4件、すべて原案可決という結果になっています。

請願ですが、教育委員会に関するものとして3件ございました。1つは七生中学校1年生のために安心して学習できる環境を整えるための陳情、これは継続となっています。2つ目は、小学校給食の調理業務民間委託に関する請願、これについても継続審査になっています。3つ目が、子どもたちが通う市立施設における有害化学物質の低減化対策等を求める請願でございます。これにつきましては、全会一致で採択という結果でございます。

以上でございます。

[馬場委員長職務代理者]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見がございましたらお願いします。

[馬場委員長職務代理者]

なければ、報告事項第37号を終了します。

次に平成18年1月の行事予定について、事務局より説明をお願いします。

※平成18年1月の行事予定については省略

[馬場委員長職務代理者]

事務局からの説明が終了いたしました。ご質問、ご意見はございますか。

[馬場委員長職務代理者]

なければ、平成18年1月の行事予定を終了します。

[馬場委員長職務代理者]

これより報告事項第36号に入りますが、本件につきましては、公開しない会議の中で行いますので、関係職員以外の事務局説明員も退席していただきたいと思います。異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[馬場委員長職務代理者]

異議なしと認めます。傍聴者は退席してください。

関係職員以外の事務局説明員も退席してください。なお、本件の終了をもって、平成17年度第9回定例会を閉会といたします。

(関係職員以外退室)

※ 「報告事項第36号・日野市公立学校教員の処分」

は、非公開

[馬場委員長職務代理者]

以上をもちまして、本日の案件はすべて終了いたしました。

これにて平成17年度第9回教育委員会定例会を閉会いたします。

閉会午後3時32分

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