交流センターの市民運営を考える会 提案書
交流センター活用のアイディア
集う!遊ぶ!学ぶ! 交流センターへようこそ 概要版
交流センターの市民運営を考える会の提案
1 はじめに
これは日野いいプラン2010(第4次日野市基本構想・基本計画)に盛り込まれた「市民行動計画指針」に沿った市民行動計画の一つである「交流センターの市民運営を考える会」が地域コミュニティの核として重要な役割をもっている交流センターの運営利用について行った、研究・視察・実践の報告と活用のアイディアです。 交流センターがそれぞれの地域で喜ばれる施設として運営・利用されるために、地域の皆様に活用いただけたら幸いです。
2 本行動計画が選定された背景
日野いいプラン2010策定を通じて取りまとめられたコミュニティや施設への市民提案で出された解決すべき地域の現状には次のようなものがありました。
※市民が気軽に立ち寄れるふれあいの場所がない。*高齢者から幼児までの交流の場となる施設が地域に必要。
市民提案ではこれらを解決するために、地域コミュニティの核となる複合施設の運営には市民運営を導入することが望ましいとする提案がなされました。そこでこのような提案をもとに、日野いいプラン2010に参加した有志が集まって、平成13年2月に「交流センターの市民運営を考える会」(以下、「考える会」)が発足しました。
3 こんな場にしてはどうだろうか
現在の地域コミュニティに最も必要なものはその地域の核となる複合的な施設だと考えています。単なる箱物を設置するのではなく、気軽にふらりと立ち寄る人達が自然に会話を交わしていくうちに、気の合う仲間ができたり、悩みを相談したりしていくことのできるような、温かみがあって住民のいこいの場、子どもも大人も共通のふれあいの場をいかに地域が作り上げるかが重要ではないでしょうか?そこで「考える会」では次のようなキーワードを設定しました。

交流センターをどのように活用したらよいかをお伝えするのに、「考える会」では以上のキーワードのような場にしてはどうだろうかと提案します。
※『気軽に立ち寄れるたまり場』は、いつでも開放されています。
※『なかまづくりの場』は、立ち寄った住民同士がいつも会話をはずませています。
※『ふれあいの場』は、なかまを広げて呼び寄せます。
4 活動概要
「考える会」では日野市におけるコミュニティ施設として、南平駅西交流センターを初めての自主運営施設のモデルケースとして選びました。この施設が、常時開かれ、利用しやすいようにするため、どのように地域住民が運営すればよいのか、他市の例を参考にしながら次のように検討を進めました。
(1) 他市の実例から学ぶ
市民が運営を行っている、多摩市や川崎市などの施設運営の具体的実例をみて、市民のアイディアがすばらしいことを感心すると同時に利用されている市民の方々の活力・元気をもらいました。
「参考にしてはいかが!(視察した自主運営の先輩)」
川崎市麻生区の虹ヶ丘小コミュニティールームがお勧めです。『地域住民のあらゆる年齢層が交流し、助け合って生き生きと暮らせる住みよい街づくりのため』有志が部屋の管理や自主事業の企画運営などボランティアで行っています。高齢者の会食・喫茶、子育てや遊びの支援などが印象的でした。
(2) 意見交換会・講演会を開催
南平駅西交流センター(以下、「南平駅西」)の開設に伴い、地域の市民のコミュニティの核として活用を図るため、まず地域内の自治会やグループ活動を行っている団体等と意見交換会を開くとともに、虹ヶ丘小コミュニティルームの自主運営の実例や苦労話や工夫を伺う講演会を開催しました。出席された市民からは、このような施設に地域としての期待が大きいということがわかり、同時に市民運営の必要性も理解したとの感想をいただきました。
(3) 自主運営組織立ち上げに参加
「考える会」は意見交換会や講演会の成果をもとに南平駅西で地域の市民有志とともに自主運営組織立ち上げ、施設の運営・利用等のルールづくりにオブザーバー参加しました。 自主運営組織立ち上げのキーポイントとなったものを挙げると、次のようなものが思いあたります。
1) 組織立ち上げ世話人の発掘
2) 地域の拠点づくりを目指すルールの策定
3) 地域のニーズを把握
5 交流センターは現在どのように運営されているか?
「考える会」は前述 (3) の3つのキーワードをもとに、施設の自主運営をより進めるため、開設後一年間「南平駅西」の運営委員会に参加しました。運営委員会は交流センターを地域の活動の拠点として展開を図るため地域内へのPR事業の実施など、精力的に活動しましたが、このときこんな運営課題が話題となりました。
- 地域との連携を深めるにはどうしたらよいか?
- 地区センターと交流センターの違いは?
- どこまで市民運営できるのか?
- 気軽に使えるようになっているだろうか?
6 交流センターの市民運営を進める際のアイディア
このような課題は、「南平駅西」に限ったことではなく、交流センターの市民運営を考えコミュニティづくりをする際に、どこでもおこることではないでしょうか?以下は「考える会」で検討した解決の一例です。
地域との連携を深めるにはどうしたらよいか?
イ.地域協議会を組織し、地域の人も参加する協議会をつくり、交流センターを運営してはいかがでしょうか。
ロ.行政は交流センターで行う住民ニーズに基づく事業を今後も継続して実施・支援し、地域の拠点をPRすべきではないでしょうか。
地区センターと交流センターの違いは?
イ.地区センターは自治会を主体に地域の諸活動のために利用できる身近なコミュニティ施設。交流センターは、いつでも立ち寄れる地域のなかまづくりを目的とした地域の拠点とする施設。
ロ.交流センターは地域と利用者のコーディネーターになれるのではないかと考えています。そこで、受付に関わる人は、地元住民であること、運営委員の一員となることを検討してはいかがでしょうか。
どこまで市民運営できるのか?
イ.管理運営の責任をもつことが住民による市民運営につながるのではないでしょうか。そのためには行政は住民の主体性を積極的に認めてはいかがでしょうか。
ロ.行政が地域に運営を任せることをはっきりと示せるよう地域の組織づくりを目指してはどうでしょうか?
気軽に使えるようになっているだろうか?
イ.交流センターはいつでも開放されたたまり場で、立ち寄った住民同士が会話をはずませ、なかまを広げる場です。
新たな仲間が気軽に使えるよう、ルールは誰にもでわかりやすく寛容にしておくとよいのではないでしょうか?
ロ.地域の人材、特に若い世代が気軽に交流センターを使うには、地域からの積極的なPRが必要です。夜間や休日を使った自主運営の企画として、NPOなどの地域の団体とタイアップしたり、行政・企業・学校などにサークル立上げにつながるような事業や勉強会を要請してみてはいかがでしょうか?
番外編 その他のアイディア
交流センターは個人としても、グループとしても、有効に楽しく利用できるように、そして市民による運営で支えあうためにも、交流センター相互の交流の機会をつくり、情報交換の場を定期的に設けてはいかがでしょうか。(例 自主運営組織の連絡会など)

7 おわりに
「考える会」では、市民がいつでも気軽に立ち寄れるふれあいの場、高齢者から幼児までの交流の場、となるような交流センターを目指して市民運営を考えて参りました。交流センターの市民運営で得られるものは様々ですが、地域に必要なことを市民・地域・行政で考えて協働することで、交流センターが楽しい交流の場になることを期待します。
地域協働課または各交流センターにてお配りしています。







