市立病院経営評価委員の提言が市長に提出されました
平成17年4月28日、市立病院経営評価委員・星野幸夫氏より、馬場市長に「市立病院経営評価委員提言」が手渡されました。
市立病院経営評価委員には、前群馬大学医学部付属病院長 故・長町幸雄氏、公認会計士 星野幸夫氏を迎え、それぞれの専門の立場から市立病院の運営及び経営評価を行い、今後の市立病院のあり方について検討し提言にまとめていただきました。
提言は、市立病院長を始め各科の医師と直接ヒアリングを行い、現場の状況を把握した上で、次の提言がまとめられました。(下記項目は、市立病院経営評価委員提言の一部です。提言の全文は市政図書室において閲覧できます)
市立病院経営評価委員提言【要旨】
【市立病院経営評価委員の設置目的】
◆ 市立病院の運営及び経営が適切かつ効果的に行われているかどうかの経営評価実施し、今後の市立病院のあり方を提言してもらうため、平成15年7月30日に設置
◆ 経営評価委員には、前群馬大学医学部付属病院長・長町幸雄氏、公認会計士・星野幸夫氏を迎え、それぞれの専門の立場から検討
【本提言書の特色】
◆ 市立病院の現状を直接把握するため、病院長をはじめ各科の医師からヒアリングを実施(6割強の医師とヒアリング。30名中19名の医師とヒアリング実施)したことで、現場の状況が反映された提言書
◆ 本提言書では早期実施が必要な課題として39項目、評価委員の提言として2項目あるが、その中でも焦眉の急務として、
1)地方公営企業法の全部適用の実施
2) 脱系列大学医局を図る
3)診療時間を午前8時30分に繰り上げるとともに、土曜日診療を実施
の3点を提唱している
【現状の把握】
経営状況からの分析と病院事業全般からの分析
〔経営状況からの分析〕
◆ 医業収支比率、病床利用率、職員の給与比率の検証から、「平成15年度の決算状況は、前年度と比較すればかなり良化しているものの、未だ収益が思うようには伸びず、経費に硬直化の傾向が見られる」としている
〔病院事業全般からの分析〕
◆ 人事面に関する事項として、系列による医師採用や医師の専門性の確保の困難状況を指摘
◆ 経営体制に関する事項として、経営体質改善の必要、病院の積極的なPR不足、民間経営のノウハウ、医療職員の意識など公営病院の経営上、人事管理上等の課題を指摘
【市立病院の課題対応】
経営評価委員提言のほかに、早期に実施が必要な課題対応項目として39項目示し、その実施状況の把握や推進体制の整備など、内容の整理と確実な実施を指摘している
◆ 病院職員の意識に関することとして 5項目
◆ 病院経営改善に関することとして 14項目
◆ 実務に関することとして 10項目
◆ 指導等に関することとして 7項目
◆ その他として 3項目
【経営評価委員提言】
日野市にある公立病院としての責務(市民のための病院)と経営改善の必要性の2つの側面から提言を行っている
〔日野市にある公立病院としての責務の側面〕
提言の方向 「科目別経営による病院経営の健全化推進」
(課題を実施するための独自の取組み)
◆ 課題39項目の早期整理と確実な実現
◆ 診療時間の30分繰上げ、土曜日診療の実施
◆ 早期の脱系列医局の実現
◆ 地域の二次的診療の位置づけを明確に打ち出す
(一般財源の繰り入れを前提とした科目別経営をする場合)
◆ 市立の病院としての役割考慮
◆ 救急医療体制の強化(小児科救急の24時間体制)
◆ 特定の科目は赤字経営やむなし、特定の科目以外は黒字経営を目指す
〔経営改善の必要性の側面〕
提言の方向 「地方公営企業法における全部適用による抜本的改革」
◆ 病院が市から独立し、一企業の形で運営
◆ 病院経営のプロを配置
◆ 経営責任者を明確化
◆ 全国自治体病院での全部適用の増加傾向







