◎当面する行政課題 ○高齢者健康事業のさらなる充実 ●敬老金・健康手当の見直しで高齢者施策を更に充実 (1)高齢者世帯などへ電球の取り替えなどちょっとした困りごと≠解決 (2)介護者の病気だけでなく旅行等の際の預かりで家族介護を支援 (3)災害時要援護者緊急避難プランを検討・作成 (4)高齢者健康診査項目の拡大・・・心電図や胸部X線検査を市独自で追加 (5)各種がん検診の受診率向上 ●新たな保険制度・後期高齢者医療制度を4月から円滑に開始・・・低所得者には保険料を軽減 ○子育て支援の充実・・・子育てしたいまち しやすいまち日野 ●ハード面の整備 (1)待機児解消に向け新たに保育所や認定子ども園を設置・・・定員数の増加へ (2)保育園等改革計画に基づく「保育園・学童クラブ施設改修・サービス充実計画」を推進・・・きめ細かい保育の充実へ (3)学童クラブの全員入所を堅持し、育成環境を整備・・・五小学童クラブなど開設 (4)子ども家庭総合相談、地域子育て支援の拡大 ●ソフト面の整備  次世代育成支援行動計画「ひのっ子すくすくプラン」を推進 (1)そだちあい事業として〈気になる子〉育成事業を充実 (2)ファミリーサポート・センターの提供会員を拡大。子育て・高齢者への事業を充実 (3)キャリアプログラム研修と、人材交流研修などで民間保育園と交流 (4)全小学校で放課後子どもプラン「ひのっち」の充実 ・スタッフの質的向上、「ひのっち」参加率向上とプログラムの充実 ・「ひのっち」の時間延長などによる学童遊び場開放事業 ○食育推進事業・・・テレビを見ないで朝ごはん・夕ごはん、安全安心でおいしい学校給食、地域で進めるみんなの食育 ●妊産婦を対象にインターネットで食事画像を分析、栄養指導を ●学校給食における地元野菜の割合を高める、中学校でテーブルマナー教室を実施 ●保育園での食育紙芝居を活用した朝食指導 ●生活習慣病予防・改善に向けた講演会、メタボリックシンドロームの予防を図ります ○安全で安心なまちづくりへの取り組み ●「災害に強いまちづくり」の実現を目指し「(仮称)防災まちづくり条例」の制定準備 ●被害者支援施策の具体的な推進に向けて、「(仮称)被害者支援基本計画」を作成、被害者、遺族等支援に対するPRを実施 ●児童・生徒の安全対策で、地域パトロール、スクールガードボランティアの充実 ○格差是正のため・・・様々な分野での取り組み ●ひとり親家庭の相談に専属相談員を配置 ●生活不安者に必要なメニューをサポート ●支えの必要な方へ雇用機会を ●セーフティーネット事業を検証・見直し ●公契約制度のモデル事業を実施 ○「日野人げんき!」プランと健診・健康づくり・・・高齢者のさらなる健康プランの充実 ●1万人に1人の保健師による地域保健活動事業を継続・・・新生児の全戸訪問など ●医療制度改革に伴う健康推進  (1)特定健診・特定保健指導を実施  (2)特定健診の受診率向上 ●「日野人げんき!」プランと健康づくり事業の充実・・・さわやか健康体操4,000人達成へ ●年金相談員を増員、相談事業を充実 ●「障害者保健福祉ひの5か年プラン」を推進、障害者(児)施策を拡充 ○学校施設の整備と教育環境の充実・・・「新子ども人口推計」に基づき ●「新子ども人口推計」に伴い学校施設・環境の見直し ●多忙教師サポート事業で小学校に市独自の講師等を配置 ●特別支援教育の推進・・・臨床心理士及び特別支援教育支援員を配置し、児童・生徒を支援 ●基礎学力向上に向け、指導体制の充実、基礎学力テスト実施、学校指導補助員等を配置 ●東光寺小の学校校庭の芝生化・・・都内最大規模の面積に ●日本一のICT活用教育を目指し、わかりやすい授業及び校務の効率化などで教育内容を更に充実 ○地域の特性を生かしたまちづくりを推進 ●平成22年完成に向け百草園駅・南平駅・平山城址公園駅でバリアフリー化 ●気軽に出かけられる交通網整備のため市内連絡バス及び丘陵地ワゴンタクシーを総合的に見直し、新しい交通網導入などを検討 ●放置自転車対策事業 ●団塊世代が明るく健康で地域に根づいた活動を行えるよう支援 ●都市農業サミットなどの開催 藝術文化の薫るまちづくり基本計画の策定作業へ ●藝術と文化が融合するまちづくりを目指し、有識者・市民を交えた懇談会を立ち上げ基本計画策定作業を開始 ●市民参画による「幻の真慈悲寺調査の会」の協力により、「幻の真慈悲寺」の発掘調査を継続 ●「(仮称)市民の森ふれあいホール」を、スポーツと市民のふれあいを目指し、地球温暖化対策を取り入れた施設に・・・ランニン グコストにも配慮を ●伝統文化の維持発展に地域力を更に活用。落ち葉たきや、里山維持、農地保全のため、たき火の復活に配慮 ◎【平成20年度予算】※詳細は5月1日号に掲載予定 持続可能な財政運営を視野に入れた厳しい予算  一般会計 494億1,000万円(前年度比4.1%減) ☆新年度予算のポイント☆ ●持続可能な財政運営 ●更なる行財政改革の推進 ●市民サービスは充実、公共施設等の整備事業は延伸 ●新たな医療制度や財政指標への対応 ○前年度比4.1%減となった主な要因 (1)経済環境の変化への対応(原油価格高騰、株式不安、国の動向の変化など) (2)基金(貯金)残高の確保と市債(借金)の抑制⇒いざというときのための備え (3)財政健全化に向けて(企業会計との連結決算、病院事業会計の経営健全化)  (4)学校校舎耐震化事業の完了、公共事業の延伸 将来的な財政負担への備え ⇒次の世代への負担軽減 ○主な歳入について ・市税 295億2,178万円(1.1%減) ⇒主に法人市民税の減によるもの ・国庫支出金 11.5%の減 ⇒小・中学校施設や道路整備の減によるもの ・基金からの繰入  (貯金の取り崩し) 43.5%大幅減 ⇒将来の財政運営に配慮 ・市債 29億7,500万円(8.9%の減) ⇒臨時財政対策債の抑制などによるもの ○主な歳出について (選択と集中による事業の推進) ・市立病院の経営健全化(6億9,257万円) ・高齢者の現金給付事業を見直し、「健康づくり」施策へ展開(3億9,501万円) ・子育てサービスの充実(吹上多摩平保育園開設など)(49億5,382万円) ・格差是正の施策(ひとり親家庭支援、生活不安者へのサポートなど)(5,928万円)  ・地球温暖化対策・・・ふだん着でCO2をへらそう・・・事業 (4,628万円) ・一番橋通りや緑橋の整備、(仮称)市民の森ふれあいホール建設など当面する行政 課題の推進(9億1,401万円) ・教育環境の充実(多忙教師サポート事業、特別支援教育ほか)(7億3,309万円) ・後期高齢者医療制度への対応(10億8,925万円) ○特別会計 総額445億8,066万円 (前年度比13.4%減) 4月から始まる後期高齢者医療制度に伴い、新たに後期高齢者医療特別会計が24億4,652万円の増となる一方、老人保健特別会計が90億 1,938万円の減となったこと等によるもの