粗大ごみが増える 引っ越しシーズン到来! 知っていますか?ごみのこと 3〜5月は新生活を始める方も多く、粗大ごみが増える時期です。市のごみ・資源物の総量は減量傾向ですが、気を緩めずに 私たちの生活を見直して、みんなでごみゼロ社会を目指していきましょう。広報今号では、当市のごみについての課題を紹介します。 更にみんなで分別を徹底し、ごみを減らしましょう。 問合せ先:ごみゼロ推進課(電話:581−0444) 使い捨ての象徴! 「レジ袋」を断る人が1番多いお店はどこ? 市と「日野市ごみ減量推進市民会議」では、市内の大手スーパーマーケット9社20店舗に「レジ袋無料配布中止」を呼び掛けて います。市内で先陣を切って無料配布中止をしたのが「いなげや」で、いなげや栄町店でのレジ袋辞退率は約88%でした。更に、 それを上回るのは呼び掛け以前から実施していた「コープとうきょう」。コープとうきょう吹上店では辞退率91%で市内第1位 でした(昨年12月)。 可燃ごみのうち、もっとも大きなウエイトを占めるものは何? 家庭から出るごみ・資源物の56%が可燃ごみです。その半分が生ごみです。もしその生ごみを減らせば、市のごみは大幅に減り ます。 生ごみは、「食材を買い過ぎない」「食べ残さない」などの工夫ですぐに減量出来ます。今月中旬に各戸配布する「ごみ情報誌エコー」 でこのほかの減量方法を紹介します。また、下記のとおり生ごみ堆肥作り講演会を開催します。ぜひ、ご参加ください。 粗大ごみの数量が一年で1番多い月はいつ? 粗大ごみの数量が一年で1番多い月は12月、次が引っ越しシーズンの3月・4月です。 この時期は粗大ごみの収集申し込みが込み合います。また、収集効率を高めるために地区ごとに収集の曜日を決めていることもあり、 収集までに2週間くらいかかることもありますので、早めに日野環境保全(電話:581−4331)へお申し込みを。 「容器包装お返し大作戦」の成果はどのくらい? 買ったお店の回収ボックスにペットボトルなどの資源物を返してもらう「大作戦」。効果として生産者や流通者が資源の回収・処理 費用を抑えるため、ごみなどの発生が少ない商品を製造・販売することに取り組み、最終的には、ごみなどの減量が進み、市の公費 負担が減ることになります。 今年1月までに市が回収・中間処理した量は、昨年度に比べ、ペットボトルが約22%、トレー類が約30%減少しました。ご協力 ありがとうございます。引き続き各店のルールをお守りください。 クリーンセンターに集まる「事業系ごみ」はどのくらいあるの? 平成21年度のごみと資源物の合計である総ごみ量は、4万6千444トン。その16%にあたる7千335トンが主に事業系ごみ でした。 市では、学校給食の残りや、河川敷の刈り草などを民間施設でリサイクルし、事業所から搬入されたごみの抜き打ち検査・指導を 強化した結果、持ち込みごみを平成20年度から1千226トン減らすことが出来ました。さらに4月からは、持込手数料を改定し、 一層のごみ減量を促します。 まだ使える家具や衣料をごみにするのはもったいない!何か良い方法は? リユース(再使用)はリサイクル(再生利用)よりも良いごみ減量の方法です。下記の場所で不要品を引き取っています。詳細は 問い合わせを。 ■リサイクル事務所(万願寺6−5−6、電話:581−5960) 家具、照明器具などの再生・販売をしています。 日時:受付時間…毎日午前10時〜午後5時※年末年始を除く ■ひの市民リサイクルショップ回転市場 衣料品・日用雑貨などを低価格で販売しています。 ▼万願寺店(万願寺2−24−7万願寺タウンビル2階、電話:587−1781) 日時:営業時間…水曜〜日曜日午前11時〜午後5時30分※祝日も営業 ▼多摩平店(多摩平7−23−2、電話:587−8707) ※5月31日(火)まで一時閉店 日時:営業時間…火曜〜土曜日午前11時〜午後5時※祝日を除く クリーンセンターに持ち込むごみ処理手数料を改定 市では、クリーンセンターに持ち込まれるごみの減量・資源化を図るため、4月1日(金)から、ごみ持込処理手数料を改定します。 現在の手数料は、1キロ当たり25円ですが、実際のごみ処理経費と大幅な差が生じているため、42円に改定します。 家庭から出されたごみを持ち込んだ場合も適用されますので、なるべく市指定ごみ袋や粗大ごみの収集で排出するようお願いします。 なお、事業所の方は、各収集運搬許可業者にご確認を。 問合せ先:ごみゼロ推進課(電話:581・0444) 講演会〜家庭でつくる生ごみ堆肥 ひの・まちの生ごみを考える会主催で、生ごみを減らして元気な野菜をつくることをテーマに、生ごみリサイクルについて講演会を 行います。 日時:3月6日(日)午後1時30分〜4時、会場:生活・保健センター、講師:藤原俊六郎氏(明治大学農学部客員教授)、定員: 先着50人、申込方法:電話、問合せ先:ごみゼロ推進課(電話:581・0444) 四季のめぐみ 日野市長 馬場弘融(ひろみち) 厳しかった冬が過ぎ、ようやく水ぬるむ季節になりました。ああ日本には四季がしっかりあるなとあらためて思わせる、そんな ふるさと日野の春です。 木枯らしや凍えそうな雪に耐えていた若芽も小鳥もいのちの詩を歌いだします。人の心には新しい意欲を植えつけてくれます。 思い返せば去年の夏は連日の猛暑でした。冬なんてやって来るのだろうかと心配したくらいです。でも落ち葉の秋が過ぎれば厳しい 寒さがやってきた。移ろい循環する自然の有難さです。夏の反動かこの冬は一層冷えました。 人の身体は不思議。暑さにも寒さにも、少しずつ順応してくれます。還暦過ぎて、毎朝の縄跳びとジョギングを続けています。 七時前の気温は零度前後。頬や耳たぶがまず感じるのは痛いような冷たさです。でも節分を過ぎれば一段落。寒さに慣れた身体は 正直で、軽い運動で心地よく汗ばみます。冬から春への移り変わりは生きものにとって喜びなのでしょう。 美しき春日こぼるる手をかざし(汀女) とはいえ日野市はいまだ冬将軍の真っただ中。先ごろ日野自動車本社工場の移転が発表されました。多摩テックや東芝の撤退に続く 動きです。地域経済や財政はもとより、市民皆さまの意識にも大きな影響が出てこないか心配です。 戦前から七十年以上続いてきた工業都市・日野。その根幹に触れる事態です。明日のまちづくりについて、みんなで考えたい。 四季はめぐるし春は必ず来ます。日野市に春の恵みを呼ぶために気概を持って対処する所存です。