◎平成28年度決算をお知らせ 市では、市のお金がどのように使われているかを知っていただくため、毎年2回(5月・11月)に財政状況の公表を行っています。 広報今号では平成28年度の決算状況をお知らせします。詳細は市ホームページをご覧ください。 [お問い合わせ]財政課(電話番号042・514・8076) ■一般会計()内は構成比、〈〉内は対前年度比 ◆歳入 659億7,855万円〈前年度比2.9%↑〉 《円グラフ》 市税299億5,716万円(45.4%)〈1.3%↓〉 国庫支出金96億9,853万円(14.7%)〈11.8%↑〉 都支出金83億8,566万円(12.7%)〈3.1%↑〉 交付金など45億7,326万円(6.9%)〈13.5%↓〉 市債33億3,150万円(5.1%)〈24.2%↑〉 繰入金29億9,150万円(4.5%)〈3.7%↑〉 繰越金28億9,338万円(4.4%)〈53.8%↑〉 使用料および手数料14億6,019万円(2.2%)〈1.4%↑〉 地方交付税7億7,982万円(1.2%)〈0.2%↓〉 その他19億755万円(2.9%)〈4.9%↓〉 ◆歳出 636億8,522万円〈前年度比4.0%↑〉 《円グラフ》 民生費292億6,689万円(46.0%)〈5.1%↑〉 総務費84億668万円(13.2%)〈2.3%↑〉 教育費74億1,206万円(11.6%)〈2.6%↓〉 土木費63億8,931万円(10.0%)〈13.9%↑〉 衛生費57億1,254万円(9.0%)〈6.4%↑〉 公債費26億9,373万円(4.2%)〈2.2%↓〉 消防費24億3,172万円(3.8%)〈4.5%↓〉 その他13億7,229万円(2.2%)〈6.8%↑〉 ■特別会計 《表》 [会計名]国民健康保険特別会計 歳入(対前年度比):195億493万円(3.5%↓) 歳出(対前年度比):193億5,745万円(3.5%↓) [会計名]土地区画整理事業特別会計 歳入(対前年度比):42億1,238万円(14.5%↓) 歳出(対前年度比):39億9,047万円(14.8%↓) [会計名]下水道事業特別会計 歳入(対前年度比):47億6,672万円(8.2%↓) 歳出(対前年度比):46億7,570万円(8.1%↓) [会計名]介護保険特別会計 歳入(対前年度比):123億1,436万円(4.5%↑) 歳出(対前年度比):121億101万円(2.7%↑) [会計名]後期高齢者医療特別会計 歳入(対前年度比):38億5,738万円(2.1%↑) 歳出(対前年度比):37億8,652万円(0.6%↑) [会計名]市立病院事業会計 歳入(対前年度比):90億329万円(2.3%↑) 歳出(対前年度比):99億504万円(3.7%↑) [合計] 歳入(対前年度比):536億5,907万円(1.9%↓) 歳出(対前年度比):538億1,618万円(2.0%↓) (注)金額は各欄ごとに1万円未満を四捨五入しているため、合計が合わない場合があります。 ■総額 [一般会計] 歳入(対前年度比):659億7,855万円(2.9%↑) 歳出(対前年度比):636億8,522万円(4.0%↑) [特別会計] 歳入(対前年度比):536億5,907万円(1.9%↓) 歳出(対前年度比):538億1,618万円(2.0%↓) [総額] 歳入(対前年度比):1,196億3,762万円(0.7%↑) 歳出(対前年度比):1,175億140万円(1.2%↑) ■歳出を市民1人当たりで見ると 民生費15万9,073円 高齢者や障害者などに対する社会福祉、児童福祉や生活保護のための費用 総務費4万5,692円 庁舎管理、徴税、統計、選挙事務や戸籍、住民登録などに必要な費用 教育費4万286円 小・中学校教育、社会教育、市民会館事業、公民館活動、スポーツ活動などの費用 土木費3万4,727円 道路の新設・維持管理や公園整備、市営住宅の維持管理などの費用 衛生費3万1,049円 ごみ処理、保健衛生、予防接種、環境衛生などの費用 公債費1万4,641円 市債(市の借り入れたお金)の返済のための費用 消防費1万3,217円 消防活動、災害対策などの費用 その他7,459円 市議会運営、労働、農業、商工振興などのための費用 ※市民1人当たりの金額は、平成29年3⊘31現在の人口183,985人で算出 ■平成28年度に実施した主な事業 1.参画と協働のまち…約9億7,000万円 ・「公共施設等総合管理計画」、「第5次日野市行財政改革大綱」 および「学校施設の長寿命化及び改築等の整備に関する中長期計画」の策定 ・市の特色を活かしたふるさと納税の推進 ・マイナンバーカード(個人番号カード)の利用促進など 2.子どもが輝くまち…約14億4,000万円 ・放課後子ども教室スーパーひのっち「なつひの」の6校実施 ・待機児童解消(認可保育所・小規模保育事業の開設) ・「第4次日野市特別支援教育推進計画」の策定 ・安全で安心な学校施設整備の推進(トイレ改修工事・二中北校舎改築)など 3.健やかでともに支えあうまち…約16億8,000万円 ・障害者差別解消促進事業の実施(基本方針の策定や本庁への手話通訳者の設置など) ・「子どもの貧困対策に関する基本方針」の策定 ・居場所支援および学習支援の拡大(子どもたちの居場所・学びあいの場「ほっとも」を2カ所増設) ・「新公立病院改革プラン」の策定など 4.日野人・日野文化を育てるまち…約1億円 ・旧農林省蚕糸試験場日野桑園第一蚕室(桑ハウス)の保存活用計画の策定と国登録有形文化財登録申請 ・中央公民館開設50周年記念事業 ・2020東京オリンピック・パラリンピック気運醸成事業の実施など 5.自然と調和した環境に優しいまち…約9億7,000万円 ・カワセミハウスの建設 ・「第3次ごみゼロプラン」の策定 ・新可燃ごみ処理施設の建設準備と周辺環境整備の実施など 6.安全で安心して暮らせるまち…約3億円 ・緊急通信システムの整備(防災行政無線デジタル化工事など) ・消防団活動体制の充実(AEDの消防車両全車配備・ライフジャケットの追加配備など) ・街頭防犯カメラの整備(日野駅、万願寺駅、百草園駅、南平駅、平山城址公園駅) 7.地域の魅力を活かした活気あるまち…約46億7,000万円 ・岩手県紫波町との姉妹都市盟約締結 ・日野市商工会による「建築ステーション」の立ち上げ支援 ・「空き住宅等対策計画」の策定と「空き住宅等の適切な管理及び活用に関する条例」の制定 ・交通網整備支援の充実(ミニバス路線における運行時間帯の延長)など ■市債残高の状況 平成26年度 一般会計…305億円 下水道…254億円 病院…78億円 区画整理…33億円 総額…670億円 平成27年度 一般会計…308億円 下水道…239億円 病院…73億円 区画整理…30億円 総額…650億円 平成28年度 一般会計…317億円 下水道…223億円 病院…69億円 区画整理…27億円 総額…636億円 ■市債とは、学校の耐震化や道路整備など、その年度の税収だけでは予算措置できない多額の資金を必要とする事業を実施するため、 国や銀行から借り入れる借金のことです。 将来世代へ引き継がれる資産に対し、必要な投資を行うため、特定財源などの確保とともに、基金とのバランスを考えながら、 財源として活用しています。 また、返済の負担を抑え、平準化することで、新たな行政需要に配分できる財源の確保につながっています。 将来世代へ過度な負担を残さないよう、必要最小限の事業に対して、計画的な借り入れをおこなっており、 その残高は着実に減少しています。 ■基金残高の状況(平成29年3月31日現在) 平成26年度 一般会計…118億円 区画整理…23億円 介護保険…7億円 病院…1億円 総額…149億円 平成27年度 一般会計…119億円 区画整理…29億円 介護保険…7億円 病院…1億円 総額…156億円 平成28年度 一般会計…121億円 区画整理…23億円 介護保険…7億円 病院…1億円 総額…152億円 基金とは、家計における「預貯金」に当たるもので、将来必要となる行政サービスの提供に備えた積立金です。 基金は、急激な税収の減などに対する年度間の調整機能や、予測ができない災害に備える機能を持っています。 平成28年度に策定した公共施設等総合管理計画では、 市内公共施設の老朽化などに伴う修繕や建替えへの対策に、多額の更新等費用が見込まれており、 計画的に資金を準備する必要があります。 また、いつ起こるか分からない災害に対し、緊急的に使用できる資金は基金しかありません。 これを受け、喫緊の行政課題や中長期的課題の解決、そして安定的な財政運営を行っていくため、 一定規模での基金の積み立てが必要となっています。