ふだん着でCO2をへらそう特集号 【問合せ先】 日野市環境共生部 環境保全課 電話  042−585−1111(代)  FAX 042−583−4483 メール kankyo@city.hino.lg.jp CO2をへらそうキャラクター 「エコクマ」「エコアラ」  今年3月の東日本大震災による原子力発電所の事故などにより、今年の夏は電力が不足し、節電に対する機運が高まりました。電力不足は長期化が見込まれ、今後もより一層生活の中での省エネルギーが求められています。  これに先立ち、市では、平成20年8月から地球温暖化対策として「ふだん着でCO2をへらそう事業」を市民の皆さまと進めています。  今回の特集号では、4年目を迎えたこの事業の成果の報告と、省エネに向けたライフスタイル見直しのヒントを掲載します。 問い合わせ:環境保全課 今こそ 生活スタイルを見直そう  先人たちは、少し不便な生活ではあったかもしれませんが、季節ごと、地域ごとに知恵を出し工夫しながら自然とともに暮らしてきました。  現代人は、多くのエネルギーを消費することにより物質的に恵まれた便利で快適な生活を手に入れてきましたが、それにより地球温暖化を招いてしまいました。そのため地球上のさまざまな所で、集中豪雨による災害や、干ばつによる食糧危機など、地球温暖化による影響が出てきています。  私たちは未来の子どもたちのためにも、今こそ、自らの生活スタイルを見直す時期にきているのではないでしょうか。 「ふだん着」で できることからはじめよう  地球温暖化の問題は、待ったなしで取り組まなければなりません。そのため、この事業は、行政だけでなく市民、事業所の皆さまと一緒に実行委員会を組織し、市を挙げて取り組んでいます。  事業名の「ふだん着」には、2つの思いが込められています。一つは「普段着」を着るように、まずは肩肘張らずにできる事からはじめよう、というものです。もう一つはその行動を「継続して(不断)」取り組んでいこう、という意味です。 市民の皆さまとともに 宣言数は28,008世帯・2,274事業所  事業の主な活動は、省エネの具体的なメニューを市民の皆さまに示して、世帯ごと・事業所ごとに、生活スタイルを見直し、省エネに取り組むことを『宣言』してもらうことです。現在、宣言数は28,000世帯・2,200事業所を超えるまでになっています。  これは、市職員はもとより、市民ボランティアの皆さまが、住宅、事業所の一軒一軒に戸別に訪問して呼び掛けた結果です(写真)。  これらは、これまで日野市が市民の皆さまとともに協働で進めてきた環境先進市としての取り組み成果の一つと言えるのではないかと考えています。  実行委員会は、この市民一人ひとりの宣言を全国に発信し、今後も低炭素社会の実現を呼び掛けていきます。 「継続して(不断)」取り組む  省エネの取り組みは継続することが大切です。  実行委員会では、市民の皆さまの実際の取り組み状況を把握するため、宣言された方にアンケート調査を行っています。  これらの情報は、生きた情報として、広報や宣言者へのたよりを通じて市民の皆さまにお知らせしています。アンケートなどへのご協力を引き続きお願いします。 これからの事業  「ふだん着でCO2をへらそう事業」は、今年で4年目になります。当初「普段着」で始めた方は、そろそろもう一段階ステップアップして、さらに消費エネルギーの少ない生活を目指してはどうでしょうか。  今後もこの事業で、市民の皆さまの生活スタイル転換をさらに後押しするため、幅広い角度から活動を展開していきます。