◎今年は戦後60年目の節目の年です。 市では「8月を平和月間」として、様々な催しを開催します。みなさんも平和の尊さ・大切さを感じ、平和のためにできることをいっしょに考えてみませんか? ===戦後60年&憲法記念事業=== フローラン・ダバディ氏の講演と 日野市民オーケストラによる平和記念コンサート  と き:8月20日(土)午後2時〜4時30分  ところ:実践女子大学4号館1階講堂  定 員:450人 ※当日午後0時30分から市役所1階101会議室で整理券を配布します。整理券がないと入場できません。 ※日野市民オーケストラ 本格的クラシックからポピュラーまで、日野市を拠点に活動しているアマチュアオーケストラ ★フローラン・ダバディ  1974年パリ生まれ。1998年にサッカー日本代表トルシエ前監督の通訳として知られるようになり、現在は作家、コラムニスト、テレビ・コメンテーターなど多岐にわたって活躍中  ※会場に来て、私と平和について話しませんか?もちろんサッカーや映画の質問も大歓迎です! >>>パネル写真展「平和へのあしどり」>>>  会場入口に、日野市の戦後60年を振り返る写真を展示します※ポケット版憲法の配布もあります。  ※実践女子大学へ車での来場はできません。市役所駐車場には限りがありますので車での来場はご遠慮を 【問合せ先】総務課 ===公民館平和事業−平和アニメ映画会と本の朗読−=== と き:8/09(火)午前 しんめい児童館(Tel.583−6588)/午後 みさわ児童館(Tel.591−3456)     8/10(水)午前 ひらやま児童館(Tel.592−6811)/午後 ひの児童館(Tel.581−7675)     8/11(木)午前 あさひがおか児童館(Tel.583−4346)/もぐさだい児童館(Tel.591−7001) 内 容:映画「原爆ドーム物語」「ゆうかんな10人のきょうだい」「りゅうの目の涙」、朗読・宮田俊雄・園部初枝・多胡敬一郎(市民ボランティア) 【申込み先】各児童館※上映作品・時間等、詳細は問い合わせを 『パネル展』8月9日(火)〜12日(金) 市役所1階市民ホール「1枚のハガキ」〜市民の戦争体験 『平和公演』8月6日(土)午後2時〜3時30分 市民会館小ホール「8月になにがあった〜次の世代に伝える戦争と平和」 内 容:戦争(体験者の)体験談、広島の被爆体験記や唐川富雄作放送詩「海の死者たちへの鎮魂歌」の朗読、ハンドベル演奏、合唱など 出 演:二中演劇部と卒業生(朗読とハンドベル)、ますらお(朗読とコーラス)、チューリップツリー・ゆりのき(コーラス)、内藤和美(語り)、大宅寛・蓼沼明子(ピアノ)、茂呂薫子(合唱指導) 定 員:180人 【申込み先】中央公民館(581−7580) ===映画の集い[日野市平和事業]=== と き:8月7日(日)午前10時〜正午 ところ:市民会館大ホール 内 容:第1部「ひろしまのエノキ」第2部「アイスエイジ」 【申込み先】総務課 ===平和展[日野市平和事業]=== と き:8月9日(火)〜12日(金)午前9時〜午後5時※12日は正午まで ところ:市役所1階市民ホール・101会議室 内 容:パネル展(ノーベル平和賞受賞者、日野市国際交流協会など)、ビデオ上映、戦時下の実物大模型展示 【問合せ先】総務課 ===図書館事業−図書の展示「戦時下のくらし」−=== と き:8月2日(火)〜31日(水)午前10時〜午後7時※土曜・日曜日、祝日は午後5時 ところ:中央図書館 【問合せ先】中央図書館(Tel.581−7354) ===平和祈念の黙とうを===  広島市、長崎市の平和祈念式典では、両市長から全世界に向けて「平和宣言」が行われ、平和の鐘を合図に1分間の黙とうが捧げられます。  それぞれの家庭・職場・地域でも黙とうをお願いします。 と き:広島…8月6日午前8時15分/長崎…8月9日午前11時2分 ◎60年の平和                   日野市長 馬場弘融(ばばひろみち)  先の激しい大戦から60年が経ちました。私も戦死した父をしのび、感慨ひとしおです。  日本史を繙(ひもと)くと、これほど平和が続いた例はまれです。議論はありますが、戦後の日本人が政治・経済・芸術・文化などあらゆる分野で、過去のあり方への反省を踏まえ取り組んできた成果だと思います。  基本にあるのは日本国憲法の理念でしょう。世界政治の厳しい現実からすれば、随分ナイーブで理想に走りすぎた感じがありますが、かえってそれが良かったのかも知れません。  平成も17年目。新世紀にふさわしい新しい日本を創る動きが進んでいます。憲法論議はもとより、三位一体の改革、義務教育制度の見直しや企業の統合など、大変革が目白押しです。  ただ心配なのは、こうした時の日本人特有の態度です。近視眼的に、古いものを何から何まで切り捨ててしまう。  130年を過ぎてバランスがとれてきた幕末維新の歴史観。100年で冷静に議論され始めた日露戦争。そして60年経ってようやく、戦前の芸術や生活など当時の文脈にそって語れるようになってきたことなど。  新しい仕組みが定着した時、以前のものをあたかもタブーであるかのようにすべて捨て去る態度は、今度こそ繰り返してはならないと思います。  60年の平和を100年続けるため、今を行動すべきでしょう。  8月は平和を考える月です。