◎空き家取り組みをすすめています 空き家対策を計画的に推進するため、日野市空き住宅等対策計画において三つの目標を掲げ、取り組みを行っています。 「空き家はまちの資源」であると捉え、 市民や所有者の皆さまのご理解・ご協力をいただきながら、自治会や関係する団体の方々と連携をとり、取り組みを進めています。 目標(1) 空き家は現状より大幅に増やさない 各地域にある空き家が大幅に増えない施策を推進します。 目標(2) 近隣に迷惑を掛ける空き家をなくす 管理がされず近隣の迷惑となる空き家をなくしていくとともに、倒壊しそうな空き家を発生させない施策を推進します。 目標(3) 空き家を地域の課題解決の資源とする 地域のニーズに応じて、空き家が交流の場、地域の生活利便や魅力が高まる場として、活用される施策を推進します。 ★空き家についてお悩みや関心がありましたら、お問い合わせください。 ご希望があれば、自治会などの地域の皆さまに対して、市の空き家対策の勉強会なども実施します。 ID:1005325 [お問い合わせ]都市計画課(電話番号042・514・8371) ◆空き家の活用を促進しています 〈施策〉 市では、空き家や空き地などの使われていない場所を、NPO、自治会、事業者などが活用することで、 所有者の方々が安心し、地域が活性化する取り組みを進めています。 《イラストあり》 〈これまでの取り組み〉 これまで18人の所有者などから相談を受け、12組の仲介を行ってきました。 現在はイメージの2事例のほか、(1)NPO法人子どもへのまなざし(西平山4)、(2)ふれあいサロンアムール(程久保2)、 (3)ぱる家(日野本町5)、(4)染め織り道具SHIRO.古材古道具KON.(百草谷戸)の4カ所でも、空き家を利用した活動がされています。 詳細は市ホームページで紹介しています。 《イラストあり》 空き家活用のイメージ(事例:浅川リバーハウス_西平山2丁目) 出典:浅川リバーハウスリーフレット イラスト:もんでんゆうこ ◆市民や空き家所有者の皆さまの空き家への関心を高めていきます 〈施策〉 市民や空き家所有者の皆さまが、空き家に関心を持っていただけるように情報共有を進めていきます。 〈最近の取り組み〉 戸建住宅がある約170の自治会などへ地域にある空き家の確認を依頼し、 新型コロナウイルスの影響で集会ができない中、約9割の団体から情報提供をいただきました。 《イラストあり》 空き家活用ではイラストにある風景のように、まちでの楽しく穏やかな暮らしを増やしていきます。 空き家活用が広がっていき、近くに住んでいる人が空き家に関心を持てるように「まちと空き家の学校」をつくります。 《まちと空き家の学校ロゴ》 ◆放置された空き家の改善を進めます 〈施策〉 管理がされず庭木や雑草が茂るなど近隣の迷惑となる空き家の所有者に対して、市が助言や指導を行い、状況の改善を促しています。 〈これまでの取り組み〉 これまで約230件の空き家の問い合わせに対し、148件を改善(うち63件解体)していただきました。 ◆空き家の売却や処分を支援します 〈施策〉 市内にある空き家の所有者・相続人が、空き家の売却などについて相談できる窓口を市に設けています。 市が、空き家の状況を聞き、不動産事業者数社から提示のあった売却価格などが比較できる資料を無料で提供します。 〈これまでの取り組み〉 これまで21人の所有者から相談を受け、まちの不動産屋さんの協力の下、8件の売買がなされました。 ◆国の制度 ▼空き家の売却による譲渡所得の特別控除 空き家の相続人が、空き家またはその敷地を売却により譲渡した場合、 譲渡所得から3,000万円が特別控除される措置が延長されました。 [変更前]令和元年12月末まで [変更後]令和5年12月末まで ▼低未利用地の売却による譲渡所得の特別控除 譲渡価格が500万円以下の低未利用地を売却した場合に100万円を控除する措置(最大20万円の減税)が 令和2年7月1日から始まりました(令和4年12月末まで)。 ◆「まちと空き家の学校」制度ができました 新型コロナウイルス感染症の影響により、令和2年度の実施は見合わせます。 〈主旨〉 まちと空き家の学校は、空き家を地域の資源として活用する人材育成を進めます。 学校の卒業生が、所有者や住民との協力の下、 空き家とまちを豊かにし、市民の皆さまが日常の中で、空き家に関心を持てる環境を育んでいきます。 学校で行うこと (1)シンポジウムなどの場で学校のことや空き家対策について、さまざまな方へ伝える。 (2)住民や地域活動に関心がある方へ講座や実習により場づくりのイロハなどを教える。 〈学校の流れ〉 《イラスト・図》 まちと空き家の学校で行うこと 住民・地域活動などに関心がある人・空き家の家主 ↓ 伝える(シンポジウム)→教える(講座3回)→教える(実習) 学校の卒業生 講座の参加者が学校を修了し卒業生に 卒業生が家主と活用に向けた話し合いの機会に出会う 家主と卒業生の活用に向けた話がまとまる 卒業生が空き家活用の準備やお試し利用に取り掛かる 空き家活用が整い利用し始める 住民が地域の空き家活用を発見、利用し始める 空き家活用の口コミ、関心が増えていく 〈学校の「プレ体験」ができます〉 今年度は、まちと空き家の学校の周知、PRを行っていきます。 学校で使用する教材【空き家活用すごろく+テキスト】の紹介などもご希望に応じて随時行っていきます。 また複数人でお聞きになりたい場合は、市職員が地域に出向いてご紹介も可能です。ぜひお問い合わせください。 興味のある方は、どなたでもお気軽に連絡してください。 お伺いする際は、しっかり「3密」対策をしますので安心してください!