いのちを支えたいあなたへ ゲートキーパーになろう
「ゲートキーパー」をご存知ですか?
死にたい気持ちを受け止め、いのちを守ろうとする人を「門番」にたとえて、ゲートキーパーと呼んでいます。
動画 ゲートキーパー養成講座
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動画・ゲートキーパー養成講座用 資料 (PDF 1.3MB)
動画・ゲートキーパー養成講座の資料です - 動画ゲートキーパー養成講座 アンケートにご協力お願いします。
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第1部「コロナ禍での生活への影響について」
人間と言うのは喜ばしいことであれ、悪いことであれ、「環境の変化」にストレスを感じます。今まさに、誰もがストレスを感じているという状況なのです。 -
第2部「悩んでいる人にどう気づくか」
誰もが悩みを抱えて、それを人に話せないという状況に陥ることがあります。
ですから、悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守ってくれる人を必要としています。 -
第3部「悩んでいる人にどうかかわるか」
悩んでいる人に気づいたら、どうすればいいのでしょうか。やっていいこと、やってはいけないことを知っておくと役にたちます。 -
第3部「悩んでいる人にどうかかわるか(事例)」
死にたいという悩みを相談されたとき、こんなふうに答えるのはいかがでしょうか。 -
第4部「ストレスにどう対処するか」
自分自身のストレスに気づき、対処する、ストレスマネージメントの方法。
ゲートキーパーとは
ゲートキーパーとは、悩んでいる人に、(1)気づき(2)声をかけ(3)話を聴いて(3)必要な支援につなげ・見守る「いのちの門番」のことをいいます。
特別な資格などは必要ありません。ほんの小さなはたらきかけが、いのちを支えることがあると、知っている人がゲートキーパーです。
(1)気づき
死にたい気持ちになったことがある人のうち、誰かに相談すると答えたのは、わずか26%です(日本財団自殺意識調査2016)。
周囲の人の様子がいつもと違うと感じたら、まず、自分の気持ちや気づきを大切にしてみましょう。
- 表情が乏しくなり行動がスローモーションのようになる。
- 欠勤・遅刻・早退が多くなる
- 人との交流が減る
- 突然涙を流したり、怒りだしたりする
- 身体的不調や能力の低下を訴える
- 身の回りの整理をする
- 自殺をほのめかす(死にたいと言う人は死なないというのもあやまりです)
(2)声をかける
いつもと違う様子に気づいた時や、困難を抱え悩んでいる人と接した場合には声をかけましょう。
声をかけることは、「あなたのことを気にしていますよ」「あなたはひとりぼっちではないですよ」「話したい気持ちになったとき、聴く準備ができていますよ」と伝えることです。自殺の原因は、複合的な要因がからみあい、心理的に追い込まれた末の死であるといわれています。すべてを取り除くことは困難ですが、要因の中のひとつ「心理的な孤立」は、声をかけることで、減らすことができるのです。
- ねむれている?
- 辛そうだけど、どうしたの?
- 死にたいと思っていますか?(直接死について話ができることは、とても大切なことです)
(3)気持ちによりそって話しを聴く
- 話しやすい環境を整える
- 相手の話を否定せず耳を傾ける
「命を粗末にしちゃだめだ」と否定したり、「自殺を止めよう」「励まそう」とすると、本人の気持ちを聴けなくなってしまいます。死にたい気持ちは、簡単には消えませんが「死にたいほど苦しい」という気持ちをしっかりと聴いてもらえることは、孤立と絶望をやわらげます。
(4)必要な支援につなぐ・見守る
自殺を考えるほど悩みを抱えている人には、多くの場合さまざまな問題を抱えています。そのため、十分に気持ちを受け止めたうえで、適切な相談・支援機関につなぎます。
つなぐ時は、本人の了承を得たうえで、必要に応じて、代わりに連絡をとったり、一緒に相談先に行ったり、エネルギーの低下している本人をサポートします。
支援先を紹介したことで不安を与えることがあります。つないだ後も、いつでもそばにいて、これまでと変わらずに見守っていることを伝えましょう。
支援先
医療機関の受診や、専門機関への相談には抵抗がある場合もあります。相手の意思を尊重しながらご紹介します。また、ゲートキーパーとなったあなた自身も相談機関とつながりながらサポートしていくことが効果的です。
ゲートキーパー情報
厚生労働省のホームページから、ゲートキーパー手帳やゲートキーパー養成研修用テキストがダウンロードできます。
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