新型コロナウイルスに負けない身体づくり 知ろう! 防ごう! 新型コロナウイルス感染症 世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症によって、私たちの生活は大きく変わりました。 新型コロナウイルスから身を守るには、感染予防対策はもちろん、 たとえ新型コロナウイルスに感染しても発症を抑え込めるよう、身体の免疫機能を高めることが大切です。 今号では「新型コロナウイルスに負けない身体づくりのポイント」を紹介します。 ◎新型コロナウイルス感染症の感染経路 感染症とは、ウイルスや細菌などの病原体が体内に侵入して引き起こされるさまざまな病気のことです。 新型コロナウイルス感染症を防ぐには、新型コロナウイルスが体内に侵入する「感染経路」を断つことが大切です。 1.飛沫感染 感染した人の咳やくしゃみと一緒にウイルスが放出され、他の人がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染します。 対策 ●3密を避けて“クラスター感染”を防ぎましょう! クラスター感染とは集団感染のこと。 感染者が集団の中にいると、その集団に感染が拡大する恐れがあります。 さらにそこで感染した人が別の集団に加わることで集団感染が拡大していきます。 元気な人でも感染していることがあり、この場合、気付かないうちに感染を広げてしまいます。 体調に関係なく「3密」を避ける習慣が大切です。 (1)換気の悪い密閉空間 (2)多数が集まる密集場所 (3)間近で会話や発声をする密接場面 ●咳やくしゃみをするときは、咳エチケットを守り、飛沫が飛び散るのを防ぎましょう。 ●マスクは隙間がないように口や鼻をしっかり覆いましょう。 ●こまめに換気をしましょう。 ●人との距離を1~2メートル空けましょう。 2.接触感染 感染した人に直接会っていなくても、感染した人が咳やくしゃみを押さえた手で触れたものに触ることで、 間接的にウイルスに感染するリスクがあります。 対策 ●手洗いは感染症予防の基本です。こまめに手洗いをしましょう。 帰宅時は手洗いに加え、顔を洗う、シャワーを浴びる、すぐに着替えをすることも有効です。 ●スイッチやドアノブなどよく触れる部分を消毒しましょう。 塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)を濃度0.05%に薄めて拭くのが有効です (濃度6%の製品の場合、500ミリリットルの水に対し、漂白剤をペットボトルのキャップ1杯弱で薄める)。 ※商品により濃度が異なりますので、商品パッケージの説明をご確認ください ●マスクの表面などを不用意に触らないようにしましょう。着け外しのときはゴムの部分を持ちましょう。 ※正しい手洗い、咳エチケットについては8ページをご覧ください