紙面から お知らせ 三中が魅力ある学校に生まれ変わります…2 お知らせ 高齢者を市長がお祝い訪問…4 お知らせ 秋の交通安全市民のつどい…8 特集 日野市民文化祭…8 ご意見募集 日野市の農業を守ろう!第2次日野市農業振興計画のアクションプランを見直し 日野市の農業・農地を将来に向かって守るため、農業を取り巻く環境の変化及び農業者の意向を踏まえ、アクションプランを 見直しました。 見直しにあたっては、従来の施策の進ちょく状況などを検証し、内容の見直しを行いました。平成21年度以降の5年間に実施する アクションプランについて、ご意見をお寄せください。 問合せ先産業振興課 第2次日野市農業振興計画は、全国に先がけて平成10年に制定した「日野市農業基本条例」の中で掲げている農業施策を平成16から 25年度の10年間に進めていく指針として策定したものです。 計画には、4つの振興目標、5つの振興施策を定め、前半の5年間(平成16から20年度)に着実に事業を進めていく17のアクションプラン (行動計画)を掲げています。 後半の5年間(平成21から25年度)は、認定農業者やエコファーマーへの支援の充実など、継続して農業を続けることが出来る 環境づくりや農地を守っていく施策を盛り込みました。また、平成20年に完成した「日野市食育推進計画」に盛り込まれた 農業関連施策を新たに追加し、下図のとおり6つの振興施策と21のアクションプランで構成しています。 なお、このアクションプラン見直しにあたり、日野市農業懇談会(農業関係者や公募市民などで構成)委員や農業者からの意見を 反映しながら、見直しを行いました。 見直しで盛り込む主な事業 ○安定的な農業経営を進めていく農業者に対する市独自の支援策検討 ○環境に配慮した農業経営を行う農業者に対する市独自の支援策検討 ○滞在型農園など新しい市民農園の検討 ○体験や交流を主としたファーマーズセンター・農業公園の設置 ○学校給食における日野産農産物の受発注システムの改善 ○食育推進活動と農業振興との連携 ▼アクションプランを見るには 市役所1階市民相談窓口・3階産業振興課、七生支所、豊田駅連絡所、市内各図書館、環境情報センター、 JA東京みなみ本店・七生支店・日野支店や市ホームページでも見ることが出来ます。 ▼ご意見をお寄せください このアクションプランに対するご意見は、9月15日(火)までにFAXまたはEメールで。住所、氏名、電話番号を記入し、 〒191-8686 日野市役所産業振興課 (FAX 042・583・4483 sangyo_nousan@city.hino.lg.jp)へ 第2次日野市農業振興計画・アクションプラン 振興目標 ●今ある農地を次世代に残していこう ●農業・農業者を理解し、みんなで応援していこう ●農業者・市民・行政が協働(パートナーシップ)しながら進めよう ●農の恵みを市民も享受しよう 振興施策 @安心して農業の出来る環境づくり 個別のアクションプラン (1)農業を保全すべき地域を定め、農業者の発意により農業保全地域として指定します (2)農地を守るまちづくりを進めよう (3)次の世代に美しい農地を引き継いでいこう (4)水田を残し、日野の貴重な財産である用水を市民と農業者で守っていこう (5)経営改善により日野の農業を元気いっぱいにしよう A農業の担い手と仲間づくり 個別のアクションプラン (6)認定農業者制度を導入し、活力ある農業経営者を育成しよう (7)農業の担い手を育てていこう(農業のやりやすい税制を考える) (8)女性農業者を支援し、日野の農業の活力を高めよう (9)援農制度を確立し、日野の農業を応援しよう (10)「日野農業応援団」をつくり日野の農業を盛り上げよう B市民と農業者との交流・体験づくり 個別のアクションプラン (11)学校と農業者の連携により学童農園を充実させよう (12)ファーマーズセンターを市民と農業者の交流拠点にしよう C安全・安心な農産物づくり 個別のアクションプラン (13)市内どこでも、歩いていける所で日野産農産物が買えるようにしよう (14)学校給食に日野産農産物をもっと利用しよう (15)市民要望を農業者に伝えて、農産物の生産過程の情報開示をしよう (16)持続性の高い農業生産方式の導入を促進しよう Dひの農業ブランドづくり 個別のアクションプラン (17)日野の特産品を商品化し、「日野ブランド」づくりを進めよう E日野市食育推進計画との連携 個別のアクションプラン (18)家庭における食育の展開 (19)学校、児童館、保育所などにおける食育の展開 (20)地域における食育の展開 (21)その他の展開 定額給付金9月25日(金)までに申請を 定額給付金の申請期限は9月25日(金)(消印有効)です。お早めの申請をお願いします。 また、申請書(請求書)がお手元にない方はお問い合わせください。 (セーフティネットコールセンター 電話 042・582・5071) 新しい文明を創ろう 日野市長 馬場弘融(ひろみち) この原稿は8月半ばに書いた。今日から9月だが、選挙では大きな転換が起きていると予測する。いずれにせよ20年ほど続いた経済や 社会の激変を締め括(くく)る。それが今回の衆議院選挙なのだろう。 自治の分野でも分権及び参画・協働のうねりが強くなると思う。例えば環境分野では、ごみ改革からCO2削減まで一人ひとりの行動に 頼る方向が、当たり前になっている。「お返し大作戦」もその一つである。基本的には日常生活も行政サービスもコンパクト化を 目指すことになるだろう。 ただ不安がある。若者が未来に夢を持てなくなっていることだ。かつてジェームズ・ラブロック氏が名著「ガイアの復讐」の中で、 『持続可能な撤退』を考える時だと書いたが、切り詰める生活ばかり求められては、若者たちは明日に希望を持てない。 文明のメタボリックシンドロームは解消するべきだが、それだけでは新しい文明にはなり得ない。技術の世界で一層の奮発が 求められるところだ。 「脱ひとり勝ち文明論」という本がある。著者は慶応大学の清水浩教授。電気自動車の専門家。 21世紀文明はエネルギーと一人ひとりの行動が左右する。地球上のみんなが、今より豊かな文明を享受するには太陽エネルギーしか ない。課題は電池の技術だが日本は高いレベルを持っている。競争は激しいけれど今がチャンスだ、と言う。 若い皆さんは、日本発の新しい文明への扉を開いてほしい。