日野市環境マネジメントシステム(ISO14001)の取組み

 日野市は、平成11年11月から、「日野市環境マネジメントシステム」を構築し、運用を行なってきた結果、平成12年12月7日にISO14001(環境マネジメントシステム)の認証を取得しました。平成15年度、平成18年度に認証を更新継続。

 ISOとは・・・
 国際標準化機構( International Organaization for Standardization )の略で、スイスのジュネーブに本部を置く国際機関です。国際取引を行なう上で、国ごとに規格が違っては効率が悪いため、製品やサービスの取り引きが円滑に進むように、世界共通の統一規格・基準を設定しています。身近なところでは写真のフィルム感度や非常口の標識などがISOの規格で定められています。

 ISO14001(環境マネジメントシステム)とは・・・
 地球規模の環境破壊に歯止めをかけるため、企業や自治体などの組織が、自らの活動から生じる環境への影響を、自主的かつ継続的に改善していくための仕組みです。

計画(Plan) 実行(Do) 点検(Check) 見直し(Action)のPDCAサイクルに基づき、年々改善されていくという(「スパイラルアップ」)、国際的に標準化したマネジメントシステムを言います。

◆市がISO14001を取得するのは何故?

答 平成11年に策定した日野市環境基本計画の存在があります。
 公募市民109名との協働作業により、白紙の段階からつくりあげられたこの計画は、望ましい環境を実現するため、あらゆる立場の人々が環境問題に行動を起す社会を作ることを目的としています。
 上記目的を達成する一つの手段として、「ISO14001の認証取得」が掲げられています。
 これを受け、市長は平成11年度の所信表明でISO認証取得を目指すことを宣言しました。

◆環境方針って何?

 日野市が法規制を遵守し、かつ継続的改善をするために、環境目的及び目標を設定する際の基本となるものとして定める方針です。
   日野市の環境方針はこちら [22KB pdfファイル]

 

◆ISO14001認証取得の成果は何?

 

 電気やガス等の消費量削減など、目に見える効果があるほか、市職員の環境に対する意識が高まるなどの目に見えない効果も生まれました。
 認証を取得したということは、市の環境マネジメントシステムが国際レベルにおいて認められたと同時に、継続的に環境に与える負荷を低減するための努力をしなければならないということです。      
 平成12年認証取得当初の対象施設は、市役所本庁舎のみでした。それ以後、市役所以外の施設に認証を拡大し続けています。(平成15年に生活・保健センター、水道事務所、防災情報センター、建築指導課、平成17年度には環境情報センター)の認証も取得しました。環境負荷削減については毎年着実に実行し、平成16、17年度からは維持管理の段階に入りました。可燃ごみにのみ削減目標を続け、市民のみなさんと共にごみゼロ社会を目指します。平成18年度は2回目の認証登録の更新審査(3年毎)が行なわれ、システムがしっかりと根付き、環境負荷削減から環境へプラスになる事業プログラムへとステップアップしていることを審査機関から評価されました。平成19年度の定期審査ではサイトを拡大し、環境学習の発信源となる公民館(分室含む)、郷土資料館、図書館全館を登録しました。(水道事務所は東京都へ移管されるため、登録を削除しました。)日野市はISOと共に地球温暖化対策実行計画に基づきこ、公共施設においての二酸化炭素削減に取組んでおり、ISO取得以前に比べて20%以上の削減を果たしています。また、地域の温暖化防止についても平成18年度環境省のモデル事業として地域推進計画を策定し、市民、事業者へ具体的な提案をしていきます。平成20年度は「普段着でCO2削減」を行政施策のテーマとし、市民と共に、全市をあげて温暖化防止に取り組みます。

公共施設の二酸化炭素削減のグラフ

 

水の使用削減 -35%

平成11年度実績=12,914立方メートル
平成18年度実績= 8,402立方メートル

○日常的な節水とマイポット(水筒)の持参を徹底して行い、トイレの洗浄等には中水(上水の再利用)を使用しています。大幅な削減で目標を達成しました。

電気の使用削減 -24%
平成 2年度実績=1,709,605キロワットアワー ※京都議定書基準年1990年比
平成18年度実績=1,293,581キロワットアワー

○平成14年度は、土曜開庁や電算化(パソコン導入)等により、目標値を上回りました。施設の利用状況に合わせ平成15年度から目標値を京都議定書の基準年(平成2年)に変更しました。
廃棄物【可燃ごみ)の削減 -59%
平成11年度実績=16,716キログラム
平成18年度実績= 6,874キログラム

○可燃物の分別と資源化の徹底やコピー用紙の両面使用、裏紙利用等による使用量削減に取組んでいます。また、剪定枝のチップ化も推進しています。
○裏紙利用の際は、裏紙と分かりやすいように裏面に裏紙利用のスタンプを押しています。会議資料の縮小、電子化も推進しています。
ガソリンの使用量削減 -48%
平成11年度実績=72,112リットル
平成18年度実績=37,624リットル

○通勤での公共交通機関利用促進のため、出退勤システムにISOボタンを導入しました。車・バイク通勤の職員が、公共交通機関を利用して通勤した場合、ISOボタンを押すことで、月1回のノーカーデーを各自が実行するものです。また低公害車としてCNG車(燃料が天然ガス)を計画的に導入し、ガソリン削減に影響しています。
ガスの使用量削減 -4.6%

平成11年度実績=112,491立方メートル
平成18年度実績= 90,857立方メートル ※実績は一般ガスと中圧ガスを合算

○ガスは主に冷暖房に使用されており、毎年の夏冬の異常気象影響し、削減が最も難しい項目です。クールビズ、ウォームビズによる設定温度の引下げや、ブラインドの利用徹底など努力を続けています。

コピー用紙の使用量削減 -25%

平成11年度実績=3,500,000枚
平成18年度実績=2,628,000枚

○両面コピーや裏紙利用の徹底等の取組みに加え、庁内LANの利用により大幅な削減が達成されました。現在は、資料回覧はできるだけ電子データで行なっています。


◆省エネ・省資源対策以外にも、環境に配慮した行政サービスを推進しています。

 平成17年度からは各課が2つ以上の独自プログラムを持ち、本来業務において環  境にプラスになる取り組みを展開しています。

  • 道路パトロールによる地域生活の安全向上
  • 公共下水道への切替促進
  • 個人宅への雨水浸透施設の設置補助
  • ひのっ子エコアクションの推進 (平成18年より小中学校全校でスタート)
  • 喫煙マナーアップ(路上喫煙、ポイ捨て等への対策)の実施
  • 環境情報センター(かわせみ館)の拡充


◆内部評価システム(クローズアップ優秀部署表彰)を平成17年度に導入

 各課で取組んでいる省エネ・省資源活動の中で、きらりと光るものを評価し、表彰する制度を設け、各課の環境への前向きな活動を激励し、システム全体の前進に役立てています。平成19年度は生活福祉課、区画整理課、公民館の取組みが表彰されました。