平成17年度第7回教育委員会定例会(1)

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ページID1004520  更新日 平成30年2月16日

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平成17年度第7回日野市教育委員会定例会

開催日時

平成17年(2005年)10月13日(木曜日)午後2時~午後3時35分

開催場所

教育委員会室

議事(要旨)

開始午後2時

[田口委員長]

ただいまから、平成17年度第7回教育委員会定例会を開会いたします。

[田口委員長]

本日の会議録署名は馬場委員にお願いします。

本日の案件は、議案4件、報告事項6件です。また、報告事項第29号は自己情報のため、公開しない会議としたいと思いますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、会議規則第12条により、報告事項第29号は公開しない会議の中で報告を求めます。それでは、議事に入ります。議案第12号・日野市教育委員会が管理する公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例施行規則の制定について事務局より提案理由の説明をお願いします。

議案第12号 日野市教育委員会が管理する公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例施行規則の制定について

[徳田文化スポーツ課長]

議案第12号・日野市教育委員会が管理する公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例施行規則の制定について、ご説明いたします。

この規則は、6月議会において日野市で制定されました日野市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例に基づき、制定するものです。当該条例の第14条において、「この条例に定めるもののほか、この条例の施行について必要な事項は、市長等が別に定める」とあります。この市長等というのは、市長または教育委員会ということになっておりますので、教育委員会で規則を制定することになります。

この規則は第1条にありますように、教育委員会が管理する公の施設の指定管理者の指定の手続等について必要な事項を定めるものです。第2条では申請書等について、第3条では当該条例第4条にあります指定管理者の候補者の選定を厳正かつ公正に行うために選定委員会を設けることを定めているものです。第4条指定の通知、第5条告示、第6条事業報告書の提出、第7条指定の取消し等について定めています。第8条には、「この規則に定めるもののほか必要な事項は、教育委員会が別に定める」ということで、要綱等の制定を予定しています。

この規則を定めることにより、9月議会で審議された個別条例に基づき大成荘をはじめ、日野市民会館・七生公会堂、日野市民ギャラリーについて指定管理者の指定の手続きを開始するものです。以上、説明を終わります。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問がございましたらお願いします。

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

選定委員会を設置するということが3条にあり、その選定委員会のメンバーは市民公募というのがありますが、市民公募というのはどういう人をどのように募集するのか説明して下さい。

[徳田文化スポーツ課長]

選定委員会につきましては、詳細を要綱で定める予定としております。その中で計画していますのは、公募市民4名、企画・総務・教育の部長3名、そのほか市長が必要と認める者2人以内ということで7人から9人の選定委員を設ける予定となっております。

なお、今回指定管理者制度が導入され、日野市では初めての選定手続きを行ってまいります。その中で市長部局でも同様に指定管理者候補者選定を行っていきます。現在のところ、時間、日程等の都合により、教育委員会の選定委員会は市長部局で公募した市民を教育委員会の委員として委嘱し、同時に日野市として一貫した選定を行なっていきたいと考えています。

[馬場委員長職務代理者]

公募市民を募る手続き、あるいは公募市民の資格等はありますか。

[徳田文化スポーツ課長]

公募市民につきましては、広報等で募集をかけます。なおかつ、こういった施設の管理を任せる者の選定にあたっていただくので、ある一定のノウハウを持った方を公募市民として選んでいきたいと考えております。

[田口委員長]

渡辺委員。

[渡辺委員]

公募ということは、広く市民から募集を求めるのでしょうけれども、ノウハウを持っている人というとある程度限られてしまって、興味はあるけれども専門的にはそういう仕事をしたことはないが、選定の透明性の観点から参加したいという人もいると思います。そういう人はノウハウがないから駄目だということになってしまうと、限定されてしまうのかなという気もします。

[徳田文化スポーツ課長]

この選定委員会の目的は本来的に候補者の選定を厳正かつ公平に行うために設けるものでございます。そのような意味で、このノウハウというのが、例えば教育委員会で管理している市民会館、大成荘、ギャラリーについてそれぞれ特性が違いますので、それぞれすべてのノウハウを持った方というわけにはいかないと考えております。そういう意味で、そういった施設の管理、例えばビルの管理程度であったり、あるいはもう少し身近なところでのノウハウであっても構わないのかなと考えております。そういう候補者の選定を公正に行うという考え方自体もひとつのノウハウと考えておりますので、そういった方が応募されることは望ましいのですが、やはり今おっしゃいましたように、行政の中でこのような作業にあたっていただける方を探すというのはなかなか大変だと感じております。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

今の件ですが、4名となっているわけですが、例えば公募が4名ぴったりだったら審査をしないでその方々にするのですか。それから、もし足りない場合や4名以上の応募があった場合にはどうするのですか。

[徳田文化スポーツ課長]

4名以上の応募があった場合には、この委員会の任にあたりたいということを文章で表現していただいて、その中でどのようなことを趣旨としてやりたいのか、あるいはこういったノウハウを持っていますということを文章でいただいて、それを教育委員会の事務職員で読ませていただいて判断し、その中で4名というふうにしたいと思っています。

今考えておりますのは、選定委員は公募市民を4名、職員を3名というように考えております。この4名を欠いた場合ですけれども、市民の方が多い中で選定していくことが公平性につながるという考えがございますので、どなたかしかるべき人に応募していただけないか、あるいは任に就いていただけないかというお願いをすることになるかと思います。そういった中で4名の公募市民が選定できるかと考えています。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

先ほど資格はどうなるのですかと聞きましたのは、例えば応募すれば誰でも、例えば3名だったならば面接も書類審査もしないでそのまま委員になれるのかということを聞きたいのですけれども。

[徳田文化スポーツ課長]

応募の際に、先ほど述べました文章を書いていただいて応募するような形式になっております。その中ではなはだしくと言いますか、現実にはなかなか文章で判断するのは難しいところですが、適さないだろうという方についてはご遠慮頂くこともあり得るかと思います。

[馬場委員長職務代理者]

それは4名に満たなくてもということですか。

[徳田文化スポーツ課長]

はい、そうです。

[田口委員長]

山畑委員。

[山畑委員]

その選ばれた委員会の委員の任期はどのくらいになるのですか。

[徳田文化スポーツ課長]

予定しています要綱の中では、任期は別に定めるとしております。今回、指定管理候補者の選定を行なうのは日野市全体で11条例、16施設あります。今回の選定後、しばらくはこの選定の手続きをすることはありません。そういう意味で、今回はこの11条例、16施設の選定にあたっていただく期間についてお願いすることになると思います。その後、教育委員会で所管している他のスポーツ施設等の指定が必要な場合に改めて公募し、委員をお願いすることになると思います。

[馬場委員長職務代理者]

そのつどということになるわけですね。

[徳田文化スポーツ課長]

例えば数ヵ月の間に2件選定するということが予想されていればお願いすることもあると思いますが、基本的にそのつどお願いすることになります。

[田口委員長]

他にご質問ないでしょうか。渡辺委員。

[渡辺委員]

いただいた付属資料の教育委員会指定管理者制度の導入方針についてというものがありますが、3の指定管理者の候補者選定についてのところの、(1)、(2)で、(1)が公募による選定、(2)が公募によらない選定、(1)の場合はとよだ市民ギャラリーが該当し、(2)の場合は八ケ岳高原大成荘、七生公会堂となっていますが、これはどういう判断によってこのように分かれているのでしょうか。

[徳田文化スポーツ課長]

日野市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例では、候補者の募集ということで、第2条において指定管理者の候補者を公募するものとするという規定がございます。基本的に指定管理者を導入するにあたっては、公募をして候補者を選定していくという手続きになっております。とよだ市民ギャラリーについてはこの規定に則っとった形で手続きを行なっています。ただし、第5条におきまして、公募によらない選定というものがございます。市長等は、前条各号に掲げる基準を満たすもので、当該公の施設の性格、事業の内容、規模等に照らし、その管理を行わせることにより設置の目的を効果的かつ効率的に達成することができると認める法人その他の団体があるときは、第2条の規定にかかわらず、当該団体を指定管理者の候補者として選定することができるということで、選定の手続きが2つございます。そういう中で(2)の公募によらない選定ということで2つの施設を挙げています。

この2つの施設につきましては、現在どちらも日野市企業公社において管理運営を行っているわけですけれども、日野市としてプロパー職員の処遇、あるいは出資者である日野市の責任、市の再雇用・再任用職員の受け皿となっている事実、民間企業との節度ある分担が保たれるという事実、こういったものを勘案した中で今しばらく企業公社に管理運営を任せることが望ましいと考え、今回は公募によらない選定を行うものでございます。

[田口委員長]

渡辺委員。

[渡辺委員]

公募によらない選定はずっと続くということではないのですか。

[徳田文化スポーツ課長]

今後という話になりますが、今回公募によらない選定をして、3年間企業公社が企業努力をした中で、民間会社と競争できる、あるいはここにあります(3)の再雇用・再任用職員等の人数等の調整を行う中で、3年後には公募ができるような形を目指して努力していくという方向で考えています。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

理由の(4)で、民間企業とのバランス(節度ある分担)が保たれていると書かれていますが、具体的にはどういうことを言っているのですか。

[徳田文化スポーツ課長]

これまで企業公社が受託している管理業務は民間が入ってこれなかった部分ということで、民間ではもともと受託することができない業務を行っていました。そういう中で、民間業者では持っていないノウハウを持ったうえで民間業者が参入しないところを行ってきたという意味合いと思います。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

せっかく指定管理者制度が導入されるのですが、教育委員会としてはここにある施設、4施設が候補に挙がっているわけですが、具体的には公募による選定というのはとよだ市民ギャラリーのみであり、一番規模としては小さいです。あとの3つはそれほど従来と変わらないのではないかなと思います。

その理由として(1)、(2)、(3)、(4)とあって、私は今、(4)を聞いたわけですが、大成荘や市民会館、公会堂は他市でもこういう施設を持っていると思います。この件について他市はどのような状況なのか分かる範囲内でお願いします。

[徳田文化スポーツ課長]

大成荘のような保養施設あるいは林間教育施設を兼ねたものは他市にもございますが、三多摩の状況を見ますと、半分程度公募した形での指定管理者制度の導入を行っています。残り半分は、日野市と同じようにこれまで受託していたところに行わせるようです。これは大きな理由としましては、公募をしたところについては、これまでも形としては直営と言いながら実質的に民間企業に委託をしていました。市のこういった第三セクター等を通して行なっていた部分については現状維持をする傾向にあるようです。市民会館や七生公会堂のようなホール関係は三多摩各市において、財団をつくって運営をさせているところが多いようです。その財団を持っているところについてはほとんどが財団にそのまま指定管理をするということで動いているようです。

[田口委員長]

他にありますか。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

そうしますと日野市と企業公社との関係が急に変わるのではなく、3年~4年ぐらいかけて努力してもらって、その結果、今度は公募の対象になるのですから、それに耐え得る企業努力をしてもらうというのが趣旨のように思うのですけれども。

[徳田文化スポーツ課長]

おっしゃるとおり今後、企業公社が指定管理者制度の導入をきっかけにして企業努力をした中で、これから3年間行なっていく管理業務について、これまでとは違ったサービスの向上とコストパフォーマンスの向上というところを目指してやっていただくことにより、また3年後、新しい展開が見えてくると思いますので、そういった期待を込めて今回はこの指定を行っていければと考えています。

[田口委員長]

他にはないでしょうか。

[田口委員長]

ご質問がなければご意見を伺います。

[田口委員長]

ご意見はないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。議案第12号・日野市教育委員会が管理する公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例施行規則の制定について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第12号は原案のとおり可決されました。

続きまして議案第13号・日野市立八ケ岳高原大成荘指定管理者の選定手続きについて、を議題といたします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第13号 日野市立八ケ岳高原大成荘指定管理者の選定手続きについて

[徳田文化スポーツ課長]

議案第13号・日野市立八ケ岳高原大成荘指定管理者の選定手続きについて、ご説明申し上げます。施設名につきましては、日野市立八ケ岳高原大成荘。位置、施設規模については記載のとおりです。第12号の議案の中でご審議いただいた教育委員会指定管理者制度の導入方針に基づいて今後の手続きをしてよろしいかどうかを伺うものですが、指定管理者制度を大成荘において導入し、選定方法については条例第5条に基づく公募によらない選定を行なっていくものです。理由につきましては、先ほどのご審議の中でご説明したとおりでございます。

今後の選定手続きの流れですが、10月14日に事業計画書の提出を依頼し、17日に事業計画書の提出期限を定めるものです。10月18日、19日に事務局で書類審査をし、20日から11月2日まで選定委員会の審査を行ないます。11月2日に選定委員会を終了し、11月10日に選定委員会より候補者の意見書を教育委員会へ提出していただく予定となっております。それに基づいて、11月の教育委員会において選定の議決をいただくような流れを予定しているところでございます。

以上、説明を終わります。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問がございましたらお願いいたします。

事業計画書を出すとありますが、この事業計画書に出されるものは、例えば食事や清掃といったものを指定管理をする人ではなく再委託します、というようなことが書いてあるのですか。

[徳田文化スポーツ課長]

この事業計画書については、今回公募なしでの事業計画書ですからこれまで管理運営を行ってきた企業公社が出します。食事の内容等につきましては、事業計画書は企業公社が作成するものでこちらでは分かりかねますが、おそらくこれまでのものを原則踏襲した形で、現状がこのような状況であって、このような点を改善していくというような計画になっているかと思います。その一部として、例えばエレベーターの保守ですとか細かな業務についてはそこから再委託している部分があります。その部分については、「こういったところに再委託します」という内容が記載された事業計画書になると思います。今おっしゃられた食事の部分についても、おそらくここの業者に再委託するという内容で上がってくることと思います。

[田口委員長]

食事はこちらで、清掃やメンテナンスはこちらですという選定は管理者がするのですか。

[徳田文化スポーツ課長]

そういった再委託においてどのような業者を使うかについては、その指定管理者が自らの権限の中で選んで使っていくことになります。

[田口委員長]

他にはないでしょうか。

[加島教育長]

理由が4つというのは市共通で4つの理由を出しているのですが、この中で、日野市企業公社が事業計画書を出し、その中で今までよりも費用的にも効率的にもサービスの向上ができる、日野市企業公社においても十分期待できるということが理由としては大きいです。

[徳田文化スポーツ課長]

今回指定管理について市議会でも様々ないろいろご審議をいただいているところですが、その中で、現在管理委託している企業公社、市長部局では他の所もありますが、企業公社において、当然現在より経済的効果が出るのか、あるいはサービスが向上できるのかということに対して、それができるという立場で今回は公募をしないということです。それは大前提ということで、ここには記載してございませんがそういった意味合いでございます。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

委託料の変化はあるのですか。

[徳田文化スポーツ課長]

委託料ということでお支払いしている部分については、指定管理を開始以降、今よりも下がることを期待しております。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

その中で努力してもらい、より効果を上げてもらいたいということですね。その委託料を下げるというのは企業公社との話し合いで下げるのか、それとも市で、この委託料でやってほしいというふうになっていくのですか。

[徳田文化スポーツ課長]

指定管理者の公募については、日本全国で行われているのですが、その金額について市で定めてこの金額以下でという場合と、それを定めずにフリーハンドでどのくらいでできるのかというケースがございます。今回は公募なしという中で、これまでの委託料が当然よく分かっている企業公社ですから、その中で経済的効果を出すことを期待して指定管理に移行するということをお話いたしますので、当然そういった効果を見込んだ中での事業計画を提出してくることと期待しています。

[田口委員長]

山畑委員。

[山畑委員]

ここに市の再雇用・再任用職員の受け皿となっているとありますけれども、そうすると再雇用・再任用職員の給料はどこから出るのですか。

[徳田文化スポーツ課長]

再雇用・再任用した後に出向しているわけですが、その給料の支払いについては委託料の中から出ている形です。

[山畑委員]

市の委託料ですか。

[徳田文化スポーツ課長]

現在は、市の予算の中で、委託している中からその人件費が支払われるという形になっております。

[田口委員長]

他にご質問ありますか。山畑委員。

[山畑委員]

その場合、これから行う他の指定管理者になったところでも給料は同じですか。

[徳田文化スポーツ課長]

このあと審議予定になっております市民会館についても同様です。ギャラリーについては特に担当の職員がおりますので再雇用・再任用等には影響しません。

[田口委員長]

渡辺委員。

[渡辺委員]

ギャラリーの方では職員が兼任されていて人件費というのはかからないわけですが、それ以外にかかる経費というのはどういうものがありますか。

[徳田文化スポーツ課長]

審議が未だの部分ですが、ギャラリーについてかかっている経費の主なものは清掃や機械警備が大きくなっております。あとは受付事務ということで申請を受け付ける事務があります。

[田口委員長]

大成荘の市からの出費はどういうものをされているのですか。

[徳田文化スポーツ課長]

概ね1億円程度の支払いをしているところですが、先ほどおっしゃられました食事の部分ですとか、いわゆる旅館業と同様の部分がありますので、当然布団や清掃、そういった全体の運営で大きな部分がございます。それ以外に色々な設備がございますので設備の保守点検で電気なら電気専門、その他例えばボイラーだったり、様々な設備についてはそれぞれの業者へ再委託している部分で費用がかかっています。企業公社は他に所長等を配置して現地の管理を任せていたり、受付事務や宣伝というように様々なことをその中で行なっているということです。

[田口委員長]

市の再雇用・再任用職員の受け皿となっていると言いますが、現在のお金の中にこういう意味の人件費は入っていないのですか。

[徳田文化スポーツ課長]

直接ではなく、大成荘の運営につきましては直接現地では再雇用・再任用の職員は関わっておりません。しかし、運営全般においては企業公社本社の社員が関わっておりますので、本社管理費として入ってくる中でその方たちに人件費を支払うという仕組みです。

[田口委員長]

他にございませんか。

[田口委員長]

なければご意見を伺います。

[田口委員長]

ご意見はないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。議案第13号・日野市立八ケ岳高原大成荘指定管理者の選定手続きについて、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、議案第13号は原案のとおり可決されました。

次に議案第14号・日野市市民会館指定管理者の選定手続きについて、を議題といたします。事務局より説明をお願いします。

議案第14号 日野市市民会館指定管理者の選定手続きについて

[徳田文化スポーツ課長]

議案第14号・日野市市民会館指定管理者の選定手続きについて、ご説明いたします。施設名は記載のとおりです。指定管理者制度の導入については、先ほどご審議いただきました大成荘と同様に、指定管理者制度を導入し、第5条に基づく公募によらない選定を行なうものです。

理由等については先ほどの大成荘の内容と同様でございます。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問ございますか。

[田口委員長]

ないようですのでご意見を伺います。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

先ほどの八ケ岳高原大成荘と同様なのですが、ここに企業公社においての課題の解決が必要といって4項目あります。是非、このあと数年の内に検討していただいて、もう少しすっきりした形でこの選定が行なわれるように是非お願いしたいと思います。

[田口委員長]

他にご意見はないでしょうか。

[田口委員長]

ないようですので、これにてご意見、ご質問は終結します。

お諮りします。議案第14号・日野市市民会館指定管理者の選定手続きについて、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第14号は原案のとおり可決されました。

引き続きまして、議案第15号・日野市立市民ギャラリー指定管理者の選定手続きについて、を議題とします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第15号 日野市立市民ギャラリー指定管理者の選定手続きについて

[徳田文化スポーツ課長]

議案第15号・日野市立市民ギャラリー指定管理者の選定手続きについて、ご説明申し上げます。施設名は日野市立市民ギャラリー、位置、施設規模については記載のとおりです。日野市立市民ギャラリーにつきましては、指定管理者制度の導入施設とし、選定方法は条例第2条に基づく公募による選定を行なうこととするものです。

選定手続きの流れは、募集の告示を10月14日に行い、募集要項の配布を24日まで行ないます。申請書の受付を28日まで行い、31日に書類審査を行なう予定です。11月2日、選定委員会の審査を受け、9日に選定委員会を終了し、候補者を決定したいと考えております。11月10日に選定委員会より候補者の意見書を受理したのち、11月の教育委員会で候補者としての議決をいただきたいと考えております。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問がございましたらお願いいたします。

公募による選定ですけれども、どのような資格を持っていたら指定管理者になれるかと、例えばギャラリーだから美術のことに長く関わってきたですとか、掃除もしなければならないのでそういうこともできる方ですとか、その辺はどうですか。

[徳田文化スポーツ課長]

例えば株式会社等であれば会社設立の時にその業務内容に入っていない部分や全くかけ離れている会社であれば難しいかと思います。この申請書の中に会社の経歴ですとか、あるいは一緒に添付していただくものの中に会社の登記簿であったりそういったものもございます。そういう中での若干の判断はできるかと思いますが、原則としてNPOでも構いません。特定の、例えば美術の関係ですとかそういったことにこだわる形ではございません。どちらかと言うと、館の管理の部分が大きい業務ですので建物管理に長けた会社であったり、様々な団体等が考えられると思っています。そういった中で、申請書に市民ギャラリーをどういう形で活性化していくか、あるいはどうやって経済的効果を出すか等、様々な記載をしなければならない項目を予定しておりますので、その中で判断していくことになると考えています。

[田口委員長]

先ほどから会社や団体という言葉が出ているのですけれども、これからベンチャーで管理者になりたい等という人もいるかと考えられると思うのですが、そういうことはどうなのですか。

[徳田文化スポーツ課長]

活動の実績等、申請書に書いてもらいますので、おそらく何も経験がない団体等であれば少しつらいのかなと考えております。

[田口委員長]

他にご質問ないでしょうか。

[田口委員長]

なければご意見を伺います。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。議案第15号・日野市立市民ギャラリー指定管理者の選定手続きについて、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第15号は原案のとおり可決されました。

報告事項に入ります。報告事項第24号・平成17年第3回日野市議会定例会の報告、について事務局より報告をお願いします。

報告事項第24号 平成17年第3回日野市議会定例会の報告

[小林庶務課長]

報告事項第24号・平成17年第3回日野市議会定例会の報告、についてご報告します。

議案書の10ページをお開き願います。1、会期は9月1日から9月28日の28日間で行なわれました。2、一般質問です。一般質問の質問者18名、質問件数が33件。一般質問の18名の内、教育委員会関係は9名から11件の質問がありました。質問者9名の内、アスベスト関係については5名の方から質問がございました。これは教育委員会に関するものも含めまして、市全体としての取り組みの中でアスベスト関係については総務部が対応しました。

今回の主な一般質問の要旨ですが、11ページの記載のとおりです。次に3、市長提出議案と議員提出議案です。市長提出議案が33件、内教育委員会に関するものが4件、議員提出議案については5件、教育委員会に関するものはございませんでした。市長提出議案の内、教育委員会に関するものについて4件説明させていただきます。まず、(1)平成16年度日野市一般会計決算の認定について、ということで16年度の決算の状況でございます。教育費の決算額は5,695,429,244円です。一般会計総額の決算額は53,210,827,414円でした。次に(2)日野市立学校設置条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。これは7月14日の教育委員会でご審議いただいた平山小学校と平山台小学校の統合に伴うものです。新校名を平山小学校との決定をうけまして、今回議会で議決をいただいたものでございます。

(3)日野市立八ケ岳高原大成荘設置条例の一部を改正する条例です。これも8月11日の教育委員会でご審議いただいたものです。先ほどの議案との関連でございますが、指定管理者の管理について条例の一部を改正したものです。

最後に(4)平成17年度日野市一般会計補正予算(第4号)についてでございます。補正総額につきましては記載のとおりでございますが、その内の教育費、26,598,000円を補正いたしました。これの内容ですけれども、補正には増額補正をしたものと減額補正をしたものがございます。増額補正については、金額で68,662,000円、減額補正については42,064,000円でございます。その差額の26,598,000円が増額ということで数値に表れています。

まず増額補正について主なものを申し上げますと、教育センターの修繕料1,800,000円、小学校施設の修繕料8,000,000円、平山・平山台小統合に伴う移転運搬経費1,700,000円、給食調理臨時職員賃金が17,701,000円、その他校舎・体育館の耐震診断、東光寺小・八小増築設計、中学校の施設修繕料、市民グラウンドの除草委託料、総合体育館強震計画作成委託料等を含めまして、増額が総額で先程申し上げました68,662,000円でございます。

減額につきましては、郷土資料館の人件費、総合体育館基本設計委託料等が減額となりまして、総額で42,604,000円が減額となり、差引きの26,598,000円が数値の上では増額補正となっています。

4、請願でございます。教育委員会に関するものは1件ございました。件名は七生中学校1年生の学年崩壊に対する対策に関する陳情ということで、結果は継続になっております。陳情の内容についてはお手元に配付させていただいた資料のとおりです。以上で、報告を終わります。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見がございましたらお願いいたします。渡辺委員。

[渡辺委員]

陳情で七生中学校に関するものが出ておりまして、先般、教育委員会としても学校訪問で七生中学校に行ってまいりまして、実感としてこれは大変だなという印象を私だけでなく各委員もお持ちになったのではないかと思いますし、懇談の席でもそのような発言をさせていただきました。これについては教育委員会としてはどのような対応をされたのでしょうか。

[小林庶務課長]

それでは、田口参事から回答させていただきます。

[馬場委員長職務代理者]

少し付け加えて、陳情内容のところで「身の危険を感じる」というような表現があるのですが、具体的に何かあったのだと思いますが、それがどういうことか分かればあわせてお願いします。

[田口教育部参事]

請願につきましては、まず学校の状況からお伝えします。今お話があったとおり、5月から6月にかけてピークであり、教育委員の皆様に見ていただいたところは、1年生より3年生の方がやや落ち着きがなかったかなと思っています。請願の折りには3年生は落ち着いておりましたので、1年生についてということでお話いたしました。

1年生につきましては、いわゆる一部の生徒を中心に生じたということで、そのことに対応して授業補助者、学習に対する補助者を3名つけ、非常勤講師を1名つけるというお答えをいたしました。なお且つ、教育委員会職員を午後、配置させていただきました。このことにつきましては9月で終了予定を考えていたのですが、教育委員の先生方の見られたとおり、ちょっと継続した方が良いだろうということで1カ月延長させていただきました。その流れの中で、今後につきましては、できる限り非常勤講師を増やす、それぞれのお子さんの保護者と連携を強くして、地域の協力も得て立て直しを図っていきたいと思っています。

先ほどの身の危険ということにつきましては、物を壊したり、通りがけに叩いたりということで、そのことをやや誇張的に書かれた部分もありますが、実際の部分、我々が調査した中でも物に当たったり、人を叩いたりという事実がありましたので、そのことについては今後とも十分指導していきたいと考えています。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

この陳情書を読みますと、ごく一部の子どもの状態のことを指しているように思います。4クラスとも同じような状況、学年全体が非常に荒れているということなので、その特定の子どもたちが引き金になっているとは思うけれども、そればかりではなく、もっと抜本的な問題があるのではないかなと思うのですが、そのことに関してはどう捉えていますか。

[田口教育部参事]

今、一部というようなお話がありましたけれども、一部の生徒が各クラスに3名から4名の割合で平均的にいます。そのお子さんが入学当初より集中して授業を受けられないという状況があり、そのことが発達段階も踏まえて、また教師の指導の中で、中学校の発達段階というのは子どもの主体性、自主性、そういうのを重んじて指導を開始したところ、このような状況になったということで、指導のあり方についても見直さなければなりません。いけないものはいけない、きちっとするところはする、そういうような指導を10月からは進めようと学校では捉えています。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

私が聞きたいことは、こういう問題をある特定の生徒が複数いるからそれが原因だからという捉え方だけで良いのかどうかということを聞いているのです。もちろんそれは引き金にはなっていると思いますが。

[田口教育部参事]

学校等と連携の中で、その課題については我々も十分認識しているつもりです。多くが、いわゆるある行動に対して乗りやすい子どもが多数いる。それを学校全体の中で「いけないものはいけない」という言葉もあがってこない。そういう状況が中学校全体の中にあると思います。それを学級会や生徒会を中心に子どもたちの中からも直していかなければいけないし、教員の側からも直していかなければいけないということで、どちらかというと、ある事象に対して真剣に考える子どもが少なかったというところでは、そういう物事に対してきちんと捉えて、道徳の授業や学級外活動で、自分たちの問題であるということで全体として取り組んでいく必要があると認識しています。

[田口委員長]

山畑委員。

[山畑委員]

親が子どもを学校に行かせるにあたっては、少なくとも安全で安心して静かに勉強できる環境を作るということは学校の最低限といいますか、学校が必ずしなければならない、保障しなければならないことだと思います。学校には行っていろいろ実情も聞きましたけれども、かなり大変な状況であると思いました。これでは親も公立よりも私立へという、あるいは是非この学校は避けたいという気持ちになってしまうと思うのですが、請願が出されて、議会ではどのような捉えられ方ですか。

[田口教育部参事]

今までも我々が関わってきた保護者の方たちは、やはり七生中学校を良くしたいと考えています。七生中学校を卒業された方も多く、我々の力で頑張っていこうというご意見が保護者には多いです。この請願については、またそれとは違った、いわゆる行政サイドからも手助けして欲しいという趣旨で出されたものだと感じています。

[田口委員長]

渡辺委員。

[渡辺委員]

意見も入ってしまうかもしれませんが、ここでかなり具体的な提案があって、例えばどういう構成にするかは別なのですが、問題解決チームを校内に設置する等というのも具体的な一つの案だと思います。教育委員会もかなり力を入れて対応し、単なる七生中の問題というふうにしない方が良いと思います。いろいろな経験を得ることもあると思うので、一つのケーススタディとしてこの問題に対処し、教職員の皆様も七生中学校のことは七生中学校の先生たちの問題だというのではなくて、いつ自分のところにこういう問題が起きてもおかしくないという意識を持ち、全体として校長会や副校長会等の支援も得ながら解決していく対応が必要なのではないかと思いますが、どうでしょうか。

[田口教育部参事]

まず教育委員会、学校、警察、児童相談所、このチームとしては6月にサポートチームを作りまして、取り組みを話し合いました。やはり今お話のあった流れの中で学校長、副校長、主幹も含め、そこの枠の中だけのアイディアや工夫ではなかなか厳しいところがあるということで、9月の自主校長会では七生中の件で時間をとっていただきまして、各学校、自分の学校だったらどうだろうということで話合いをさせていただきました。なお、生活指導主任会等においても、外には出せない個人情報的なこともありますけれども、自分の学校が荒れた時に何が出来るかというところではアドバイスを多少いただいています。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

いろいろと周りから学校に対して援助を差し伸べて、より先生方が指導しやすい環境を作っていくということが大事だと思いますけれども、結局は、最後の解決はその学校自身の先生方なり保護者なりが頑張ってもらえないことには、よそからの手をあてにしていただけでは解決しないと私は思います。援助は受けるけれども、やはり当事者が必死になって頑張らないと、これは解決できないと思います。だからといってこの援助をやめるというのでは難しいので、援助は十分にしてあげて下さい。学校がその人たちに任せ切ってしまうような雰囲気になってしまったら駄目だと思います。

[渡辺委員]

私が言ったのは、そういう「外からの援助で」と言ったのではなくて、どういう構成かは別にして問題解決チームを学校の中に設置するということが、まず必要なので、馬場委員がおっしゃるように、まず学校の中で地域の学校評議会、あるいは育成会等から協力を得ながら、広くは日野市全体の関係者の協力も得ながら対処していかなければいけないのではないかという趣旨を述べたのです。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

これを読むと、請願者はもう学校を諦めているようです。だから周りからたくさん色々なことを行って欲しいということになるわけです。学校の先生ではどうしようもないということを言っていると思うのです。そうではなくて、やはりその子の保護者が先生方も一生懸命になって努めているのだということが感じられることがやはり大事なのではないですかね。

[田口教育部参事]

そのようなことでは、この請願後、学校ではおやじの会というのが七生中学校にはあるのですが、そのおやじの会の方々が部活動や地域のボランティア等も含めて参画して下さり、その方たちの助言により、授業を真剣に受けている子も何人か増えてきているということは事実です。

先ほども述べましたように、チームとしては校長、副校長、主幹、そして当該学年の1年の学年主任が入った、いわゆる学校の中のチームを作ってやっているのですが、度重なる毎日の流れの中で、行動をすることが先になってしまいどのようにやっていくかという長いスパンで考える作戦というのがまだ弱いというところで、校長会、生活指導主任会、おやじの会、しいて挙げれば育成会の会長も木曜日には入っていただいております。そして関係者の方々も支援して下さるということで、その瞬時における対応に対して、長期的な対応、中期的な対応をどうリンクさせていくかというところも一つの課題だと感じています。

[田口委員長]

山畑委員。

[山畑委員]

先ほどこの請願に対して議会の方ではどうかと聞いたのは、この請願の内容から見ると、議会よりもむしろ教育委員会に出してくる請願だと思うのですけれども、その中で議会的な立場で解決できる問題もあるかと思ってそちらに出したのかもしれません。教育委員会については再三いろいろな話がこちらにきているわけです。この中の、市に訴えても市の答えは云々というような話もあります。これは教育委員会に対してなされている訴えですか。

[田口教育部参事]

教育委員会と言いますのは、私自身、参事宛または学校課宛のファクスが連続的に届いています。その流れの中での検討、またはちょっと行き違った部分もございますけれども、内容面について確認したところによると、いわゆる傷つくことや自殺、命に関わることという部分ではちょっと言い過ぎたということで訂正の言葉を受けています。

[山畑委員]

ただ、その先の解決がみえないということで議会にも出しているということなのでしょうか。

[田口教育部参事]

もっと強く援助して欲しいというように捉えています。

[田口委員長]

他にはございませんか。

[田口委員長]

ないようですので、報告事項第24号は終わりといたします。

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