◎障害の特性を知ろう 一人ひとりが障害のことを理解して、それぞれの立場でできることをすると、すべての人が暮らしやすいまちになっていきます ●視覚障害 全く見えない場合と見えづらい場合があります。 まちを歩いたり、読み書きしたり、身の回りのことをするときなどに困る場合があります。 見え方、見えづらさは、個人差が大きく困難を感じる場面も人によって違います。 ●肢体不自由 病気やケガなどにより体の一部、または全身に障害があり、障害の程度や状態によってさまざまな生活上の動きに不自由さがあります。 ●発達障害 いくつかのタイプに分類されており、 自閉症、アスペルガー症候群、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害など、脳の機能障害によって起こる障害です。 同じ障害でも個人差がとても大きいという点が特徴です。 ●知的障害 おおむね18歳ごろまでの発達期に現れた知的機能の障害により、生活上の適応に困難を生じます。 考えたり、理解したり、読んだり、書いたり、計算したり、話したりするなどの知的な機能に発達の遅れが生じます。 ●聴覚障害 音が全く聞こえない方もいれば聞こえづらい方もいます。 手話、筆談、口語などさまざまなコミュニケーション方法があります。 ●内部障害 心臓、腎臓、呼吸器など体の内部に障害があり、外見からは分からない状態です。 疲れやすく、長時間の歩行や作業が困難な場合があります。 ●精神障害 統合失調症やうつ病などにより精神機能に障害が生じ、 幻覚や妄想、不安や不眠など精神症状や身体症状、意欲の低下などが見られます。 ●高次脳機能障害 病気や事故などで脳がダメージを受けたことによって生じる障害です。 記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害の症状が現れる場合があります。 ●難病 多種多様な疾患があり、全面的に介助が必要な方からほとんど介助なく日常生活を送っている方までさまざまです。 医療的対応を必要とすることが多く、疲れやすさや痛みを伴うことがあったり、一日の中で体調の変動があったりもします。