市政のお知らせ ◎ともに生きるまち日野 障害の有無にかかわらず誰もが安心して暮らせるまちへ [お問い合わせ]障害福祉課(電話番号042・514・8489) ID:1012646 日野市障害者差別解消推進条例が令和2年4月からスタートします (ひのししょうがいしゃさべつかいしょうすいしんじょうれいがれいわ2ねん4がつからスタートします) 私たち一人ひとりはかけがえのない存在です。 (わたしたちひとりひとりはかけがえのないそんざいです。) 障害のある人もない人も、社会に参加する機会が保障され、 (しょうがいのあるひともないひとも、しゃかいにさんかするきかいがほしょうされ、) その人がもつ人格と個性を認め合い、安心して生活できる「ともに生きるまち日野」を目指します。 (そのひとがもつじんかくとこせいをみとめあい、あんしんしてせいかつできる「ともにいきるまちひの」をめざします。) ▼ポイント 不当な差別的取り扱いの禁止 (ふとうなさべつてきとりあつかいのきんし) 障害を理由にして、正当な理由なくサービスの提供を拒否したり制限したりすることや、 (しょうがいをりゆうにして、せいとうなりゆうなくサービスのていきょうをきょひしたりせいげんしたりすることや、) 障害のない人にはつけない条件をつけることなどは禁止されています。 (しょうがいのないひとにはつけないじょうけんをつけることなどはきんしされています。) ▼ポイント 事業者による合理的配慮の提供を義務化 (じぎょうしゃによるごうりてきはいりょのていきょうをぎむか) 障害のある人が生活の中で感じる不自由は、社会に存在するさまざまなバリア(障壁)に直面した際に起こるものです。 (しょうがいのあるひとがせいかつのなかでかんじるふじゆうは、 しゃかいにそんざいするさまざまなバリア(しょうへき)にちょくめんしたさいにおこるものです。) 合理的配慮とは、障害のある人の権利や利益を侵害することとならないよう、 (ごうりてきはいりょとは、しょうがいのあるひとのけんりやりえきをしんがいすることとならないよう、) 個々の状況に応じて、解決するための調整を行うことです。 (ここのじょうきょうにおうじて、かいけつするためのちょうせいをおこなうことです。) 市だけでなく事業者も、障害のある方などから合理的配慮の提供の申し出があった場合には、話し合いを行って、 (しだけでなくじぎょうしゃも、しょうがいのあるかたなどからごうりてきはいりょのていきょうのもうしでがあったばあいには、 はなしあいをおこなって、) 負担が重すぎない範囲で合理的配慮の提供を行わなければいけません。 (ふたんがおもすぎないはんいでごうりてきはいりょのていきょうをおこなわなければいけません。) ▼ポイント 差別に関する相談体制と解決するための仕組み (さべつにかんするそうだんたいせいとかいけつするためのしくみ) 令和2年4月に、この条例による差別に関する相談窓口を設置し、解決に向けた取り組みを行っていきます。 (れいわ2ねん4がつに、このじょうれいによるさべつにかんするそうだんまどぐちをせっちし、 かいけつにむけたとりくみをおこなっていきます。) 障害を理由とする差別が起こる要因の一つとして、障害に関する理解不足や偏見が考えられます。 市では令和2年4月の条例施行に合わせて、広報による理解啓発を行うとともに、 障害者週間中の令和元年12月8日(1)にイベントを開催し理解を広める取り組みを行います。 イベントの詳細は広報ひの11月15日号に掲載予定です。また、広報ひの12月15日号では別冊特集を予定しています。 ◎今号の表紙 今号の表紙は、 多摩平にある日野市障害者生活・就労支援センター「にこわーく」内の豊田駅北口ショップ「わーく・わーく」を訪ねた、 (仮称)日野市障害者差別解消推進条例策定検討委員会の委員の方々です。 この委員会は、学識者、障害のある人、関係団体、産業経済団体、事業者、教育関係者、市職員により構成されており、 平成29年11月から条例素案の検討を行っていただきました。 条例制定にあたり、今号の表紙に登場いただいた3人の委員の方々からコメントをいただきました。 なお、撮影場所の「わーく・わーく」は障害者支援施設で作られた製品を販売するほか、就労を目指す方の訓練の場にもなっています。 藤田博文(ふじたひろふみ)委員長 これまで多くの障害者やその家族は、障害を理由に差別を受けたり、先入観や偏見によって心を痛めてきました。 しかし、この条例によって、障害や差別とは何なのかを明らかにすることで、差別をなくすための合理的配慮が見えてくると思います。 条例策定にあたり、多くの市民、関係団体、事業者、行政の皆さんにご協力、応援いただきました。 障害があっても同じように地域で暮らしたい、そんな願いが実現できる条例になりました。 《写真あり》 有山一博(ありやまかずひろ)委員(日野市障害者関係団体連絡協議会会長) 差別という意識がなくても障害者に対する差別が起こるのは、理解不足が大きいと思います。 障害は個人の機能的な問題ではなく、社会におけるさまざまな障壁に直面した際に起こるものであるという、 障害の社会モデルの考え方について理解を広めることが私の仕事だと思っています。 この条例ができたことで、相談窓口でさまざまな事例が集まり、障害者差別について多くの人に意識してもらうことを期待しています。 《写真あり》 内田滋之(うちだしげゆき)委員(日野市商工会) このたび検討委員会に参加させていただき、 障害のある方には建築物などのハード面だけではなく、目に見えないところの困難が多くある事に気づきました。 また、一人ひとりの事業者の視点で考えると、できることがたくさんあると思いました。 一事業者として、まずは自分自身ができることを考え、行動していくこと、また周囲の人に伝えていくことが大切だと思っています。 《写真あり》