平成18年12月 企画部企画調整課
 市は、市立病院跡地活用の地域検討会からの報告を受けて、その対応を下記にまとめましたので皆様にお知らせいたします。

 【経過】

  旧市立病院の跡地については、市民の貴重な財産という認識のもと、庁内で跡地活用の検討を進め、平成16年3月には市立病院跡地は事業用借地権を設定し、プロポーザル方式(技術提案方式 民間企業の斬新な企画・デザイン力、計画実現の実行力、豊かな施設経営能力を生かした提案を提出してもらい、その提案を審査する方法)で事業者を決定するという方向性を示しました。この事業計画の方向性を受けて、平成16年度当初に市の方針を決定し、広報紙で広く市民に周知、事業計画の概要を公表しています。この事業計画に基づき、市はプロポーザル方式で事業者を募集して選定を行い、株式会社 自然堂(現 株式会社 極楽湯、以下「株式会社 極楽湯」という。)を優先交渉権者として決定しています。この間、市民説明会を含めて自治会等と意見交換を適宜行ってきました。この16年度中の意見交換会、住民説明会等の中では、事業計画に対する反対意見等はなく、事業計画の方向性についてもご理解をいただいていたところでした。
  平成17年度4月以降3回の地域説明会では、参加市民から、事業計画について地域の細部まで情報が伝わっていない、市民の意見を聞いて計画に反映させてほしいなど、多くの意見をいただきました。市としては事業の進捗状況について情報を丁寧に公開していたつもりでしたが、地域の細部まではその情報が伝わらず、情報伝達手段の不備と市民意見を計画に反映してほしい旨の意見を、地域の住民からいただく結果となりました。
  市は、当該地の活用について、計画地周辺の方々に利用していただける施設でなければならないと考え、市がこれまで実施してきた経過や取組みについて、地域の方に理解していただくこと、地域市民等の意見を計画に反映させることを目的に、地域の方々を含めた市民と会議体(以下「地域検討会」という。)を設け、ある程度の期間をかけて当該跡地の事業計画について改めて整理させていただきました。
 

【地域検討会の報告】

  市と地域の代表者等からなる地域検討会での討議は、平成17年9月より平成18年10月まで32回を重ね、当該事業計画についてこれまでの経過の検証・整理を行い、討議の内容はその都度市のホームページや市内図書館等で公表、また地域に対し2回の経過報告会を開催して情報を発信しています。このことから、この地域検討会の討議内容、進行は地域にある程度周知され理解を得ているところと考えています。この地域検討会は、これまでの討議内容を報告書の形にまとめ上げ、平成18年11月2日に市長報告、同年11月18日には市民説明会を開催しその役割を終了しています。

【報告を受けての市の対応】

 市は、この地域検討会の報告を受け、その取扱いについて検討した結果、地域検討会の委員構成は病院跡地周辺地域の方々の代表であること、また、討議の要点録をその都度図書館や地域広報板等で地域に周知、定期的に報告会を開催して地域の理解を求めていることなども考慮すると、地域検討会の報告は周辺地域の意見の集約であり重く受け止めざるを得ないと考え、基本的に地域検討会の報告に沿った形で事業を進めていくべきであると判断いたしました。ただし、地域検討会も報告の中で認めているとおり、市としても平成16年に明快な手続きを経て株式会社 極楽湯を優先交渉権者に決定しています。このため、市が自らこの優先交渉権者を消滅させることは困難であり、平成18年11月末現在、株式会社 極楽湯より当該計画からの撤退の意思表示もないことから、既プロポーザルの白紙撤回はできないものとして、地域検討会が示す優先交渉権者への再審査を実施いたします。
  市は再審査の方法として、地域検討会が付加条件として示す5項目について、株式会社 極楽湯に提示し、この付加条件に対する事業者の提案を受け、その提案内容について審査を行い、方向性を明らかにしたいと考えています。