TOYODA BEERコラム「恩返しという名のもう1つの物語」

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ページID1003496  更新日 平成30年2月27日

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今回は、プロジェクトの裏に隠された、もう1つの「歴史の再現」についてお話します。

それは、このTOYODA BEERプロジェクトのメンバーとしても知られる、福生市の石川酒造さんとTOYODA BEERとの絆の物語でもあります。

多摩地域最古のビール醸造を行った豊田の山口家では、実のところ幕末ごろには日本酒造りを行っていました。一方、熊川村(現在の福生市)の石川家でも文久3年(1863年)より日本酒造りを始め、それが創業約150年を迎える現在の石川酒造さんなのです。

写真:新聞広告

この山口家と石川家は、同じ地域の酒造仲間(店内)であり、かつ縁戚関係にあったことが知られています。そのような繋がりから、山口家が日本酒造りを行う際に石川酒造がそれを手伝ったという話が今に伝わっています。また、山口家に遅れること1年の明治20年に石川家でもビール醸造を始めることになり、その時は山口家がそれを手伝ったそうです。こうした「相助の関係」は、明治20年に発行された「山口麦酒」と「日本麦酒(石川家ビール)」が仲良く並んだ様子で印刷された新聞広告(右図)からもうかがい知ることができます。

このような歴史的背景から、今回のTOYODA BEER復刻にあたり、石川酒造さんへ協力をお願いしたところ、快い承諾をいただきました。その際、石川社長は「恩返し」なのだと口にされました。

恩返しー130年を経て復活したかつての「絆」。人と人との縁を感じずにはいられません。そんなもう1つの歴史の復刻も、TOYODA BEERの隠された物語の1つなのです。

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