日野市・国分寺市・小金井市の共同処理による可燃ごみ処理施設の本格稼働が始まります ID:1009493 [お問い合わせ]ごみゼロ推進課(電話番号042・581・0444) この記事は、3市ごみ減量推進市民会議からの提案を受け、◎印の項目について3市共同で同時に記事を掲載しています。 ◎広域化で求めるもの 市単独で建設・運営を行うよりも3市共同で処理を行うことで、次に掲げるようなメリットがあることから広域化を選択しました。 (1)施設の集約化による大幅なコスト削減ができること。 (2)適正な施設規模による高効率な「ごみ発電」が可能になり、エネルギーの有効利用や地球温暖化防止に貢献できること。 (3)安定した燃焼管理、高度な排ガス処理設備の導入が可能となり、環境負荷の低減が図られること。 施設概要と運営 ◎施設概要 ●位置 日野市石田1丁目210番地の2 地上6階、地下2階 ●処理能力 228トン/日(114トン/日×2炉) ●処理方式 全連続燃焼式(ストーカ炉) ●発電設備 蒸気タービン発電機5,190キロワット 発電した電力は、施設内での利用を行うとともに、売電により各市の負担軽減を行っています。 ▼施設の運営 施設点検時などを除き、24時間連続運転を行っています。 ごみの受け入れは、各市の委託事業者(一般家庭などのごみ収集)および許可業者(事業所のごみ収集)のみ、 月曜日から金曜日に決められた時間に搬入しています。 一般市民の皆さまや事業者の浅川清流環境組合への直接持ち込みはできません。 ◆環境・交通対策 ▼環境対策 新可燃ごみ処理施設では、国が定める環境基準よりも厳しい基準を設け、安全な運転に努めています。 また、環境対策や情報発信方法などの施設運営時における基本事項を地元自治会の代表者などと検討を行い、環境保全基準を策定し、 公害防止に努めてまいります。また、災害対策や非常事態における対応についても定めてまいります。 ▼交通対策 《地図あり》 北川原公園やきたがわら地区広場内を通行する車両は、すべて制限速度の順守および事故防止の徹底に努めています。 加えて、交通事故防止のための交通誘導員を配置しています。 ◎施設見学 新可燃ごみ処理施設は、安定した稼働を確認し、5月中旬から施設見学ができるように準備を進めています。 施設見学では、ごみの受け入れ体制からごみ処理の状況まで、見学者コースを自由に見学することができます。 詳細が決まり次第、広報や市ホームページなどでお知らせしてまいりますので、ぜひお越しください。 ◆分別ルールとごみ減量の推進 新可燃ごみ処理施設、プラスチック類資源化施設の稼働に伴い、ごみの出し方が変わりました。 これまで不燃ごみで収集していたプラスチック類は、分別・収集し、資源化を行っています。 プラスチック類の分別が1月から始まり、分別にひと手間かけていただくことになりました。 「分ければ資源」を合言葉に、汚れを取り除く「ひと手間」のご協力をお願いします。 SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)の「つくる責任つかう責任」の目標達成に向け、 可燃ごみの減量はもちろんのこと、プラスチック類の使用削減や容器包装お返し大作戦へのご協力をお願いします。 ◎3市ごみ減量推進市民会議~ご意見を募集します 3市ごみ減量推進市民会議とは、国分寺市・小金井市との可燃ごみの共同処理を契機に、3市の市民が集い、 各市の市民に発信する情報やさらなるごみ減量の施策などについて意見交換・検討を行い、市に提案する組織です。 3市ごみ減量推進市民会議で検討する項目などについて、皆さまのご意見をお聞かせください。 ◎3市ごみ減量推進市民会議からのメッセージ 3市連携しさらなる可燃ごみの減量を! 3市共同可燃ごみ処理施設がいよいよ4月から本格稼働します。 ごみ処理の広域化は、コストの削減などのメリットがある反面、 新施設周辺の皆さまには、焼却量の増加、運搬車両の増加などの影響もあり、ご負担をお掛けすることになります。 私たち3市ごみ減量推進市民会議は、3市の市民を代表し、新施設建設にご理解いただいた新施設周辺の皆さまに深く感謝申し上げます。 3市の市民・事業者・行政が連携してごみの減量を推進することは、 環境に優しい持続可能な社会を目指すうえでも大きな力になります。 「3市の皆さま、新施設周辺の皆さまのご負担を少しでも軽減するため、さらなる可燃ごみの減量に努めてまいりましょう。」 市民会議は、2050年度までに3市の焼却ごみをゼロに近づけることを目標とし、 今後市民目線で、ごみ減量施策および新施設稼働状況などの3市の皆さまへの情報提供について、 行政にさまざまな提案を行ってまいります。 ◎市長メッセージ (共同処理する国分寺市・小金井市の市長が、それぞれの市民に発信したメッセージを同時に掲載しています) ◆日野市長:大坪冬彦 新可燃ごみ処理施設は、昨年12月19日より試運転を開始し、いよいよ4月より本格稼働となります。 平成26年1月の3市による覚書の締結から約6年間が経過いたしましたが、 無事に新施設の本格稼働となりますのも、ひとえに、地元をはじめとした市民の皆さまのご理解、ご協力があってのことであり、 改めて御礼申し上げます。 日野市は令和元年度のSDGs未来都市に東京都の自治体としては初めて選定されました。 持続可能かつ将来的な「ごみゼロ社会」を目指して、3市で徹底的なごみ減量を進め、 循環型社会を形成できる仕組みづくりを進めてまいります。 引き続き、市民の皆さまのご理解、ご協力をお願いいたします。 ◆国分寺市長:井澤邦夫 日野市民の方々のご理解とご協力をいただき、 小金井市とともに日野市に建設された新可燃ごみ処理施設へ燃やせるごみの搬入をさせていただくこととなります。 今日に至るまで、日野市民の皆さまと日野市ご当局には、大変ご苦労をおかけしたことに深く感謝申し上げます。 その上で、当市としては、今後、新施設周辺の環境負荷軽減のため、新施設への搬入量を減らしていく努力をしてまいります。 ついては、国分寺市民の方々には、さらなるごみの減量にご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。 ◆小金井市長:西岡真一郎 3市で設立した浅川清流環境組合において建設を進めてまいりました新可燃ごみ処理施設は、 4月1日からの本格稼働まであとわずかという段階まできております。 改めまして、施設周辺にお住まいの皆さまをはじめとする日野市民の皆さまおよび関係者の皆さまに深く感謝申し上げます。 今後、小金井市の可燃ごみは、日野市内において処理されることとなります。 小金井市民の皆さんにおかれましては、新施設周辺にお住まいの皆さまおよび関係者の皆さまのご負担を軽減するため、 さらなるごみの減量、資源化の推進に取り組んでいただくようご理解・ご協力をお願いいたします。