「借りたお金が返せない」
 
 マンションのローンで生活が苦しくなり、クレジット会社のカードローンを多用するようになったが、先月から急に返済困難となった。債務を整理する方法はあるか。マンションはできたら手放したくない。
     
 借金を重ねて返済困難になった状態を『多重債務』といいます。多重債務の整理の方法は、弁護士等による「任意整理」と、裁判所で行う「特定調停」「個人再生手続き」「自己破産」があります。「任意整理」は債権者との話合いによって和解を図るものです。グレーゾーンの金利(※)を利息制限法に定められた金利で再計算すると、多くの場合債務額が減少するので、各債権者に新たな返済方法を認めてもらって、返済していくことになります。この方の場合は一定の収入があって、マンションを手放したくないとのことなので、「個人再生手続き」の方法もあります。住宅ローンを除いた債務額の5分の1を、原則として3年間で返済する「再生計画案」を裁判所に提出し、許可を得て返済すれば残りの債務は免除されます。しかし、住宅ローンは平行して支払っていかなければなりません。どちらの方法がよいかは、弁護士会のクレジット・サラ金相談や法テラスに相談するとよいでしょう。
DM広告や、電柱の広告などに「借金を低金利で一本化!」などと書いてあっても、悪質な「紹介屋」「整理屋」の場合があるので、くれぐれも注意して下さい。
 
(※)グレーゾーン金利―出資法で刑罰の対象にはならないが、利息制限法では認められない金利のことで、現状では10数%の差がある場合があります。2009年末にはグレーゾーン金利は撤廃されます。
(日野市消費生活相談室)
 電話 581・3556