◎農のあるまち日野 農業、頑張っています! 平成27年4月施行の「都市農業振興基本法」により、 都市農地は「宅地化すべきもの」から、「あるべきもの」へと位置付けられました。 また、平成29年6月15日には改正生産緑地法が施行され、 これに基づき市は条例を改正し生産緑地の下限面積を300平方メートルとして、追加指定の募集を行いました。 平成30年9月1日には「都市農地の貸借の円滑化に関する法律」が施行され、 平成31年には本法を活用した全国第1号である女性新規就農者が日野市で誕生しました。 今後も日野市では、都市農地の保全、都市農業の継続を進めていくための施策を関係各機関とも連携し、推進していきます。 [お問い合わせ]都市農業振興課(電話番号042・514・8447) ID:1008633 ◆意欲ある農業者を認定・支援しています~認定農業者制度 認定農業者制度は、農業者が農業経営の改善を目的に自ら作成した農業経営改善計画を、市が認定する制度です。 平成30年度には3人の方が再認定を受け、認定農業者は平成30年度末現在58人になりました。 本制度のほか、経営改善のために利用できる補助制度もあります。 《写真》 ▲市長と再認定者3人(平成30年度認定書交付式) ◆市内新規就農者誕生 「都市農地の貸借の円滑化に関する法律」に基づき、 今年3月に全国初の女性新規就農者として誕生した川名桂(かわなけい)さんは、現在露地野菜を栽培し、すでに販売も始めています。 今後はパイプハウスによるトマト栽培を予定しています。 続いて4月に新規就農した馬場寛明さんは、無農薬・無肥料の自然栽培でお米を生産し、 無添加のお煎餅の原料の加工用米として出荷する予定です。 農家の担い手不足が全国的な課題となっている現在、 市内での新規就農者の誕生は、担い手不足の解消や都市農業の発展につながることが期待されます。 《写真》 ▲新規就農者「川名桂さん」 ◆日野市都市農地保全支援プロジェクト~防災兼用農業用井戸の整備 東日本大震災以降、地域住民の災害に対する意識が高まっていることから、 市では平成29年度に東京都の補助事業を活用し、防災兼用農業用井戸を5カ所に設置しました。 平常時は農業用に使用し、災害時には近隣住民の方々へ生活用水として提供することを目的としています。 停電にも対応できるよう、手動式のポンプや発電機も備えており、看板を設置して周知を図っています。 なお、令和元年度にも市内の5カ所に新規設置予定です。 《写真》 ▲防災兼用農業用井戸 ◎農薬使用について~市民の皆さまのご理解を 農薬は、農産物を害虫、病気、雑草などから守り、農作業の省力化や農産物の成長を助けることに利用されます。 適正に使用すれば人体に有害ではありません。 市内の農地においては、使用方法を守るだけでなく、使用回数や使用量を控えることを心掛けています。 また、農林水産省や東京都で毎年農薬の適正使用調査を行っているほか、 JAでは生産履歴開示による農薬使用状況の情報公開も行っています。 《写真》 ▲農薬の飛散を防止する「防薬シャッター」。市では、このシャッターに対して補助金などの支援をしています。 ◎日野産農産物を買いに行こう! ◆日野の農業の発信拠点~七ツ塚ファーマーズセンターのご利用を ID:1000971 七ツ塚ファーマーズセンターは、日野市の農業の情報発信の拠点として、 また、農業者と市民の交流や地域住民のコミュニティーの形成を図るための施設です。 貸室も併設されています。 [所在地]新町5丁目20番地の1 [開館時間]9時0分~16時30分 [休館日]年末年始※臨時休業日あり [駐車場]20台(無料) [その他] (1)多目的室1、2は仕切りを外して利用可 (2)みのり處(どころ)(農産物直売所)から各貸室へ食事などの提供可(要予約) (3)額縁つり下げ設備あり。無料で写真展の開催も可(要相談) [お問い合わせ]同センター(電話番号042・586・6831) ◆みのり處出張販売 毎月第2・第4木曜日に市役所1階で、新鮮な日野産農産物などを販売しています。 ◆ファーマーズマーケット東京「みなみの恵み」 JA東京みなみ七生経済店の直売所・マルシェひらやま(平山農産物直売所) JA東京みなみ直営の農産物直売所です。 「みなみの恵み」では、地元の食材を使ったカフェレストランも併設しています。 ◆即売会 [日時]毎週火曜・木曜・土曜日13時0分から※年末年始を除く [会場]日野駅東口広場、多摩平第七公園、多摩平の森ユリの木集会所前(現在休止中)の3カ所 ※他にも市内では、農業者が畑や庭先で野菜や果物を販売しています! ◆援農ボランティアを育成 ID:1011443 農業者の高齢化や担い手不足への支援として、平成16年度から援農市民養成講座「農の学校」を開講しています。 受講生は1年間を通じて農業知識と技術を習得。 修了後はボランティア登録を行い、市内農業者のもとで援農ボランティアとして活躍しています。 現在、第15期生15人が学んでいます。 令和元年度は広報ひの11月15日号で第16期生を募集する予定です。 ◆日野産農産物を学校給食へ~子供たちに新鮮な農産物を提供する取り組み 市内農業者と学校栄養士が協力して、学校給食への日野産農産物の活用を推進しています。 市では、第3期日野市食育推進計画において、日野産農産物利用率25%以上を目標としており、 平成30年度は29.8%と、平成28年度から3年連続で目標を達成できました。 今後も、学校給食での日野産農産物の利用を促進していきます。 ◆日野産大豆プロジェクト ID:1003564 このプロジェクトでは、ボランティアの手で遺伝子組み換えでない日野産大豆を栽培し、 学校給食を通じて子供たちに提供することを目的として活動しています。 参加希望の方は、ご連絡ください。 [活動日]主に毎月第3土曜日 [会場]七ツ塚ファーマーズセンター近くの圃(ほ)場 ◆市内の水田にレンゲの種を供給 ID:1008539 市では、JA東京みなみと連携し、市内の水田にレンゲの種子を供給しています。 農業者の皆さまのご協力により、市内4カ所(新町2カ所、新井、百草の計約5,200平方メートル)の水田にレンゲの種がまかれ、 3~4月には小さいピンクの花が咲きます。 レンゲは開花後に土と一緒に耕すことによって、地力増進の効果が高まるとされています。 《写真》 ▲市内の水田に咲いたレンゲの花 ◎農業イベント ◆第16回都市農業シンポジウム 市民の方に農地の持つ多面的機能の理解を深めてもらうことを目的として毎年1月に実施している「都市農業シンポジウム」を、 今年度も開催する予定です。 [日程]令和2年1月18日(土) [会場]ひの煉瓦ホール(市民会館) ◆第53回日野市産業まつり農業展(11月) 毎年11月中旬に、市内の農業者が丹精を込めて栽培した秋野菜や果樹、花卉(かき)などを品評する共進会を開催しています。 産業まつりでは、共進会で展示された農産物の即売、日野産農産物による宝船を展示した後、無料配布などを予定しています。