1 総合評価方式導入の経緯


  (1) 公共工事の品質確保
    公共工事について全国的に見ると、公共投資が減少している中で、受注をめぐる
    価格競争が激化し、極端な低価格入札が増加するとともに、工事の品質低下を招
    くことが懸念されています。

    本市は、建設業者の技術力を適切に審査し、価格と品質が総合的に優れた調達
    の実現を目指すことを基本に総合評価方式を導入することとしました。

  (2) 「格差是正」への取組み
    低入札価格によるダンピング受注が、公共工事に従事する建設労働者の低賃金、
    不安定雇用などの労働条件の悪化を招いているとの各方面からの指摘がありま
    す。

    本市は、主要施策として掲げる「格差是正」を入札・契約制度において具体化す
    るためにも総合評価方式を導入するものです。

    新制度の中では、新たな試みとして建設労働者の賃金等労働条件確保に向け
    た企業の取組みも評価の対象としています。また、環境への取組みや地域貢献
    などの評価項目も盛り込んでいます。 

2 制度の概要


  (1) 対象工事
    設計金額800万円以上1億円未満の工事より抽出

  (2) 総合評価方式の類型
    国土交通省の地方公共団体向け「総合評価実施マニュアル」に示される「市町
    村向け簡易型」(高度な技術提案を要せず過去の施工実績や工事成績などを主
    に評価する)を基本に実施します。

    この「市町村向け簡易型」に加え、日野市独自に「格差是正」「環境」「地域貢献」
    等の取組みを評価項目に組み入れています。 

  (3) 企業評価項目(入札価格以外)
    (1) 一般的評価項目から市町村向け簡易型
      ・過去の工事成績
      ・優良請負者表彰
      ・同種工事施工実績
      ・配置予定技術者保有資格
      ・配置予定技術者施工実績

    (2) 日野市独自評価
      (1) 格差是正への取組み
       ・建設労働者の適正な労務単価確保
       ・市内企業への下請け状況
       ・法定外労働災害補償制度への加入
       ・退職金制度
       ・障害者雇用
       ・男女共同参画推進

      (2) 環境への取組み
       ・「ふだん着でCO2をへらそう」宣言

       (3) 地域貢献
       ・災害対策協力会加入状況
       ・消防団協力事業所認定状況
       ・ボランティア活動 

      (4)指名停止(減点対象)
       ・過去の指名停止状況

3 ガイドラインの制定


  総合評価方式を試行として実施するにあたり、ガイドラインを制定しました。総合評
  価方式の基本的事項を示すとともに必要な手順を明らかにし、円滑な制度の運用
  を確保するため、また、広くこれを周知するためガイドラインとしてまとめました。

    本ガイドラインの内容は、今後の導入効果を踏まえ、必要に応じて改善を図っていく
    予定です。
    日野市総合評価方式実施ガイドライン(第四次改定版) [765KB pdfファイル]
     (平成23年4月1日改定)
    
「ふだん着でCO2をへらそう」宣言のご案内 [233KB pdfファイル]
    ふだん着でCO2をへらそう宣言参加申請書(FAX用) [57KB pdfファイル]
     ●CO2をへらそう宣言ページ
    
消防団協力事業所表示制度
    
日野市消防団協力事業所表示制度実施要綱