平成17年度第6回教育委員会定例会

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ページID1004519  更新日 平成30年2月16日

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平成17年度第6回日野市教育委員会定例会

開催日時

平成17年(2005年)9月27日(火曜日)午後2時2分~午後3時3分

開催場所

教育委員会室

議事(要旨)

開始午後2時2分

[田口委員長]

ただいまから、平成17年度第6回教育委員会定例会を開会いたします。

議事に入ります前に、本日は傍聴希望者がいらっしゃいますので傍聴を許可したいと思いますが、異議ございませんでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、傍聴を許可いたします。

[田口委員長]

本日の会議録署名は渡辺委員にお願いします。

本日の案件は、議案4件、報告事項4件です。また、議案第10号・第11号は人事案件のため、また報告事項第23号は自己情報のため、公開しない会議としたいと思いますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、会議規則第12条により、議案第10号・第11号及び報告事項第23号は公開しない会議の中で審議いたします。また、会議の進め方ですが、議案第10号・第11号及び報告事項第23号は会議の最後に審議したいと思いますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、会議の最後に審議いたします。

それでは、議事に入ります。議案第8号・教育委員会委員長の選挙及び委員長職務代理者の指定について事務局より提案理由の説明をお願いします。

議案第8号 教育委員会委員長の選挙及び委員長職務代理者の指定について

[小林庶務課長]

議案第8号・教育委員会委員長の選挙及び委員長職務代理者の指定について、ご説明申し上げます。議案書1ページをお開き願います。

平成17年10月1日をもって田口委員長の任期が満了となります。また、委員長職務代理者は現在、馬場委員にお願いをしておりますが、その任期については、次の職務代理者が指定されるまでとなっております。慣例により、委員長選挙時にあわせて指定を行っているところでございます。なお任期は、委員長については平成17年10月2日より平成18年10月1日まで、職務代理者については次の職務代理者が指定されるまででございます。

地方教育行政の組織及び運営に関する法律第12条並びに日野市教育委員会会議規則第7条及び第8条の規定に基づき、委員長の選挙及び委員長職務代理者の指定を行うものです。条文の抜粋については、2ページに載っています。よろしくお願いいたします。

[田口委員長]

ただいまの説明のとおり、委員長の選挙及び委員長職務代理者の指定を行います。

この件につきましては、慣例により事務局がその執行の任にあたりますので、庶務課長にお願いいたします。

[小林庶務課長]

それでは、ただいまから日野市教育委員会委員長の選挙及び委員長職務代理者の指定を行います。最初に委員長の選挙、続いて職務代理者の指定という順序で行っていただきます。選挙の方法ですが、日野市教育委員会会議規則第7条に、委員長の選挙は、指名推薦の方法により行う。ただし、これにより難いときは、単記無記名投票の方法によるものとする、と規定されています。

それでは、ご推薦をお願いいたします。渡辺委員。

[渡辺委員]

大変ご苦労をおかけすると思いますが、引き続き田口委員に委員長を務めていただくよう推薦いたします。

[小林庶務課長]

ただいま委員長として田口委員の推薦がありましたが、いかがでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[小林庶務課長]

田口委員、引き続きお引き受けいただけますでしょうか。

[田口委員]

はい。

[小林庶務課長]

ありがとうございます。それでは、田口委員が引き続き委員長に選任をされました。

さらに、委員長職務代理者の指定を行っていただきます。日野市教育委員会会議規則第8条により、委員長職務代理者の指定は委員長推薦の方法を準用することになっております。

それでは、推薦をお願いいたします。渡辺委員。

[渡辺委員]

ご苦労をおかけしますが、引き続き馬場委員にその任にあたっていただきたいと思い、推薦いたします。

[小林庶務課長]

ただいま委員長職務代理者として馬場委員の推薦がありましたが、いかがですか。

(「異議なし」の声あり)

[小林庶務課長]

馬場委員、お引き受けいただけますでしょうか。

[馬場委員]

はい。

[小林庶務課長]

ありがとうございます。馬場委員が委員長職務代理者に選任をされました。

日野市教育委員会の次期委員長は田口委員、次期委員長職務代理者は馬場委員と決まりました。

それでは、新委員長及び新委員長職務代理者から、それぞれご挨拶をいただきたいと思います。よろしくお願いします。

[田口委員長]

1年間というのは本当に短くてあっという間です。引き続き委員長になりました。皆さんのご協力がないと務めていけませんので、どうぞよろしくお願いいたします。

[小林庶務課長]

馬場委員、お願いいたします。

[馬場委員長職務代理者]

相変わらずで変わりばえしないと思いますが、よろしくお願いします。

[小林庶務課長]

ありがとうございました。以上で議案第8号・教育委員会委員長選挙及び委員長職務代理者の指定を終了いたします。

[田口委員長]

議案第8号はこれにて終了いたしました。

議案第9号・第22期日野市体育指導委員の委嘱について、事務局より提案理由の説明をお願いします。

議案第9号 第22期日野市体育指導委員の委嘱について

[徳田文化スポーツ課長]

議案第9号・第22期日野市体育指導委員の委嘱について、ご説明申し上げます。

この委嘱については、欠員が生じたため追加で委嘱するものでございます。4ページをご覧ください。下段にございます小坂体育指導委員が、一身上の都合とございますが、市外へ転居されたということで退任となりました。これに伴い、上段にございますように、村松さんを第22期体育指導委員として委嘱するものです。村松さんはバレーボール・ビーチボールに堪能で、明るく体育指導委員の任に適しているということで委嘱しようというものでございます

以上で説明を終わります。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問がございましたらお願いします。

[田口委員長]

なければご意見を伺います。

[田口委員長]

ご質問、ご意見がないようですので、これにて終結します。

お諮りします。議案第9号・第22期日野市体育指導委員の委嘱について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第9号は原案のとおり可決されました。

報告事項に入ります。報告事項第20号・(仮称)日野市立総合体育館の建設報告、について事務局より報告をお願いします。

報告事項第20号 (仮称)日野市立総合体育館の建設報告

[徳田文化スポーツ課長]

報告事項第20号・(仮称)日野市立総合体育館の建設報告、についてご報告申し上げます。この件につきましては、ただいま開催されております9月議会において、補正予算の要求等を行ったものについての経過をご報告するものです。平成17年度当初におきましては、基本計画ではなく基本設計の予算を頂戴して今年度基本設計にあたる予定でございました。その基本設計を作成しようという段にあたりまして、様々な検討を行っていく中で、体育館の規模の問題や運営コストの問題、その他これまで考えてきたものと少し違う部分についても検討しなければいけないということが明確になってまいりました。その中で、今議会をもちまして、基本設計から基本計画ということで見直しをさせていただくという内容でございます。

文教委員会では既に補正予算については可決をいただいておりますが、まだ議会での可決が完了していないということでございます。また体育館特別委員会でもご説明を申し上げました。その中で、障害者への配慮等様々な意見をいただいた中で、基本計画を来年3月までに策定し、その後18年度に基本設計ということで、1年遅らせたスケジュールで進めたいと考えているところです。その後19年度に実施設計、20、21年度で工事、22年度オープンというスケジュールに変更になりました。

以上で、報告を終わります。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見がございましたらお願いいたします。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

南平体育館の有効的活用方法及び改修計画の策定というようにありますが、この改修計画ということですが、これは具体的にどういうところを改修する予定でしょうか。

[徳田文化スポーツ課長]

南平体育館の改修につきましては、これまで総合体育館を1館で総合的な機能という考え方でまいりましたが、既にある南平体育館と合わせて総合体育館の機能を整備しようという方向転換と考えていただければいいと思います。そういう意味で、南平体育館が既に建設後26年経っており建物本体としての補修も必要なこと、併せて総合体育館の一部という機能を充足するための施設整備ということでの改修となります。

総合体育館の内容が決ってくればまた南平体育館も変わってきますが、例えば柔、剣道場を新しい体育館に作って、今の南平体育館をトレーニングルームにする等、その逆もあるかと思います。様々なアイデアがあると思いますが、その辺を基本計画の中で検討させていただきたいということです。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

そうしますと、これは総合的に両方の体育館を見ていって、南平体育館は総合体育館の分館というような形になるのですか。

[徳田文化スポーツ課長]

イメージとしては恐らく分館、そういう名称にするかどうかは別としまして、併せてということではそういうイメージもあると思います。

[田口委員長]

他にございますか。

南平体育館をご使用になっている方は大変使いづらい思いをしていらっしゃるということをご存知ですか。

[徳田文化スポーツ課長]

南平体育館につきましては、玄関入ってのスリッパの問題から、シャワー室であったり、26年前という昔のコンセプトでつくられた体育館ですので、使い勝手が悪いということは伺っておりますし、また運営面におきましてもまだまだサービスが行き届いていない部分があると考えております。そういう意味では、総合体育館ができた時には、今、話が出ましたように、分館という位置づけであれば併せて運営するということで、今後指定管理者制度の導入等も含めて、その管理運営につきまして改善を図っていきたいと考えています。その部分も含めて基本計画の中で明らかにしていきたいと思います。

[田口委員長]

トレーニングルームというのが南平体育館にありますが、その使用状況はどの位ですか。なぜ聞くかというと、色々なスポーツにおいて、他市からスポーツ団体を招いた時、更衣室もないそうなのです。あの部屋をあまり活用されてないのなら、できるなら更衣室のようなものにしてほしいという意見もあるので、どのくらい使っているのかなと思いましてお伺いしました。

[徳田文化スポーツ課長]

トレーニングルームにつきましては、毎日朝から晩まで開いているわけではなく、その日の一部の時間、例えば午後ですとか夜ですとか、そのような開放を行っております。そういう意味では、空いている時間はただ器械を置いてあるだけということであまり効率的な利用はできておりません。これにつきましては、新しく総合体育館ができた時点で、あの部屋の機能を考えなければいけないと思っています。

ただ、他市が来ての大会等になりましたら、新しいところでできるような形、また南平体育館についてはそれ以外のものができるような形というような分け方もあるかと思います。それぞれの機能をどう持たせるかによってそれぞれの部屋の機能が変わってまいりますので、その中で検討していければと思います。

[田口委員長]

他にございませんか。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

2番目の今後のスケジュールのところで、18年2月に地元説明会が設定されています。具体的には地元説明会というのはどのような形で行われ、どういう方が対象となるのでしょうか。

[徳田文化スポーツ課長]

この地元説明会というのは、新しい総合体育館、今あります夏期に自然体験広場を行っている市民のスポーツ公園の北側になりますけれども、あそこに新しく大きな建物が建つということで、そちらの住民の方が地元という考え方で説明会を行おうと思っています。

やはりそこに体育館ができれば人の流れも変わります。車の流れもかなり変わると思います。あるいは地元の方々がどのような施設を望んでいるのかということもあるかと思います。地元の方々にご不便をかけることもあるかと思いますので、地元の方にご理解をいただいたうえで計画ができなければいけないということで地元の方々にご説明申し上げ、ご意見をいただいて、最終的に反映されるような方向で考えております。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

説明というのは地元の方だけで良いのですか。何故かと言うと、これは地元だけの体育館ではないのですよね。

[徳田文化スポーツ課長]

この計画を立てる段階におきまして、これとは別に市民の意見をいただく場を設けることを考えております。またパブリックコメント等もいただかなければならないということも考えております。この地元説明会、成果品納品と2つだけ項目が書いてあるのですが、今後、この基本計画策定業務の契約をしてすぐに進まなければなりません。その中で市民の方々の意見をいただく場の設定とパブリックコメント等のある程度完成した時点での意見をいただく場をうまく組み込んで、3月の納品に向かっていきたいということで、まだこの中身があまり詳しく決っておりませんので大まかな表現になってしまいましたが、その部分についてはしっかり配慮していきたいと考えております。

[馬場委員長職務代理者]

市民に対しても意見を聞く場を持つということで良いのですね。

[徳田文化スポーツ課長]

はい、そのとおりです。

[田口委員長]

渡辺委員。

[渡辺委員]

成果品納品とありますが、成果品とは何ですか。

[徳田文化スポーツ課長]

成果品というのは、基本計画が本の形になって、製本されている状態のものです。

[田口委員長]

山畑委員。

[山畑委員]

こういう計画全体に対して、反対やそのような運動や動きはないのですか。

[徳田文化スポーツ課長]

どちらかと言うと、スポーツ関係者から促進の請願等出ており、文教委員会等では可決されたところですが、明確な反対は伺っておりません。ただ、議会の審議の中で財政問題や身近なところのスポーツ施設ということで、大きなものでなくても良いのではないかという声が出たことはございます。全体の流れとしては日野市において屋内スポーツ施設が不足しているということから、建ててほしいという声が多いと受け止めております。

[田口委員長]

今、色々な代表者が集まって問題を検討する会合ができていますが。

[徳田文化スポーツ課長]

市民検討委員会で体育館については既に検討されたところですが、それは一旦成果物が出て、現在は動いていない状態です。

[田口委員長]

建物の大きいものを作ると人もたくさん集ると思うのですけれども、車のことはどうなっていますか。

[徳田文化スポーツ課長]

これまでの計画の中では、150台程度の駐車場をここに準備しなければいけないという考え方でおります。

[馬場委員長職務代理者]

150台という考えのもとになる数値は何ですか。

[徳田文化スポーツ課長]

こちらの体育館につきましては、比較的広いから使えるということが一つあります。そうはいっても、やはり市内全域からということで車の量も多いですが、駐車場の大きさの制約というのは様々なものがございまして、せっかく緑の多い自然の中にある都市公園の中に作る体育館です。駐車場をもっと広くすればするほど木を切らなければなりません。そういった立地の制約からくるところもあり、150台というのはかなり駐車場に配慮した時にできる最大ぐらいの大きさということになってしまいます。150台で何人乗れるのかということもありますが、大きな大会等であれば乗り合わせ、あるいはバスということもございますし、普段の市民の利用であれば、1日の中で1日8時間ずっと運動する方というのはあまりいらっしゃらないということも考えれば、ある程度この150ということでこなせるだろうという予測をしております。

[田口委員長]

他にございませんか。

[田口委員長]

ないようですので、報告事項第20号を終了いたします。

報告事項第21号・行政情報の公開請求、について事務局より報告をお願いします。

報告事項第21号 行政情報の公開請求

[佐々木学校課長]

報告事項第21号・行政情報の公開請求についてご報告いたします。

議案書の20ページをお開き願います。前回の教育委員会から今回の教育委員会まで、10件の公開請求がありました。

一番上の請求内容については、個人情報に関わるものはないので全部公開としております。その下の2段目から下から3段を除いたもの、請求日が8月3日から下から4段目8月10日までのものに関しては、個人が特定できる情報もありますので、その部分は除いて部分公開としております。

9月1日に請求があった3件のものは、請求内容が全く同じものでございます。この請求については、中学校教科用図書採択審議会委員の応募論文の評価表というもので、採点項目のみ公開しまして、応募者の点数並びに採点者の氏名は非公開として部分公開といたしました。

以上で、報告を終わります。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見がございましたらお願いいたします。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

採択審議委員応募論文評価表というのは、これは本人からの請求ではないのですか。

[佐々木学校課長]

本人もいますし、本人以外の方もおります。

[馬場委員長職務代理者]

本人の場合も部分公開ということですか。

[佐々木学校課長]

本人は、いわゆる自分だけの情報ではなくて、応募した方全員の点数の公開ですので、自分のだけほしいという場合は自己情報の開示請求になります。

[田口委員長]

渡辺委員。

[渡辺委員]

一番上の三沢台小学校の取引業者及び取引額の一覧を示す資料、答えづらいかもしれませんけれども、請求されている方はどういう問題意識でこの資料を請求されているのでしょうか。答えられなければ結構です。

[佐々木学校課長]

請求者は三沢台小学校の保護者でございます。請求の意味というものは我々も存じておりません。

[田口委員長]

他にございますか。

[田口委員長]

ないようですので、報告事項第21号を終了いたします。

報告事項第22号・行政処分執行停止の申立て、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第22号 行政処分執行停止の申立て

[田口教育部参事 ]

報告事項第22号・行政処分執行停止の申立て、について報告いたします。議案書の22、23ページをお開き下さい。

教諭が日野市教育委員会が7月26日付で発令をいたしました9月7日の服務事故再発防止研修を命ずる処分で、停止の申立てをしたものです。この方は前回7月21日の研修に対しましてもやはり同じように申立てをした方です。

24ページをご覧下さい。東京地方裁判所民事36部より、申立てに対して却下した主文と理由でございます。今回の専門研修につきましても当人の申立ては却下されて、研修を受けるようになりました。以上で、報告を終わります。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見がございましたらお願いします。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

この件は、これで終着ということになるのですか。それともまた上告等あり得るのですか。

[田口教育部参事]

この研修命令の処分に対しては今回で終わりです。ただ、この流れの中で全体の処分ということでの、いわゆる主訴は通っておりますので、それが次にまた出てくることと思っています。

[田口委員長]

他にございますか。

[田口委員長]

ないようですので、報告事項第22号を終了いたします。

庶務課長。

[小林庶務課長]

ここで発言を許可願いたいと思います。

本来であれば、今回の定例会の報告事項の中に、教育委員会のアスベスト対策について議題として載せて、この場で報告をさせていただくべきところでしたが、今回の議案に載せてございませんので、この場をお借りして教育委員会のアスベスト対応について報告させていただきたいと思います。よろしいでしょうか。

[田口委員長]

よろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしということなので、よろしくお願いします。

[小林庶務課長]

教育委員会のアスベスト対策について報告させていただきます。

お手元に資料をお配りしてあります。それをご覧いただきたいと思います。

まずアスベストの使用状況に関する報告事項ということで、これは教育委員会においては既に建築物については文部科学省の調査依頼により、アスベストの使用状況について調査を行ってきたところです。建築物以外の施設備品についても調査を進めてまいりました。その結果、一部の教材備品と調理器具にアスベストが含有していることが判明いたしました。そのことについて緊急対応を行ってまいりましたので、報告させていただくものでございます。

まず1つ目は、製品名石綿付金網、これは理科の実験用に使うものでございます。アルコールランプの上にビーカーなどを熱する時、底に使用するものでございます。調査をしたところ、小学校13校、中学校5校で合計429枚ございました。これはすでに回収いたしております。なお、この製品ついては、既に10年ほど前からセラミック製のものを使っておりますので、学校に保管されていたものを回収したというのが主でございます。

2つ目は耐熱手袋でございます。これは給食の調理用に耐熱手袋として使っていたものでございます。この耐熱手袋については、アスベストが含まれている可能性があるということで回収させていただきました。追跡調査をした結果、製造元の芝田工業に確認したところ、この製品についてはアスベストは含有されていないということがわかりました。

3つ目が調理用ガス回転釜でございます。これは第一中学校の給食調理用のガス回転釜6基が日本調理器で作られているもので、昭和62年11月以前に製造されたものについては回転釜の二重構造になっているその二重構造の中に、断熱材の一部としてアスベストが含有されているということがメーカーに問い合わせた結果、9月14日の時点で確認されたところです。9月14日に確認されて、その後学校と相談し、9月15日には臨時のPTA役員会を開催していただいて、その中で説明をし、同日には全生徒の保護者に対して通知文を配布いたしました。9月16日と9月21日の2日間については、給食を中止いたしました。それから調理室の空気調査ということで、9月16日に空気調査をし、9月20日に結果が出てございます。

2枚目をご覧いただきたいのですが、この給食の中止及び献立の一部変更に関する説明会資料ということで、これは9月23日に第一中学校の保護者を対象とした説明会を行いました。そのときにお話をさせていただいた資料です。この資料の裏面をご覧下さい。この中に給食室の空気調査をした結果が載ってございます。これは市立第一中学校調理室ということで、測定方法は環境省告示第93号に基づいて調査をしたものでございます。

見方としましては、測定名称に書いてございます位相差顕微鏡での計数として4本、生物顕微鏡での計数として4本、採気量は600リットル、視野数は50、計算結果0.00、報告値0.5未満という表示でございます。これについては、2時間をかけて給食室の空気を600リットル採取しました。採取をする時に、採取口にフィルターをつけまして600リットルを採取した際に、フィルターに付着する繊維を確認できたものが位相差顕微鏡で4本ございました。この4本をさらに違う生物顕微鏡で見ますと、これがアスベストだと透けて見えて、いわゆる生物顕微鏡では物体はうつらないということでございます。したがいまして、位相差顕微鏡で見た4本が、生物顕微鏡で見て4本見えるということは、これはアスベストではないということで、検査結果としては、600リットルの中に全く1本もなかったということで0.00000と表示されています。測定状況の報告値としては、これは下限値ということで表示する時には0・5未満という表示になるということです。実際には全くなかったということでございます。それから、フィルターの視野数50というのは、フィルターの中から50ヵ所のポイントをとりまして、その50ポイントを顕微鏡でのぞいた数でございます。その中に4本あったということでございます。

そういうことで、このこともあわせて23日の保護者の説明会、それから学校からの保護者に対する結果の報告ということで報告させていただいています。

3枚目が、9月15日に第一中学校の保護者の皆様にお出しした文書です。これと学校側の文書をあわせて保護者の方にお知らせしているところです。もう1枚、三沢中学校保護者の皆様へということで9月26日付の文書をつけさせていただきました。これは、これまで調べてきている中で、回転釜のメーカーにアスベストが耐熱材に含まれているかどうかの確認を、日野市だけではなくて、これは東京都からの連絡があったものですけれども、3行目に書いてありますように、「桐山工業株式会社の回転釜にはアスベストを使用していない」という報告を受けていたところですが、9月22日の段階になって、実は間違っていましたと、含まれていますという報告がありました。この報告を受けて、再度この該当する機種を調査したところ、三沢中学校の回転釜2基に該当することが判明しました。

そこで教育委員会といたしましては、すぐその日に教育長はじめ三沢中学校の校長を訪ね、早急に検討いたしまして、学校も保護者のPTA役員会とも相談をし、9月26日から30日まで給食を中止いたします。その際に、学校側から出されている文書と教育委員会での通知を一緒に送付しているところです。

なお、給食室の空気調査については、26日に実施をし、28日に速報値が出されます。速報値が出される結果を待って給食の再開等については学校と協議をしていき、協議結果については保護者にお知らせをするという段取りで進めていきたいと考えております。

それから、一番前のアスベストの使用状況に関する報告事項にお戻りいただきたいのですけれども、この対策については、9月15日午後4時に記者会見をいたしまして、プレス発表をしたところでございます。下段の部分に書いてあります市の公共施設における調査の現状ということで、建物については、現在市長部局の財産管理課が中心となって、教育委員会が所管をする学校、教育施設、社会教育施設も含めて調査をしているところです。これは設計図面と現場を確認しながら調査しています。アスベストそのものを吹き付け剤として使っているものについては、昭和62年に既に調査をいたしまして、63年、平成元年に該当するものについては撤去しています。その可能性があるのは、アスベストの吹き付け剤の類似品として一部含んだ、5パーセントですとか1パーセントですとか、そういった規制が進む中で含んだ吹き付け剤が使用されている可能性があるということで、現在、精密分析が必要な施設として16施設ございますけれども、市全ての施設の中で16施設、これは検体をとって、今後含まれているかどうかの確認をしていくところでございます。当然、確認されればそれなりの対処をしていくという予定です。

以上、報告させていただきました。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見がございましたらお願いします。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

はっきりした基準ということは分からないのですが、アスベストに対する危険度でレベル1から4まで規格があるというのを聞いたことがあります。この回転釜はそういう観点からいくとレベルいくつですか。

[小林庶務課長]

そこの安全基準について承知してない部分もあるかもしれませんが、それぞれ調理器具についての安全基準が何であるかという明確なものがございません。今まで規制されている中で、アスベストを使って製造されている工場の中で1リットル中150本、それから隣接するところでは1リットル中10本以上含まれてはいけないという規制はあると聞いています。

[馬場委員長職務代理者]

そういうことではなくて、こういう製品については、例えば天井とか耐熱構造のこういう構造については安全度がレベルいくつだとか、だからもし安全度が低い場合には、今までそこで働いていたり何かしていた人の健康調査というようなことも考える必要があるのかなと思ったので聞いたわけです。例えば普通の家でもキッチンだとかお風呂場だとか、そういうところにも使われているということを聞いています。だけれども、実際には安全度が高いとか、使用されていても人体に影響はないというような話もありますので、ないにこしたことはないので撤去した方が良いとは思いますけれども、非常に危険な状態で使用されていたのかどうか、そういう確認は行った方が良いのかなと思います。これは基準があるようなので、それに照らし合わせればわかることかなと思ったのです。

[小林庶務課長]

建築物で言いますと直接吹き付けているもの、その中でも覆っていて密閉されているもの、あるいは上にコーティングがされていて封じ込めているもの、こういったものは直接目視もできませんし、封じ込められているということで飛散性が極めて少なく安全性が高いということだと思います。

今回の回転釜なのですが、回転釜につきましては二重構造の間に入っていて、回転釜を使っているときは全く見えない状況です。使っている状況のみでは見えません。釜とガスバーナーが一体化しているので、下にガスバーナーがついていて、それが熱するということで、下の部分は円状に輪切りのように、ひっくり返しますと見える状況です。その部分が空気にふれているということで露出していました。空気にふれているということで、飛散性が全くないとは言えませんので、早急に回転釜を換えるということと、合わせて調理室の中の濃度がどうなのかということを調査させていただきました。撤去したあとではございますけれども、全くなかったということがひとつございます。

それから健康面については、実際に症状が現れてきたりするのは40年、50年と言われています。そういう中で、専門家の先生にもお話を伺っているところですけれども、健康診断をして、その中でどうであるかという判断は難しいということです。自覚症状があればということもございます。このような状況の中で、必要に応じて健康相談等は今後考えていきたいと思っています。当面は現場のものを撤去し、安全な状態で調理をしていきたいというような対応をさせていただきました。

[田口委員長]

渡辺委員。

[渡辺委員]

15日に臨時PTA役員会を開いて説明をされたということですが、その場でいま馬場委員から出たようなことですとか、あるいは不安に感じているようなこと、こうした方が良いというような意見等は出たのですか。

[小林庶務課長]

そのようなお話は確かにございました。当面は今お話させていただいたように、まず現状にあるものの中で恐れのあるものは換えていきたい。そして状況を見ながら必要に応じて健康相談等必要なものについては対応していきたいとお話させていただきました。

[田口委員長]

他にございますか。

[田口委員長]

ないようですので、報告を終わらせていただきます。

次に平成17年10月の行事予定について、事務局より説明をお願いします。

※平成17年10月の行事予定については省略

[田口委員長]

事務局から平成17年10月の行事予定についての説明が終了いたしました。何かご質問、ご意見はございますか。

[田口委員長]

ないようですので、平成17年10月の行事予定を終了します。

[田口委員長]

これより議案第10号・第11号及び報告事項第23号に入りますが、本件については、公開しない会議といたしますので、関係職員以外の事務局説明員も退席していただきたいと思います。異議ございませんでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。傍聴者は退席してください。関係職員以外の事務局説明員も退席してください。なお、本件の終了をもって、平成17年度第6回定例会を閉会いたします。

閉会午後3時03分

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