東北地方太平洋沖地震に際し、犠牲となられました方々に深甚なる哀悼の意を表するとともに被災された方々に心からお見舞い 申し上げます。一日も早い復旧、復興を心よりお祈り申し上げます。 日野市長 馬場弘融(ひろみち) 地震に関するお知らせは8面に掲載 自治に親しみ 自治を楽しむ 「公民協働」のまちづくりを更に深める 平成23年度を迎えるにあたり、市政への所信と新年度事業の骨子を申し述べ、市民の皆さまに、一層のご理解ご協力をお願い 申し上げます。 平成23年度市政運営の基本姿勢 私が幅広い市民の皆さまのご信任を得て、日野市長の職を担わせていただき、15年目を迎えます。 基本姿勢は、就任以来全く変わっておりません。 日本国憲法の理念のもと世界の恒久平和を目指しつつ、3つの基本、「市民参画」「環境にやさしい」「経営感覚」を貫いて参りました。 また「次の世代に美しいふるさとを渡そう」を継続するスローガンとして、市政運営に邁進(まいしん)しているところであります。 今年の市政のテーマを「自治に親しみ 自治を楽しむ」といたしました。昨年テーマとした「公民協働〜まちの将来を見据えて」を さらに一歩深めたいのです。一人ひとりの市民の皆さまが主体的にまちづくりにかかわり、日々の施策に親しみつつ、楽しみながら 参画出来る市政運営を目指して参ります。 なお、ご承知のとおり、日野自動車本社工場が平成32年までに段階的に移転することが方向付けられました。税収や雇用の面に 限らず、まちづくり全般から市民意識のありように至るまで、その影響は計り知れません。 いよいよ日野のまちづくりを根本的に考え直すべきであり、新たな決断が求められているとの認識であります。 およそ70年前、私たちの先輩は、大企業の工場を誘致するという見事な決断を下しました。この決断に学ぶとともに、議員各位 ならびに市民の皆さまからも広く英知を集め、これまでとは異なる視点での公民協働によるまちづくりに取り組んで参ります。 平成23年度の主要事業 当面する行政課題への取り組み 【参画協働のまち】 ▼「自治に親しみ 自治を楽しむ」への取り組み 公民協働を更に深め、市民の皆さまと共に事業に取り組みます。 @平成25年の市制施行50周年記念行事準備 A第68回国民体育大会開催に向けた準備 B(仮称)市民の森ふれあいホールの建設・開設 C公民協働条例の制定に向けた検討 D第2次環境基本計画における市民の推進体制の強化 E地域主権戦略大綱に基づく事務権限移譲への対応 ▲平成24年3月オープン予定の(仮称)市民の森ふれあいホール ▼健全な行財政運営・財源確保の取り組み 次世代へ引き継ぐ確かな行財政運営を進めます。 @第4次行革大綱・実施計画の推進 A日野市財政計画の策定 B市立病院改革プランの推進 C市税などの収納環境の整備と滞納整理の強化 D公共施設の在り方の検討と更新 ▲より健全な経営で市立病院を運営します ▼協働の推進 @コミュニティ活動への支援 A市民活動(NPO)への支援 B広報・ホームページからの情報提供強化 【子どもが輝くまち】 未来を担う子どもへの事業と子育て世代が安心して生活出来るまちづくりを進めます。 ▼子育て支援の充実 @民間保育園開設・運営支援として、日野駅前かわせみ保育園、第二暁愛児園の2園を開設、栄光平山台保育園の定員増加 A学童クラブ育成時間延長の試行 B学童クラブで気持ちの切り替えの苦手な子どもへの対応としてクールダウン室を整備 C親の子育て力向上支援の充実・強化 ▲学童クラブで放課後も安心して遊べます ▼ひのっ子教育の推進 @通常の学級で特別支援教育の視点を生かした指導方法「ひのスタンダード」の取り組み・推進 A発達障害などにより、学習に困っている児童への教育支援としたリソースルームを小学校全校へ拡充 B子どもの体力、運動能力の向上への取り組み C小・中学校普通教室冷房機設置 【健やかでともに支え合うまち】 真に支えの必要な方への支援を進めます。また、市民の方の健康増進に取り組みます。 @特別養護老人ホーム(ショートステイ8床含む90床)の施設整備を支援 A栄町2丁目に高齢福祉・障害福祉事業の複合福祉施設を整備 B平成26年度開設の発達支援センターに先立ち相談業務を実施 C自殺対策条例に基づく基本計画を策定 Dヒブ・子宮頸(けい)がんワクチンなどの接種を実施 E生活・保健センター(仮称)健康サポートルームの活用 ▲予防接種で感染性疾患から子どもを守ります <2面につづく>